月山1
- GPS
- 04:12
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 596m
- 下り
- 868m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
昔から信仰登山でよく登られている山なので、コースはよく整備され、歩きやすい。最初は姥ヶ岳中腹を回りこんで、牛首に向かう。緩やかなアップダウンで牛首に到着まで小一時間。そこから月山山頂までは大小の石がごろごろしているガレ場っぽい急斜面。ここを絶えれば稜線に出る。ゆっくり登って一時間、早い人なら30分ほどで稜線に出る。そこから山頂まで稜線漫歩。山頂神社まではすぐだ。今回は、午前中天狗から下山したばかりで疲れているので、登り一時間50分、下り1時間半で3時半前にはゴンドラ駅に出た。 |
写真
感想
天狗から下山し。太井沢手前で村人の車に拾われ、月山口で降りてタクシーを呼ぶ。バス停でオニギリやお団子、果物などを補給、11時20分前には姥沢到着。さっそく山荘にチェックインし、不要な荷物を置いて月山に向かう。
今日は疲れている上、午後からなので無理せずゴンドラを使う。標高1200mの姥沢から標高差300mをゴンドラで稼ぐ。紅葉はおそらく1500mから1200mくらいまで降りていて、姥沢ではピークを迎えようとしている。ゴンドラからの紅葉はすばらしい。感動を覚えた。
ゴンドラを降りて姥ヶ岳を見上げ、少し進むと月山との分岐に出る。今日は月山に直行する。月山方面の稜線が見えてくる。すばらしい山容、思っていた以上に月山は良い山だ。稜線の紅葉は赤がくすんで終わりの時期。しかし全体はすばらしい色彩だ。下のほうが特に良い。
この時間、下ってくる人が多い。途中牛首辺りで、先を歩いていた人が、最終リフトまで時間がないと月山山頂に向かわず、姥ヶ岳から降りるという。まだ一時を回ったばかりで、時間は十分あるはずだがーー。その先で急ピッチで追い抜く女性、リフトで月山は最終に間に合わないから行くなといわれたという。ここで引返すというから、そんなはずはない、、十分いけるはずと説得する。相手は半信半疑、しかし登る姿を見て、山の経験有と判断、しっかりした足取りだ。靴は登山靴でなくスニーカーっぽい運動靴、これではだめではないかとたずねられたので、このルートならランニングシューズでも大丈夫と応援する。むしろ早すぎるくらいで、そんなに早く歩かなくとも十分往復する時間はあると、慎重に歩くようアドバイス。しかし女性は急いで岩と大石の急斜面をどんどん行ってしまう。途中追いつき話をすると、その女性は車で各地の温泉を訪ね歩くのが趣味でたまに山も歩くという。なんと住まいは小田急の近所で狛江という。お互いに近所なので笑い合う。互いに訪ねた温泉の話をする。私が近年訪ねた、日光沢温泉、苗場の赤湯、乳頭山の黒湯などの話をすると黒湯は訪ねたが、日光沢までは行かずにカニ湯に泊まったと言う。
話をしているうちにまたその女性はピッチを上げて稜線に向かって猛然とスパート。私はゆっくり進む。稜線手前の鍛冶稲荷神社に出て、先に進む。稜線出でると両サイドの展望が開ける。右側に見える大きな山容の山は見覚えがあるーー葉山だ。月山の東側にそびえる優美な山だ。40年近く前、学生の頃、同級生の山形の実家に遊びに行き、登った記憶があるが、ぼんやりとした記憶だけが残っている。
山頂付近の稜線にはうっすらと雪が残っている。一昨日が初冠雪だったが、ほぼ消えているようだ。
先の女性はすでに山頂神社に到着して、下山してくるところで再開。「おかげで月山に上ることができました」とお礼を言われた。まだ二時前なので、十分以上の時間があり、靴も登山用の靴でないので、あまり急ぎすぎないよう怪我のない様下山してくださいとお願いした。
下山してくる他のハイカーに鳥海山は見えるかたずねると神社裏左に見えるがガスで見えなくなりつつあるという。いそいで山頂神社に向かい、最後の門をくぐって石垣の向こうを見ると確かに鳥海山がガスの中にある。山頂の向こう側にも何かあるが山頂は神社らしい。神社から東側のスペースに下りると葉山方面に向かう斜面の平坦地で休憩中の三人組、福島から来たという。神社の北側の稜線はやはり月山八合目、弥陀ヶ原方面に至る道だった。次回は初夏にそちらを歩いてみたいものだ。
月山に別れを告げて下山。姥沢とゴンドラ駅の分岐、当初は歩いて下ることも考えたが、もう今日はこれで終わりにしようとゴンドラ駅に出て3時半前にゴンドラに乗り、下の駅で地元のワンカップと芋煮をいただく。体が温まる。
山荘に戻って風呂に入る。宿の技術スタッフのような人が先に入っていて、話をする。太井沢で出会った熊と格闘した村人の話をした。「そのひとは、よほど自慢話をしたかったのだろうね」、と笑って福島からの違法なきのこ採りの話も大げさで今はさほどいないという。どこの人かな、という話になり、大井沢からバカ平に向かう分岐の手前の食堂を兼業している人というと「あーYさんだなーー」とまた笑う。話を聴いてもらうことの好きな人だった。6時の夕食まで部屋でワインを飲んでくつろぐ。飲みすぎてうっかり寝てしまい、夕食に遅れる。管理人が声をかけてくれ、食堂に行く。ワインを飲みすぎて記憶が定かでないが、焼き物と山菜、きのこの夕食でたっぷり3杯ご飯をお変わりして、体力回復に努めた。
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