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Yamareco

記録ID: 1763945
全員に公開
アルパインクライミング
道北・利尻

利尻山南稜

2019年03月17日(日) 〜 2019年03月19日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
18.4km
登り
1,696m
下り
1,694m

コースタイム

【時間とルート】
3月17日:晴れ
林道入り口(9:30) P1200 (13:20-40) 最低コル付近=C1 (16:00)
除雪は林道入り口まで。晴れた利尻に笑われながら汗かいて林道歩き。モービル軍団とBC軍団がいた。大曲からスノーシュー。P1200位から一気に稜線が細くなりEP。P1300で25mほど懸垂。その後も雪稜やトラバースなどこなしつつ進む。ヤムナイ沢側に30mほど懸垂して最低コル付近でC1。

3月18日:晴れ⇒ガス・風雪
C1 (5:30) 大槍肩 (7:20) P2頭 (8:40) P2P1コル (9:45) バットレス基部=Ω2 (12:15)
テン場出て少しして雪壁を登り、そこから雪稜。雪庇出ており慎重に行く。一箇所段差を越えるのにトップ空身でザイルFIX。大槍手前の岩峰は左から捲いたのちクライムダウンしてから正面左のルンゼを登って肩に出る。去年の反省を見事に生かす。そこからトラバースしてP2とのコル。P2は雪のついた岩稜。途中からザイル1P30m出す。P2頭から2回の懸垂でP1とのコルへ。この頃から視界不安定になり風も強まる。時折姿を見せるバットレスに見入る。P1は正面の大きなルンゼを登る。上部のルンゼの基部までは雪壁を登りそこから1p50mザイル出した。支点取りづらくランナウトしたが気分が乗っていて楽しかったらしい。バットレスの基部まではクライムダウン。M,Hで視界ない中を探り探り右ルート2p分偵察兼ザイルFIXしに行く。その間Fイグルー作り。バットレス基部に半イグルー。地面が出てきてギリギリだった。

3月19日:ガス⇒快晴
Ω2 (9:15) 南峰肩 (15:50) 北峰 (18:30-45) 野営場 (21:30) セコマ (22:15)
低気圧の前面の晴れを狙って出発。基本TOP空身で登ったあと懸垂で戻り、その後全員全装で全力ユマール。1,2p目は昨日FIXしたロープを使用。
1p:M、基部から岩壁を右にトラバースし探り探り雪壁を登り凹角取り付まで。偵察の帰りに分かったが、素直に基部から直上すればよかった。
2p:25m、M、浅い凹角を弱点を突きながら登る。チムニーを抜けてテラスまで。
3p:35m、H、弱点を突きつつ直上気味に一段のっこすと傾斜が緩くなり、次の壁の基部まで。岩がもろい。
4p:40m、M、カンテ状を左に回りこみハイマツが凍りついた雪壁を直上してハイマツテラスまで。
5p:45m、F、ハイマツに埋まったS字ルンゼ(?)を登りバットレスの抜け口まで。
南峰は基部を一応ザイル出してトラバース。本峰へはTOP空身で急なリッジを登る。雪が崩れて大変。快晴満月の下穏やかなピーク。礼文や稚内の灯も見える。月明かりやモービルトレースに導かれ下山。月明かりに浮かぶ利尻が妖しくカッコよく聳えていた。
天候 記録に記載
過去天気図(気象庁) 2019年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 飛行機
コース状況/
危険箇所等
入山前に積雪があったようで比較的雪はあった.
その他周辺情報 温泉12:00-21:00
フェリーから利尻
2
フェリーから利尻
P1200付近
P1300からの懸垂
最低コル付近のテンバ
1
最低コル付近のテンバ
二日目、一段空身でのっこしたところ
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二日目、一段空身でのっこしたところ
大槍へ向かう
大槍を登る
P2の登り
P2からの懸垂1p目
ガスが切れバットレスが姿を現す
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ガスが切れバットレスが姿を現す
P1とバットレス
バットレス基部のイグルー
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バットレス基部のイグルー
三日目、バットレス1p目
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三日目、バットレス1p目
2p目、壁のスケールが大きい
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2p目、壁のスケールが大きい
2p目チムニーの抜け口
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2p目チムニーの抜け口
振り返ると大槍
南稜と仙法志稜を振り返る
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南稜と仙法志稜を振り返る
南峰の基部をトラバース
2
南峰の基部をトラバース
影利尻と満月
ピーク。穏やか。
4
ピーク。穏やか。
月明かりで下山

感想

去年のリベンジ。学生生活最後のピークを快晴満月の利尻で迎えられて嬉しい。よく分からないが、よく分からない何かに感謝したい気持ちでいっぱいになった。

24歳になった こういうでかい山行の最中に年を取れるとうれしい
来年、学生最後の山はどこになるかな
何はともあれ二人の先輩に感謝

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