春の竜爪山〜真富士山


- GPS
- --:--
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,049m
- 下り
- 2,030m
コースタイム
天候 | 晴れのち雲り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から穂積神社、薬師岳、文殊岳までは整備も行き届き問題ない。 穂積神社から真富士山方面は踏み後少なく所々ルート不明瞭なところがあるが、良く見ればテープがあるので迷うようなところはない。 下山時使用した駒引峠から穂積神社までの巻き道は崩落している所も何箇所かあり、注意が必要。 |
写真
感想
特に予定の無い休日、天気もそこそこ良く家でゴロゴロしているのも勿体無いので近場の山を軽く歩いておこうと何度も登っている家から一番近い1000m峰竜爪山へ。
辰年だから竜爪山と思っていたのに行けてなかったのでよい機会。
ただ、それだけだとちょっと物足りないので、少し先まで歩こうかなと。
家を出たのは10時過ぎ。
必要最低限の山道具とザックに詰め、途中コンビニでおにぎりや飲み物を買い登山口へ。
11時頃到着したときには駐車場は満車で路肩にもびっしり。
地元では人気の山だけど平日にこれ程とは・・・。
何とか一台分スペースを見つけ、水汲み場でお水を飲み出発。
鳥居をくぐり旧道を進む。(ちょっと車道を歩くいて登ると登山道(新道)がある)
参道でもあり一丁目から順に指標が立っている。
登山道は整備されているので非常に歩きやすく、沢の音を聞きながら歩く。
途中いくつか滝もあるのでのんびりそういうのを見ながら歩くのも良いのかな。
出発が遅いので下山者にも何名か出会う。
天気もそこそこ良く、日当たりが良いところは暑く、汗ばむぐらい。
ポカポカ陽気なので冬眠から覚めたヘビやカエルがいっぱい。
この山は自身もホームグラウンドと言ってしまう程歩きなれた道なのでサクサク歩き30分ほどで穂積神社へ。お参りをし水を飲んで山頂方面へ向かう。
トイレや自販機があります。
神社の裏には樹齢数百年の巨木が何本か立っていて歴史を感じさせます。
ここからは建築現場なんかにあるようなアルミの階段が延々と続く登り。
ちゃんと整備されてると言えばされてるんだけど自然の景観としてはちょっと・・・。しかも長い階段は意外と疲れる。
登りきったところで分岐点。左へ行けば薬師岳、文殊岳といった竜爪山の山頂、右へ行けば安部奥へ繋がるの銃走路。
まずは薬師、文殊へ立ち寄る。この辺りは何度も来ているし、帰りにももう一回寄ろうかなと思っているので休憩も無くピークを踏むだけで素通り。登山者も多かったぁ〜。分岐点まで引き返し、今度はその先真富士山を目指す。
ここからは入山者も一気にいなくなり、踏み跡も薄くなる。
ひと昔前程ひどくは無いが、自分の背丈を軽く越える笹薮の中を藪漕ぎしながら進む。すぐ前が見えない状態。
登山道や踏み跡は分かりにくく、薄暗い樹林の中を歩くが、適度な間隔でテープや標識があるし、基本尾根に沿って歩くので迷うようなところは無いと思う。
藪漕ぎ、樹林、ちょっと日当たりの良いところ、
アップダウンを順に繰り返しながら歩く。
このあたりで真富士山から歩いてきたという年配の方とすれ違う。
結局分岐から先であったのは一名のみ。
駒引峠の分岐を過ぎ、しばらく登ると富士見岳。
ここでおにぎりを食べ、コーヒーを入れて休憩。晴れていれば富士山がすっごく綺麗に見えるけど、今日は残念ながら雲の中。午前中なら少しは見えたかな?
振り返ると竜爪山が結構遠くに見える。これから行こうとしている真富士山も結構遠くに・・・。何気に軽くハイキングぐらいの感じで来たけど結構ロングコースだな。
富士見岳から真富士山までも藪、杉林、日当たりの良い尾根、登り、下りの繰り返し、大変なところ、危険なところはほとんど無いが距離が長く地味にきつい。
少し曇ってきて気温が下がってきたのが救い。
第一真富士山到着。
ここも眺めは素晴らしい。富士山は雲の中だけど、付近の山々から駿河湾まで見渡せるビュースポット。ここでも少し休憩。この先にもう少し標高の高い第二真富士山があるけど、どうしようか?時間もあまりないし、ちょっと疲れてきたし・・。
う〜ん?もうちょっとだけ頑張って登ろうかな。
ある〜ひ♪もりのなか♪くまさんにであぁた〜♪なんて歌いながらとりあえず少しだけ進むと・・・・。
ガオーッ!!と
背後から獣の声が。
思わずうおっ!と驚いた声を出したらもう一度ガオー!
どこだ!?
姿は見えなかったけどかなり近いところから聞こえました。
冬眠から覚めたのはヘビやカエルだけじゃなかった・・・。
しばらくじっとして、来るなよ、来るなよ〜とブツブツ言いながら身構えてたんだけど、静かになったのでほっと一息。先に進む気力はなくなりました。
引き返します。
山で森の熊さんは歌っちゃダメかも(笑)
出会っちゃうからww
少し早足で来た道をそのまま引き返します。
鈴をガンガン鳴らし、歌歌ったり、無駄に咳払いをしながら歩きました。駒引峠からはこれ以上登るのが嫌なので穂積神社までの巻き道を行くことにしました。
この道が結構細くて、さらには崩れてるところが多くて、慣れない人ならちょっとスリリング。自分はこういうとこ好きなので結構楽しく歩けました。
穂積神社に着いた頃にはだいぶ日が傾いてました。
しかし、結構足に疲労感があり、あとほんの少しの下りがきつい。
登りに使った旧道よりも新道の方が緩やかなので下山は新道を使いました。
何とか明るいうちに登山口に到着。
縦走した三山とも単体では登ったことがあり、気軽に登れる山っていうイメージが強かったけど、縦走してみると、思ったより距離が長く、いいトレーニングになりました。昼からハイキング気分で歩くルートではないかも。
熊がインパクト強くてのんびり写真とか撮っていないですが春らしい山の植物や花も綺麗でした。ピンクに染まった山の斜面なんかも所々で見られました。
後で調べたところ、半月ぐらい前にも真富士山で熊に遭遇した人がいるようです。
安部奥や南アルプス深南部は熊が多いですが、この辺はそこまででもないだろうなとちょっとなめてました。良く考えると熊注意の看板は結構いっぱいあるもんなぁ。
あと、沢が多い山域なのに、尾根を縦走するので水場が無いです。
穂積神社までは問題ないですが、そこから真富士山、更には十枚岳、安部峠ぐらいまでは無かったと思います。ロングコースなので夏は充分な水を持ち歩いた方がよいですね。
熊鈴小さいのから少し大きいものに買い換えます。
コメント
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yama−sukiさんのページからリンクしてきました。
4月末に真富士山に行ったけど、第一から第二の間 ひとりも出会わなかったので こちらの記事を読んだら怖くなってきました。やっぱり熊はプーさんと思っちゃだめですね。カモシカには会いたいので くまさんの部分をシカさんに変えて歌ってみようかしら? でもペンギンちゃんにも会いたいので 「ある〜日、山の上 ペンギンに出会った
sachi1114さん こんにちは
地元の山なので良く歩いていますが結構熊の目撃情報は耳にします。
市街地から近い里山なのにいるもんですね。
森の熊さんはダメですね(笑)
と言っても平日の夕方とかで誰もいないタイミングなので人が入る週末とかはクマさんが逃げてくれるでしょう。
替え歌でクマさんをペンギンに変えれば相棒のぺんたに会えるかも??
カモシカちゃんは俵峰辺りでよく見かけますよ〜一緒に歩いてくれます
歩きながら頭の中を「森の熊さん」の歌ばかりが流れていて いくら打ち消そうとしても他の歌が浮かんできません。何か音をたてなくてはと思い、口笛を吹こうとしても へたすぎて鳴りません。皆さんの話によれば このあたりは出やすいとの事。ドキドキしながら いい考えが
穂積神社に着いたら人間がいたので ホッとしたら 彼は市役所から依頼された人で、台風が来るから私の車が下りたら旧道登山口の所を通行止めにするとの事でした。
「どうもご迷惑をかけました」と挨拶して4時25分帰路に。山に行くには
もっと思慮深くならないとダメだと反省しています。
mamepyonさんは私とはスケールが違うので、もっと危険な事に出会っていると思いますが 十分お気を付け下さいね。
sachi1114さんこんにちは
キツネノカミソリ見るのにはいいタイミングでしたね
近いのでトレーニングがてら登る時なんかは2時とか3時とかから登り始める事ありますがそういう日はだいたい皆下山しちゃってすごく静かです。
一度会っちゃってるだけにそういう時は鈴をガンガン鳴らすし、無駄に咳払いするし、いやぁ〜暑いなとか疲れたぁ〜とか独り言をたくさん言います(笑)
こんどはワンワン言ってみようかな
低山とは言え油断は禁物ですね
気を付けて山を楽しみましょう
先日出会った30代男性から聞いた話ですが 8/1の午後、彼は夕方近くに穂積神社で突然襲われ顔を何度も
ふえぇぇ〜
そんな事があったんですか
昔から竜爪山は心霊現象とか怪奇現象もあると有名な山ではありますがまさかそんな事が起こっていたとは驚きです
ボクも13日にキツネノカミソリを見に行ってきました。
ちょうどいいタイミングで一面に咲き誇る様子は圧巻でした。
あの辺ちょうどカモシカちゃんが良く出るんですよ
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