中央線御前山シリーズ


- GPS
- 08:07
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,634m
- 下り
- 1,521m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中央線沿いに5つの御前山がある。それをつなぐ山旅だが結構長い。ポイントは1)鶴島御前山から栃穴御前山へは最初急激な下りだが、途中高柄山への下降分岐があり、そちらの方がなお急激で見落としやすい。栃穴御前山から栃穴集落へのくだりはテープや手製の道標、上野原トレイルレース・コースなどの目印に注意すること。上から四方津御前山付近のマツモトキヨシの白い建物が見えている。 下に降りてから吊橋へはわかりにくい。畑のあたりに降り立つと少し左側に二階建ての農家があり、そこで尋ねると家の左から降りる道があるが、現在は誰も使わないので、通行は進められないという。実際大勢でわたると危険かもしれない。その場合は大回りして大きな橋を渡るしかなさそう。今回はとりあえず下ってつり橋に出た。かなり下にあるので上から橋は見えない。つり橋を渡ると植林地に出る。どこを登れば効率的に上に出られるかよくわからないが、今回は左斜面を登り、少し左側から向う側に出た。国道二十号線に出てマツモトキヨシの向かいの上野原西中学校に向かう道に入る。学校の裏手から四方津御前山の岩尾根に向かう山道の入口がある。踏み跡は明瞭でやがて岩尾根に出て左に進めば電波塔があり、その先に御前山山頂。そこからコモア四方津に下りて大野貯水池に向かうが、今回はコモアのエスカレーターまで歩いて四方津駅に出てバスに間に合った。大野貯水池から御春山まではよい道で途中のピークに休憩用東屋がある。御春(おはんな)山から先は多少藪っぽいが刈払いがなされていたので問題なし。赤い祠のある南米沢峠から少し先に太田峠・綱之上御前山の分岐があるが、以前あったらしい手書きの道標はない。赤テープでそれがわかるが、GPSがないとわかりにくいかも。太田峠へは踏み跡はわかりにくい箇所もある。方向に注意して、進むと見覚えのある太田峠、ここには手書き道標あり。太田峠からは大田集落・犬目にむかう道を分け、北西方向、ヨソ木山に向かうが、ここからはわかりにくい。右にゴルフ場を見ながら進むと39号鉄塔に出る。鉄塔左に踏み跡があるがこれは下りなのでパスし、北側の尾根伝いに進むと銃猟禁止の看板のあるところを左折すると巡視路の標識があり、40号鉄塔に出る。その先にさらに1号鉄塔があり、ヨソ木山はそのさらに南側。疲れていると結構長く感じるし、方向を見失わないよう注意が必要。さらに南下すると中央高速のトンネルの上を通過、林道が横切っているが、そのまま藪っぽい踏み跡を南下すると斧窪御前山と鉄塔尾根の分岐のT字路に出る。一旦手等の方向に南下すると伐採地に出て展望が開ける。5番鉄塔あたりまで下ってから展望を楽しんで分岐まで引き返す。その分岐を御前山まで登り返し、長かった山旅も終わる。 |
写真
感想
上野原の鶴島御前山から栃穴・四方津・斧窪と御前山と名のつく山が多くある。いずれも武田信玄の烽火台と関係が深いらしい。どこまで歩けるかチャレンジ・コース。
一昨日も秩父の山道をMTBでつないで、疲れが全くないとも言えない。その時は主としてMTBを漕いだので、歩く筋肉は大して使っていない、ということで大丈夫と思ったが、結構きつくなった。四方津御前山からはコモア四方津からエスカレーターで駅まで駆け下り、バスに飛び乗って大野貯水池まで少し時間と体力をセーブしたものの、そこからの御春山(おはんなやま)、南米峠まではけっこう長く感じられ、綱之上御前山往復をあきらめた。大田峠に下り、ヨソ木山までも遠かった。疲れた体を引きずってなんとか斧窪御前山を回って、目出度く終了。疲れたものの、Vコースの連続で充実感はあった。
始発で上野原に向かい、6時31分到着。トイレを済ませ、6時40分前に出発。少し走って橋を渡り、登山口まで急ぐ。お墓のある登山口に6時52分到着。15分とかからなかった。すぐ登り始め、20分ほどで稜線に出て、5分ほど進んで7時20分、鶴島御前山山頂。ここまでは昨年、高柄山、倉岳山まで歩いたときに通過した。今朝は日差しはあるが、雲も多い。次第に気温が上がり始め、最初の登りで汗をかき、上着を脱いだ。100円サンドウィッチを半分頬張ってポットのコーヒーを飲み軽く補給。権現山、扇山方面や高柄山方面を撮影し、7時25分にすぐ出発。
5分くらい下ってすぐ高柄山方面への急激な下りが左に分岐。知らない人は気づかないような道だ。間違う人も居るらしい。左に下る道が続いて出てきたが同じ道だろう。昨年は二本目の道を下ったがどちらも急な崖下りだ。とてもハイキングコースには見えない。
稜線の尾根道に沿う急な崖を15分くらい下って振り返ると鶴島御前山が大きく見えた。そこから急な坂を10分ほど登り返し、7時53分、栃穴御前山に到着した。南側はゴルフ場でその向こうに高柄山などの稜線が続く。祠のある山頂は小さく、少しの補給ですぐ出発。栃穴集落を目指して下る。しばらく下ると8時3分、上野原トレイル・コースの道標が再び現れた。道標にしたがって左に折れて下ると集落や向こう側の上野原西中学校とその裏の四方津御前山、手前のマツモトキヨシの白い建物などが見えてきた。そこを目指して下るがつり橋は見えない。もっと左に国道に向かう赤い橋が見える。つり橋が渡れなければあそこまで回らねばならない。
8時15分、舗装道路に降り立ち、集落の様子や登山道入口周辺を観察。つり橋は見えない。すこし赤い橋の方(左)に行ってみるが、吊橋がある様子は見えない。右は大きく湾曲し、樹木しか見えない。民家の女性が庭に出てきたのでたずねると、この民家の下にあるというが、誰も使っておらず、危ないのでハイカーには使わないようにいっているという。とりあえず橋への行き方をたずね、一応民家の横の道を裏に向かって降りていくのだという。とりあえず様子を見に行く。はじめ、笹薮の道から仕事場の広場に出たが、そこから先に道がない。いろいろ探したがわからないので戻り、途中の分岐を思い出した。右に下る道に入るとどんどん下り、8時半に吊橋が出てきた。
写真で見たものと同じだが、確かに古くなって、今にも落ちそうな感じ。少し観察して、一人だけなら何とかなると思い、恐る恐る渡った。セーフ、何とか渡れた。おそらく今日が最後になりそう。今後早晩、渡橋禁止になるだろう。さて、橋の先には道はない。左側に踏み跡があり、ひとつは川に沿った道、山側に登る道もありそう。のぼりの道に入り、様子を見る。植林地の中に入ると左側に踏み跡があり、右上のマツモトキヨシ方面には踏み跡がない。藪を掻き分けて登った人の記録もあったが、歩きやすい踏み跡を探し、左側から登っていくとマツモトキヨシよりかなり左側(西側)の民家の前に出た。さらに国道(甲州街道)への出口を探したが、行き止まりかと思えた駐車場の奥に細い道があり、国道に出たのは8時40分、マツモトキヨシの前にある道を左折し、上野原西中学校のほうに向かう。8時46分、学校の裏に出て登り口を見つけた。一呼吸いれ、補給して8時51分に登りだす。
踏み跡を探し、山ノ神を撮影、しばらく登って8時59分尾根に乗る。すぐ左手に御前山の電波塔が見える。9時5分、岩場に出る。5分くらい岩場が続き、難なく乗り切って山頂下に出る。7分くらいの登りで電波塔に出る。9時20分、山名プレートのある山頂に出て一呼吸。しかし四方津駅のバスの時間が近づいているのですぐに出発、下りながら、コモア四方津のエスカレーターで下ることを考えながら一気に登山口に出た。9時31分だった。バスは9時47分、バスが間に合いそうもない場合はこのままコモアを突っ切って貯水池まで3km弱歩く予定。しかしエレベーターがr。コモア四方津の中心に向かって走る。犬の散歩に出ている住民にエスカレータの場所を尋ねる。ずっと先のスーパーの先という。走り走る。しかしかなり遠い。もう9時40分過ぎた。もうだめか?とスーパーに出てその先の広場を曲がるとそれらしき建物。歩く人に聞くとそうだという。走る、エスカレーターに乗り、橋って下る。もう間に合わないーーーしかし走るーー47分を過ぎた。だめかーーエレベータに乗り継ぎ外に出る。タクシー乗り場とバス停が見える、走るーーあ、バスが来た。シメタ、手で合図をしてバスに待ってもらう。何とか飛び乗ったーーセーフ!!これで時間と体力温存。コモア四方津から降りてくる別の道を見ながら運転手さんと話をする。冬季は通行止めになっているようだ。かなりの登り。コモアと駅では100m以上の標高差だ。100mのエスカレータもすごかった。
5分で貯水池到着。大野貯水池は東電のダムがある。東電の車両が停めてあり、作業員らが休憩所に座って話をしている。鴨に餌やりをしている作業員のおっさんもいる。鴨を撮影し、ダムを渡る。対岸の丘の上には立派な東屋が見える。そこまでは舗装道路がある。10時に丘の上に出て左に秋葉社、金比羅社の小さな祠と天王宮の大きな祠。東屋で小休止。果物と残りのサンドウィッチを少し食べて出発。道は笹が刈払いされて歩きやすい。貯水池やその向こうの扇山、権現山方面、御春山方面を見ながら10時32分、貯水池から30分ほどで御春山に到着。ここで補給しながらこれからどうするか、少し考えた。一昨日のMTBハイクで多少の疲れが残り、少し右足が重く、痛みが残る。無理しないで綱之上御前山往復は割愛して太田峠に出ることを考えた。南米峠に出た時点で決めることにした。
10時32分、御春山を後にして、扇山を眺めながら下る。39分、祠通過。さらに47分、二つの赤い祠があり、その前に林道が交差する場所に出た。このダートの林道は南米沢(なめさわ)集落の奥から桂川の枝沢沿いに梁川町新倉を結ぶもののようだ。勘違いをしていて、ここが本当の南米沢峠だったらしい。笹薮が次第に濃くなるが刈払いがなされていて迷うことはない。若干のアップダウンのある尾根に沿ってなおも進むと11時3分、左右に分岐のある地点に出た。どうやら南米沢峠(と思い違いしていた)らしい。ここで昼食弁当を半分食べる。大量補給してなおどれくらい頑張れそうか、考える。左に綱之上御前山がそそり立っている。山頂直下は急峻で標高差はおよそ100m(南米沢峠は470m、御前山は568m)、少し下って登るので、これを往復して、なお斧窪御前山を回るのは少しつらいし、自信がない。どちらかを選ぶなら、大田峠ニッ回る道を確かめて斧窪御前山に行きたい。決まった。綱之上御前山はまたの楽しみに取っておこう。
11時10分頃、大田峠を目指して出発。南米沢峠にはヨソ木山の道標は消えていた。この尾根道はすぐ下に林道のような作業道が見える。やはり南米沢に出るらしい。左の尾根道の踏み跡を追って左に進む。扇山、御前山、前道志の山々を見ながら進むと11時33分、見慣れた植林地に出た。ピークを避けて進むと太田峠らしい場所が見え、左に方向を変えて作業道を進むと太田峠に11時40分到着。綱之上御前山経由だとおそらく一時間以上余分に係り、体力的にもあきらめていただろう。ここからヨソ木山に向かう。すでにいくつも野山を越えて登り下りで疲れが出てきて足取りが重くなる。踏み跡は上野原市と大月市の境の尾根を進んでいるが地形が複雑でわかりにくい。右前方にはサンメンバーズゴルフクラブが見え、所々に赤テープが張ってあるので、なんとか道は辿れる。30分進んでもまだまだ鉄塔は見えない。視界の利かない道だ。12時26分、ようやく鉄塔が見えた。39号鉄塔だ。さてここからどちらに向かうのか、道跡が見えない。左に下るふみ跡があるが尾根をはずしている。鉄塔の置くの土手に上がってみるとその裏にはっきりした道形があるので、そこを進んでみる。方向がわからなくなったので、松浦本のコピーを読み直すと少し下って狩猟禁止の看板を左折とある。少し下ると12時35分、その看板が見つかり安心。左折してしばらく進むと43分に40号鉄塔。その先に1号鉄塔。斧窪御前山が見え始め、さらに10分足らずの登りで12時53分ようやくヨソ木山に到着。疲れを感じる。ここで残りの果物やロールケーキを食べて休憩し、山頂の先の4号鉄塔方面に進んでみるが、巡視路はあるが、よくわからない。山頂から南東に下る踏み跡がそれらしいが、松浦本で確認する。これでよいらしい。
13時過ぎ出発し、松浦本に出てくる南東から南に方向を変える小尾根の入口を探す。すると赤テープがいくつも張ってある入口が見つかり、方向を変える。木につかまりながら急激は崖を下り、13時12分、小さな電波塔が見えた。中央高速が下に見える場所。目の前にダートの林道が横切っている。正面の薄い踏み跡を追って登り坂に入る。ゆるい登りから13時21分、御前山と4号鉄塔への分岐に出る。最初に7号鉄塔を目指して右折し、13時28分、5号鉄塔を過ぎると急に伐採地に出て視界が開ける。御前山の姿もよいが、滝子山など南大菩薩や三つ峠、前道志などが大きく見える。ひとしきり撮影して戻る。13時39分、分岐通過、13時55分、ひと登りで斧窪御前山に到着した。鶴島御前・栃窪・四方津・御春山・ヨソ木山と縦走し、最後に斧窪御前山、さすがに疲れた。14時少し前に下山開始、14時10分、赤い鳥居と祠を通過し、14時17分、登山口のある舗装道路に出て14時33分、梁川駅についた。疲れたが充実した山旅だった。
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