迷沢山 1005,7m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年09月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桑園7:45――8:45上平沢林道入口(登山口)8:55――9:35南側送電線9:40――11:00北側送電線11:10――11:20林道頂点11:25ーー11:30迷沢山山頂11:40――11:45林道頂点12:00ーー12:50上平沢林道入口(登山口)13:00――14:00定山渓ダム14:10ーー15:30桑園 |
写真
感想
登山口は上平沢林道入口、奥手稲山の登山口である奥手稲沢から1つ札幌よりの沢で、四つ峰トンネルを出て2km強の右側である。目立たないので少し行き過ぎてしまった。
筋向いの路側に車が停まっていたので近づいてみたが誰もいない。
ゲート前の端っこに寄せて車を停める。
歩けば暖かくなるだろうがヒンヤリと肌寒い。入山者名簿に記入する。最後の記入者は9月19日で、その前は7月である。記入しないで登った人もいるかも知れないが、それにしても人気のない山だ。
ゲートを越えると林道が続いているが、沢は狭く鬱蒼とした樹林でちょっと心細い。
車が1台追い越して行った。他に入山者がいることはやはり心強い。
石ころの凸凹道であり少し傾斜もあるが、沢沿いにしっかりした林道が続いている。
南側の送電線の下を過ぎた。今朝あまり食べていないのでエネルギーを補給する。10時、標高620m、晴れ、そよ風、気温14℃。
道は沢を離れ、傾斜がややきつくなりカーブも多くなった。
北側の送電線の下(標高約850m)付近では傾斜がきつくなりヘアピンカーブもある。
登りきると傾斜が緩くなり、樹の丈が低くなって高原の様相で、そこに広い林道が続いている。
紅葉が始まっていた。
高原漫歩気分で暫く行くと道が広くなっていて、その先が下り坂になって林道が続いている。
林道の最高地点である。この山は標識、看板の類が一切無い。
辺りを見回してよく観察してみると、右手の小高い所が山頂と思われる。ただしそこへ行く道は、通る人は殆どないと見えて微かに踏み跡らしきものが見えるだけである。果たしてここが本当に迷沢山山頂だろうか? 一抹の不安を抱えたままブッシュの中を登る。
有りました。ブッシュの中に辛うじて三角点標識と誰かが登頂記念に置いていった木柱が見付かった。
山頂は立木のため見晴らしはあまり良くない。手稲山は良く見え、鉄塔が十数本林立していた。手稲山を裏側から見るのは初めてだが、切り立った岩壁である。
やや遠くに藻岩山と札幌の街が見えた。
林道の最高地点まで降り、更に林道を100mぐらい降りたところで「林道の最高地点の写真が撮り足りない」ことに気がついた。引き返して写真を撮っていると逆方向から車が登って来て、キノコ採り姿の高年男性が降りてきた。暫く立ち話をした後「良かったら乗って行きませんか」「そうですか。それじゃ、お言葉に甘えて・・・」。
彼は乙部の生まれ、左官で平岸に住んでいる。マンションのローンがあるのでまだ引退するわけに行かない。山が好きで、ただし専ら山菜・キノコ採りだという。秘密(?)の鍵束を持っている。ホーマックで売っている、と。そういえば今日登山者には1人も会わなかったが車には4、5台会った。
20分ほどで登山口に着いた。僕の車でも登れなくはないがちょっと厳しいかな、という感じだ。
ガソリン代の足しにと1000円を差し出したが受け取らなかった。「またどこか出会いましょう」。
楽チンだったが、なんとなくもの足りない。下山中味わう充実感、登山口に着いた時の達成感がないのだ。
朝来た時、筋向いに停まっていた車で人影が見える。時間に余裕が出来たので近づいてみる。40過ぎと思われる男性で、専ら釣りである。ワゴン車に釣り道具は勿論炊事道具などが積んである。釣った魚は少し上流へ持って行って「元気でまた会おうな」といって放す、と。
彼も鍵束を持っている。ホーマックで1本1500円、6本で9000円だったそうだ。
前述の人は途中の山を削ると偶数番、奇数番2本で全部間に合うと言っていたが・・・
冬は山スキーをやる、と。
20分ぐらい立ち話をした後、車を動かし、近辺の林道の様子を見ることにした。
まず迷沢林道である。水源涵養林の看板などもゆっくり読んだ。その中で「水量平準化」「水質良化」という言葉には初めてお目にかかった。
次に清沢1号林道、小樽内川林道。これは壊れていた。
トンネル補修工事の看板もあった。
滝の沢林道。この沢は大きくて迷沢山近くまで入り込んでいる。
さっぽろ湖の展望台にも車を停めた。水面の上に定山渓天狗岳が見えた。。
自然林再生試験地という看板もあった。環境を守る為色々なことをやっていることがわかった。
ダムサイトの展望台にも上ってみた。
『さっぽろ湖(さっぽろこ)は、北海道札幌市南区の小樽内川にあるダム湖。
1989年に完成した定山渓ダムによってつくられた。
豊平峡ダムでつくられた定山湖に続く札幌市の水源として、小樽内川をせき止めて作られた。
北海道開発局によると、湛水面積は2.3km²、総貯水容量8230万m²、常時満水位はEL=381.6m、水道取水量(1日あたりの最大値)は375,000m³となっている。また、最大出力7000kWの水力発電も行われている。
湖畔に沿うように北海道道1号小樽定山渓線が整備されており、同線に沿って4箇所の駐車場と展望台が設置されている』
白井トンネルを出て降り坂の途中、正面遠くに白井岳と朝里岳が見えた。
神威岳と烏帽子岳の写真を撮りたくて、豊滝小学校の所に車を停めた。少し引き返した所がビューポイントだった。下界で神威岳・烏帽子岳が見えるのはこの辺だけのようだ。(後日わかったことだが、下界で神威岳・烏帽子岳が見えるところがもう1箇所ある。それは中山峠から定山渓に向かって走り、温泉街に入る少し手前である。ほぼ正面に見える)
1年前の今日の山行記録を興味をもって読ませてもらいました。
ヤマレコは全国から集まる記事なので、はたして札幌近郊のものかと半信半疑で開いて見たのです。
小生も昔から冬山で、平和の滝ルート、近年では春山で上平沢林道ルートをやったため、とても懐かしくまた、まめな記録写真を思い出と共に見ました。
夏山は未だ行っていませんので、あわせて参考にもなりました。
ありがとうございます。
拍手に感謝しています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する