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Yamareco

記録ID: 226271
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ハイキング
丹沢

黍殻山、焼山

2012年09月18日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
09:29
距離
15.6km
登り
1,142m
下り
1,240m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

東野バス停8:33−9:34八丁坂の頭入口10:11-黍殻山道10:59−青根分岐13:16-13:36黍殻避難小屋14:03−黍殻山頂14:34−15:50焼山16:06−17:56焼山登山口-18:00バス停-20:16三ヶ木バスセンター
天候 晴れたり、曇ったり一時雨
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
東野バス停からはしばらく舗装道路、林道に入ってからも大部分がコンクリート舗装。登山カードを投入するポストは八丁坂の頭登山道入口(ヤマレコでは釜立沢口というらしい)にある。カードはすでになくなっていた。しかたなしにヤマレコの山行計画の様式で作った計画を投入してきた。登山道はしっかりしていて、歩きやすい。自然な地道なので、足裏の感触を楽しむことができる。道標も完備しているので、不安感はない。新しい道標と古いものが混じっているのも道標を作る人たちの苦労が偲ばれて嬉しい。新しいものには次の目標までのキロ程が明示してある。歩きながら行程を考える参考になる。
きょうの雲行きを見ようと空を仰いだら、ちょうど日が出るころだった、すこし朝焼け気味だった。
2012年09月18日 05:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 5:16
きょうの雲行きを見ようと空を仰いだら、ちょうど日が出るころだった、すこし朝焼け気味だった。
JR藤野駅から津久井神奈交バスでやまなみ温泉に着いた。東野行のバスは8:15までない。
2012年09月18日 07:33撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 7:33
JR藤野駅から津久井神奈交バスでやまなみ温泉に着いた。東野行のバスは8:15までない。
バス停の前の谷に白く光る蜘蛛の巣がたくさん見えた。きょうもいい天気なのかもしれない。
2012年09月18日 07:33撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 7:33
バス停の前の谷に白く光る蜘蛛の巣がたくさん見えた。きょうもいい天気なのかもしれない。
蜘蛛の巣の主はジョロウグモのようだ。
2012年09月18日 07:52撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 7:52
蜘蛛の巣の主はジョロウグモのようだ。
美しい日本をぶち壊したのは自ら求めた都会化、金銭化ではなかったか。
2012年09月18日 07:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 7:47
美しい日本をぶち壊したのは自ら求めた都会化、金銭化ではなかったか。
8:33に東野バス停から歩き始める。
2012年09月18日 08:33撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 8:33
8:33に東野バス停から歩き始める。
銀杏の巨木の中にたたずむ鳥居が美しい。
2012年09月18日 08:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 8:36
銀杏の巨木の中にたたずむ鳥居が美しい。
「新しい道路を作っています」工事にかなりの人が働きに出ていた。「蛭が岳に行くのか」と声をかけられて、「黍殻山です」と答えたら、「気をつけて」と言われた。
2012年09月18日 08:54撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 8:54
「新しい道路を作っています」工事にかなりの人が働きに出ていた。「蛭が岳に行くのか」と声をかけられて、「黍殻山です」と答えたら、「気をつけて」と言われた。
林道ゲートは長く開けたままになっているようだ。それがよい。不必要な規制はいらない。
2012年09月18日 09:03撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 9:03
林道ゲートは長く開けたままになっているようだ。それがよい。不必要な規制はいらない。
沢が増水したとき、水を林道の上を流す構造になっている。傍に人道橋が作られている。この村の人たちはきっと思慮深い人たちなのだろう
2012年09月18日 09:07撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 9:07
沢が増水したとき、水を林道の上を流す構造になっている。傍に人道橋が作られている。この村の人たちはきっと思慮深い人たちなのだろう
スギの造林地が続く。いい山になっている。しっかり下層間伐をすればもっといい山になるのに。
2012年09月18日 09:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 9:16
スギの造林地が続く。いい山になっている。しっかり下層間伐をすればもっといい山になるのに。
のそのそとも歩こうとしないガマガエル殿。案の定、車に踏み潰されたものも何匹か出会った。
2012年09月18日 09:19撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 9:19
のそのそとも歩こうとしないガマガエル殿。案の定、車に踏み潰されたものも何匹か出会った。
ちょうど1時間かかった。八丁坂の頭入口。上のルート図では釜立沢登山口になっている。きょうのルートで登山ポストはここだけにあった。
2012年09月18日 09:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 9:34
ちょうど1時間かかった。八丁坂の頭入口。上のルート図では釜立沢登山口になっている。きょうのルートで登山ポストはここだけにあった。
登山口のコンクリートの上を蛭が這っていた。これは水の中の蛭なのだが・・・。
2012年09月18日 10:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 10:01
登山口のコンクリートの上を蛭が這っていた。これは水の中の蛭なのだが・・・。
学校林の表示があった。青根小学校のものだと言う。いくらかでも山仕事を体験できる小学生はうらやましい。
2012年09月18日 10:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 10:21
学校林の表示があった。青根小学校のものだと言う。いくらかでも山仕事を体験できる小学生はうらやましい。
林道はここで閉鎖。すこし手前に車が停めてあった。
2012年09月18日 10:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 10:31
林道はここで閉鎖。すこし手前に車が停めてあった。
山仕事に入るためのモノレール。林道はここまで。いよいよここから登山道に入る
2012年09月18日 10:52撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 10:52
山仕事に入るためのモノレール。林道はここまで。いよいよここから登山道に入る
道標はしっかりしている。
2012年09月18日 11:22撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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道標はしっかりしている。
登山道脇に石積みがあった。辺りを見るとどうやら炭焼き窯を作ったところらしい。
2012年09月18日 11:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 11:35
登山道脇に石積みがあった。辺りを見るとどうやら炭焼き窯を作ったところらしい。
腰を下ろして、休憩しなさいと言われているようで、一服の誘惑に身をゆだねること暫し。
2012年09月18日 11:56撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 11:56
腰を下ろして、休憩しなさいと言われているようで、一服の誘惑に身をゆだねること暫し。
鹿よけ柵らしいのだが、何のために、いつ作ったのかはっきりしないものが丹沢山塊には目に付く。
2012年09月18日 13:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 13:06
鹿よけ柵らしいのだが、何のために、いつ作ったのかはっきりしないものが丹沢山塊には目に付く。
姫次尾根にようやく上った。南に向かうと姫次を経て、蛭が岳へ、北に向かうと黍殻山を経て、焼山に続く。
2012年09月18日 13:14撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 13:14
姫次尾根にようやく上った。南に向かうと姫次を経て、蛭が岳へ、北に向かうと黍殻山を経て、焼山に続く。
まもなく黍殻避難小屋。
2012年09月18日 13:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 13:35
まもなく黍殻避難小屋。
きちきち詰めれば20人は寝られるが、10人だったら快適な広さだ。
2012年09月18日 13:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 13:37
きちきち詰めれば20人は寝られるが、10人だったら快適な広さだ。
チエンソーの音がけたたましく、ヒノキの枝打ちをやっていた。
2012年09月18日 14:06撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:06
チエンソーの音がけたたましく、ヒノキの枝打ちをやっていた。
モノレールで約1時間で上ってきて、作業をしていると言う。
2012年09月18日 14:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:09
モノレールで約1時間で上ってきて、作業をしていると言う。
間伐もやっている。45年生のヒノキ林。
2012年09月18日 14:13撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:13
間伐もやっている。45年生のヒノキ林。
黍殻山頂はすぐそこ。
2012年09月18日 14:31撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:31
黍殻山頂はすぐそこ。
標石は三等三角点だった。
2012年09月18日 14:34撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:34
標石は三等三角点だった。
トリカブトが花盛り。
2012年09月18日 14:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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トリカブトが花盛り。
広葉樹林はブナ、ミズナラ、シデ類、カエデ類。
2012年09月18日 14:43撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:43
広葉樹林はブナ、ミズナラ、シデ類、カエデ類。
カラマツの造林地も多い。
2012年09月18日 14:54撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 14:54
カラマツの造林地も多い。
鳥屋分岐。鳥屋道は崩落していて、通行禁止になっている。
2012年09月18日 15:35撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 15:35
鳥屋分岐。鳥屋道は崩落していて、通行禁止になっている。
ヒノキの風倒木。かなり大きな木であるが、根は浅い。
2012年09月18日 15:40撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 15:40
ヒノキの風倒木。かなり大きな木であるが、根は浅い。
焼山山頂。展望台がある。焼山は将軍家の猟場になっていて、火を入れたため焼き山といったのだという。
2012年09月18日 15:48撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 15:48
焼山山頂。展望台がある。焼山は将軍家の猟場になっていて、火を入れたため焼き山といったのだという。
ヒルが手を這っていたので、しばらく見ていたら血を吸いはじめた。左側が吸血口、右側が吸盤。
2012年09月18日 16:38撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
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9/18 16:38
ヒルが手を這っていたので、しばらく見ていたら血を吸いはじめた。左側が吸血口、右側が吸盤。
登山口、バス道に下りたのは17:57だった。時間通り運行したバスが、通過したのは4分前だった。
2012年09月18日 17:57撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
9/18 17:57
登山口、バス道に下りたのは17:57だった。時間通り運行したバスが、通過したのは4分前だった。
撮影機器:

感想

 北丹沢に残っていた黍殻山、焼山を歩こうと考えて出かけた。週日だったので、休日に利用していた交通機関の時刻表が違っていることを知らされた。JR藤野駅で津久井神奈川交通バスに乗り、やまなみ温泉までは順調に接続があった。ここで40分ばかり接続待ちとなった。おかげでやまなみ温泉探訪ができた。朝日を浴びた渓谷には白く蜘蛛の巣が光っていた。いい天気になることを期待させた。
 東野バス停からすぐに歩き出した。小学校、中学校から歌声が流れてきた。しばらく舗装道路。林道を行くこと約1時間で、八丁坂の頭入口に着く。津久井警察署の登山ポストがたっている。登山カードはなくなっていたので、ヤマレコの山行計画様式で作ったものを入れておいた。前回は蛭が岳からここへ下りてきた。今回はそのまま林道をたどる。スギの造林地が続く。登山口のすこし手前の沢を横切るとき、水を補給した。ここから上で水を手に入れることは難しい。閉鎖した林道ゲートの手前に駐車した車が3台。ゲートの奥に駐車している車がさらに3台。後者は山仕事に入った人たちのものらしい。登山道は涸沢の傍を行く。しっかりした地道で、道標も必要な程度に整備されているので不安感はないが、GPSの軌跡は国土地理院の4千5百分の1地形図に示されている道とはことなっている。陽射しを感じるような天気なのだが、時々通り雨。休みながらゆっくり登る。道の傍に石積みがあった。炭焼き窯でもあったと思わせる風情だ。
 まもなく尾根というところで、下りてくる5人のパーティと行き違った。上は強い風という。蛭が岳を目指したが、袖平山で引き返してきたという。
 鹿柵と思われるものが見られる。やがて尾根。北へ向かうとすぐ黍殻避難小屋。焼山、黍殻山など北丹沢の山から蛭が岳を目指すとすれば、とてもいい位置にある。一気に蛭が岳に向かうのではなく、ここで一息入れるとずいぶんゆとりのある計画が立てられる。
 避難小屋の周囲のヒノキ造林地にチエンソーの音がけたたましく鳴り響いていた。間伐、枝打ちをいっしょにやっているのだという。
 黍殻山頂は三等三角点。見晴らしはきかず、防災通信設備の建物があった。広葉樹林、ぶな、ミズナラなどが気持ちよい。どんどん下って平丸分岐をすぎたところで雨支度。雨対策の工夫を試すチャンスになった。
 鳥屋分岐は歩道が崩落しているので通行禁止になっていた。
 焼山は将軍家の御猟場で火を入れたから、焼き山と呼んだのだという。展望台を作ったり、白樺を植えたりすることは賛成できないが、道は気持ちよい。里に近づいたとき、後ろでばたばたと鳥が飛び立った。姿を見なかったが、ヤマバトのような気配を感じた。
 まもなくバス停というところで、三ヶ木行のバスが通ったのが見えた。定刻17:53きっかりだった。バス停についてあたりの人に尋ねると、パスはまだ行ってないのではないか、という。優しい人なのかもしれない。しかし、悔しいけれど三ヶ木まであと2時間歩くことになった。意地を張らずにタクシーを呼ぶのが賢明だったかもしれない。

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