内黒峠（雪崩遭難碑と内黒山）

2020年11月18日(水) [日帰り]

• GPS: 01:31
• 距離: 4.4km
• 登り: 184m
• 下り: 198m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:28
• 休憩: 0:09
• 合計: 1:37

12:42 遭難碑
12:56 12:56 中の谷 引き返し点
13:06 13:07 遭難碑
13:10 13:14 内黒峠
13:29 13:30 内黒山
13:41 13:44 宮里山
14:19 内黒峠

遭難碑前〜内黒峠（1.3km）は車移動

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

戸河内の道の駅〜内黒峠は13km・約25分。
遭難碑前には特に駐車スペースはないが、付近の道幅は広い。
内黒峠には広めの駐車スペースがある。
戸河内〜内黒峠〜恐羅漢の道路は狭い所が多いので、運転は慎重に。

写真

11/18 12:36

道路沿いの遭難碑

11/18 12:35

遭難碑の位置

11/18 12:46

遭難碑の背面

11/18 12:46

11/18 12:45

遭難碑の背後（中の谷）の植林地

11/18 12:46

当時の道や積雪期ルートがどうだったかはわからないが、林道が延びているので、それに沿って進む

11/18 12:47

当時は皆伐された斜面だったとのことだが…

11/18 12:49

11/18 12:51

林道の谷側がちょっと崩れてもいる

11/18 12:52

当時は皆伐されていたので、遭難碑付近からも戸河内の町が望めたらしい

11/18 12:56

林道の屈曲点で引き返す

11/18 12:59

斜度は割とありそうだ

11/18 13:02

遭難碑のすぐ背後も

11/18 13:00

林道上に

11/18 13:01

遭難碑そばのドコモ基地局

11/18 13:04

遭難碑前に戻る

11/18 13:13

内黒峠に移動。峠横の古い避難小屋

11/18 13:13

駐車スペースは結構ある

11/18 13:14

広島登山界の先達、加藤武三氏の碑

11/18 13:14

11/18 13:14

11/18 13:14

生花が供えられている

11/18 13:15

峠の標識

11/18 13:15

その裏が内黒山登山道入口

11/18 13:15

熊の糞？

11/18 13:16

きれいな登山道

11/18 13:16

葉は落ちたが林もきれい

11/18 13:19

振り返ると彦八手前のピーク

11/18 13:26

内黒山山頂分岐

11/18 13:28

山頂に特に標識は無し

11/18 13:31

分岐に戻る

11/18 13:37

宮里山への道もきれいで緩やか

11/18 13:39

X状の分岐

11/18 13:39

11/18 13:40

藪ヶ迫山とも？

11/18 13:41

宮里山山頂に

11/18 13:41

11/18 13:43

ピークのすぐ先に大きな岩も

11/18 13:46

サバの頭方面の道（荒れ気味なのは最初だけ）

11/18 13:48

サバの頭ピークか

1072.8がサバの頭

11/18 13:50

深入山

11/18 13:50

道はとても良くなる

11/18 13:52

もはや完全な林道

11/18 13:56

再び深入山

11/18 13:57

右は向山・最早山

11/18 13:57

そしてその右奥に大箒山

11/18 13:57

右端は大平山か

11/18 14:00

内黒山山頂方面

11/18 14:00

熊棚？

11/18 14:01

サバの頭方面

11/18 14:02

内黒峠への巻き道

11/18 14:02

林越しに恐羅漢山

11/18 14:03

林道沿い一帯の林

11/18 14:06

砥石郷山

11/18 14:07

聖山

11/18 14:07

小さな沢もあり

11/18 14:10

サバの頭への稜線

11/18 14:11

彦八に連なるピーク

11/18 14:11

「一般車両通行禁止」

11/18 14:12

通行禁止は上(右)側

11/18 14:14

土が顕わになったのり面

11/18 14:15

ここにも小さな沢

11/18 14:15

11/18 14:19

内黒峠手前。鎖があるので、さきほどの下(左)側の道にも進入不可

11/18 14:19

鍵もかかっている

11/18 14:19

11/18 14:20

内黒峠（駐車スペース）に帰着

11/18 14:20

歩いてきた方向

11/18 14:38

帰路、中の谷の下流側入口にも立ち寄る

撮影機器：

Xperia XZ2 SOV37 au SONY

感想

にっしー（べいびー）

2017年3月27日の栃木県高体連登山部雪崩事故（生徒7名と教員1名が死亡）をきっかけに一昨年から始まったスポーツ庁と広島県教委主催の広島県(高校)登山部顧問等安全登山講習会が今年は11/27に開催され、今年もその講師を務めるので、広島県で唯一の雪崩死亡事故現場の確認に出かけた。

事故が起こったのは1963(昭和38)年1月6日、いわゆる「38豪雪」の年で、場所は県北西部の戸河内町（現安芸太田町）の内黒峠の1kmちょっと手前の中の谷で、恐羅漢での正月スキー合宿から帰る途中の社会人山岳会の若者2名と、彼らの先に中の谷を下っていた地元住民1名が犠牲となった。

遭難碑は当該山岳会により、中の谷の最上部、内黒峠へと至る道路沿いに建立されている。雪崩が起こった斜面が正確にはどこなのか調べ得てないが、遭難碑の背後の谷間を少しばかり偵察してみた。今は植林の木が育っているが、事故当時は皆伐された斜面であったらしい。

事故現場の視察が終わり、せっかくなので、すぐ近くの内黒峠まで行き、何十年振りかに内黒山を訪れてみた。

広島地区高校登山部の大会が毎年4月下旬に、各校がそれぞれのコースで恐羅漢牛小屋高原に集結して幕営し、翌日はまたそれぞれのコースで下山するという形で開催されているため、JR可部線が三段峡駅まで運行している頃は、入山か下山で必ず内黒山を通ったものだ。（可部以遠が廃線となってからは、車で牛小屋高原まで入ることが多くなり、三段峡はともかく、内黒山とは縁遠くなってしまった…）

久し振りに訪れてみると、登山道はよく笹が刈られ、とても整備されていた。さらに山腹には林道も延びて、サバの頭にもたやすく足を延ばすことができるようであった。

帰りに安芸太田町の図書館で雪崩事故に関する資料を探す予定だったのでサバの頭は割愛したが、峠への帰り道、山腹を巻く林道からは、林越しではあったが、深入山・向山・大箒山、聖山・砥石郷山・恐羅漢山などが望め、ちょっと楽しい気分になった。

なおこの内黒山一帯、冬にスキーで訪れても手軽で面白そうだ。