今淵ヶ岳(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 685m
- 下り
- 683m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2003年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
平成15年4月28日緑の日、妻はおばちゃん仲間と上高地へ行ってしまった。こんな時はいつも金華山に登っていたのだが、もう大概のコースは登り尽くしたので、今回は高賀三山の中でまだ登っていない今淵ガ岳に登る事にした。東海自動車道を美濃ICでおり、県道81号美濃洞戸線を通り、乙狩川にかかる赤い橋の手前を右折して川沿いに瀧神社に向かった。突き当たりは権現滝で、その手前の道を右に登ると神社に出た。長い石段の上に社があり、決して立派なものではないが高賀六社の一つで由緒ある神社である。社務所の手前の「落石注意、美濃市」の立て札がある林道に入ると、なるほど所々に岩が転がっており、それを避けるように慎重に車を進めた。林道の終点は小さな広場になっており、駐車は可能であったが登山口らしきものは見当たらず、やむを得ずもと来た道を引き返した。どこかに登山口が無いものかと注意していたつもりであるが見つからず、社務所の手前の林道入り口まで戻ってしまった。案内書を読み返して見るも、登山口は矢張りこの林道の途中にある筈なので、再び林道に入って行った。いくつ目のカーブであったか、左へ大きく曲がる所の右手に登り口らしきものを発見した。道路脇に車を寄せておりて近付いてみると、消えそうな字で今淵という字が読め、やっとここが登山口である事を確認した。9時10分に登山道に入った。杉林の中の薄暗い山肌の道ではあるが、タチボスミレが咲き群れている所もあり楽しむ事が出来る。進む方向が解りにくくなると必ず木の枝に赤や青のテープが巻いてあり、注意してそれを探せば道に迷う事はない。せせらぎを三っつ渡り、つづら折れを繰り返しながら登って行くと、行く手に木の間から明るい光の差し込んだ山の端が見えて来た。9時35分、高圧電線の鉄塔の立つ尾根に出ると、遮る木々は無く急に視界が開けた。鉄塔をくぐって山道に入ると再び林の中の道となり、時折、木々の間から山々が垣間見える程度の眺めしか得られなくなった。急な登りと思えば平坦な道となったり、落ち葉が敷き詰められていると思えば、岩だらけの道や根っこの階段となったりする尾根道である。道端にはカタクリの花が咲いていおり、大半はしおれかかっているが中にはシャンと咲いている花もある。裾の方では終わりに近付いていた山ツツジの花も、登るにつれ元気さを増して来る。それに反比例して小生の登る速度は遅くなり、目指す山頂は木々に阻まれて姿を現す事なく余計に疲れがつのる。10時20分、小さなピークで立ったまま小休止をとった。少し下ると急登となり、やがて熊笹が生い茂る中を登る頃になるともう頂上は近い。10時50分、今淵ガ岳山頂に到着。といっても三角点と、誰かがつるした記念の札で頂上と確認できる程度の、まことに頂上らしくない頂上であった。天気も下り坂でガスも出はじめたせいばかりでは無く、頂上は若木に囲まれているため眺望はよろしくない。唯一、頂上の小さな広場の隅に立つ、白い大きなコブシの花が目を慰めてくれた。少々早めではあるが昼食を摂り、11時20分、頂上を出発した。もと来た道を下り、丁度1時間で登山口に帰り着いた。ゴールデンウィークではあったが、山の中で出会ったのは4人のみであり、余り名の知れていない山であると感じられた。高賀三山のうちでは一番南に位置し、標高も一番低いのであるが、何故か一番疲れた気のする山であった。
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