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Yamareco

記録ID: 2575230
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

有明山 (黒川口→中房温泉)

2020年09月19日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:09
距離
13.9km
登り
2,239m
下り
1,523m

コースタイム

日帰り
山行
8:44
休憩
1:24
合計
10:08
5:43
6
(ゲート手前)
5:49
5:49
19
6:22
6:23
93
7:56
8:00
52
8:52
8:59
36
9:35
9:39
39
10:18
10:21
95
11:56
12:01
2
12:03
12:05
7
12:12
12:12
8
12:20
12:28
10
12:38
13:15
10
13:25
13:28
1
13:29
13:31
125
15:36
15:39
12
15:51
中房温泉
天候 ・曇り 一時雨 → 山頂付近(2000m超)は晴れ
過去天気図(気象庁) 2020年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
■往路
夜行バス 新宿23:05→安曇野穂高4:21 (4列シート、ほぼ満員)
乗合タクシー 穂高駅5:24→ゲート手前5:36
※ 雨量規制で中房温泉行バスの始発(5:10)が運休。中房へ行かれるパーティと相乗りでタクシー利用。
■復路
バス 中房温泉16:15→穂高駅17:05
高速バス 安曇野穂高17:49→新宿21:36 (客6人。珍しく定時着)
コース状況/
危険箇所等
◆表参道ルート (黒川登山口)
・山頂の奥宮への参道だけあって、きちんと整備されてる印象。目印(リボン、ペンキ)もたくさんあり進路明瞭。が、整備されててもルート自体がとてもハード。

① 沢沿い歩きの前半戦 (〜妙見の滝)
・下山した中房登山口には「大雨の影響で白河の滝〜妙見の滝の登山道が崩落しており、通行が大変困難になっております。山頂から表参道への下山はお控えください」という貼り紙がありました。黒川口では見なかったと思うのですが。(釣り関係の表示はあった) それとも「登りはさておき下山は危ないからやめて」の意かも。全路ハードで、この区間だけがどう、という感じじゃなかったです。
・前日雨量規制がかかるくらい降ったとのことで、水量は多かったと思うのですが、前半3,4回渡渉あります。で、白河の滝のすぐ先、流れ落ちる激流の中よじ登る所ありました。水流の中にロープと鎖があるので正規ルートのはず。普段は水流れてないのかもしれません。たまたま持ってたサンダルに履き替え、上半身は雨具着て突破しましたが、当然下半身は完全にずぶぬれになりました。(寒く無くてよかった。)

② 沢より稜線への急登 (〜落合)
・妙見の滝の前に下りて、反対側の長い鎖の岩壁に取り付きます。その先も、ロープ、木の根... 両手をフル動員しながらの急登が続きました。ロープの数はもう数えきれないくらい。

③ アップダウンの多い稜線 (〜神社奥社)
・地図の等高線に表れないアップダウンがたくさんあってとても疲れます。鎖/丸太ハシゴ/ロープがたくさん。ハシゴの木は濡れており、岩は苔が付いていて、滑らないよう気を使いました。

◆裏参道ルート (中房登山口)
・表参道が1400m(単純標高差)なのに対し、高々800mの下山、と思ってたら、こちらもなかなかハード。表参道より大分マシですが、やはり急斜面が多くロープ場が多くあります。
・地図に表れないアップダウンが多数あり、急斜面を怖々下りたら、すぐ鎖やロープで登り返したりで、なかなか標高落ちません。
・こちらは渡河、ガレ場歩きなどは無いです。
雨量規制でバス初便が運休。中房へ行かれる方々とタクシー相乗り。写真は規制解除を待つ車の列。解除を待たず登山口まで歩き出す。
2020年09月19日 05:42撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 5:42
雨量規制でバス初便が運休。中房へ行かれる方々とタクシー相乗り。写真は規制解除を待つ車の列。解除を待たず登山口まで歩き出す。
30分程歩いて有明山黒川口。6時に規制解除され、下りたタクシーに手前で追い抜かれたので、歩いた意味無し(笑)。
2020年09月19日 06:09撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 6:09
30分程歩いて有明山黒川口。6時に規制解除され、下りたタクシーに手前で追い抜かれたので、歩いた意味無し(笑)。
初めは鬱蒼とした、ヘッドランプ付けようかな?と思ったような暗い樹林帯を通過。
2020年09月19日 06:42撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 6:42
初めは鬱蒼とした、ヘッドランプ付けようかな?と思ったような暗い樹林帯を通過。
やがて渡河が。
2020年09月19日 07:03撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 7:03
やがて渡河が。
沢から、苔生した岩、シダの茂った巻き道に上がったり、
2020年09月19日 07:42撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 7:42
沢から、苔生した岩、シダの茂った巻き道に上がったり、
再び沢に下りて渡河、というのを繰り返す。
2020年09月19日 07:47撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 7:47
再び沢に下りて渡河、というのを繰り返す。
沢の中を進むことも。水量多いし、浮石多くてめんどい
2020年09月19日 07:50撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 7:50
沢の中を進むことも。水量多いし、浮石多くてめんどい
徐々に沢脇の巻道も岩が増えてくる
2020年09月19日 07:54撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 7:54
徐々に沢脇の巻道も岩が増えてくる
いきなり妙見の滝の真下に出る。
2020年09月19日 07:56撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 7:56
いきなり妙見の滝の真下に出る。
滝を見上げながら、真ん前を横切る
2020年09月19日 07:59撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 7:59
滝を見上げながら、真ん前を横切る
その奥が今回一番面食らった所。右の岩を登った奥で...
2020年09月19日 08:01撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 8:01
その奥が今回一番面食らった所。右の岩を登った奥で...
この激流の中を登れと。悩んだ末、サンダルに履き替え、上半身は雨具着て強行突破。いきなり沢登り初体験。
2020年09月19日 08:03撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 8:03
この激流の中を登れと。悩んだ末、サンダルに履き替え、上半身は雨具着て強行突破。いきなり沢登り初体験。
先にはまだ滝が見え、まだこんなん続くの?と辟易したが、幸い水とのお付き合いはここまでだった。登山靴に再換装。
2020年09月19日 08:19撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 8:19
先にはまだ滝が見え、まだこんなん続くの?と辟易したが、幸い水とのお付き合いはここまでだった。登山靴に再換装。
ここから左側へ。ガレだらけ。
2020年09月19日 08:41撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 8:41
ここから左側へ。ガレだらけ。
足元の岩の下では激しく水音してるところも
2020年09月19日 08:46撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 8:46
足元の岩の下では激しく水音してるところも
右奥に滝がある、開けたガレた斜面に出る。
2020年09月19日 08:52撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 8:52
右奥に滝がある、開けたガレた斜面に出る。
奥にある白河の滝。霧の中、中国の風景みたいな趣き。
2020年09月19日 08:54撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 8:54
奥にある白河の滝。霧の中、中国の風景みたいな趣き。
滝の下まで降りて、反対側の岩壁に取り付く。なお伏流水なのか水がなく渡河の心配はない。地獄の急登のスタート。
2020年09月19日 08:55撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 8:55
滝の下まで降りて、反対側の岩壁に取り付く。なお伏流水なのか水がなく渡河の心配はない。地獄の急登のスタート。
鎖終わっても、落合の手前までずっと鎖、ロープ、木の根っこ掴みながらの急斜面が続く。
2020年09月19日 09:11撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 9:11
鎖終わっても、落合の手前までずっと鎖、ロープ、木の根っこ掴みながらの急斜面が続く。
なんか岩にぶつかった
2020年09月19日 09:35撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 9:35
なんか岩にぶつかった
南アの鹿窓みたいな。
2020年09月19日 09:37撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 9:37
南アの鹿窓みたいな。
トラバース気味になり斜度緩まると、今度は細かいアップダウンを伴うようになる。木々や根っこを掴みながら進む
2020年09月19日 09:59撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 9:59
トラバース気味になり斜度緩まると、今度は細かいアップダウンを伴うようになる。木々や根っこを掴みながら進む
笹原登りになるともう少し。
雨降ってることに気づいた。全身びしょ濡れでよく分からん
2020年09月19日 10:06撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 10:06
笹原登りになるともう少し。
雨降ってることに気づいた。全身びしょ濡れでよく分からん
落合に到達!うれしい〜!
2020年09月19日 10:20撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 10:20
落合に到達!うれしい〜!
この先、途中、お社あり。
2020年09月19日 10:43撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 10:43
この先、途中、お社あり。
この稜線歩きも全然楽ではなかった。ハシゴやら鎖やら、アップダウン多い。
2020年09月19日 10:47撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 10:47
この稜線歩きも全然楽ではなかった。ハシゴやら鎖やら、アップダウン多い。
2000m超えたら、雲の上に出たらしく、日差しが
2020年09月19日 11:41撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 11:41
2000m超えたら、雲の上に出たらしく、日差しが
鳥居が燦然と輝く山頂に。
「雷時には避雷針になるので近づかないで」という説明も怖い。
2020年09月19日 11:57撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 11:57
鳥居が燦然と輝く山頂に。
「雷時には避雷針になるので近づかないで」という説明も怖い。
有明山社 奥宮。
2020年09月19日 11:58撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 11:58
有明山社 奥宮。
東側が開けてる。雲海。ただ山は埋もれて見えない
2020年09月19日 11:59撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 11:59
東側が開けてる。雲海。ただ山は埋もれて見えない
さらに進むと三角点が。ここで北アの主稜線が初お目見え。
2020年09月19日 12:04撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 12:04
さらに進むと三角点が。ここで北アの主稜線が初お目見え。
三角点と南峰の間に表銀座主稜線の眺望点あり。
稜線とここの間から雲が沸いてる感じで、稜線上は天気良さそう。
2020年09月19日 13:12撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 13:12
三角点と南峰の間に表銀座主稜線の眺望点あり。
稜線とここの間から雲が沸いてる感じで、稜線上は天気良さそう。
大天井あたり。
2020年09月19日 12:11撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 12:11
大天井あたり。
燕岳方面はこんな感じ。
2020年09月19日 13:23撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 13:23
燕岳方面はこんな感じ。
南峰。それほど眺望なし。有明山神社 奥宮
2020年09月19日 12:23撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 12:23
南峰。それほど眺望なし。有明山神社 奥宮
2020年09月19日 13:21撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 13:21
北方:餓鬼岳(中央)と蓮華岳(右奥)
2020年09月19日 13:30撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 13:30
北方:餓鬼岳(中央)と蓮華岳(右奥)
下りなのに、なぜこんなに登り返しが?
2020年09月19日 14:03撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 14:03
下りなのに、なぜこんなに登り返しが?
1900m切ると、またガスの中
2020年09月19日 14:42撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 14:42
1900m切ると、またガスの中
駐車場手前で滝。
2020年09月19日 15:36撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 15:36
駐車場手前で滝。
中房口に下山。
2020年09月19日 15:38撮影 by  iPhone X, Apple
9/19 15:38
中房口に下山。
...黒川口には表示無かったよね...
2020年09月19日 15:38撮影 by  iPhone X, Apple
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9/19 15:38
...黒川口には表示無かったよね...
中房温泉に到着。が、温泉入る時間がなかった。無念。
2020年09月19日 15:53撮影 by  iPhone X, Apple
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中房温泉に到着。が、温泉入る時間がなかった。無念。

装備

備考 持っててよかったもの:サンダル(クロックス)。

感想

・“標高2000m弱だし、しょせん北ア主稜線の前衛の山”、と軽く見てたら、どえらい目に遭いました。
・沢に下りたり渡河したり巻道に上がったりを繰り返し、きれいな滝が出てきたと思ったら、初めて沢登り(水の中登る)を初体験する羽目になりました。やっと水場を離れたと思いきや、今度は、とんでもない急登続き。尾根に上がっても、アップダウンが続いて、全然楽させてくれない。合戦尾根よりこっちの方がハードだと思うんですが。

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