中の沢川左股・奥盤渓山・砥石山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 651m
- 下り
- 647m
コースタイム
天候 | ずっと快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道終点から先は道らしい道はなく、さらに詰めていくと道という概念が消失する。 と、いうこともありじゃぶじゃぶと沢中を進んだ。小川なので沢登りというようなものではないと思うので「ピークハント」とした。 |
写真
感想
今回は藪こぎの練習がしたくて奥盤渓山を目指した。
結論から言うと、練習どころではなかった.
奥盤渓山へのルートとして、中の沢川の源頭を詰めるルートを設定した。
砕石場の一番奥、沢の右岸側のゲートから入山、途中スキー場の管理林道への分岐がいくつかあり、最終的にスキー場最上部への林道と沢沿いの登山道とに分岐しているのだが、夏道の方には数年単位で人が入っていないらしく、巨大な蕗ばかりが茂っていた。
茂みにはいってしばらく行くとぬかるみにクマの足跡。どうしようもないが、とりあえず谷の出合(どんなに小さなものでも)をすぎる度に某大某部流のコール(ヨーデルみたいなやつ)を発した。沢の水量が少なく流音が大きくないのが幸いである。途中から、高い音ばかりで鹿の鳴き声に間違われてはかなわないと思い、コールの後に地声でうなりながら進む。
圧倒的に人の入った気配がしない。前人未到と言われたら信じる。
源頭を詰めていくと日当たりのよいササの急斜面に出る。薮をこいで行くと直下の尾根。尾根はカンバの密林。つまりササがない。この時ほどこの世に広葉樹があったことを感謝したことはあとにも先にもないだろう。
しかし、少しでもコル地形があると目ざとくササがはびこり、生存競争のためか2メートルを越す高さになっている。こうなると水泳とまではいかないが水中ウォーキングの様相を呈してくる。
見通しがあまりにも悪いので、方角や尾根の形状を考えるより、見通しの聴く範囲で再び上りがある方向を選んで進んだ。奥盤渓山のピークは過ぎてから気づくほど地味。何もないし水準点も見当たらない。
最終的には三角山と呼ばれる縦走路上の小ピーク直下で縦走路に出る。ヤブ泳ぎから一転してよく整備された登山道を歩くことになったので、三角山から南東方向(札幌西区南部・中央区南西部あたり)の眺望の素晴らしさと合わせて声に出して感激した。もうクマに威嚇しなくてもいいんだ!
そのあとは砥石山ピークで休憩しながら砕石場へ。深山幽谷の趣にも関わらず登山道はよく整備され、足に心配のない人なら容易に登れる山になっているようだ。登山道はきちんとジグが切ってあるので体力的にも心配はいらない。
降ってきた砥石沢川沿いの登山道入口にデポしていた自転車に乗り、アカシヤの花を摘んだり福井堰堤バス停付近の鯉釣り堀で休憩したりしながら、琴似川沿いを帰る。
中央高地(大雪山系)や日高地方へのアクセスがアホみたいに良くなった結果、札幌に人跡の浅いルートが増えたということだろう。
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