蕎麦粒山から三ツドッケ〜痛恨の道間違い
- GPS
- 07:40
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,346m
- 下り
- 1,152m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
川乗林道から上がる鳥屋戸尾根は、山と高原地図では破線になっているが、整備された登山道。全行程にわたって危険と感じる箇所はなかったが、一杯水避難小屋から東日原に下りるヨコスズ尾根の巻き道は、狭く切り立った崖を通過する箇所があり注意が必要。 |
写真
感想
紅葉も終わり、秩父と奥多摩を分ける都県境尾根を歩きたくて奥多摩へ。
東日原バス停近くの駐車場に車を停め、路線バスで川乗橋下車、地下足袋に履き替え、川乗林道から鳥屋戸尾根に向かう登山道に入る。しばらくは杉、檜の急斜面。あたりがコナラ、ミズナラの広葉樹に変わると落葉した木立の間から周囲の山が見え出す。交互に現れる急斜面と緩斜面を登りながら高度を上げていくと笙ノ岩山。落葉した木立越しに雲取から酉谷、目指す三ツドッケから蕎麦粒山までの稜線が見える。
一息入れてここからは右に川苔山を見ながら、蕎麦粒山に向かい気持ちの良い尾根歩き。ただし寒冷前線が通過した直後とみえて風が強い。チェーンソーの音が進行方向から聞こえてくる。やがて登山道脇で杉に登って枝打ちをしている2人の作業員。置いてあるチェーンソーを見ると、自分が先月講習を受けたとき使ったS社のもので親近感がわく。
小さなアップダウンを繰り返しさらに高度を上げていくと、都県境の尾根道に合流。巻き道と分かれて急斜面を上りつめると蕎麦粒山山頂に出る。カップラーメンとおにぎりで食事を済ませ、出発しようとしていると三ツドッケ方面から単独行の男性登山者。この日初めて他の登山者と会ったが、結局この日出会ったのは一人だけ。尾根を貸切状態だった。
左に石尾根方面、その向こうに富士山。右は秩父の市街地を見下ろし、アップダウンも少なく、しばし快調な尾根歩きを楽しむ。一杯水を過ぎるとほどなく一杯水避難小屋の前に出る。
予定ではここから三ツドッケ山頂に向かうはずだった。迷わず標識を見て酉谷山方面に歩きだしたのだがこれが間違い。右に三ツドッケ山頂への分岐があると思い込んでいたのだが見つからない。手元の高度計が1515mを示したところで道間違いを悟り、元来た道へ引き返す。
一杯水避難小屋まで戻って地図を見ると、どうやら登山道とは別に、ここから山頂へ向かう道があるらしいが道標はない。ここまで道標がよく整備されていたので、つい油断した。後悔しても後の祭り。日没の早いこの時期、明るいうちに下山したい。山頂は諦めてヨコスズ尾根へ。
登山道に積もった落ち葉を蹴立てて降りていくのが気持ちいい。やせ尾根、崖の巻き道の足元をよく見ると、石を積んで道造りした形跡。古くから日原と秩父を結ぶ峠道だったらしい。
高度を下げていき、杉の人工林の急斜面をジグザグに下り、集落の中を降りていく道に変わる。特徴のある道標を過ぎると舗装道路に出る。地下足袋からシューズに履き替え、5分ほどで駐車場に着く。
ときおり吹き飛ばされそうなほど風は強かったが、好天に恵まれて落葉した木立からの展望もまずまず。いい山行だった。
コメント
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tackerqと申します。
先日、ヨコスズ尾根から三ツドッケを目指しましたが、一杯水避難小屋の裏の登り口に気づかず、酉谷山の方に進み、長沢背稜から山頂へ辿り着きました。
また、蕎麦粒山から一杯水を経由しない三ツドッケへの登り口があるのですが、これも道標が無いので、気付き難いです。
junyoさんのおっしゃるとおり、三ツドッケには、油断禁物ですね。
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