黍殻山、焼山
- GPS
- 09:29
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,142m
- 下り
- 1,240m
コースタイム
天候 | 晴れたり、曇ったり一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東野バス停からはしばらく舗装道路、林道に入ってからも大部分がコンクリート舗装。登山カードを投入するポストは八丁坂の頭登山道入口(ヤマレコでは釜立沢口というらしい)にある。カードはすでになくなっていた。しかたなしにヤマレコの山行計画の様式で作った計画を投入してきた。登山道はしっかりしていて、歩きやすい。自然な地道なので、足裏の感触を楽しむことができる。道標も完備しているので、不安感はない。新しい道標と古いものが混じっているのも道標を作る人たちの苦労が偲ばれて嬉しい。新しいものには次の目標までのキロ程が明示してある。歩きながら行程を考える参考になる。 |
写真
感想
北丹沢に残っていた黍殻山、焼山を歩こうと考えて出かけた。週日だったので、休日に利用していた交通機関の時刻表が違っていることを知らされた。JR藤野駅で津久井神奈川交通バスに乗り、やまなみ温泉までは順調に接続があった。ここで40分ばかり接続待ちとなった。おかげでやまなみ温泉探訪ができた。朝日を浴びた渓谷には白く蜘蛛の巣が光っていた。いい天気になることを期待させた。
東野バス停からすぐに歩き出した。小学校、中学校から歌声が流れてきた。しばらく舗装道路。林道を行くこと約1時間で、八丁坂の頭入口に着く。津久井警察署の登山ポストがたっている。登山カードはなくなっていたので、ヤマレコの山行計画様式で作ったものを入れておいた。前回は蛭が岳からここへ下りてきた。今回はそのまま林道をたどる。スギの造林地が続く。登山口のすこし手前の沢を横切るとき、水を補給した。ここから上で水を手に入れることは難しい。閉鎖した林道ゲートの手前に駐車した車が3台。ゲートの奥に駐車している車がさらに3台。後者は山仕事に入った人たちのものらしい。登山道は涸沢の傍を行く。しっかりした地道で、道標も必要な程度に整備されているので不安感はないが、GPSの軌跡は国土地理院の4千5百分の1地形図に示されている道とはことなっている。陽射しを感じるような天気なのだが、時々通り雨。休みながらゆっくり登る。道の傍に石積みがあった。炭焼き窯でもあったと思わせる風情だ。
まもなく尾根というところで、下りてくる5人のパーティと行き違った。上は強い風という。蛭が岳を目指したが、袖平山で引き返してきたという。
鹿柵と思われるものが見られる。やがて尾根。北へ向かうとすぐ黍殻避難小屋。焼山、黍殻山など北丹沢の山から蛭が岳を目指すとすれば、とてもいい位置にある。一気に蛭が岳に向かうのではなく、ここで一息入れるとずいぶんゆとりのある計画が立てられる。
避難小屋の周囲のヒノキ造林地にチエンソーの音がけたたましく鳴り響いていた。間伐、枝打ちをいっしょにやっているのだという。
黍殻山頂は三等三角点。見晴らしはきかず、防災通信設備の建物があった。広葉樹林、ぶな、ミズナラなどが気持ちよい。どんどん下って平丸分岐をすぎたところで雨支度。雨対策の工夫を試すチャンスになった。
鳥屋分岐は歩道が崩落しているので通行禁止になっていた。
焼山は将軍家の御猟場で火を入れたから、焼き山と呼んだのだという。展望台を作ったり、白樺を植えたりすることは賛成できないが、道は気持ちよい。里に近づいたとき、後ろでばたばたと鳥が飛び立った。姿を見なかったが、ヤマバトのような気配を感じた。
まもなくバス停というところで、三ヶ木行のバスが通ったのが見えた。定刻17:53きっかりだった。バス停についてあたりの人に尋ねると、パスはまだ行ってないのではないか、という。優しい人なのかもしれない。しかし、悔しいけれど三ヶ木まであと2時間歩くことになった。意地を張らずにタクシーを呼ぶのが賢明だったかもしれない。
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