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最終更新:chibikoro

修験者が行き交う優美な峰


月山は標高1984mの山で、山形県のほぼ中央部に位置します。また日本百名山の一座であり、羽黒山(はぐろさん)と湯殿山(ゆどのさん)を合わせた出羽三山の主峰でもあります。
霊山として崇められており、信仰を伺わせる地名が多く、羽黒修験道の行場として知られています。山頂には月山神社が建っています。祀られているのは農業の神・月読命(つきよみのみこと)で、山名のいわれとされます。


 "大雪城(2019年9月)"
月山は成層火山で、西側斜面は噴火による崩壊のため切れ落ちています。一方で、東側は半月型のように緩やかな斜面が広がっています。西の麓の庄内平野から見ると、大きな牛が横たわっている姿に似ているとされ、「臥牛山(がぎゅうさん)」「犂牛山(くろうしのやま)」の別名があります。
日本海側気候で積雪が多く、大雪城(おおゆきしろ)などの雪田が見られ、夏でもスキーが楽しめる山です。

現在も信仰を集める山


 "白装束の登拝者"
開山は593年と古く、崇峻(すしゅん)天皇の息子である蜂子皇子(はちのこおうじ)によると伝えられます。蜂子皇子は難行修錬の末、出羽三山を中心地とする羽黒修験道を築きました。
江戸時代には庶民の間に「三関三渡(さんかんさんど)」が広まりました。これは出羽三山を巡拝することで死と生まれ変わりを疑似体験するものです。村里に近い羽黒山は現世、月山は祖先が鎮まる黄泉の国として過去を表します。湯殿山は未来を表し、ここで生まれ変わりを果たします。
修行は現在も受け継がれており、盛夏になると白装束の修験者をしばしば見かけます。


 "湯殿山神社(出羽三山神社のひとつ)の大鳥居"
荒澤寺(こうたくじ)と出羽三山神社は「秋の峰入り」なる荒行を行っています。荒澤寺の修行は神仏習合の籠り行です。「十界修行」と言い、人間が悟りを得るために通る10の世界を10の修行で体験します。出羽三山神社の修行は、明治時代の神仏分離政策で神式に改められたもので、出羽三山を駆け巡ります。

日本海を見下ろす眺め


 "山頂:葉山と奥羽山脈を望む"

 "山頂:庄内平野と日本海を望む"
山頂部は台地状で広々としています。
鳥海山や葉山、蔵王山、朝日連峰や飯豊連峰などが見え壮観です。また庄内平野と日本海、そこに浮かぶ粟島も見渡せます。


 "月山神社"
やや南には月山頂上小屋、そして石垣に囲まれて月山神社が建っています。
月山神社への入域は参拝料が必要で、敷地内の写真撮影は禁止されています。御朱印を授かることができるほか、金剛杖に焼印を押してもらうことができます。

たおやかな稜線歩きを楽しむ


 "モデルコース(八合目コース)"
4時間22分/9.8km
月山八合目(96分)→佛生池小屋(61分)→月山(41分)→佛生池小屋(64分)→月山八合目


 "無量坂:弥陀ヶ原と鳥海山を望む"
登山道は随所から延びていますが、代表的な登山口は月山八合目です。
月山八合目にはレストハウスと月山中之宮の御田原(みだはら)参篭所があります。
周辺は高層湿原の弥陀ヶ原が広がります。無量坂から振り返れば、池塘越しに秀麗な鳥海山が望めます。


 "月山佛生池小屋とオモワシ山"
9合目には真名井神社と月山佛生池小屋が建ちます。近くには佛生池(仏生池)があり、畔にお地蔵様が並びます。佛生池は行者が(疑似的に)死に水をとる場所です。向かう先にはオモワシ山が聳え、一見すると月山頂上と"思わし"める出で立ちです。
行者返しは最も急な坂です。多くの霊山を開いたとされる役行者(えんのぎょうじゃ)の伝説あり、彼が登拝したところ、月山大神に修行が未熟だとして羽黒山へ返されたそうです。


 "大峰"
大峰(おみね)は風衝地です。風は強いですが、花々が咲き乱れます。雄大な景色の中、木道を歩けばほどなく山頂です。

登山リフトを活用するコースも


 "モデルコース(姥沢コース)"
3時間45分/6.2km(※リフト乗車時間を含まず)
リフト上駅(37分)→姥ヶ岳(34分)→牛首(69分)→月山(41分)→牛首(44分)→リフト上駅


 "金姥付近:ハクサンイチゲの群落"
月山スキー場のリフトを利用した入山も人気です。
リフト上駅に降りると、すでに森林限界を越えています。間もなく道は二手に分かれ、左へ進むと姥ヶ岳です。雪が遅くまで残るため、アイゼンを必要とする場合があります。
姥ヶ岳からは、山頂へ向かう稜線がよく見渡せ、眼下には月山湖を望みます。
金姥から柴灯森(さいとうもり)にかけてはハクサンイチゲやシラネアオイなど、お花畑が見事です。


 "鍛冶月光:振り返り姥ヶ岳を見遣る"
牛首より先は、岩がごつごつした急坂の「鍛冶月光(かじがっこう)」が始まります。松尾芭蕉の句碑を過ぎ、もうひと登りすると山頂です。

高原を彩る花々


 "クロユリ"
月山は花の百名山の一座でもあり、あちこちでお花畑に癒されます。
ハクサンイチゲやチングルマ、ニッコウキスゲなど、出会える花は枚挙にいとまがありません。山頂付近にはクロユリが美しく咲き誇ります。


 "オゼコウホネ"
弥陀ヶ原は高層湿原にいくつもの池塘がある平原で、湿地に生える植物や水生の植物も観察できます。なかでもオゼコウホネは珍しい花です。氷河時代の生き残りと言われ、月山と尾瀬などでしか見られません。
周辺は木製の遊歩道があり、散策することができます。池はカモの親子が優雅に泳ぎ、ゆったりとした時間が流れます。
登山口 八合目 弥陀ヶ原
月山リフト山頂駅
姥沢口
湯殿山神社 本宮
肘折登山口
基本情報
標高 1984m
場所 北緯38度32分56秒, 東経140度01分36秒
山頂
山小屋
トイレ
水場
食事
展望ポイント

山の解説 - [出典:Wikipedia]

月山(がっさん)は、山形県の中央部にあり、出羽丘陵の南部に位置する標高1,984mの火山。山域は磐梯朝日国立公園の特別区域に指定され、日本百名山、新日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。また、山麓は月山山麓湧水群として名水百選、月山行人清水の森として水源の森百選にも選定されている。
標高1,500mの湯殿山、418mの羽黒山とともに出羽三山のひとつに数えられ、修験者の山岳信仰の山として知られる。山頂には月山神社が鎮座し、多くの修験者や参拝者が訪れる。蜂子皇子が開山したと伝えられる。古くからの名では犂牛山(くろうしのやま)という。
山体の姿は山形盆地、庄内平野、最上地方からよく見える。置賜地方であっても天候が良ければ望める。豊富な残雪のため、国内では乗鞍岳や立山と共に夏スキーが可能な山としても知られる。また、山形県のスポーツ県民歌に登場し、県を代表し親しまれている山である。

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