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記録ID: 1627197
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ハイキング
甲信越

日尊の倉山(会越国境線上の山)

2018年10月22日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
2.6km
登り
139m
下り
126m

コースタイム

日帰り
山行
2:30
休憩
0:40
合計
3:10
7:50
70
日尊の倉山登山口
9:00
9:40
80
日尊の倉山
11:00
日尊の倉山登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
うっそうと茂るブナの会越林道を進む
2018年10月22日 07:17撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 7:17
うっそうと茂るブナの会越林道を進む
会越国境
2018年10月22日 07:37撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 7:37
会越国境
会津側は交通止め
2018年10月22日 07:38撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 7:38
会津側は交通止め
日尊の倉山登山口
一見はっきりしないが良く見れば踏み跡は有る
2018年10月22日 07:51撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 7:51
日尊の倉山登山口
一見はっきりしないが良く見れば踏み跡は有る
ブナと笹竹の道
2018年10月22日 08:01撮影 by  Canon IXY 640, Canon
4
10/22 8:01
ブナと笹竹の道
赤い木の実
2018年10月22日 08:05撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 8:05
赤い木の実
ツルリンドウの実
行動中見つけた珠玉の一個
2018年10月22日 08:13撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 8:13
ツルリンドウの実
行動中見つけた珠玉の一個
山間は霧に埋められている
遠方は矢筈岳のつながりか
2018年10月22日 08:31撮影 by  Canon IXY 640, Canon
4
10/22 8:31
山間は霧に埋められている
遠方は矢筈岳のつながりか
狢ヶ森山方面を振り返る
2018年10月22日 08:31撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 8:31
狢ヶ森山方面を振り返る
日尊の倉山方面 藪は濃い
2018年10月22日 08:39撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 8:39
日尊の倉山方面 藪は濃い
切跡を拾う
2018年10月22日 08:45撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 8:45
切跡を拾う
ブナの葉は落ちて明るい薮中を進む
2018年10月22日 08:56撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 8:56
ブナの葉は落ちて明るい薮中を進む
日が眩しい
2018年10月22日 09:00撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 9:00
日が眩しい
ブナの古木 木がらみが巻き付いている
2018年10月22日 09:03撮影 by  Canon IXY 640, Canon
4
10/22 9:03
ブナの古木 木がらみが巻き付いている
歴史を感じさせる武骨なブナの古木
2018年10月22日 09:03撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 9:03
歴史を感じさせる武骨なブナの古木
同上 苔むした根元
森林生物遺伝資源保存というのはこういう資源を保存していくという事かも
2018年10月22日 09:03撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 9:03
同上 苔むした根元
森林生物遺伝資源保存というのはこういう資源を保存していくという事かも
豪雪によって削り取られた霧来沢源頭部の山肌
左手最高峰が御神楽岳
中央奥霞んで見えるのが安達太良山
2018年10月22日 09:31撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
10/22 9:31
豪雪によって削り取られた霧来沢源頭部の山肌
左手最高峰が御神楽岳
中央奥霞んで見えるのが安達太良山
真ん中の鉾のような突起が笠倉山
2018年10月22日 09:28撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 9:28
真ん中の鉾のような突起が笠倉山
三等三角点
2018年10月22日 09:41撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 9:41
三等三角点
いい雰囲気だね
2018年10月22日 09:49撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 9:49
いい雰囲気だね
これは何の実
2018年10月22日 10:06撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
10/22 10:06
これは何の実
川内山塊の山並み
最高峰は矢筈岳
2018年10月22日 10:15撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 10:15
川内山塊の山並み
最高峰は矢筈岳
ブナの黄葉
2018年10月22日 10:28撮影 by  Canon IXY 640, Canon
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10/22 10:28
ブナの黄葉
たまに赤い実が
2018年10月22日 10:37撮影 by  Canon IXY 640, Canon
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10/22 10:37
たまに赤い実が
藪道が続く
2018年10月22日 10:52撮影 by  Canon IXY 640, Canon
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10/22 10:52
藪道が続く
藪道も終わりに近い
2018年10月22日 10:53撮影 by  Canon IXY 640, Canon
10/22 10:53
藪道も終わりに近い
帰ってきた
2018年10月22日 10:59撮影 by  Canon IXY 640, Canon
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10/22 10:59
帰ってきた
ブナの黄葉の道を下る
2018年10月22日 11:18撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
10/22 11:18
ブナの黄葉の道を下る
良い景色なのだが写真にするといまいちだ(-_-;)
2018年10月22日 11:28撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
10/22 11:28
良い景色なのだが写真にするといまいちだ(-_-;)
同上(笑)
2018年10月22日 11:37撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
10/22 11:37
同上(笑)
声なし
2018年10月22日 11:37撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
10/22 11:37
声なし
下山後里から飯豊連峰大日岳の稜線
この辺では別格の雰囲気を持つ山だ
2018年10月22日 13:24撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
10/22 13:24
下山後里から飯豊連峰大日岳の稜線
この辺では別格の雰囲気を持つ山だ
撮影機器:

感想

日尊の倉山と狢ヶ森山は会越(峰越)林道を挟んで相対する。どちらも峠から一時間程度なので一回の山行で登りたい山だ。しかし、二座を一度で登る人はそう多くは無いようだ。狢ヶ森は一等三角点、日尊の倉は三等三角点。その違いがそうさせるのかもしれない。狢ヶ森山に登ったのは2003年の秋、15年も前のことだ。私は一日で二座を登ろうとしていた。ところがそれは叶わなかった。登山口まで6.3km手前で橋が流出していて、そこから往復歩くことになったからだ。

神さんと一緒だったし、日尊の倉山は見晴らしもあまり良くないと聞いていた。二座登頂は難しくなったので狢ヶ森山だけに絞って林道を歩く。すると後方から車がやってきた。どこへ行くのかと聞かれたので事情を話すと登山口まで乗せてくれた。福島県側からは通行可能で、キノコ採りの帰り道だという。車があるのは気付かなかったが枝道が有ったのでそちらに入っていたのであろう。それで難なく狢ヶ森山には登ることが出来た。帰りの6.3kmを歩くのには変わりはないが、これはどうしょうも無い。下り坂だという事だけが救いである。

狢ヶ森山の登山口はテープが下がっていて直ぐにわかった。踏み跡もしっかりしていて難なく山頂に着いた。これなら日尊の倉山も行けるかなどと考えながら休んでいると年配の男性がやって来た。彼は、栃木県那須の別荘地に定住して、全国の山を登り歩いているのだという。別荘というと避暑というのが一般的だが、最近は「定年後定住」というのがはやりらしい。若い時から勤務先の山岳会で活躍し、今は、家に帰るのは、登山の疲れを取る時だけ、という生活を送っているらしい。

狢ヶ森山は、過去2回トライしているが、林道が閉鎖されていたり、大雨だったりで、今回ようやく山頂に立てたとのことだった。私は、帰りの時間が気になったが、これも多生の縁、しばらく山談義に花を咲かせた。彼の人なつっこそうな笑顔がそうさせたのである。彼は「津川に抜けるので、送りますよ」と言ってくれた。有り難いが「橋がない」と言うと、「道路の状況も見たいので」と、橋の手前まで、わざわざ送ってくれた。まったく思いもかけないことで、本当に有り難かった。

私が、狢ヶ森山のような展望は期待できない日尊の倉山にこだわるのは「越後山脈森林生物遺伝資源保存自然林」に日尊の倉山の名前があると知ったからだ。それに日尊の倉山という固有名詞が無ければ狢ヶ森山だけで満足し、日尊の倉山には登らなかったと思う。気にはしていたのだが、それからもたびたび林道の通行止めは続いた。たまたま阿賀町のホームページを開くと、9月26日に新潟県側だけだが開通したことを知る。この機会を逃したら一生登ることは出来ないかもしれない。そう思うと何としても登りたくなって決行となる。

朝5時出発。天気予報は快晴。絶好の登山日和だ。峰越(会越)林道は一か所段差が出来ていて、エー!ここを行くの、と思ったが何とかスルー出来た。やっぱり一筋縄とはいかない山域である。峠には駒止めがあり、そこから先は通行止めである。誰もいないだろうと思っていたら、ワゴン車と軽自動車の先客あり。ワゴン車の人の姿は無かったが、軽自動車の方は2人組で写真撮影行とのことだった。

朝露を嫌って長靴で登るが、それは殆ど無かった。あまり歩かれていないようで笹竹は背丈ほどもある。まあ、しかし、良く見れば踏み跡だ、というのは分かる。ところどころピンクのテープ有り。ナタメ・テープ・踏み跡など雰囲気で“登山道”と判断して進むような感じである。藪に戻ったといってもいいような状態だ。年季の入ったブナの木が目立つ。それが越後山脈森林生物遺伝資源保存自然林に選ばれた由縁であろうか。

県境線上を辿って行き最高点に着いたらそこが日尊の倉山だ。しかし、あるはずの三角点が無い。地図を見るまでもなく、三角点は山頂に記載されていることが多い。山頂といっても点では無くある程度の広さは持っている。草も生えているし岩塊や灌木もあって簡単に見つけられないことも有る、と思っては見るが、一発で見つけることが出来ないのは、やっぱり情けない。

前方には、豪雪によって削り取られた御神楽岳の山肌が露わである。雪蝕崖(アバランチシュート)は川内の山々の特徴的な山肌だ。その右方向に笠倉山。鉾のような形の笠倉山は直ぐにわかる。御神楽岳の向こうには安達太良山が連なっている。沼の平の赤茶けた爆裂火口からそれとすぐに分かる。右上がりの会津の明神ヶ岳。磐梯山は見えていれば分かるが確認できず。全体にぼんやりした天候で日光の山とか大雑把にしか断定できないのだ。それにしても山が多い。日本は山だらけである。

帰りは、三角点を探しながら進む。三角点は、測量の基準になる点だから他の三角点から見えることが基本である。だから高いところで測量標などの設置作業がしやすいところだ。そんなところを辿って行くと三角点は有った。刻まれた文字ははっきりとは読めないが「三」と刻まれているのは分かる。おっ、ヤッター!! プチ、歓喜。写真に収めて一応山登りを趣味とする者の面目が立つ。やれやれ。

後は踏み跡を外したところもあるが問題なく進み登山口へ戻る。峠には誰もいなかった。山頂付近では気付かなかった磐梯山が見える。那須岳方面の山々が一望できるが固有の山名は特定できなかった。しばらく眺めていると軽トラックがやって来た。雑多な言葉を交わしたが、彼はちょっと先へ行ってみると言って車止めを動かして進んで行った。地元の人であろう。通り抜けは出来ないので途中で茸でも採って戻るつもりなのであろう。

朝は雲海で埋められていた谷間から雲海は消え、全山ブナの黄葉が陽に映えてまばゆいばかりである。いい秋の風景である。幾度となく車を停め、写真を撮りながら山を降りる。

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