余呉湖一周、プラス一周
- GPS
- 07:50
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 612m
- 下り
- 599m
コースタイム
9:12P289 - 10:42林道出合 - 11:18△294 - 11:33鳥打坂峠 -
12:08余呉湖観光センター -(湖畔を一周)- 13:33駅前
天候 | 午前中には薄日の差すこともありましたが、曇りがちの一日でした。 雨の心配はありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
そのまま余呉へ向かおうと思ったら通行不可の表示でした。 結局R8へ迂回して東側から余呉に着きました。 余呉駅前や登山口周辺には無料駐車場が完備されています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはないだろうと事前にネットで滋賀県警に登山届を提出していましたが、現地で詳しくは見ていません。 余呉湖畔に観光センターのような施設があって食事も提供しているようです。 駅前には店はなかったようです。 |
写真
感想
ずいぶん昔にリフトで登った賤ヶ岳の山頂から見下ろした余呉湖の静かな風景をずっと覚えていました。
山を歩くようになり、ヤマレコの情報に接するようになってもこの周辺の情報にはほとんど出逢うこともなく、見るべきものが少ないものかと正直あまり気にも止めなかったのです。
先週の赤坂山をきっかけに湖北の山がちょっと気になり始め、ふとその気になったのが賤ヶ岳でした。
地形図を見ていると余呉湖の周りを外輪山のように尾根が取り巻き、しかもその半分は道の表示のない尾根です。
じっと等高線を見ていてこの尾根を辿ってみたい欲が出てきました。
多分踏み跡くらいは付いていそうな予感もあり、どこで間違えても大事にはならずにすみそうな地形でしたので歩いてみようと決めました。
ただ一周に費やす時間は長くなりそうもありません。
日帰りでも心技体ともにそれなりの負担を課したいものです。
地図を見ていると湖を取り巻いて道路が走っています。
山道ではありませんが、6キロあまりの周回道路はちょうどいい付け合せになりそうです。
当日は7時スタート。
JR余呉駅前の駐車場に車を停めて歩き始めます。
同じ滋賀県でも湖北ののどかな風景に思わず深呼吸してしまいます。
山道に入り、稜線に沿って緩やかに登っていきます。
特にこの花を、なんて目当てにする花もなく、ここで見つけたものを喜ぶことにしています。
だから今回は歩き始めから感覚がすごく鋭敏になっています。
花がない代わりにこの時期どこでも見かける草木の芽たち。
どこにでもあるからいいかげんに慣れるか飽きるかするべきなのか・・・
毎日同じものを見て同じように感動できることは自分のわずかな長所のひとつだと思っています。
仕事で走る車からの景色、毎日見る日の出の風景、伊吹が見えること、見えないこと、
(毎日見ている山の夕焼けに毎日感動しているアルプスの少女ハイジが私の師匠です)
名前も知らない草木の芽が無数に顔を出している地面を見るのは大好きです。
花がなくても元気な赤ん坊たちに顔を近づけているだけで視線が柔らかくなります。
薄く雲を被っている空ですがときおり日差しが降り注ぎ、山の斜面を照らします。
車を運転しているときは直射日光など邪魔なだけですが、朝の日差しは全く別物で気分を高めてくれます。
日差しのほうに目を向けるとまるで大気そのものが光を放つようにきらめいている朝の明るさ。
午後の柔らかい光も好きですが、スタートしてこれからエンジンをかけていく心には朝の光がアクセルになってくれます。
高低差もあまりなく迷う心配のない道をストレスなく進んでいきます。
目が止まったもの、心が動いたものをどんどん増やしながら歩きます。
賤ヶ岳山頂から先の稜線には予想したとおり踏み跡がありました。
たださすがに前半とは違って登山道としては怪しいもので、地形図から地形と方位を読み取るのは欠かせません。
写真を撮りながらあちこち気を散らして歩くわけにはいきませんが、自分のなけなしの技術を試されているような緊張感は前半とは違った山の醍醐味を味わえました!
何度か立ち止まって辺りを見回すシーンはあったものの、無事に稜線歩きを終えることができ、残った湖畔一周に歩き出します。
さすがに足に乳酸が溜まっているのを感じますが、昔気が向くと長距離を歩く癖のあったころを思い出して同じようにしてみます。
湖畔の国民宿舎には賤ヶ岳からの下山ルートがあって、私が通りかかったときには大勢が下りてこられていました。
駅のほうに戻ってバスに乗られるようで、私と同じ方向に大勢歩いて行きます。
ほとんどは私より先輩の女性の方でしたが、4〜5人のグループの賑やかなこと!
ずっとしゃべりっぱなしのエネルギーは半端じゃないです!
駅の駐車場に戻るまで、結局食事するタイミングがありませんでした。
立ち止まったり座ったりするのが面倒になってしまったのです。
なんだか湖の周りに二重丸を描いたような今回のルートですが、場所の選択にしてもルートにしてもあまり胸を張って他人にお勧めできるものじゃありません(汗)
ただ私は、「こんな道誰が行くの?」といわれるのが快感だったりもするので懲りずにマイナールートを見つけてみますよ。
緑のシャワーが気持ち良さそうです!!
お花に新緑、静かな山歩きを満喫ですね
にしても、ハイジがお師匠とは・・・
ダンディなmonsieurさん、アルムおんじの方がお似合いでは??
今回のコース・・・便座カバーに似てますね(爆)
すいません、失礼しましたっ
こんばんは yuconです!
便座カバーとは失礼な!「便座」ですよね(大爆)‼
湖北の山にようこそ!最近 todokiti さんをはじめ湖北の山レコが増えてきているので うれしい限りです。
もう少し足を延ばして「金糞岳」「横山岳」にも来て下さい鈴鹿や比良、伊吹とはまた違う空気が流れています。
年上の女性ハイカーのパワーには敬服しますよね、私は以前道迷いの時どちらへ向かおうかと思ったら 遠くから女性のしゃべり声が聞こえてきて その方向へ進んで再び登山道へ戻れた経験があります。その時「おばはんのしゃべり声が役に立つこともあるんや!」と感心しました。ハードな山でもしゃべりながら登り切ってしまうあのパワーに脱帽です。
尾根で1週、湖畔で1週。
◎ですね。
お昼には、戻られているので、つぎは、
きれいなログで、はなまる目指してくださいね。
週末、また赤坂山です。
こんどは、小さくぐるっと1週してきます。
湖北の山々、歴史に根ざした山々が多く
古に思いを馳せて歩ける山が多そうで
鈴鹿が、ヒルの登場で、オフシーズンを
迎えてしまったので、僕もこれから、
ねらい目にしています。
賤ヶ岳、かなり有名な山ですが、
意外にバリエーションルートも多いんですね
monsieurさん、こんにちは
今回は余呉を歩かれたのですね。
静かな雰囲気でとても素敵な感じがします(賑やかな時間帯もあったようですが)。
少し前に平日に賤ヶ岳を歩こうと思って現地に問合せしたところ、平日のほうが駐車場が混んでいると聞いたことがあって、それ以来計画が遠ざかってます。
今回、monsieurさんの記録を拝見して、そんなことを思い出して改めてぜひ歩いてみたくなりました
余呉湖2周されたんですね
あの植物、マムシグサっていうんですね。なるほど〜
先日たくさん見かけたとき、気になって頭?の部分を
覗き込んだりしてました。
私は逆に赤坂山へ行ってきました。
monsieurさんたちのレコ、参考にさせてもらいました
便座カバーって・・・ルートを見直したらそう見えてしまいましたよ
毎日車から日の出を見ますが、昨日と違っていても同じ景色でも関係なく心を動かされることが好きなんです。
見る対象が変わらずにそこにあるのなら、それを見る自分も変わらずにいようと思います。
最初に見たときの感動を10回目でも同じように味わえたらこんな贅沢なことはありません
yuconさん、ありがとうございます
この地域の居心地のよさに気付いてしまいましたよ
金糞岳にはまだ行ったことがないです。
ルートを定めて歩いてみたいですね
「はなまる」はムリ
一周1キロくらいならできますが・・・
お互いに湖北の山に嵌まってしまっていますね
何があるからではないのですが、気分よく歩けるのは間違いないところです。
赤坂山、また見せてもらいますよ
まだ大丈夫と思っていたのですが、考えるともう梅雨前なんですね・・・
去年はそんなこと知らずに歩いて御池岳でひどい目に逢いました
南側なら大丈夫そうですよね!
鎌ヶ岳とか・・・
平日の様子は知らないのですが、駐車場は駅前や登山口周辺にかなりの台数分がありました。
湖畔にもスペースは各所にありますから停める場所にはまず困らないと思いますよ
確かに静けさやのどかさを堪能できるルートです
先を急ぐ歩き方ではなく、目にとまったものに関心を寄せるだけの余裕を持ちながら歩くのが良かったです
心を体に閉じ込めずに自由に飛ばせてやるイメージで歩いてみると気持ちいいかも・・・
kiitosさんのレコをパクって、いや!参考にさせてもらって行ってきましたよ
(2周したのはご愛嬌です )
マムシグサって名前はヒットですね!
一度聞いたら忘れませんよね
正式名はテンナンショウというそうですが、圧倒的にマムシグサと呼ばれています。
赤坂山のレコにもお邪魔しますよ
余呉湖、なかなか眺めが良くて素敵ですね。
葉っぱの赤ちゃんには、元気がいっぱいもらえますよね。
幾何学的な新芽、きれいです。
たんぽぽの前の写真のクリーム色?のお花も(なんていうのでしょう)可愛いですね。
お食事もなしで歩かれてたんですね〜
どこの山に登ってもすべて「当たり」になります
新芽も雪のシーズン以外はいつでも見かけましたし
花の名前を調べているのですが、ほとんどわからなくて・・・
気長に調べますから気長に待ってください
今週末は鈴鹿に行ってきますよ
賤ケ岳と余呉湖、良いですね
湖北巡りでは欠かせない山だと思ってます。
いずれ訪れる際の参考にさせていただきます。
葉っぱもよく見ると面白そうです。
1、2、3、4、5、6、・・・枚数や形もいろいろ。
何か意味があるのかなと思ったりします。
monsieurさん、こんばんは。
ルート図を見て、思わず微笑んでしまいました。
もしまだ調査中でしたら・・・
76枚目のお花は、シャガだと思いますよ〜。
私もこの前の土曜日、シャガのお花畑に会いました。
monsieurさんとだったら、バリエーションルートも安心して歩けそうですね!
地形図、私はまだまだ苦手です・・・。
todokitiさん、ありがとうございます!
花が咲いているとどうしても視線も気持ちもそちら( )に集中してしまいますが、
葉っぱにもいろんな表情や性格を連想するものもあって見飽きないですよ。
「こいつ何を言いたいんだろう?」 なんて・・・
湖北の山の雰囲気はなんだか包容力を感じさせる優しさがあって、時々は訪れたい地域です。
花は知らなくても名前くらいはどこかで聞いたことがあるものだとおもっていましたが、
「シャガ」という花名は初めて知りました。
一人で調べるのは限度がありますね
皆さんどうやって調べているんだろう
歩き方が去年あたりと違ってきたのは迷わなくなったことではなくて、迷っても焦ることが減ってきたのかも知れません。
等高線を見ながら歩いても、やはり現在位置に迷うことは多いですし、前のポイントまで引き返すなんてざらにありますよ
(あまりバラすと不安にさせるかも・・・ )
地形図はそんなわけでまだ読める域には程遠いのですが、初めてのルートを歩くときには片手に持ったまま歩いています。
予測の通りポイントにたどり着けたときはひとりでドヤ顔になっていますよ
hariさん達のようにソロで雪の北アを縦走なんて私のレベルではまだまだですし、そんな話が聞けたらと思っています。
余呉湖周辺素敵ですね〜!
そしてmonsieurさんの感性が素晴らしいです 写真やコメントを読ませていただくと自然を違う角度から見ることができます
チョウのたちも春の陽気でたくさんいるんですね〜!
bebebeは今年は湖北の山ではブンゲンを登ってみたいと思っています
賎ヶ岳も行かねばなりませんね〜
「感性」と持ち上げていただくとお尻がムズムズします
bebebeさんとおんなじで何を見ても妄想が止まらなくなる癖があり、ついでに感想もコメントもひとり言のオンパレードです
自然と向き合うときにはできるだけ対等目線でいたいと思っています。
山にも神様にも花にも虫にも・・・
何でも擬人化して遊ぶのは得意です
ただ知識がない分自分の反応は浅いのが難点です。
いつかbebebeさんにお会いして教えてもらおう と勝手に思っています
よろしければまた覗いてくださいな
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