毛無山

コースタイム
天候 | 曇ときどき晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2008年04月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
9合目より上は残雪あり 山頂には大勢の登山者がいた トイレ・水場は駐車場を含めなし 朝霧高原温泉 営業時間10-18 pH7.4単純泉 無色透明 800円 |
写真
感想
レポート:雷鳥
4/20、朝4:30起床。5:30車にて八王子に向かう。
八王子着は7時ちょうど。車を置くスペースが無いので、近くの100円パーキングに駐車。
程なくメンバー全員集合。女性4名vs雷鳥1羽。傍目にはハーレム状態だが、内2名も女王様がいるので複雑である。
コンビニで買い物の後、一路河口湖ICに向けて出発。
女性陣は高速道でも下道でも、とにかく話が尽きない。某女史のNYでの式がどうの、ブーケがどうのと、
若干据わりの悪い話題を、運転に集中するふりをしてスルーしつつ、朝霧高原へと走らせる。
道の駅朝霧高原で最後のトイレ休憩を済ませ、少し走ればもう「麓」に到着した。
1日\500の駐車場にて準備し、9時半少し前に毛無山の登山開始。
林道から涸れた川を渡り、地蔵峠との分岐から登山道に入る。
登山道はやや急登気味だが、大きな段差も泥の傾斜も無く歩きやすい。
一合目、二合目と書かれた看板が必ずあり、手入れの良さを感じさせる。
途中不動の滝や山桜やスミレなどを見つつ、高度を上げる。後ろを振り返ると、富士山は半分以上雲の中。少々残念。
今回は空気に徹するつもりで、特に何も言わずに後ろから付いていく。言う程の山じゃないし。
しかしながら女性陣、どの様なローテーションになっても、自然と2人ずつのペアになって喋り続けている。
話のネタもだが、よくもまあ登りながら喋れるものである。
女性は登る呼吸と喋る呼吸は別の気管でしているんじゃないだろうか?
アップダウンも無く、ひたすら登りの毛無山。
点在する大小の岩が、ちょうど良いアクセントになっている様に思う。
東向きの登山道はよく乾いているが、下山して来た人によると、山頂近くは積雪があるとの事。
山頂に向かう稜線にたどり着くと、確かに一面の雪となっていた。標高が高いからか。
滑らない様注意しながら傾斜の緩んだ道を行くと、12時半位に山頂の広場に到着した。
山頂には40人ほどの大パーティーがいて大変な賑わい。聞き慣れた甲州弁。地元のグループだろうか。
そのパーティーが下山すると、打って変わって寂しい位の静けさ。
そんな中、富士山を望む傾斜地に陣取り、やっぱり女性陣は話し続ける。
自分は空気ですから。少し船をこぎつつ大々休止。やはり富士山は全体を見せてはくれない。
50分近く休んで(喋って)下山開始。
下山は南に向かう稜線沿いに行き、地蔵峠へと向かうコース。
西の下部温泉から上がってくる道との分岐と、東の麓との分岐は少し位置がずれている。
麓への分岐は、下部との分岐から更に南へ10分程向かう。そこが正式な地蔵峠となる。
峠道だからもっと歩きやすいかと思っていたが、砕石が多く意外と良くない(悪いという程ではない)。
傾斜が緩いのが救いとも言えるが、その分歩行時間は増える。
付近は金鉱として栄えた歴史があり、金鉱石を脆くする為に焼いた窯の跡が点在している。
下部温泉の方には、金鉱の跡だけでなく、大名屋敷や女郎小屋の跡も残っているそう。
麓側も、登山口近くに金鉱石を砕いた破砕機が残されていたので、近代まで金の採掘は行われていた様だ。
沢を何度か石伝いに渡りながら下山する。
周りの石は鉄分が含まれているのか赤茶けているが、沢の中の石だけはなぜか青い(閃緑岩?)。
そのコントラストが不思議な感じ。
咲き始めたツツジの木を数える内に、堰堤や作業道が見えて来て、やがて朝分かれた分岐に再会。
少しぱらつき始めた雨の中、駐車場に帰着した。
帰りはすぐ近くの朝霧高原グリーンパークの風呂に入った(\800)。
小さいながらも露天風呂があるが、自然石とか使ってなく、露天風呂というよりプールっぽい。
風呂は17時半までに来れば18時まで入れるが、休憩の広間は17時までとの事。
もちろんソフトクリームもあるが、最近どこにでもあるパック式のヤツなので、
朝霧高原だからと言っても特に濃いという訳ではない。
ソフトクリームは、少し前までは攪拌機の付いた専用の機械が必要だった為、
大きな温泉やレストランでしか売っていなかったが、
最近は1回分ごとのパックで冷凍されているらしく、それを簡単な機械で絞り出すだけになっているので、
かなり田舎の銭湯でも見かける様になってきた。
だがその機械を眼に付く所に設置するのは、興ざめなのでやめて欲しいものである。これは余談。
付近には食事できる店がほとんど無いので、河口湖近くまで戻り、釜飯の店に入った。
中央道は少し渋滞したが、19時過ぎには八王子駅に戻る事ができた。
皆さんお疲れ様でした。
毛無山は、自分の感想としては、「やさしい山」だと思う。
危険箇所の無い「易しい」だけでなく、登山者に「優しい」山だと。
傾斜はやや強めの登山道ではあったが、先に書いた様に、大きな段差や滑りやすい傾斜などが無く、
足を高く上げなくても登れるし、木の幹などを掴んで強引に身体を上げる様な部分もほとんど無かった。
手入れもされていて、なおかつオーバーユースにもなっていない、平和な山に思えた。
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