坂田山〜妙覚山 頭上の晴れに誘われて
- GPS
- 03:25
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 606m
- 下り
- 589m
コースタイム
11:40主稜線
12:00坂田山
12:30妙徳山山頂12:50
13:10坂田山
14:05駐車場所
歩行時間3時間05分
天候 | 頭上は晴れ、周辺の山には雲がかかっていました |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「幸高町」信号で右折、「上八町」信号で左折します 臥龍公園を過ぎると右手にコンビニがあります すぐ先の信号を直進して右手の農道に入り 坂田神社を目指します 坂田神社を通り過ぎ、未舗装の林道を道なりに行き、分岐に駐車しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道終点から直登する微かな踏み跡に従って登りました 雪は左程なく、霜柱が立つ程度で、アイゼンは使いませんでした 登山道とは言えない急斜面、直登の踏み跡ですので、滑落等ご注意ください 帰路迷わない為に、テープを数箇所の木の幹に付けて登り 帰りに回収しました 主稜線に出るとは「鎌田山」からの明瞭な登山道と合流しました 痩せ尾根のアップダウンがあり、急坂に鎖、ロープが張られています 積雪は多い所で5cm程、日当たりの良い場所では溶けていました 凍結時はアイゼンがあった方が安心でしょう 危険箇所は特にありませんが、 下山時に枝尾根の分岐地点を間違えないよう注意が必要です 目印になるテープなどをお持ち頂いた方が良いかもしれません 帰りは定番の「湯〜ぱれあ」に寄りました 上信越道「長野東IC」のすぐ近くです 元旦のせいでしょうか、空いていて、ゆったり、のんびりできました 入浴料500円(60歳以上250円)シャンプーつきです |
写真
感想
ヤマレコユーザーの皆様、読者の皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
元旦は、新春恒例の「飯綱山」にと考えていました。
朝、「飯綱山」を見上げると曇りの予報にもかかわらず、
真っ白な山頂が雲を背にして、くっきり見えていますので
急いで準備をして登山口へと向かいました。
ところが、市街地を抜ける頃から、雲が次第に山を覆い始め
台座法師池の辺りでは雪もちらほら風に舞っています。
これでは、ちょっと登る勇気が失せて来ます。
ゴルフ場の向かいの駐車場を過ぎると
二人の方が(登山者と思われます)一の鳥居に向かって歩いていました。
「一の鳥居」前は既に縦列状態で満車、
この天気でも新春登山されている方が多いようです。
駐車場所の積雪量からしても、登るに従って相当の積雪が予想されますし、
山頂付近の風の通り道の強風はなまじではありませんから、
潔く、登山口で敗退して別の山に登る事にします。
さて、と見回すと根子岳、四阿山がはっきり見えていますので
とりあえず須坂市を目指して、車を走らせました。
須坂市には「田中本家」という豪商の屋敷があります。
一般公開されていて田中家に伝わる所蔵品が展示されています。
話が脱線してしまいましたが、その屋敷に近づいた時、
ふと横に鎌田山(小さな可愛らしい山です)が目に入り、
その山から連なる尾根の上が見事晴れているではありませんか!
これは春から縁起が良い、とばかりに即座に行き先を変更、
「坂田山」を経由して「妙覚山」に登る事にしました。
「妙覚山」に登ったのはいつだったか思い出せず、
登山口も思い出せなくて、うろうろするうちに林道に入り込んでいました。
急斜面の杉の造林帯の上に稜線が見えていますから
僅かでも踏み跡があれば、登りに問題はないとばかりに
林道終点から薄暗い杉林の急坂を一直線に登り始めました。
テープの類もなく本当に微かな踏み跡です。
しかも、折り重なる倒木に阻まれ、くぐったりまたいだり、
そして斜度は増すばかり、新春早々しくじったかと後悔しながら
急斜面に立つ杉にしがみつき、下山の目印にするピンクテープを巻きました。
直登を続けると、トラバースするような踏み跡に巡り合い
導かれて幅広の枝尾根に辿り着きました。
気持ちの良い雑木林を緩やかに登ると大岩が立ちはだかり、
廻り込むと「鎌田山」からの登山道に合流していました。
やれやれ、この調子では今年も前途多難かもしれません?
尾根道は、雪はうっすらとあるものの、凍結もなく
葉を落とした林は明るく暖かで、小鳥のさえずりも聞こえ
先程までの不安はどこへやら、一気にテンションが上がります!
突然思い出したのは、確か妙徳山には43度の斜度のきつい場所があったということ。
度々きつい登りを強いられると、
苦し紛れに「全国急坂を愛する会」などという会を設立したらどうか
と滅茶苦茶な構想を練りながら、辛さを吹き飛ばそうとしたこともありました。
きっとこんな道を愛してやまない方々が大勢いらっしゃるのではないかと…
以前歩いた時にはなかった鎖や、補助ロープが急坂に張られ
安全に通行でき、凍結の恐れのあるこの時期には殊更安心です。
地元の方々のこの山への愛着が感じられ、嬉しくなります。
「坂田山」には小さな祠が安置され、登りを立てるポールも設置されています。
今日は、早朝より御来光を拝しに登った方もいたのではないでしょうか?
坂田山から幾つか短いアップダウンを繰り返し、
30分程で三等三角点のある峰に到着しました。
痩せ尾根の連続の中にあるピークのひとつで、山頂標識もなく
三角点がなければ山頂とは分からないかもしれません。
本当に信州の里山らしい、素朴な山です。自己主張しない山です。
「妙覚山」と山頂標識を立ててほしいなと、密かに願ったりしますが…
今年もそんな静かな山を試行錯誤しながらも安全に歩きたいと思います。
コメント
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おめでとうございます。
早々の山行、お疲れ様でした。
妙覚山は、初めて聞く山ですが里山の雰囲気が
味わえそうですね(ちょっぴり辛口?)
私事ですが、ちょうど一年になります
あっという間でしたが、いい経験と思いこれからの
山行を締めて行こうと思います。
今年もよろしくお願いします。
あけまして、というのもちょこっと遅くなった感じですが、おめでとうございます。
danbeさんも年明け早々活発に行動していらっしゃいますね
榛名山の辺りは、掃部ヶ岳と榛名富士しか歩いていないので、ぐるっと縦走して見たいと思っています。その時は参考にさせていただきますのでよろしく
妙覚山は、本当にマイナーな山ですが、結構きつい山です
それなりに面白い山と思うのですが…
danbeさんにとっては、また切開なさるのですから術後を長く感じると思います。
大事になさりながら、積極的リハビリに努めていただきたいとエールを送ります。
あまりエールを大に送りすぎてもいけませんね
焦らず、ほどほどに山を楽しみましょう
群馬百名山の情報をお伺いすることがあると思いますのでよろしくお願いします
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