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記録ID: 184407
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

満開の桜花を求めて#2、アイゼン忘れで三ツ頭で断念

2012年04月24日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:10
距離
10.3km
登り
1,205m
下り
1,187m

コースタイム

7:35天女山ゲート前
カラマツ林の中のしっかりと整備された登山道を登り、天女山を抜けて10分ほど歩くと天の河原です。
8:15天の河原
天の河原は広い平場になっていて、木製の大きなベンチも設置されていて、富士山や南アルプスの大展望地となっています。観音平分岐を直進し緩やかな傾斜の登山道を登って行くと、所どころ林が切れて砂礫地のようになっています。樹林帯に入り、標高1800mあたりから次第に傾斜がきつくなり、標高1900mあたりからは登山道に積雪が現れ始めました。標高2000mからは、完全な雪道になりかなりの急登となります。このあたりでは、ほとんど踏み抜くことはありませんでしたが、踝から膝くらいの深さのトレースです。
10:20前三ツ頭
前三ツ頭は雪原のような感じになっていました。標識は、ほぼ埋まっています。緩やかな稜線を正面に見える三ツ頭に向かって登ると、再びダケカンバの樹林帯へ突入し、再び急登となります。この辺りまで来ると踏み抜きも多くなり、深さは腿まであり抜けなくなることも数回ありました。
11:05三ツ頭山頂11:20
三ツ頭山頂の標識も完全に埋まっていて、頂上自体はあまり広くはないようです。眺望は、正面には、ギボシ、権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳までが一望することができ、南アルプス、中央アルプスも美しく見えました。360度大パノラマの絶景です。
12:00前三ツ頭
13:10天の河原13:25
13:45天女山ゲート前
天候 快晴、午後は次第に雲が出て来ました。
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道路、長坂インターチェンジから県道28号線、北杜八ヶ岳公園線にて天女山入口のゲート前まで自家用車にて。平日ということもあり、7時30分到着でしたが先客は2台でした。長坂インターチェンジから、登山口まではコンビニも複数ありますので、物資の購入は心配いりません。
コース状況/
危険箇所等
 登山道は、トレースもあり道迷い等の心配はありませんが、1900mを越えたあたりから、ちらほら積雪があり、2000mからは完全な雪道となります。時間的に下りはかなり、踏み抜きました。深いところでは腿まで完全に埋まり、貫くのに難儀することも数回ありました。(ここまでの、踏み抜きは正直、初めてでした・・・・。)私は、1900m地点からチェーンスパイクを着装しました。
 下山後は、小淵沢を廻って、「延命の湯」に浸かって汗を流して帰宅しました。
天女山のゲート前から、登山スタートです。先客は2台が駐車してあるので、2組の方が登っているようですね。
2012年04月24日 07:37撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 7:37
天女山のゲート前から、登山スタートです。先客は2台が駐車してあるので、2組の方が登っているようですね。
カラマツ、笹原、そして青空と、最高の登山です。テンションも上がります。
2012年04月24日 07:48撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 7:48
カラマツ、笹原、そして青空と、最高の登山です。テンションも上がります。
由緒ありそうな、石の祠がありました。無事の帰還を祈り、前へと進みます。
2012年04月24日 07:53撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 7:53
由緒ありそうな、石の祠がありました。無事の帰還を祈り、前へと進みます。
あっという間に、天女山に到着しました。背後には、前三ツ頭が見えます。
2012年04月24日 07:58撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 7:58
あっという間に、天女山に到着しました。背後には、前三ツ頭が見えます。
標高1620m,天の河原にもすぐに着きました。ここはとても広くて大きな木製のベンチもありました。
2012年04月24日 08:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:14
標高1620m,天の河原にもすぐに着きました。ここはとても広くて大きな木製のベンチもありました。
そして、この絶景です。南アルプス勢揃いです。鋸岳、甲斐駒ケ岳、アサヨ峰、北岳、鳳凰3山まで、綺麗に見えます。雲ひとつありません。
2012年04月24日 08:13撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:13
そして、この絶景です。南アルプス勢揃いです。鋸岳、甲斐駒ケ岳、アサヨ峰、北岳、鳳凰3山まで、綺麗に見えます。雲ひとつありません。
富士山は、少し霞み気味です。でも今日は日本一の姿をすべて見せてくれています。
2012年04月24日 08:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:14
富士山は、少し霞み気味です。でも今日は日本一の姿をすべて見せてくれています。
甲斐駒ケ岳のアップです。貴公子らしく凛々しい山容です。
2012年04月24日 08:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:14
甲斐駒ケ岳のアップです。貴公子らしく凛々しい山容です。
北岳も負けていません。日本二の高さを誇っているようです。
2012年04月24日 08:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:14
北岳も負けていません。日本二の高さを誇っているようです。
薬師岳、観音岳、地蔵岳の鳳凰3山も素晴らしい稜線です。
2012年04月24日 08:14撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:14
薬師岳、観音岳、地蔵岳の鳳凰3山も素晴らしい稜線です。
前三ツ頭が近くなりました。風もなさそうです。ベストコンディションですね。
2012年04月24日 08:35撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 8:35
前三ツ頭が近くなりました。風もなさそうです。ベストコンディションですね。
1900mあたりから、登山道に積雪が出て来ました。ここで、チェーンスパイクを装着して登ります。本日は何とアイゼンを忘れて来てしまったので、このチェーンスパイクのみが頼りで、行けるところまで登る覚悟です。
2012年04月24日 09:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 9:09
1900mあたりから、登山道に積雪が出て来ました。ここで、チェーンスパイクを装着して登ります。本日は何とアイゼンを忘れて来てしまったので、このチェーンスパイクのみが頼りで、行けるところまで登る覚悟です。
ダケカンバでしょうか?・・・・。雲が少し出て来ましたが気持ちが良い青空です。
2012年04月24日 18:26撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 18:26
ダケカンバでしょうか?・・・・。雲が少し出て来ましたが気持ちが良い青空です。
「ここが一番きつい。もう少しで前三ツ頭が見える」の標識です。よく写真では見ていましたが、実物は思ったより、小さかったです。
2012年04月24日 09:49撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 9:49
「ここが一番きつい。もう少しで前三ツ頭が見える」の標識です。よく写真では見ていましたが、実物は思ったより、小さかったです。
前三ツ頭に着きました。広い雪原のようです。風は、ほとんどありません。チェーンスパイクも、まだまだ絶好調で団子もできません。
2012年04月24日 10:27撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 10:27
前三ツ頭に着きました。広い雪原のようです。風は、ほとんどありません。チェーンスパイクも、まだまだ絶好調で団子もできません。
雪原を抜けて、樹林帯に入りました。急登が続きます。
2012年04月24日 10:45撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 10:45
雪原を抜けて、樹林帯に入りました。急登が続きます。
三ツ頭に到着です。絶景が待っていました。
2012年04月24日 11:05撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:05
三ツ頭に到着です。絶景が待っていました。
最高の景色、そして天候です。
2012年04月24日 11:07撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:07
最高の景色、そして天候です。
赤岳のアップです。言葉も出ませんね。
2012年04月24日 11:05撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:05
赤岳のアップです。言葉も出ませんね。
権現岳とまだ登ったことがない阿弥陀岳です。今年の夏あたり、訪れたいですね。
2012年04月24日 11:05撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:05
権現岳とまだ登ったことがない阿弥陀岳です。今年の夏あたり、訪れたいですね。
編笠山とその奥には西岳も見えています。良く見ると青い小屋の青年小屋も見えますね。
2012年04月24日 11:01撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:01
編笠山とその奥には西岳も見えています。良く見ると青い小屋の青年小屋も見えますね。
清里方面を眺めると、その奥には金峰山も見えています。
2012年04月24日 11:08撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:08
清里方面を眺めると、その奥には金峰山も見えています。
権現岳までの稜線は、かなり険しそうですね。2年前にギボシの方向から登って、降りたことがあるのですが、あれほどの急勾配だったかな?
2012年04月24日 11:08撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:08
権現岳までの稜線は、かなり険しそうですね。2年前にギボシの方向から登って、降りたことがあるのですが、あれほどの急勾配だったかな?
権現岳のアップですが、左下に2名の方々が登っているのが見えます。残念ですがチェーンスパイクでは、あそこまで登るのはあまりにも危険のようです。たとえ何とか登れたとしても下りが怖すぎますね。
2012年04月24日 11:11撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:11
権現岳のアップですが、左下に2名の方々が登っているのが見えます。残念ですがチェーンスパイクでは、あそこまで登るのはあまりにも危険のようです。たとえ何とか登れたとしても下りが怖すぎますね。
名残惜しいですが、最後にもう一度絶景を目に焼き付けて下ります。やはり八ヶ岳はこの方向から見るのが一番美しいようですね。
2012年04月24日 11:18撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 11:18
名残惜しいですが、最後にもう一度絶景を目に焼き付けて下ります。やはり八ヶ岳はこの方向から見るのが一番美しいようですね。
帰りに立ち寄った、小淵沢の神田の大いと桜です。
2012年04月24日 15:41撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 15:41
帰りに立ち寄った、小淵沢の神田の大いと桜です。
樹齢4000年のエドヒガンザクラ変種で、県の天然記念物に指定されているそうです。市の方々の努力で、かなり花の勢いが戻ってきたようですね。
2012年04月24日 15:44撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 15:44
樹齢4000年のエドヒガンザクラ変種で、県の天然記念物に指定されているそうです。市の方々の努力で、かなり花の勢いが戻ってきたようですね。
こちらは、長坂町の清春芸術村の桜です。
2012年04月24日 15:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 15:59
こちらは、長坂町の清春芸術村の桜です。
ここの桜は、清春小学校の落成を記念して児童達によって植樹されたソメイヨシノ種で、樹齢はおよそ70年だそうです。
2012年04月24日 15:59撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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4/24 15:59
ここの桜は、清春小学校の落成を記念して児童達によって植樹されたソメイヨシノ種で、樹齢はおよそ70年だそうです。
撮影機器:

感想

 今日は、絶景を求めて権現岳を目指して家を出たのですが、中央高速道路の相模湖を過ぎたあたりでアイゼンを家に忘れてきたことに気づき、予定を変更して別の山に登ろうか迷いながら、とりあえずチェーンスパイクで登れる所までと決意して権現岳を目指し、天女山ゲートに到着。アイゼンは忘れたのですがピッケルだけはザックに入れて登山スタートしました。
 雪が残っている標高1900mあたりから、早目にチェーンスパイクを装着して登り、前三ツ頭まで来たあたりでは、このままチェーンスパイクで権現岳まで行けるかもなどど、甘い考えをしていたのですが、三ツ頭について権現への稜線を見ると、これは無理だなと悟りました。もし先行者の方々が、下って来られれば、その様子を伺おうとも思ったのですが、カメラのズームレンズで覗くと、2人の先行者は権現岳直下を登山中でした。
 権現岳には2年前に登ったこともあり、快晴の三ツ頭からの絶景を見ることができただけで大満足なので、今日のところは無理をせずに下ることにしました。
 下りでは、数回、腿まで踏み抜き、足が抜けないという経験をして少し焦りましたし、登りではチェーンスパイクで滑るようなことはなかったのですが、下りでは若干、滑ることもあり注意して下山しました。やはり、権現岳まで行くことは極めて危険な行為だったようです。
 下山後には、小淵沢に向かい「延命の湯」に浸かり汗を流して帰宅しました。

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コメント

sssさん、こんばんは。
信州は晴天だったのですね
6/29の南アルプスそろい踏みが圧巻ですねー
PCの壁紙にしたいくらいです
2012/4/25 22:33
こんにちは。
 nakkangさん、コメントありがとうございます。

 鳳凰山の山頂から、八ヶ岳を見ると小さく見えるのですが、こちら側から見る南アルプス は、とても大きく見えますね。
 アイゼンを忘れたのが、心残りでした。
2012/4/26 14:24
sssさん
素晴らしいです

113
2012/5/3 0:14
おはようございます。
 113さん、コメント、ありがとうございます。

 最高の景色でありました。来年にはアイゼンを忘れずに権現岳まで登りたいと思います。14
2012/5/3 6:32
プロフィール画像
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