ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2116079
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

表妙義縦走

2019年11月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:14
距離
8.7km
登り
1,112m
下り
1,110m

コースタイム

日帰り
山行
7:30
休憩
0:50
合計
8:20
6:10
6:10
40
6:50
7:00
30
7:30
7:30
30
8:00
8:00
30
8:30
8:30
20
8:50
9:20
40
10:00
10:00
10
10:10
10:10
40
10:50
11:00
50
11:50
11:50
10
12:00
12:00
20
12:20
12:20
40
13:00
13:00
10
13:10
13:10
10
13:20
13:20
10
13:30
13:30
50
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
良い天気!朝焼けで白雲山が赤い!
良い天気!朝焼けで白雲山が赤い!
白雲山中腹の大の字!デカイ(^○^)
白雲山中腹の大の字!デカイ(^○^)
大の字からの群馬の街並みもいいですよ☆
1
大の字からの群馬の街並みもいいですよ☆
ビビリ岩。この岩の裏側は、
ビビリ岩。この岩の裏側は、
崖でした((((;゜Д゜)))))))
たぶん500m以上落ちています……
3
崖でした((((;゜Д゜)))))))
たぶん500m以上落ちています……
背ビレ岩。高度感バツグンです☆
1
背ビレ岩。高度感バツグンです☆
大のぞきから下をのぞくと、ここホントに下るの?と疑いたくなる高さと滑りやすそうな岩(汗)
大のぞきから下をのぞくと、ここホントに下るの?と疑いたくなる高さと滑りやすそうな岩(汗)
数々の難所を越えて相馬岳!
浅間山がよく見えています☆
1
数々の難所を越えて相馬岳!
浅間山がよく見えています☆
そしてこれから向かう金洞山。今度はあれを登るの?と疑いたくなるほどそびえてます(笑)
そしてこれから向かう金洞山。今度はあれを登るの?と疑いたくなるほどそびえてます(笑)
山頂付近は落葉していたけど、バラ尾根は鮮やかでした☆
山頂付近は落葉していたけど、バラ尾根は鮮やかでした☆
さあ表妙義縦走路の見所「鷹戻し」に近づいてきました!なんと緑線付近を登っていくトンデモルートです((((;゜Д゜)))))))
1
さあ表妙義縦走路の見所「鷹戻し」に近づいてきました!なんと緑線付近を登っていくトンデモルートです((((;゜Д゜)))))))
鷹戻しです……もはやクライミングの領域か!?
鷹戻しです……もはやクライミングの領域か!?
でも登りきると白雲山の素晴らしい風景♫
でも登りきると白雲山の素晴らしい風景♫
しかし、あの登りですから下りもキツイ(汗) オーバーハング気味の25m下降に始まり、
しかし、あの登りですから下りもキツイ(汗) オーバーハング気味の25m下降に始まり、
さらにもう一発25m下降がやってきます……総下降距離50m超!
さらにもう一発25m下降がやってきます……総下降距離50m超!
あの岩の割れ目を下ってきました(笑)
あの岩の割れ目を下ってきました(笑)
さらに登り下りを経て中ノ岳の山頂です。
さらに登り下りを経て中ノ岳の山頂です。
中ノ岳の山頂からは色彩豊かな美しい山麓を眺めることができます(*´∇`*)
1
中ノ岳の山頂からは色彩豊かな美しい山麓を眺めることができます(*´∇`*)
中ノ岳を最後のピークとして下ると石門広場に来ます。第四石門は風情がありました♫
2
中ノ岳を最後のピークとして下ると石門広場に来ます。第四石門は風情がありました♫

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 地図(地形図) 計画書 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル カメラ ヘルメット

感想

下調べ段階で薄々予想していましたが、尋常でないほど難しい登山でした。これまで剣岳の北方稜線や西穂奥穂縦走の稜線といったバリエーションルートにも行ってきましたが、私個人の印象としては、それらの岩場よりも難度が高いです。この縦走が難しいと言える理由は3点。
1つ目は、圧倒的な高度感。妙義山を周囲から見てわかるように、稜線上は極めて高く切れています。その稜線上のたくさんの岩場を歩くわけなので、大なり小なり恐怖心を抱くことになります。これが精神的に難しいと感じさせます。
2つ目は、数多くの長いクサリ場。登山をしているといろんな山でクサリ場を見ることがありますが、長くても10m程度だと思います。表妙義は、数十メートルに及ぶクサリ場が数多くあり、ゆえに緊張を伴う岩場は長くなります。岩場が長くなる分使う握力や腕力、脚力等を酷使し著しく疲労しやすくなるので、結果としてより後半の岩場に影響を与えます。これが肉体的な難度を上げます。
3つ目は、いやらしい岩質。この山を構成するのはデイサイト溶岩や凝灰岩が主であり、岩の表面は固く滑りやすいです。ですので、岩場にホールドができにくく、できても小さい、しかも滑りやすいので身体全体の使い方が難しいです。そのため、技術的な力量を求められます。
これら3点がバラバラであればどうにかできますが、同時に立ち向かわないといけないので大変です。特に危険な場所は次のとおりです。
 1.鷹戻しからの下降(特に2つ目の25mの下降)
 2.中ノ岳からの下降
 3.鷹戻しの登攀
3つ目は難所として有名ですが、1つ目2つ目は足掛かりが少ない上に垂直の崖からオーバーハング気味の岩場でその足掛かりが見えづらくなっています。下るということからもこちらの方が難しく感じました。

もちろん、白雲山のビビリ岩や背ビレ岩、大のぞきの下降も難度が高いので、長時間続く体力と集中力、長いクサリ場を乗り越えていく技術が必要です。総じて、そういう岩場の好きな自分にとってとても楽しい山行になりました。天気が良く展望もきいたので良かったです!

ちなみに、自分は人工物をあまり使うことが好きでないので、これまでの登山を通じて「クサリ・ボルト不使用縛り」を課してきました。これまでもそれで西穂奥穂の縦走や剣岳の登頂など今まで成し遂げてきました。今回の縦走でもこの縛りを守っていこうと思い、ビビリ岩の登りや大のぞきの下降をはじめ、鷹戻しの登攀までクサリ無しで達成しました!ただ、先に紹介した鷹戻しからの下降と中ノ岳からの下降の2ヶ所に関してはクサリを使わずにいられませんでした・・・・
自分にとっては2敗したわけなので残念ですが、これからもこれを極力続けて、自分の身体だけで登る技術を高めていきたいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:279人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 赤城・榛名・荒船 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら