表妙義・相馬岳コース〜相馬岳北稜(上部)〜相馬沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 682m
- 下り
- 695m
コースタイム
-11:18相馬岳11:30-13:28相馬岳北稜・仙人窟-15:52一般道(妙義湖最上部)
天候 | 曇り、やや風あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎登山ポストは「国民宿舎・裏妙義」前の入山口にあります ◎「国民宿舎・裏妙義」にて日帰り入浴ができます(400円) ◎縦走コース分岐手前の長い鎖場は積雪が15cmぐらいあり、鎖の一部が雪の下に埋まっています ◎相馬岳北稜(ハサミ岩までの上部)は全体的にルートファインディングが難しいと思いました。相馬沢を下りましたが苦労しました (チョックストーンの滝4m?はロープ必要です) ◎一部に積雪がありますのでアイゼンが効果的でした(6本爪を使用しました) |
写真
感想
先週に続いて相馬岳コース(国民宿舎・裏妙義前から)から入山しました。今回は国民宿舎・裏妙義前〜相馬岳〜相馬岳北稜(上部)〜相馬沢を歩いてきました。相馬岳北稜からはバリエーションルートで、ルートファインディングに苦労しました。相馬岳からの下りはしばらく順調でしたが、相馬岳北稜と富士支稜の分岐付近、および相馬沢左岸で迷ってしまいロープを出しました。いずれも斜面(雪と落ち葉で滑りやすい)をトラバースする時に身動きできない状態になってしまいました。特に相馬沢左岸の斜面に入ってしまった時は難渋しました。ここは傾斜がきつく、ようやく掴めた立木にスリングで確保し、片手は立木に抱きつくようにしてザックからロープを取り出しました。ところが取り出したロープがからんでこの始末に結構な時間を取られました。足はアイゼンを着けたままであったので、滑るのを防ぐことができて幸いでした。12mぐらいの懸垂下降でしたが、降りた時には「疲れた、ああ~良かった」と実感しました。
今回の目的の一つに「仙人窟」を見ることがありました。ここには、岩窟・岩庇・岩が開いた石門のようなものがあり、どれを「仙人窟」というのか知りませんが、星穴に到達した時と同じような大きな感動がありました。
相馬岳コースにも鎖場が多くありますが、鎖が錆びていて総じて劣化が進んでいるものと思います。鎖を掴む場合は必ず確認する必要があります。
この時季の妙義山(中間道等の一般コースは除いて)は入山者がほとんど無く、山の地図に記載がある登山道でもトレースはほとんど無く、雪と落ち葉で滑りやすくそれなりのリスクを覚悟しての入山が必要と感じました。
私自身バリエーションルートへの魅力を知ることになりました。さらに難度の高いルートへとエスカレートすることも予想されます。ここでの遭難となると、家族はもとよりさまざまな方たちに迷惑が及ぶのも事実です。
私の妙義山のシーズンは11月から翌年の2月ごろまでとしています。次のシーズンが始まるまでに、技術力・一人登山(基本的に単独行が多い)・体力の衰えなどのさまざまなリスクを含めて、妙義山の楽しみ方をよく考えたいと思います。
コメント
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ozesaiさん、こんばんはs4redsです。
私の登山原点であり、故郷妙義の山レコを楽しく拝見させていただきました。
過去に裏妙義は30回程登っていたのですが、表は0でした。何故か裏妙義派?でした。
(あの頃はお金がなかったからかな..横川から歩いて行けたから)
妙義湖から相馬岳コースもあったのですね。
広河原やロックガーデンにテントを張った記憶が懐かしいです。
裏妙義の烏帽子沢で頭大の落石が頭上30CMを飛んでいき,生きた心地がしなかった記憶もあります。
30年近くも昔ですが。
今の妙義はずいぶん難易度があがっているようですね。
おまけに、今回は雪もついていて。
ヘルメットにザイル(ロープ)は必需品ですね。
懸垂もありですね。
興味深く読ませていただきました。
やっぱ妙義はいいですね。
こんばんわ、s4redsさんコメントありがとうございます。
裏妙義に30回すごいですね。
私もほとんど表妙義に行ってたのですが、去年の11月に30数年ぶりに丁須の頭に登ってきました。
丁須の頭のテッペンは、昔上がった時とイメージが違っていました。(もしかしたら昔は肩までだけだったのかも知れません)
谷急山へも行きましたが良いですよね。
裏妙義・表妙義、そして高岩なども含めて妙義は変化があって面白い山域だと思います。
4月下旬から10月までは尾瀬を楽しんでいますので、11月になったらまた妙義を楽しみたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
ozesaiさん、こんばんは。
雪の妙義山でのルート・ファインディングは、ozesaiさんならではの楽しみ方ですね。
たっぷりと写真を楽しませていただきました。
(臨場感があるので尚更です)
ただでさえ荘厳な岩峰が、冬空の下で雪をかぶると、一層荘厳になるのがわかりました。
(雪を被った金洞山は、特に荘厳になるのですね…)
自分の妙義再訪は、今のところ、春頃になってからと考えてます。
予定では、高岩、丁須の頭(〜谷急山あたり)です。
(※国民宿舎〜相馬岳も面白そうですね)
妙義に向かう場合は、是非、ご連絡させていただきます。
nabekaさん、こんにちわ
どうもバリエーションルートの病み付きになったようです。といっても一年中は行けないので、灌木の葉が落ちて見通しの良くなる11月〜2月頃まででしょうか。
他の人を見ることもなく、目的地をひたすら目指す山歩きの魅力、何なんでしょうか。
この年でまだチャレンジの気持ちが残っているんでしょうか?、あと数年は楽しみたいと思っているんですが...
nabekaさんもいろいろチャレンジされていますよね。
ブログで照会されている、八海山・剣岳などへ出かけてみたいと思っています。
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