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Yamareco

記録ID: 2547003
全員に公開
ハイキング
大雪山

【大人女子二人旅】平山-比麻奈山-比麻良山-アンギラス

2020年09月03日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:18
距離
14.5km
登り
1,093m
下り
1,081m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:52
休憩
1:26
合計
9:18
7:00
153
スタート地点
9:33
9:49
54
10:43
10:49
13
11:02
11:26
13
11:39
11:46
66
12:52
13:24
56
14:20
14:21
117
16:18
ゴール地点
天候 晴れ→ガスガス→曇天
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【平山登山口】
白滝ICを降りてすぐ、白滝高原キャンプ場方面へ右折。
道道558に突き当たったら右折し、道沿いに進む。
コース状況/
危険箇所等
比麻奈山〜アンギラスまでは背丈を超える這い松や藪漕ぎですが、足元はしっかり踏み跡があり、天候が良い時であれば迷う箇所はありません。

2016の平山レコを、見ず知らずの人に勝手にFBにリンクを貼られて「禁止区域に踏み入った」と指摘され不快な思いをしました。
今回、森林管理局に電話して確認したところ、「禁止ではありませんが、管理していない道なので自己責任で通行してください」とのことでした。
登山口の100m手前に、一般用駐車場があります。
事件はすでにここで起こっていた…(-_-;
2020年09月03日 06:53撮影 by  ILCE-6000, SONY
5
9/3 6:53
登山口の100m手前に、一般用駐車場があります。
事件はすでにここで起こっていた…(-_-;
また来たぜヒラヤマ山脈!(やっぱり言いたい…)
2020年09月03日 07:01撮影 by  ILCE-6000, SONY
6
9/3 7:01
また来たぜヒラヤマ山脈!(やっぱり言いたい…)
登山口。
男女別の簡易トイレがありました。
2020年09月03日 07:01撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 7:01
登山口。
男女別の簡易トイレがありました。
台風の影響で高温多湿な日が続き、9月だというのに30℃超える日も多いです。滝が気持ちいいです。
2020年09月03日 07:13撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 7:13
台風の影響で高温多湿な日が続き、9月だというのに30℃超える日も多いです。滝が気持ちいいです。
週末の天気予報が微妙なので、お休みを取ってビューンと歩きにきました。
2020年09月03日 07:14撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 7:14
週末の天気予報が微妙なので、お休みを取ってビューンと歩きにきました。
小さな渡渉も。
2020年09月03日 07:27撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 7:27
小さな渡渉も。
今日は、久しぶりにdomiさんとの山行。

2020年09月03日 07:33撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 7:33
今日は、久しぶりにdomiさんとの山行。

まだ下のほうは色づき始めたばかり。あと2週間経てばこの辺りもうっとりする景色に変わる。
2020年09月03日 07:40撮影 by  ILCE-6000, SONY
4
9/3 7:40
まだ下のほうは色づき始めたばかり。あと2週間経てばこの辺りもうっとりする景色に変わる。
一の雪渓付近かな?
ここはまだ雪が解けたばかりなのか、リュウキンカが咲いている。
2020年09月03日 08:18撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
3
9/3 8:18
一の雪渓付近かな?
ここはまだ雪が解けたばかりなのか、リュウキンカが咲いている。
サングラスを忘れた533mさんに私のを貸したら、ずいぶんとマダム感が出た。
2020年09月03日 08:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 8:59
サングラスを忘れた533mさんに私のを貸したら、ずいぶんとマダム感が出た。
青空、秋風。
この先に広がる景色を思うと、わくわくしかしない。
2020年09月03日 09:06撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:06
青空、秋風。
この先に広がる景色を思うと、わくわくしかしない。
まず目に飛び込んでくるのは、小槍のトンガリ!
その右に大槍、奥にニセカウ、さらに右がアンギラス(軍艦山)
2020年09月03日 09:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:09
まず目に飛び込んでくるのは、小槍のトンガリ!
その右に大槍、奥にニセカウ、さらに右がアンギラス(軍艦山)
そして正面に、大雪の山々。
手前はこれから向かう平山。
2020年09月03日 09:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:09
そして正面に、大雪の山々。
手前はこれから向かう平山。
2年ぶりに復活した山ガール。また一緒に歩ける日を心待ちにしていました。
2020年09月03日 09:09撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 9:09
2年ぶりに復活した山ガール。また一緒に歩ける日を心待ちにしていました。
ゆる〜く、まさに平坦な「ヒラヤマ」へ。
2020年09月03日 09:12撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:12
ゆる〜く、まさに平坦な「ヒラヤマ」へ。
ハイマツの紅葉は下の方から始まるのですね。グラデーションが良い感じだった。
2020年09月03日 09:30撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
2
9/3 9:30
ハイマツの紅葉は下の方から始まるのですね。グラデーションが良い感じだった。
どうしても撮っちゃう、ニペドン的なスポット。
2020年09月03日 09:35撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:35
どうしても撮っちゃう、ニペドン的なスポット。
入山から2時間半。コースタイムぴったりで平山山頂へ。
2020年09月03日 09:36撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 9:36
入山から2時間半。コースタイムぴったりで平山山頂へ。
平山山頂の少し右手にあったお地蔵様。なぜかここにヒマラ山の看板がありました。
2020年09月03日 09:38撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:38
平山山頂の少し右手にあったお地蔵様。なぜかここにヒマラ山の看板がありました。
踏み跡を辿り、大雪の方へ。
2020年09月03日 09:41撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:41
踏み跡を辿り、大雪の方へ。
いい道だよね。
こんな風に大雪を眺められるなんて。
2020年09月03日 09:42撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:42
いい道だよね。
こんな風に大雪を眺められるなんて。
カムイミンタラ。

神々の皆さま、今日はとても良い日和ですね^^
2020年09月03日 09:48撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 9:48
カムイミンタラ。

神々の皆さま、今日はとても良い日和ですね^^
無雪期シーズンは残り僅かだけど、また少しずつ歩き始めればいい。私達のトレイルはまだまだ続くのだから。
2020年09月03日 09:45撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 9:45
無雪期シーズンは残り僅かだけど、また少しずつ歩き始めればいい。私達のトレイルはまだまだ続くのだから。
分岐に戻り、アンギラス方面に向かいます。
2020年09月03日 10:07撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 10:07
分岐に戻り、アンギラス方面に向かいます。
時折、地図チェック。
ふむふむ。

好きな四字熟語は「山座同定」です。笑
2020年09月03日 10:50撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 10:50
時折、地図チェック。
ふむふむ。

好きな四字熟語は「山座同定」です。笑
今日のルートからは少し外れるけど、このお天気なので、比麻良山へ。なだらかなトレイルと山ガール。映える〜。
2020年09月03日 10:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 10:58
今日のルートからは少し外れるけど、このお天気なので、比麻良山へ。なだらかなトレイルと山ガール。映える〜。
分岐の比麻奈山から比麻良山へは20分ぐらい。
2020年09月03日 10:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 10:59
分岐の比麻奈山から比麻良山へは20分ぐらい。
比麻良山へ向かう途中振り返る。角度が変わるたびカッコイイ山容に惚れ惚れする。男前な山だよね^^
2020年09月03日 11:03撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 11:03
比麻良山へ向かう途中振り返る。角度が変わるたびカッコイイ山容に惚れ惚れする。男前な山だよね^^
比麻良山。
ヒマラヤマ。
ヒマラヤ!マ!
2020年09月03日 11:28撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 11:28
比麻良山。
ヒマラヤマ。
ヒマラヤ!マ!
比麻奈山は標識がなく、ケルンのみ。

いざ往かん!
アンギラスよ〜!
2020年09月03日 11:43撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 11:43
比麻奈山は標識がなく、ケルンのみ。

いざ往かん!
アンギラスよ〜!
ギザギザのアンギラスは、ナントカサウルスの背中みたい。
2020年09月03日 11:44撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 11:44
ギザギザのアンギラスは、ナントカサウルスの背中みたい。
ここから藪漕ぎです。一眼レフもザックにしまって、手袋を履いて藪漕ぎに備えました。
2020年09月03日 11:45撮影 by  iPhone 8, Apple
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9/3 11:45
ここから藪漕ぎです。一眼レフもザックにしまって、手袋を履いて藪漕ぎに備えました。
序盤のハイマツの高さは胸ぐらいかな。道はどこじゃ〜?
2020年09月03日 11:48撮影 by  iPhone 8, Apple
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9/3 11:48
序盤のハイマツの高さは胸ぐらいかな。道はどこじゃ〜?
ギュンと下って、グイッと上がって、あのギザギザのテッペンを目指します。
2020年09月03日 12:01撮影 by  iPhone 8, Apple
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9/3 12:01
ギュンと下って、グイッと上がって、あのギザギザのテッペンを目指します。
振り返る、アンギラスの耳^^
耳の間のおでこのとこ通ってきました。
2020年09月03日 12:11撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/3 12:11
振り返る、アンギラスの耳^^
耳の間のおでこのとこ通ってきました。
domiさんは、どんな道でもさくさく進んでゆきます^^
2020年09月03日 12:20撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/3 12:20
domiさんは、どんな道でもさくさく進んでゆきます^^
這い松がhigh松!
這い松なのにHigh松!

かき分けたり、潜ってみたり。
2020年09月03日 12:23撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/3 12:23
這い松がhigh松!
這い松なのにHigh松!

かき分けたり、潜ってみたり。
アンギラスのピークでランチタイム。暑い日は凍らせたShine&Shineがとてつもなく美味しいのです。
2020年09月03日 12:58撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 12:58
アンギラスのピークでランチタイム。暑い日は凍らせたShine&Shineがとてつもなく美味しいのです。
雨の先週末、買いだめして冷凍しておいたパンを持ってきました。当別の「きみかげ」のパンがお気に入りです。
2020年09月03日 13:01撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 13:01
雨の先週末、買いだめして冷凍しておいたパンを持ってきました。当別の「きみかげ」のパンがお気に入りです。
次から次へとご馳走してくれる。
魔法みたいに色々出てくる。
魔法使いdominon。
2020年09月03日 13:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 13:09
次から次へとご馳走してくれる。
魔法みたいに色々出てくる。
魔法使いdominon。
デザートは千疋屋のゼリーで。
2020年09月03日 13:11撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 13:11
デザートは千疋屋のゼリーで。
さて、気を取り直し、戻るはずではなかったモジャモジャの中へ突入致しまする!
2020年09月03日 13:19撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/3 13:19
さて、気を取り直し、戻るはずではなかったモジャモジャの中へ突入致しまする!
風が強く、どんどん雲が流れてくる。
帰り時間を気にしつつ、慎重に歩きます。
2020年09月03日 13:32撮影 by  iPhone 7, Apple
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9/3 13:32
風が強く、どんどん雲が流れてくる。
帰り時間を気にしつつ、慎重に歩きます。
雲が流れ、再び青空が。
戻る予定ではなかった復路の眺めも格別。^^;
2020年09月03日 13:35撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 13:35
雲が流れ、再び青空が。
戻る予定ではなかった復路の眺めも格別。^^;
なだらかなヒラヤマ山脈とワイルドなアンギラスのギャップがとてもいいのです。天気や体力に合わせてアレンジできる。
2020年09月03日 13:53撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 13:53
なだらかなヒラヤマ山脈とワイルドなアンギラスのギャップがとてもいいのです。天気や体力に合わせてアレンジできる。
美女の藪漕ぎってシビレるわ〜。
2020年09月03日 13:59撮影 by  NIKON Df, NIKON CORPORATION
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9/3 13:59
美女の藪漕ぎってシビレるわ〜。
無事に比麻奈山まで戻って、一安心。
視界も悪くなってきたので帰路を急ぎます。
まだ80%以上余力のある魔法使いの人。笑
2020年09月03日 14:29撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 14:29
無事に比麻奈山まで戻って、一安心。
視界も悪くなってきたので帰路を急ぎます。
まだ80%以上余力のある魔法使いの人。笑
気温はさほど低くなかったので強風でも寒さは感じませんでした。弟たちのことを楽しそうに話してくれる。
2020年09月03日 14:52撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 14:52
気温はさほど低くなかったので強風でも寒さは感じませんでした。弟たちのことを楽しそうに話してくれる。
高度が下がるとだいぶ視界も良くなってきた。
朝歩いた時より少し、紅葉が進んだ気がする。
2020年09月03日 15:09撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 15:09
高度が下がるとだいぶ視界も良くなってきた。
朝歩いた時より少し、紅葉が進んだ気がする。
前に来た時もあった木が、そのままの様相で。
またお会いできましたね。
次会う時まで、お元気で^^
2020年09月03日 15:59撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 15:59
前に来た時もあった木が、そのままの様相で。
またお会いできましたね。
次会う時まで、お元気で^^
絵になる魔女。笑
2020年09月03日 16:05撮影 by  ILCE-6000, SONY
4
9/3 16:05
絵になる魔女。笑
魔女は20%のチカラで、私は100%のチカラを振り絞って、なんとか想定時間に戻ってこれた。
2020年09月03日 16:13撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 16:13
魔女は20%のチカラで、私は100%のチカラを振り絞って、なんとか想定時間に戻ってこれた。
あぁ、楽しかった。
2020年09月03日 16:23撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 16:23
あぁ、楽しかった。
そしてやっぱり(というか当然)あった、私の鍵!
2020年09月03日 16:28撮影 by  ILCE-6000, SONY
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9/3 16:28
そしてやっぱり(というか当然)あった、私の鍵!
再び、ニセカウ登山口より。
登るというか下りてくるはずだった、ニセカウさんに挨拶して帰ってきました。
2020年09月03日 18:15撮影 by  ILCE-6000, SONY
4
9/3 18:15
再び、ニセカウ登山口より。
登るというか下りてくるはずだった、ニセカウさんに挨拶して帰ってきました。

感想

シーズンも残すところ1か月あまりなのに、まだ全然身体が出来てません。。
行きたい山がいっぱいあるのに週末の天気予報が微妙だったので、
平日に休みをもらって北大雪に行ってきました。
このルートは2016に一度歩いた事があり、当時はニセカウ登山口までの林道が不通で、開通したら通り抜けしたいと思っていたので、今回はdomiさんをお誘いしビューンとやってまいりました^^

ニセカウ登山口に私の車をデポして、平山登山口までdomiさんの車で移動。
層雲峡集合からざっくり2時間みていましたが、3時間くらいかかりました。
登山口でdomiさんに「鍵持った?」と確認されて得意気に「うん、持った!」と答え
予定より1時間遅れで歩き始めました。

まだ紅葉は色づき始めで、欲を言えばあと2週間後に来たかったな〜と思うけど
タイミングを狙い過ぎると結局行けず、、となることもしばしば。
晴れてくれるだけでも上等!
北から頂く! 北から頂く!
目指している「牧歌的闊歩」など程遠く、最後は満身創痍になるのはわかっているけど、今年はもうとにかく歩くだけで精一杯、歩けるだけで充分、という気持ちです。

とは言え、domiさんは平山からは初めてとの事だったので、
楽しんでもらいたいし、足は引っ張りたくない〜
お尻も重たいし脚も重たいけど、ふんがふんが言いながら歩きました。

登りも下りも得意ではなく、平坦大好きな私にとって、ヒラヤマ山脈は最高です。
滝を眺めながら少しずつ高度を上げ、段々と見える景色を何度も振り返りながら、
ドーン!と現れる表大雪、そして右手に見える小槍・大槍・アンギラス!
自分が歩いてゆく道がずーっと見えているのも、とてもとても気持ち良い^^
そして比麻奈山〜アンギラスまでのワイルドルートも楽しめる♪
ニセカウは優しい下りだよ〜とdomiさんから聞いていたので、
最後のんびり歩けるなんて、ほんと最高だな〜と思いながら笹漕ぎをしていた瞬間。
突然、ものすごい違和感が降って湧いてきた。

・・・私、鍵持った?
・・・ワタシ、カギモッタ?

疑問が浮かんだ瞬間、それはもはや疑問ではなく「No!!」の確信だった。
登山口でdomiさんに「鍵持った?」って聞かれて、いつも持ち歩くトートバッグの
ポケットに鍵を入れて「うん、持った!」と元気よく答えた。
でもそのトートバッグ、今持ってない。
そのトートバッグ、登山には持たない。
…(-_-)(-_-)(-_-)
あぁもう本当に信じられない。本当に本っっ当に信じられない!!!
がっかりしても、がっかりしきれない。
笹薮の中で茫然と立ち尽くして、思考が停止しました。。

不幸中の幸いだったのは、途中で気づけたこと。
もしニセカウに下りていたら、何らかのチカラにお世話にならずにはいられなかったでしょう。想像しただけで恐ろしい。。
domiさんが冷静に時間計算してくれて、アンギラスまで行っても間に合うと判断してくれたので、急遽予定を変更し、アンギラスまでのピストンで帰ってきました。

こんな私を責めることもなく、山頂では山ほどご馳走してくれて、
予定より多く林道を往復したのに文句の一つも言わず楽しい話を聞かせてくれて、
domiさんには本当に本当に申し訳なく有難く、そう思えば思うほど自分が情けなく。
いくら歩くだけで精一杯って言っても、そこはしっかりするとこだぞ私(>_<)!
晴れの北大雪を歩く大人女子2人の素敵レコを書くはずだったのに。。
実際の山行そのものはとても楽しく、山も景色もルートも素晴らしかったのに。。
なんじゃこのヘボいレコは。

次(がまた許されるならば)は、姫待遇でお供したいと存じます。。

2年ぶりに登山を再開した533mさんから、好天予報の平日に北大雪のヒラヤマ山脈〜アンギラスを通過し、ニセカウまで縦走するという魅力的な山行のお誘いがあり、二つ返事で参加を表明しました。

車2台を使う「車デポ作戦」というやつです。下山口に車1台デポしておいて、登山口まで一緒に移動し、車をデポした下山口へ縦走します。
下山後、登山口に置いてある車を回収しにいきます。

これまで何度か試みたことがありますが、成功したこともあれば、失敗したこともあります。大成功だったけど、回収が大変でプランに問題を感じたこともあります。

今年は2回試みているのですが、2回とも失敗しました。
1回目は車の鍵を忘れてしまいました。
2回目は天気が悪くて縦走する気分にならず、ピストンに変更しました。

「二度あることは三度ある」と昔の人はよく言ったものですが、念のため、出発前に伏線を張っておきました。

「鍵持った?」
「うん、持った!」

元気のいい返事を確認し、私は自分の車の鍵をいつもと同じトレッキングパンツの左側のポケットに入れて、ファスナーを閉めておきました。登山の時はどこのポケットに何を入れるかを決めていて、時々ポケットを触り、鍵があることを確認するのが癖になりました。

9月だというのに気温は高く、下界の気温は30℃に到達していたでしょう。時々現われる沢や滝に癒されながら、少しずつ標高を上げていきました。
大きな倒木は歩きやすく処理されていて、2時間ほどでヒラヤマ山脈の分岐に辿り着きました。

そこから広がるなだらかな山並みとジグザグした恐竜の背中のようなアンギラスのギャップがとても印象的で、そこから続く、大槍・小槍はニセカウから見ていた形とは違っていて、とても新鮮でした。小槍から続く稜線には去年から整備が始まった朝陽山が見えるのです。

あの稜線は歩けるのだろうか?
層雲峡に車を停めて、ヒッチハイクで平山登山口まで乗せてもらって、ここからあそこまで歩きたい・・・と、頭の中でゴリゴリな縦走プランが出来上がりました。

平山山頂から少し進んだ展望スペースは表大雪の展望が良く、先月登った黒岳や愛山渓の山々が綺麗に見え、強風が高温を帳消しにしてくれる生温い北大雪女子会プランの幕開けとなりました。

アンギラスの分岐になる比麻奈山へ向かい、せっかくだから比麻良山まで足を伸ばすことにしました。平山・比麻奈山・比麻良山という三段活用を何度も繰り返し、空白の2年間を埋めるように積もる話をしながら、優しいトレイルを進みました。

少し休憩をしてから、比麻奈山に戻り、アンギラスに向かう準備を整えます。
ここからはアップダウンのある藪漕ぎが続きます。アンギラスのピークまでは目算で1時間といったところでした。533mさんは一度歩いたことがありますが、私は初めてなので、一眼レフをザックにしまって、手袋を履いて、藪漕ぎスイッチを入れておきます。

藪を掻き分けながら、掴めるものは積極的に掴み、グングン進んでいきます。背丈以上の藪の中でも足元は広く、ピンテも要所に付いているので、迷うところはなかったです。片側が切れ落ちていたり、急斜面で滑る所もあるので、気を抜かずに進んでいきました。

アンギラスのピークまで、あと30分という所で、それまで聞こえていた声とは違うトーンの叫び声が聞こえてきました。

「ん?転んだ?大丈夫?」

まるで、この世のモノではないモノを見たような顔で呟くのです。
顔面蒼白とはまさにこのことでしょう。

「私、鍵持ってない・・・」
「アレ、でも確認したよね?いつも鍵入れるところ決めてある?」

藪漕ぎの最中ですが、出発前のやりとりを再現し、ザックの中身を確認してみても、やはり見つかりません。

「まぁ、ここで引き返すのもアレだから、アンギラスのピークまで行って、休憩してから引き返そう。」

ピークに着く頃には、ニセカウ方面はガスに包まれていて、あちらに行っても何も見えなかったと思うし、ここで気が付いて本当に良かったと思います。
ニセカウのピークで気が付いたら、引き返すのはもっと大変だし、下山してから気付いたら、えらく面倒なことになっていました。

登山者の少ないエリアや時間帯は他の登山者を頼ることもできなくなります。
車デポ作戦をするときは鍵を見せてもらう習慣を付けたらいいと思います。^^;

三度目のデポ作戦も失敗に終わりましたが、私は未踏だったヒラヤマ山脈を3つコンプリートできたし、登りたかったアンギラスにも登れたので、とても満足でした。

読者の立場からすれば、復活した山ガールの今後のストーリーが楽しみでなりませんが、次こそ大人女子2人の素敵レコを作りましょ〜。どんまい〜♪

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コメント

鍵持った?
553mさん。dominonさん。
こんばんは(^o^)

553mさん
2年ぶり山復活おめでとうございます㊗(^^)

ヒラ山、次の日に登りました。
1日ズレていたらお会いできたかもですね。
「鍵持った?」ドキドキしました。
レコを読んでるだけなのに…笑

私は「携帯なくした」の大騒ぎ…
結局ザックの中にありました。

この山には人を迷わす何かが居ますね…
2020/9/7 21:18
Re: 鍵持った?
masappoさん、こんにちは。翌日行かれたんですねー。
女子会だと最初から最後までずっとお喋りしているので、注意力が散漫になっていたのかもしれません。家に着いたら声が枯れていました。笑

ヒラヤマ山脈は、歩きやすくて、人もそれほど多くないし、体力によってアレンジできるので、女子会にはもってこいの山だと思いました。カラフルな山ガールは本当に映えるので、ヤマレコ北海道ブロック婦人部で撮影会したいですねー。(^-^)
2020/9/8 9:22
Re: 鍵持った?
masappo さん

こんにちは、コメント頂き有難うございます^^
本当この山にはきっと魔物が・・・(-“”-) (何かのせいにしたい。笑)
携帯無いのも相当青ざめますよね。
そしてザックの中で発見した時のお気持ち…痛いほどわかります。笑

比麻良山のさきの丸っこいの、文三岳っていうんですね!
そのまま繋げてスキー場まで行けるのですか…?
ゆるやか好きにはたまらないコースです。
是非いつか行ってみたい〜
2020/9/8 11:32
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