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Yamareco

記録ID: 2035043
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

杓子山・立ノ塚峠・加瀬山/マイナーな枝尾根を登降して周回

2019年09月27日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.7km
登り
719m
下り
714m

コースタイム

出発7:40−林道支線入口(標高1040m)7:50−送電線下7:55−作業林道跡入口8:00−作業林道跡終点8:35〜9:10−支尾根上9:20−1218.5m三角点9:25−支尾根合流(1340mコブ)9:55−1400m平坦地10:15〜10:40−露岩始まり11:05−一般登山道合流11:25−杓子山頂上11:35〜12:30−子の神13:10−鹿留山分岐13:10−岩場始まり13:15−岩場終わり13:40−1432mコブ13:45〜14:15−立ノ塚峠14:35−加瀬山(1275mコブ)15:00−送電線鉄塔脇15:15〜15:40−林道支線合流16:05−ゴール16:15
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東富士五湖道路を山中湖ICで降り、県道717号線を北上して忍野村内野地区に入る。立ノ塚峠入口へ通じる舗装された2車線の林道を進む。終点の600m程手前、標高1010m付近、広い変則十字路の路肩に駐車可(写真1, 48)
コース状況/
危険箇所等
杓子山頂上から東に300m程、主稜線上2つ目のコブから南に長い枝尾根が伸びている。これを登った。この尾根は途中の1340mコブで二股に分かれ、二つの支尾根の間に作業林道(地形図に実線で描かれている)の跡が食い込んでいる。この林道跡を辿ってから三角点がある東側の支尾根に取付き、西側の支尾根と合流してから上部の尾根を突き上げた。
杓子山から立ノ塚峠を通って加瀬山(標高1275mコブ)までは一般の登山道を辿った。
加瀬山からは南西に伸びる枝尾根(地形図に破線が描かれている)を下り、送電線沿いの実線の道を経由してゴールした。ただしこの送電線巡視路と思われる道はかなり荒れていて藪漕ぎ同然。これから逃げたため、ルート選択が厳しかった。
実際のコース状況は写真や感想欄に詳述。
変則十字路の駐車地点。通って来た林道を振り返ると、木々の隙間に富士山が顔を出していた
2019年09月27日 07:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
9/27 7:37
変則十字路の駐車地点。通って来た林道を振り返ると、木々の隙間に富士山が顔を出していた
駐車地点から舗装された広い林道を300m程進むと送電線をくぐる。その50mほど先、標高1040mでダートの林道支線の入口となる
2019年09月27日 07:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 7:48
駐車地点から舗装された広い林道を300m程進むと送電線をくぐる。その50mほど先、標高1040mでダートの林道支線の入口となる
涸れた沢を横切り、下流へ少し下ると、先程くぐった送電線に出る。この送電線の巡視路に入るが、ススキが覆い被さっている
2019年09月27日 07:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 7:57
涸れた沢を横切り、下流へ少し下ると、先程くぐった送電線に出る。この送電線の巡視路に入るが、ススキが覆い被さっている
巡視路を50m程進むと山に向かって作業林道が伸びているが、その入口は藪に覆われて分かりにくい(標高1040m)
2019年09月27日 07:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 7:58
巡視路を50m程進むと山に向かって作業林道が伸びているが、その入口は藪に覆われて分かりにくい(標高1040m)
林に入ると藪は無くなるが、地形図に実線で描かれている作業林道は倒木が多く、最近は全く使われていない林道跡だ
2019年09月27日 08:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 8:03
林に入ると藪は無くなるが、地形図に実線で描かれている作業林道は倒木が多く、最近は全く使われていない林道跡だ
溝状の林道跡は障害物だらけなのでその脇を進む。藪は無く、どこでも歩けるが、小枝が散乱して歩きにくい
2019年09月27日 08:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 8:17
溝状の林道跡は障害物だらけなのでその脇を進む。藪は無く、どこでも歩けるが、小枝が散乱して歩きにくい
獣道か作業道か、踏跡が現れたのでこれを辿る。先程より遥かに歩き易い
2019年09月27日 08:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 8:26
獣道か作業道か、踏跡が現れたのでこれを辿る。先程より遥かに歩き易い
標高1170mで人工的に削られた平坦地に出た。作業林道跡は途中で消えたが、地形図の実線はこの標高まで描かれているので、ここが林道跡の終点と思われる
2019年09月27日 08:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 8:37
標高1170mで人工的に削られた平坦地に出た。作業林道跡は途中で消えたが、地形図の実線はこの標高まで描かれているので、ここが林道跡の終点と思われる
再び踏跡が現れたのでこれを辿る。次第に東側の支尾根に向かって斜め右上に登って行く
2019年09月27日 09:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 9:17
再び踏跡が現れたのでこれを辿る。次第に東側の支尾根に向かって斜め右上に登って行く
標高1215m地点で三角点のある支尾根に乗った
2019年09月27日 09:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 9:20
標高1215m地点で三角点のある支尾根に乗った
支尾根を距離にして2, 30m程南下すると、1218.5mの四等三角点があった。折れた枝が覆い被さっていた
2019年09月27日 09:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 9:23
支尾根を距離にして2, 30m程南下すると、1218.5mの四等三角点があった。折れた枝が覆い被さっていた
断続的に続く微かな踏跡を拾いながらこの支尾根を登ると1340mコブに着く。ここで1190mの独立標高点がある西側の支尾根と合流する
2019年09月27日 09:55撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 9:55
断続的に続く微かな踏跡を拾いながらこの支尾根を登ると1340mコブに着く。ここで1190mの独立標高点がある西側の支尾根と合流する
この先は踏跡が明瞭となり、明るい尾根をほぼ真北に向かって突き上げていく
2019年09月27日 10:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 10:04
この先は踏跡が明瞭となり、明るい尾根をほぼ真北に向かって突き上げていく
標高1510m付近から露岩帯となる。小さな露岩が点在する程度で、踏跡はこれらをぬいながら登って行く
2019年09月27日 11:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:13
標高1510m付近から露岩帯となる。小さな露岩が点在する程度で、踏跡はこれらをぬいながら登って行く
尾根上に露岩が連続するようになると、これらを避けるように踏跡は西側斜面を巻いている。これを辿るが足元は不安定だ
2019年09月27日 11:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:17
尾根上に露岩が連続するようになると、これらを避けるように踏跡は西側斜面を巻いている。これを辿るが足元は不安定だ
一般登山道が通じている主稜線直下まで登ってくると踏跡が消えた。あと僅かなので適当に藪を抜ける
2019年09月27日 11:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:21
一般登山道が通じている主稜線直下まで登ってくると踏跡が消えた。あと僅かなので適当に藪を抜ける
標高1590mで登山道に飛び出した。杓子山頂上の東2つ目のコブ付近だ
2019年09月27日 11:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:23
標高1590mで登山道に飛び出した。杓子山頂上の東2つ目のコブ付近だ
主稜線を西に300mほど進めば杓子山頂上。山梨百名山の標柱の脇に、「天空の鐘」なる観光地もどきの施設が建っていた
2019年09月27日 11:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/27 11:36
主稜線を西に300mほど進めば杓子山頂上。山梨百名山の標柱の脇に、「天空の鐘」なる観光地もどきの施設が建っていた
1597.5mの三角点。本日2つ目の三角点だ。小広い山頂にはテーブル・ベンチが4組、小さな社、地元観光協会の大きな看板が乱立していた
2019年09月27日 12:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 12:23
1597.5mの三角点。本日2つ目の三角点だ。小広い山頂にはテーブル・ベンチが4組、小さな社、地元観光協会の大きな看板が乱立していた
朝方すっきり見えていた富士山はすっぽり雲の中。たまに頂上の一角がちらりと見えるだけ
2019年09月27日 12:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 12:26
朝方すっきり見えていた富士山はすっぽり雲の中。たまに頂上の一角がちらりと見えるだけ
北西には御坂山塊の黒岳(中央左寄り)から三ッ峠山(右端)が見える
2019年09月27日 12:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/27 12:24
北西には御坂山塊の黒岳(中央左寄り)から三ッ峠山(右端)が見える
西には富士吉田市の街並みがびっしり。その奥には御坂山塊が確認できるが、今日は無風のためか霞んでいる
2019年09月27日 11:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:43
西には富士吉田市の街並みがびっしり。その奥には御坂山塊が確認できるが、今日は無風のためか霞んでいる
南側には今回の登り口である忍野村が見下ろせる。その奥、石割山から伸びてきた尾根の向う側に山中湖が望める
2019年09月27日 11:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 11:43
南側には今回の登り口である忍野村が見下ろせる。その奥、石割山から伸びてきた尾根の向う側に山中湖が望める
さあ下山だ。小さなコブを緩やかに上り下りしながら、主稜線を東に進む。トリカブトの花が群落していた。この花は随所で見かけた
2019年09月27日 12:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 12:50
さあ下山だ。小さなコブを緩やかに上り下りしながら、主稜線を東に進む。トリカブトの花が群落していた。この花は随所で見かけた
振り返ると杓子山頂上が右奥に見える。その右側のコブから左下に急角度で落ちている枝尾根が今回登って来た尾根だ
2019年09月27日 12:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 12:58
振り返ると杓子山頂上が右奥に見える。その右側のコブから左下に急角度で落ちている枝尾根が今回登って来た尾根だ
この枝尾根の下部。中央左寄りに1340mコブが確認できる。ここで尾根は二股に分かれ、写真に写っている東側の支尾根を登った
2019年09月27日 12:58撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 12:58
この枝尾根の下部。中央左寄りに1340mコブが確認できる。ここで尾根は二股に分かれ、写真に写っている東側の支尾根を登った
杓子山から主稜線を東に1km程進むと、なだらかな「子の神」の頂を過ぎる。ここの標高1640mは本日の最高地点
2019年09月27日 13:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:09
杓子山から主稜線を東に1km程進むと、なだらかな「子の神」の頂を過ぎる。ここの標高1640mは本日の最高地点
子の神から1, 2分下ると鹿留山との分岐。ここで直角に右折して、立ノ塚峠へ向かって急な尾根を降りる
2019年09月27日 13:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:11
子の神から1, 2分下ると鹿留山との分岐。ここで直角に右折して、立ノ塚峠へ向かって急な尾根を降りる
これから辿る尾根筋が望めた。中央に見えるコブが加瀬山。ここまで一般登山道を通り、加瀬山から右に伸びている枝尾根を下る予定
2019年09月27日 13:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:26
これから辿る尾根筋が望めた。中央に見えるコブが加瀬山。ここまで一般登山道を通り、加瀬山から右に伸びている枝尾根を下る予定
鹿留山分岐から4, 5分で岩場が始まるが、ロープが設置されているので安心。ここは大きな露岩を狭いバンドでトラバース
2019年09月27日 13:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:27
鹿留山分岐から4, 5分で岩場が始まるが、ロープが設置されているので安心。ここは大きな露岩を狭いバンドでトラバース
大小様々な岩場が次々に現れる。ここは比較的長い。下部は急なので、左に逃げると楽に降りられた
2019年09月27日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:28
大小様々な岩場が次々に現れる。ここは比較的長い。下部は急なので、左に逃げると楽に降りられた
ここでは岩場の部分が終わっても、急な土の斜面にまでロープが伸びているので楽して降りられる
2019年09月27日 13:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 13:40
ここでは岩場の部分が終わっても、急な土の斜面にまでロープが伸びているので楽して降りられる
岩場の連続が終わり、クランク状の1432mコブを過ぎると尾根は緩やかになり、のんびりムードになる
2019年09月27日 14:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 14:24
岩場の連続が終わり、クランク状の1432mコブを過ぎると尾根は緩やかになり、のんびりムードになる
立ノ塚峠に着いた。ここから西側へ降りれば車に戻れるが、長い林道歩きとなるので、予定通り直進して、加瀬山から下りることにする
2019年09月27日 14:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 14:35
立ノ塚峠に着いた。ここから西側へ降りれば車に戻れるが、長い林道歩きとなるので、予定通り直進して、加瀬山から下りることにする
なだらかな明るい尾根をルンルン気分で歩む
2019年09月27日 14:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/27 14:42
なだらかな明るい尾根をルンルン気分で歩む
一般登山道は加瀬山の頂上直下で左折して南東に進むが、リボンが下がっている頂上を越え、南西に伸びる尾根を降りる
2019年09月27日 14:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 14:57
一般登山道は加瀬山の頂上直下で左折して南東に進むが、リボンが下がっている頂上を越え、南西に伸びる尾根を降りる
地形図にはこの尾根筋に破線が描かれているが、実際は踏跡すら無い。標識杭とテープを見かけるだけだが、どこでも歩ける
2019年09月27日 15:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:11
地形図にはこの尾根筋に破線が描かれているが、実際は踏跡すら無い。標識杭とテープを見かけるだけだが、どこでも歩ける
朝方くぐった送電線まで簡単に降りて来られた。しかし、目の前の鉄塔まで10m程、身の丈を超えるススキの藪漕ぎを強いられた
2019年09月27日 15:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:17
朝方くぐった送電線まで簡単に降りて来られた。しかし、目の前の鉄塔まで10m程、身の丈を超えるススキの藪漕ぎを強いられた
地形図には送電線沿いに実線が描かれているからこれを辿れば良いはずだが、ススキが覆い被さっている
2019年09月27日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:41
地形図には送電線沿いに実線が描かれているからこれを辿れば良いはずだが、ススキが覆い被さっている
この道は送電線巡視路らしく、東京電力の看板が立っていたがススキに埋もれている
2019年09月27日 15:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:43
この道は送電線巡視路らしく、東京電力の看板が立っていたがススキに埋もれている
沢へ下る手前で道は途切れ、右方向に山腹を巻くように微かな踏跡が続いていたのでこれを辿る。しかしこれも消えて藪漕ぎになる
2019年09月27日 15:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:47
沢へ下る手前で道は途切れ、右方向に山腹を巻くように微かな踏跡が続いていたのでこれを辿る。しかしこれも消えて藪漕ぎになる
この薮を避けるため右に逃げて林の中に入る。しかし小枝や蔓がうるさくなかなか進まない
2019年09月27日 15:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:51
この薮を避けるため右に逃げて林の中に入る。しかし小枝や蔓がうるさくなかなか進まない
さらに山腹を右に巻いてやっと藪から解放され、どこでも歩けるようになった
2019年09月27日 15:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:56
さらに山腹を右に巻いてやっと藪から解放され、どこでも歩けるようになった
獣道が緩やかな谷筋へと降りて行くのでこれを辿る
2019年09月27日 15:57撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 15:57
獣道が緩やかな谷筋へと降りて行くのでこれを辿る
狭いながらも林道へ飛び出した。さて現在地はどこだろう。とりあえずこの林道を辿る
2019年09月27日 16:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 16:02
狭いながらも林道へ飛び出した。さて現在地はどこだろう。とりあえずこの林道を辿る
林道は次第に幅が広くなってきた。この辺りは林道が入り組んでいるので、ゴール地点を通り過ぎない様に注意しながら進む
2019年09月27日 16:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 16:08
林道は次第に幅が広くなってきた。この辺りは林道が入り組んでいるので、ゴール地点を通り過ぎない様に注意しながら進む
地形図の1車線道路に出た。これを北西に進むと立派な橋で深い谷を越えた
2019年09月27日 16:12撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 16:12
地形図の1車線道路に出た。これを北西に進むと立派な橋で深い谷を越えた
橋を渡って200m弱でゴール。愛車が見えてきた
2019年09月27日 16:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
9/27 16:14
橋を渡って200m弱でゴール。愛車が見えてきた
ゴール直前、朝方と同様に富士山が全身を見せていた。杓子山の山上では、雲に覆われてろくにその姿を見せなかったのに!
2019年09月27日 16:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/27 16:15
ゴール直前、朝方と同様に富士山が全身を見せていた。杓子山の山上では、雲に覆われてろくにその姿を見せなかったのに!
撮影機器:

感想

8月上旬に、39年間住み慣れた厚木市から隣の海老名市に引っ越しした。7月から引っ越しの準備、後片付けと続き、山に行くどころではなかった。8月も末になって一段落したので、そろそろ山に行こうかな、と思った矢先に、私が、さらに続いて家内が相次いで体調を崩し、とても山に行ける状況ではなかった。

9月も末になった。前回山に登ったのは6月26日。3ヶ月前である。まだまだ厳しいが、何とか出られる様になったので、山に行くことにした。
6月までは毎月2回以上は山に登っていた。後期高齢者にとって山行の継続が体力の維持につながる。それなのに、3ヶ月もブランクがあったので、体力の衰えが心配であった。

さてどこに登ろうか。まだ残暑が収まらないので、近くの標高1000mに満たない低い山では暑いだろう。そこで富士山裾野の杓子山を狙った。ここには既に2回ほど登っているのでルートを変え、上り下りにマイナーな枝尾根を選んで変化を付けた。

上りに使った枝尾根は登山道の無いバリエーションルートである。地形図を読んで、これなら登れる、と判断した。
実際に取り付いてみると、尾根筋には踏跡が付いていた。特に2つの支尾根が合流した1340mコブから先は明瞭な踏跡が続いていた。最上部で露岩帯になっても、悪場を避けるように踏跡が付けられているので、安心してこれを辿れた。

杓子山からは一般登山道を辿った。鹿留山分岐の先で岩場が連続して現れるが、ロープが張ってあるので不安はなく、適度の緊張感を楽しめた。

地形図には加瀬山から南西に伸びる尾根上に破線が描かれているので、これを下った。でも、登山道は無く、踏跡すら無かった。毎度のことながら地形図の破線は当てにならない。しかし尾根筋は明瞭だし、特に悪場も無いので、簡単に送電線まで降りられた。

さあ、この先は、地形図に描かれている実線の道を辿れば良いから、と、鉄塔の脇でのんびりと最後の休憩を取った。
ところが、送電線巡視路と思われる実線の道が曲者。身の丈を超えるススキに覆われ、挙句の果てに踏跡程度の道も消え、藪漕ぎを強いられた。これを避けるため林の中に逃げるが踏跡も何も無い上、緩やかで一様な山腹を降りるので、現在地の確認もままならず、カンで進むのみ。獣道を拾いながら下り、なんとか狭い林道に飛び出した。
この辺りは林道が複雑に入り組んでいて、どの林道に出たのか最初は確認できなかったが、地形と照合しながら下るうちに分かって来たので、最後は駐車地点にどんぴしゃりと出られた。3ヶ月のブランクでもカンは衰えなかったようでヤレヤレである。

今回は3ヶ月振りの山行。普段何のトレーニングもしていないので、このブランクは大きく、体力が持つか不安であった。このため、距離も短めにし、時間に余裕を持たせ、ゆっくりペースで歩けるように配慮した。
これが功を奏したのか、案ずるより産むが易し。登り始めは息が上がったが、徐々にいつものペースを掴めたので、順調に登れ、かつ降りられた。また、上り下りにマイナーな枝尾根を選んだので、変化に富んだ楽しい山行でした。

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