遅くなった登り初は西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳周回
- GPS
- 05:17
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 942m
- 下り
- 926m
コースタイム
- 山行
- 5:17
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:17
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
遅くなりましたが、今年の登り初。それにしても、雪が降らないですね。下界にとってはありがたいのですが。新年の勢いに任せて?一眼レフを買ってしまいました。今回はお初の撮影となります。
所用で日帰りしかできないのだが、雪がなくても楽しめそうな山。以前から行きたかった敦賀の山、西方ヶ岳と蠑螺(さざえ)ヶ岳へ行くことにした。
みなさんが日帰りで縦走を楽しまれている山、晴れていればきれいな敦賀湾を眺めながら縦走できるはず。今日は良いお天気なので眺望が期待できる。ただ、海に近いので風が強いかもしれない。念のため、ダウン、チェーンアイゼンも持参したが、雪の痕跡もなく、それらはお守りになった。
マイカーは浦底の登山口の手前の路肩に、工事関係者の了解を頂いて駐車。そこで、折りたたみ自転車を取り出して、ザックを背負って常神まで戻る。道路はマイカーではなんの問題もなかったが、自転車だと、道路の起伏に苦戦。ギアチェンジを繰り返し頑張るが、急な上り坂は歩いたほうが速いので降りて歩く。横をサイクリングしている若者が爽やかに通り過ぎていく。あんなふうに走れたらいいだろうなあ。当方の折りたたみの自転車ではエッチラオッチラ。
それにしても、原発へ行き来するダンプカーがひっきりなしに通り、ここが原発の町であることを実感する。でも、自転車を漕いでいると敦賀湾のきれいな海に、波しぶきの跡をつけて漁船が進んでく。そのエンジン音が心地よい。原発はあるけど、海と生きる町。何度も自転車を止めて海の写真を撮る。素敵な光景だ。
自転車を漕いでわかったのだが、なんと筋力の落ちていることか。しばらく運動してなかったためか、太ももがずいぶん疲労してきた。ハアハア粗い息遣いで頑張ってトンネルを越えると、下り坂になり、ようやく、常神神社へ。7kmあまりの距離のはずなのに40分も掛かってしまった。
神社の駐車場に、了解を得て自転車を停めさせてもらって登山開始。山の上の方に巨岩が見える。まずは階段を緩やかに登り始め、だんだん斜度が上がる。コースタイム通り、20分で奥の院。更に登ると地面は風化した花崗岩が露出しており、大きな石英がたくさん、地面に埋まっている。こういうところを掘り返すと水晶が見つかるかもしれないが、それはご法度。自然はできるだけ、ありのままにしておこう。
オウム岩を過ぎて尾根に上がってくると、斜度は緩む。ここまで、ほぼコースタイム通り。さすが、コースタイムキーパー😅。登り始めはスピード出ないなあ。登り込んでスピードつけないと雪山は厳しいだろう。ここを最初の山にして良かった。
ここからしばらく松葉の積もった道を登る。他に折れた枝や笹が登山道にいっぱい落ちている。少し片付けながら登る。やがて、小屋が見えだし、山頂に出た。ここは広場になっており、食事や休憩に適している。先着のご年配のご夫婦に挨拶してから、小屋の左右の道を進むと、笹道の中に三角点があったが、こちらは視界がなく残念。小屋まで戻ると、ご夫婦から、岩場からの景色が良いことを教えて頂き、行ってみて岩を登り始めると「オオッ!」、思わず声が出た。敦賀湾の向こうに山々、その先に雪を頂いた白山連峰が見える。これは凄い! ここだけでも、登ってきた甲斐がある。
ここでカップラーメンを食べて、蠑螺ヶ岳へ稜線を進む。先程の小屋の向こうに分岐があり、そこからカモシカ台を目指す。ここも、枯れ枝が登山道をきれいに塞いでいる。後は大した登りはないので、できるだけ取り除いて横において進む。しかし、あまりに多い。風で折れて落ちただけなんだろうか。動物が枝を運んで通せんぼしているのではないか、そう思えるほど多かった。結構な数の枝を片付けたが、これは下山するまで続いていた😂。
カモシカ台は分岐からすぐのところで、ご夫婦が食事を終えられたところだった。岩に登ろうかと思ったが、手がかりが少なく、新しく買った一眼レフが壊れるといけないので自重した。縦走路に戻って進むと手の前に次々と頂きが出てくるが、スケールは小さく、すぐに登ることができた。また、稜線上には大きな岩があちこちにあり、ここに登ると敦賀湾がきれいに見えた。また、浦底の砂嘴とその先の水島がきれいに見える。ただ、高圧電線が邪魔になって残念だった。
縦走路の左側に谷の水の音がし、まもなく、水場への広場に出る。ここから右に折れて浦底への下降路となる。途中で、右の尾根に上がる踏み跡があり、ここを登ってイバラをやり過ごし、岩の上に上がると水島がきれいに見える。ここでは高圧電線は邪魔にならなかった。
順調に下降するが案外時間がかかり、ここも、ほぼコースタイム通りで登山口についた。新たな道路が工事中で、うっかりここを進むと、下山したい方向と違ってきたので見回すと、横に舗装された小さな道路があり、こちらが正しいルートで、無事にマイカーのあるところまで戻れた。
すっかり汗をかいてしまった。体を絞り込まないといけないな。
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