蔵王山
- GPS
- 05:50
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 784m
- 下り
- 496m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 5:47
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
蔵王山中央ロープウエイ800円 蔵王山山頂線・山麓線2区間1500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とくになし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
食器
笛
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
|
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感想
梅雨の晴れ間に蔵王山へ出掛けてきました。
ロープウェイの始発にあわせ、3時45分に自宅に集合して、いざ東北へ。
山形自動車道に入ると、前の車が覆面に捕まるという事件にヒヤヒヤしながら無事に蔵王中央ロープウェイの駐車場へ。
そばのローソンで食料調達して、8時30分のロープウェイに向けて準備します。
早く支度を終えたわたしが、ルートを確認しに建物へ入ると係りの人から「虫対策は大丈夫ですか?」と、声をかけられました。
「いまの時期は虫が多いので、あったほうがいいですよ」と、虫避けネットやスプレーの話をききましたが、あいにくどちらももってきていません。。
虫キライなのに(/o\)と凹んでいると、他の係りの人が虫避けスプレーは山頂駅にありますよ、と教えていただき、さらにポケットから虫避けを取り出して「よかったらつかってください」と貸してくださいました。
みなさんとても親切で、朝からあたたかい気持ちになりました。
虫避けネットのかわりに手拭いを巻きつけて、いざロープウェイへ乗り込みます。
標高を上げていくロープウェイからは、青い空と新緑鮮やかな山々と、まだ少し白い雪を纏った山が見えていました。
同乗する係りの人が遠くの山々を解説、「あれは朝日連峰」「あっちは飯豊連峰」「あの山はは月山でそのとなりに鳥海山が見えるんだけど今日は雲で隠れてますね」「吾妻連峰はよく見えてますよ」その通りに目で追って確認しました。
東北にもまだまだいきたい山がたくさんあるなとあらためて感じました。
鳥兜駅に着いたら、教えていただいた通り虫避けスプレーがおいてあったので再度念入りにかけます。
緑繁る山には虫がいそうな雰囲気が漂っていました。
まずは駅の横からすぐの、鳥兜山へ。
先ほど解説頂いた山々をゆっくり眺めることができました。
一旦下ると、しばらく平坦な車道を歩きます。やがてスキー場らしく開けたグリーンの斜面が見えてきます。
はじめ分岐を見逃して車道を行きすぎてしまいました。
おかしいことに気付き地図を見て、スキー場を登っていく道を発見。
結構な斜面を直登します。わりと草も伸び放題なところもありました。
ロープウェイが登り下りで交差するのが見えました。
振り返り、ずいぶん上ってきたことがわかります。
イワカガミやハクサンチドリなどのお花が咲いて、少しずつ回りの雰囲気が変わっていました。
そして、道は急斜面のザンゲ坂へと差し掛かります。
スキー場のコースを示す看板があり、そこをひたすら登っていきます。結構な坂ですが、開けた景色の向こうに見える青空がきれいで下を向かずに歩き続けることができました。
道が緩やかになり、建物が見えてくるとそこは地蔵山頂駅でした。
目の前に大きなお地蔵さんがいて、その前でお経を唱えている方がいました。
その横の登山口から私たちは三宝荒神山に向かいます。
ゆるく登る道はあっというまで、地蔵山を目の前にした山頂に着きました。
360度きく展望で、ロープウェイで教えてもらった山々を見ることができます。
ぐるっと山を見渡して、写真撮影をしてから下山、次なる地蔵山へと向かいます。
お経を唱えていた人はいなくなっていました。
地蔵山頂へは、三宝荒神山から見えた斜面をひたすら登ります。
少し岩が増えてきました。
広々とした山頂は、三宝荒神山と同じくぐるっと展望がきくものでした。
やっと火山らしい雰囲気になって、テンションが上がります。
荒涼とした風景を再び歩き始めます。
しばらくして、「近道」と書かれた石を見つけたのでその近道直登コースを登りはじめました。
岩が続き、所々ルートを示す◯が書かれていました。
暑くて息を整えながら登りきると、立派な石の鳥居が現れます。
天空の神社は蔵王山神社で、奥の社にきちんと手を合わせてお参りしました。
神社の左奥には、地蔵山の山頂標識と三角点があるのでそこへいき、写真を撮りました。
地蔵山からは、横に傾斜のない道を歩きます。
すると、右側にえぐられた御釜らしいものが見えてくるではありませんか。
自然と足早に先へ進みました。
石造りのカッコいい避難小屋からは、砂礫で歩きづらい斜面をおりていきます。
どんどんと御釜が近づき、いよいよご対面!
見下ろした御釜は緑をたたえて、水面静かに景色に溶け込んでいました。
思ったより深い緑色が火山の神秘を物語っています。
しばらく写真撮影、ゆっくりと場所を変えながら歩いて行きました。
すると「こんにちはーっ」と、ひときわ元気よく声をかけられました。
「どこからお越しですか?」とたずねられて答えると「ありがとうございます、今日はひとつだけ残念なんですが、空気が澄んでれば御釜の雲の向こうに海が見えるんですよ」と、教えてくださいました。
よく見ると首になにやらバッヂらしきものを下げています。
「でもそれ以外は最高ですよ、御釜の緑もきれいでね」と言われたので、「御釜の緑は色が変わるんですか?」と仲間がたずねました。
「雲が出るともっと暗い色になっちゃうね」と教えていただきました。
ついでにコマクサについて質問すると、この登山コースはまだ早いから難しいかもとのこと。
残念だけど仕方ないです。
色々教えていただけたのでお礼をいい、再び歩き出します。
レストハウスでお昼ごはんでも、と思いましたが先に最後の山刈田岳まで登ってしまうことに。
ドライブウェイから来れるというだけあり、舗装された道を登りますが地味にきつい。
力を振り絞って山頂へたどり着きました!
こちらから見る御釜も、熊野岳から馬の背にかけての全体を見通せるすばらしい景色でした。
軽装の人が多いのはドライブウェイで来ることができるからでしょう。横の神社にも多くの人たちがいました。
わたしたちもしっかりお参りして、お腹もすいたのでレストハウスを目指します。
2階がレストランになっていて、先に食券を買うシステムです。
しかし、いざ買おうとするとごはんものがすべて売り切れになっていました。
そこで、3人でラーメンをチョイス。
これが当たりで、濃いめのスープが疲れた身体に染み渡るし、チャーシューが美味♪
ずるずるとおいしくいただきました。
あとは帰るだけですが、時間も時間なので地蔵山駅からロープウェイに乗ることに決めます。
まずは御釜を右手に馬の背を登り返します。暑いし体は重いしでペースが上がりませんが、仲間に遅れて一歩ずつ登るのみでした。
なんとか避難小屋へと登りきり、振り返って御釜に別れを告げると、熊野岳を巻くお花畑へと入っていきます。
火山らしく岩が広がる景色の中、いたるところでお花たちが咲いていました。
イワカガミはあちこちでピンク色に華やぎ、ミズノオウは可憐なお花を咲かせ、アオノツガザクラは白く小さな珠を揺らしていました。
疲れたからだには、束の間の癒しを与えてくれます。
そんなお花畑を越えると、再び荒涼とした砂礫にかわり、地蔵山への登り返しがまっていました。
ただ、ここも一登りしたら巻き道へ行き、緑とお花の中の木道を歩いていきます。
ほどなく地蔵山頂駅の屋根が見えてきました。
先に着いた仲間がロープウェイのチケットを購入して待っていてくれたので、すぐにロープウェイに乗車。
空の旅でまずは中間地点の樹氷高原駅へ。
乗り換えもスムーズで蔵王山麓駅へはあっという間でした。
到着後、ロープウェイが令和仕様になっていることに気付きました。
下界は暑く、夏の陽気。
蔵王中央ロープウェイの駐車場まで歩いて戻りました。
せっかくなのでお土産やさんに寄り道して買い物してから、帰路につきました。
帰りの山形自動車道でもまた、反対車線でパトカーが誘導しているのが見えてしまい、大人しく帰ります。
そう、無事に帰るまでが登山です(笑)!
山形までの弾丸登山でしたが、中身の濃い山行を楽しむことができました。
コメント
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お疲れ様です。お釜良いですね〜
泳げるかしら?
同じ日に、笠ヶ岳に不二子さんと行ってましたよ
レコは緒事情により、今自粛中です。今度は、是非お供させてくださいね
momokahahaさん、ご無沙汰です(^^)
梅雨の晴れ間でお互いすばらしい1日になりましたね\(^^)/
またしばらく雨が続き、お山が恋しいです(*_*)。。
ぜひ今度ご一緒させてください♪
追伸♪とてもとても泳げる雰囲気はない御釜さんでしたが、たぶん深そうです(^^)
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