草すべりから北岳へ

コースタイム
4:00小屋-6:00分岐‐6:20小太郎分岐点-7:05肩の小屋‐8:10〜20北岳
(これより写真撮影しながらの下山)
9:10北岳肩の小屋-9:55小太郎分岐点-11:30〜12:50白根御池小屋-14:50広河原バス停
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
海の日3連休初日8時半到着で第7駐車場へ誘導される。 芦安より乗り合いタクシーにて広河原へ 1泊して下山後駐車場は離れた小学校や支所まで利用されていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト〜つり橋を渡り右手の広河原山荘に 草すべり経由北岳往復は、特に危険箇所なし。小太郎尾根からの稜線歩きは、風が急に強くなる。 下山後の温泉 http://www.minami-alpskankou.jp/higaeri-onsen.html |
写真
感想
北岳を登るに当り、朝一番のバスに間に合うように夜中に出かけ北岳肩の小屋泊まりにするか?前日はしっかり寝て早朝スタートし白根御池泊まりにするか?迷った。
中高年の山岳事故が多くなっている昨今、まさしく中高年の体力の衰えた私には後者が妥当だろう。午前中の芦安からのバスまたはタクシーに間に合えばいいか・・・と家を5時スタートと決めた。
各地で豪雨の被害がテレビで放映され、天気予報もイマイチ。一度は北岳登山は中止と決めた。キャンセルを入れようと小屋へ電話すると、道は全く心配が無く天気も良くなる方向とのこと、前日昼過ぎに再度北岳決行とする。
しかし出発朝、自宅付近は横殴りの雨に大雨洪水注意報まで出ていていささか心配になったが、とりあえず芦安の駐車場まで行って見ることにした。
芦安の天気は回復傾向。駐車場はバスやタクシー乗り場から遠く第7駐車場へと誘導されたが、待たずに乗り合いタクシーにも乗ることが出来たので9時50分には広河原に到着。
【広河原から白根御池へ】
樹林帯の中ひたすら登る。展望はないが涼しいコース。高度を稼ぐにつれ、沢の音が遠くなり野鳥の声が聞え始める。第二ベンチで鳳凰三山が見える。
雪崩で小屋が崩壊し7年間プレハブで営業、この立派な小屋が出来て7年経つと言う。清潔で小屋の人たちの感じがいい。
【白根御池小屋から北岳往復そして下山】
小屋泊まりの時は早立ちが出来るから朝食なしにしてもらう。4時ヘッドランプを頼りに小屋を出発。雨とまではいかないが霧に覆われレインコート着込む。草すべりの道はその名の通り急峻で暑くてレインコートは着ていられず途中で脱ぐ。
各地で問題になっているニホンジカの被害がここも同様にあり、お花畑の一部を保護のために金網で囲ってあった。小太郎尾根に出る手前はお花畑が広がりシナノキンバイが真っ盛り。
小太郎尾根に出ると状況は一転。強い風の吹き付ける稜線歩きは、吹き飛ばされそうになることしばしあり。ガスっていて何も見えず。体が冷えるのでレインコートを再び着込む。足元のイワナシやハイマツに隠れるように咲いているキバナシャクナゲの群生がせめてもの救い。北岳肩の小屋に近づくにつれハクサンイチゲのお花畑。ますます風強くやっとのことで北岳登頂。寒い!何も見えない!!記念撮影のみで早々下山。八本歯のコルへの分岐点付近で咲いているというキタダケソウに会いに行くつもりだったが断念。残念!!
登るときは夢中だった草すべりは、下ってみるとその急俊なことに驚く。自分達もやってきたことだが喘ぎ喘ぎ登ってくる人を見ると気の毒になる。白根御池小屋からの下りも気を引き締め人様の迷惑にならぬよう慎重に下り、2時50分広河原到着。
下山後の温泉はヘルシーパーク山渓園にて。駐車場は少ないがその分入浴者も少ないのかほぼ貸切状態。
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