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Yamareco

記録ID: 177085
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ハイキング
奥秩父

天気回復のはずが・・・・周回コースで笹子雁ケ腹摺山へ

2012年03月24日(土) [日帰り]
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GPS
07:00
距離
17.8km
登り
1,190m
下り
1,204m

コースタイム

8:30景徳院バス停駐車場
景徳院の前から道標があります。集落の中を歩き、一般の民家の庭を通り獣よけの防護柵を抜け、氷川神社を越えると登山道らしくなります。ここから大鹿峠までは緩やかな登りで、途中、杉の営林や送電線の鉄塔下を歩きます。
9:50大鹿峠
大鹿峠からは、九十九折りの登りになり、所々ドロドロで滑りやすい箇所もあります。しばらく登ると、広い尾根に出て、勾配も緩やかになり日当たりが悪いところには雪が残っています。(でも凍結はしていませんでした。)
10:35お坊山
お坊山の山頂は、狭くて雑木に覆われています、西側の斜面が刈られているので晴れていれば、甲府盆地の奥には南アルプスや金峰山の稜線がよく見えますね。
ここからは、一旦下り、数度のアップダウンを繰り返すと米沢山へと到着します。
11:10米沢山
米沢山も、お坊山と同じく、あまり広くはなくて雑木に覆われていますが、南西側斜面が刈り払われているので南アルプスの方角の展望が良いようです。
ここからが、本日の山行の核心部だったようで、稼いだ高度を一気に下げると、岩混じりの急坂に2か所の鎖場まで出てきます。南側の斜面なので雪が残っていないことがラッキーでした。鎖場を通過すると尾根が次第に細くなり、笹子雁ガ腹摺山の最低鞍部からは、とても滑りやすい、ドロドロのかなりきつめの急登となります。登山道から少し外れながら、堆積した落ち葉の上を歩きました。
12:10笹子雁ケ腹摺山12:20
こちらの山頂もとても狭いですが、秀麗富獄十二景の四番山なので美しい富士山を期待しましたが本日は、雲の中でした。
ここからは、地図上には急登と記されているので、滑らないかと少し不安でしたがしっかりとよく整備された登山道でした。
予定では、一旦下ってから日影へと降りる登山道を歩く予定でしたが、見落としてしまったので仕方なく緩やかな登山道を直進して笹子峠を目指して歩きました。
12:55笹子峠
笹子峠からは、舗装された林道歩きです。途中で道路の約1/3ほどが、10mくらい川底に崩落した個所がありました。この箇所があるため、林道は昨年の9月から通行止めとなっているようです。
15:30景徳院バス停駐車場
天候 曇り時々、少しだけ晴れ間、そして強風
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道路、大月インターチェンジから国道20号線で笹子トンネルを抜け、「道の駅甲斐大和」を過ぎて、「景徳院入口」の信号を右折して、景徳院バス停の駐車場まで自家用車にて。駐車場は、15台ほど可能です。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストはありません。登山道はよく整備されており、道標も要所に設置されていて、安心して歩くことができました。
 予定では下山路として、笹子雁ケ腹摺山の山頂からJRの送電線巡視路なるコースを下るつもりだったのですが、完全に見落として進んでしまい(というよりも、あまりにも急に風が強くなり、道を探すのを忘れてしまって歩いてしまいました。)結局、笹子峠まで出てしまい林道歩きになってしまいました。今回の反省事項ですね。平常心が大切です。
景徳院の脇を登って、登山スタートです。天気は曇りですが、天気予報では昼前には次第に晴れるハズです。
2012年03月24日 08:31撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 8:31
景徳院の脇を登って、登山スタートです。天気は曇りですが、天気予報では昼前には次第に晴れるハズです。
民家の庭を抜けて、獣柵を開けて進みます。電気柵と書いてあったので、少しビビリながら開けましたが感電?はしませんでした。
2012年03月24日 08:40撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 8:40
民家の庭を抜けて、獣柵を開けて進みます。電気柵と書いてあったので、少しビビリながら開けましたが感電?はしませんでした。
未明までの雨で、落ち葉が堆積した登山道は、シットリとしています。辺りにはモヤが掛かっていますね。いい感じの登山道です。
2012年03月24日 21:02撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 21:02
未明までの雨で、落ち葉が堆積した登山道は、シットリとしています。辺りにはモヤが掛かっていますね。いい感じの登山道です。
登山道脇には、手作り風の可愛い道標がありました。このあたりで汗をかいてきたので、長袖シャツ1枚になりました。
2012年03月24日 09:12撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 9:12
登山道脇には、手作り風の可愛い道標がありました。このあたりで汗をかいてきたので、長袖シャツ1枚になりました。
空は、所々青空が見え始めて、太陽の陽射しもさして来ました。天気予報のとおりになってきましたね。
2012年03月24日 21:02撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 21:02
空は、所々青空が見え始めて、太陽の陽射しもさして来ました。天気予報のとおりになってきましたね。
送電線の鉄塔の真下を歩きます。かなり高い鉄塔です。
2012年03月24日 09:23撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 9:23
送電線の鉄塔の真下を歩きます。かなり高い鉄塔です。
お坊山に到着しました。お坊山の由来は、むかし笹子に住んでいた娘が恋に破れて池に身を投げ、その怨霊が大蛇となり、旅人を悩ませ、そこに通りがかった親鸞が南無阿弥陀仏を百の仏の小石に書いて池に投げ入れて鎮めたということです。私は、山容がお坊さんの頭の形に似ているからと思ってしまいました。
2012年03月24日 10:36撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 10:36
お坊山に到着しました。お坊山の由来は、むかし笹子に住んでいた娘が恋に破れて池に身を投げ、その怨霊が大蛇となり、旅人を悩ませ、そこに通りがかった親鸞が南無阿弥陀仏を百の仏の小石に書いて池に投げ入れて鎮めたということです。私は、山容がお坊さんの頭の形に似ているからと思ってしまいました。
晴れていれば、聖岳、赤石岳、荒川岳まで見えるらしいのですが、本日は南アルプスには雲が掛かってしまっています。
2012年03月24日 10:37撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 10:37
晴れていれば、聖岳、赤石岳、荒川岳まで見えるらしいのですが、本日は南アルプスには雲が掛かってしまっています。
日本一は、雲と手前の稜線にサンドイッチされてしまい、積雪の切れ目あたりが、わずかに見えるだけです。
2012年03月24日 10:38撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 10:38
日本一は、雲と手前の稜線にサンドイッチされてしまい、積雪の切れ目あたりが、わずかに見えるだけです。
手前には、甲州高尾山、棚横手、大滝山が、その背後には、金峰山、朝日岳、北奥千丈岳、国師ケ岳、黒金山あたりまで見えています。肝心の金峰山の山頂には雲が掛かってしまっています。
2012年03月24日 10:41撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 10:41
手前には、甲州高尾山、棚横手、大滝山が、その背後には、金峰山、朝日岳、北奥千丈岳、国師ケ岳、黒金山あたりまで見えています。肝心の金峰山の山頂には雲が掛かってしまっています。
山頂は、木に遮られてはおりますが若干の展望もあります。
2012年03月24日 11:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 11:11
山頂は、木に遮られてはおりますが若干の展望もあります。
米沢山からの下りが、本日の核心部でした。急な岩場?が数か所あり、鎖場も・・・・。
2012年03月24日 21:03撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 21:03
米沢山からの下りが、本日の核心部でした。急な岩場?が数か所あり、鎖場も・・・・。
目指す笹子雁ケ腹摺山の山頂に立つ頃には、青空も広がってきたので、ひょっとしたら、日本一も姿を見せてくれるのでしょうか・・・・?。
2012年03月24日 11:30撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 11:30
目指す笹子雁ケ腹摺山の山頂に立つ頃には、青空も広がってきたので、ひょっとしたら、日本一も姿を見せてくれるのでしょうか・・・・?。
笹子の街はガスの下になっています。このあたりの山塊が、分雲嶺?になっているようです。
2012年03月24日 11:30撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 11:30
笹子の街はガスの下になっています。このあたりの山塊が、分雲嶺?になっているようです。
歩きやすい、尾根道になりました。風も少しおさまり、陽射しが暖かい。
2012年03月24日 21:03撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 21:03
歩きやすい、尾根道になりました。風も少しおさまり、陽射しが暖かい。
目指す、笹子雁ケ腹摺山が近くなり、テンションもアップ? 天候が回復して、山頂では富士山が見えれば最高なのですが・・・・。
2012年03月24日 21:03撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 21:03
目指す、笹子雁ケ腹摺山が近くなり、テンションもアップ? 天候が回復して、山頂では富士山が見えれば最高なのですが・・・・。
笹子雁ケ腹摺山の山頂に着きました。頂上は狭いですが、なかなかの展望です。秀麗冨獄十二景の4番に選ばれているので、美しい富士山が見えるはずなのですが、本日は・・・・。
2012年03月24日 12:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 12:11
笹子雁ケ腹摺山の山頂に着きました。頂上は狭いですが、なかなかの展望です。秀麗冨獄十二景の4番に選ばれているので、美しい富士山が見えるはずなのですが、本日は・・・・。
甲府側は青空が見えますが、南アルプスには雲が掛かっています。
2012年03月24日 12:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 12:11
甲府側は青空が見えますが、南アルプスには雲が掛かっています。
本日、歩いてきた、お坊山、米沢山の稜線です。
2012年03月24日 12:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 12:17
本日、歩いてきた、お坊山、米沢山の稜線です。
笹が強風に揺れまくっています。冷たい風です。
2012年03月24日 12:42撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 12:42
笹が強風に揺れまくっています。冷たい風です。
笹子峠に着きました。こちらは笹子隧道です。現在は通行止めとなっているため、当然車両等はありません。
2012年03月24日 12:56撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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3/24 12:56
笹子峠に着きました。こちらは笹子隧道です。現在は通行止めとなっているため、当然車両等はありません。
こちらが笹子峠への、登山道降り口です。ここからは、長い林道歩きとなります。
2012年03月24日 12:57撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 12:57
こちらが笹子峠への、登山道降り口です。ここからは、長い林道歩きとなります。
景徳院の近くにあった、鳥居畑古戦場跡の史跡です。武田勝頼最期の地であったようですね。織田軍に攻められて、家臣の岩殿城の城主だった小山田信茂が裏切ったことにより、こちらの田野が終焉の地となったようです。
2012年03月24日 15:19撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
3/24 15:19
景徳院の近くにあった、鳥居畑古戦場跡の史跡です。武田勝頼最期の地であったようですね。織田軍に攻められて、家臣の岩殿城の城主だった小山田信茂が裏切ったことにより、こちらの田野が終焉の地となったようです。
撮影機器:

感想

 今日は、天候の回復を期待しての登山でしたが、実際は当初の予報よりも回復が大幅に遅れてしまい、完全に晴れてきたのは下山後ということで、少し残念な山行となりました。このところ、土曜日は周期的に天気が今一ということが続いているようですね。でも、休みだからなのでしょうか、5組ほどの方々と登山中にお会いしました。手軽に歩けて、晴れていればなかなかの展望も得られるということで、人気のある登山ルートのようですね。一般的には、電車で笹子駅からのピストンやお坊山等を経由しての周回コース、また甲斐大和駅まで抜けるコースが多いようですが、私は車での登山なので景徳院バス停前の市営駐車場を活用して、お坊山、米沢山、笹子雁ケ腹摺山から日影を抜けて、景徳院まで戻る周回コースで歩くつもりだったのですが、笹子雁ケ腹摺山からの下山途中で、あまりの強風に平常心を失い?日影に下る道を見落として進んでしまい、結局、笹子峠に出て林道歩きになってしまいました。
 最近の、このコースのヤマレコ記録を拝見すると、雪がまだ残っているのかと思って行ったのですが、北側斜面等に若干残っているだけで、またまた最近購入したゲイターを使用することが出来きずに少し残念?でした。
 下山後は、いつものように山中湖の「紅富士の湯」に寄り道して、38度の温めの露天風呂で、残念ながら今日の山行では見ることが出来なかった、雲ひとつない日本一を1時間ほどバッチリと眺めながら汗を流して帰宅しました。

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