谷川 土合山の家周辺 雪崩講習会等

2013年02月23日(土) 〜 2013年02月24日(日)

コースタイム

谷川　土合山の家周辺

天候

吹雪時々止む

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

2/23 10:26

土合山の家周辺にて、ビーコンでの捜索訓練をしました。初めて使用する人も多く、また機種もいろいろ。
私はスタッフだったので見学していましたが、マムートの最新？のビーコンは、近づいてくると音が高くなってきて捜索のモチベーションが上がります、良い品だと思いました。

2/23 13:11

もっとも近づいたと思われる地点では、体勢を低くしビーコン地面に近づけ十字法で探しますが、その際動きが早すぎる人がいます。ビーコンが反応する時間を考えて十字を切ります。

2/23 13:12

埋没地点の目処が付いたらプローブを刺して埋没者の感触を得ます。
今回講師が用意してくださったお人形があまりに実際に近く（子供服内に雪の塊を詰めて小学生位の身体に仕上げました）実践的でした。

2/23 13:47

埋没者サブロウ、発見の時。
埋没者を傷つけないよう、骨折の危険もある為気を付けて掘り出すのに苦労します。
遅くとも15分以内に掘り出せなければ助かりません。でも、実際は雪崩との衝突時に受ける傷害で即死も多いそう。

2/23 13:51

掘り出せたらすぐにツエルトで包む。
自身のザック内のいつも同じ所にツエルトを入れていないといけないですね。

2/23 14:29

土合山の家裏手に歩いていき、雪崩斜面を見る。
30度以上が危ないが、山スキーで滑ったら楽しそうな所＝雪崩が起きる確率が高い所、ということを肝に銘じる。

2/28 21:08

コンプレッションテスト
まず、スノーソーで切る。

2/24 10:00

シャベルを乗せ、手の平で軽く叩く⇒これが第一段階。

2/24 10:00

今回の雪の状態は、もうこの時点で危ないことがわかる。上部が柔らかく結束していない。

2/24 10:01

第二段階、肘から先で叩く。すぐに凹んでいく。

2/24 10:01

最終段階、腕を振り下ろして叩く。
下に凍った過去のスラブがいくつか有った。

2/24 10:53

2日目の実地講習を終え帰りの準備だが、まずは車を掘り出すところからになった。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT20 パナソニック

感想

Samotorake

所属会での雪崩講習会＠谷川土合山の家周辺。

雪崩の知識の再確認と、そしてやはり多くのことを忘れ去っていたことの確認と。
「雪崩に遭ったり雪崩を起こしたら助からない、だから気をつけなくてはいけないんだ」という意識をきっちり自身に植えつけることを今回の目的とした。

2日目、吹雪の為モチベーションが低下し、埋没体験をカットして終了したことがちょっと残念でした。まず、自分が雪の中に埋められて身動き一つ出来ない恐怖感を味わうことが本当は大事だと思います。
その体験があればこそ、「きっと大丈夫」などと安易には思わず、CTをしたり仲間と話し合ったりして、危険かどうかを立ち止まって考えると思います。


2日目午後は早めに解散。
3人で奥利根スノーパークに滑りに行きましたが、これが新雪でサイコーでした♪
吹雪でしたが、強風で止ってしまっているリフトの横のコースは、深雪の練習にちょうどで、3時間半で12本滑ってしまった…楽しかった。