◆標高差2000mの棒ノ嶺馬蹄形縦走(金比羅山・大ヨケノ頭・藤棚山・蕨山・有馬山・仁田山・日向沢ノ峰・長尾ノ丸山・槙ノ尾山)
- GPS
- 07:28
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,869m
- 下り
- 1,872m
コースタイム
08:33 金比羅山
08:45 中登坂
09:04 大ヨケノ頭
09:26 藤棚山
09:45 蕨山展望所
10:17 有間山(橋小屋ノ頭)
10:37 タタラノ頭
10:59 有間峠
11:10 仁田山
11:53 日向沢ノ頭
13:07 長尾ノ丸山
13:29 槙ノ尾山
13:49 棒ノ嶺
14:06 権次入峠
14:16 岩茸石
15:03 さわらびの湯
所要時間7時間28分 累積標高差±2005m 移動距離22.8km ※所持GPS記録
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・ポスト ○さわらびの湯とその周辺に未舗装の広大な駐車場あり。多分、無料。 ポストは周辺には見当たらず。 ◆トイレ ○お休み処やませみの前に公衆トイレあり。さわらびの湯の近く。24時間利用可能、無料、水洗 ◆危険箇所等 ○蕨山の手前に急斜面あるが、息苦しいだけで特に難所でもない。 ○仁田山から日向沢ノ峰のあたりまで区間で、送電鉄塔へと続く道が錯綜している箇所あり。 おかしな方向へ踏み跡が続いていたりしますので引き込まれないように。 ○日向沢ノ峰から長尾ノ丸山までの区間でロープがかかった箇所が一箇所あったが、 特に難しいものでもなく、掴まなくてもいける。 ○日向沢ノ峰からの下りが湿ったドロで滑りまくりの素晴らしい急斜面の連続です。 滑って転んで頭を打たないように。 ○残雪はまったくなし。 ○途中、林道に出る箇所がありますが、基本的には林道の反対側に登り口があります。 ○この周辺の林道はアクセスよいため、オフロード愛好家がただ走るために、よく訪れます。 林道を横切る際には、突進してくるオートバイや車にご注意ください。 総じて、どの山も単発で登ればハイキングな山ばかりです。 ◆温泉 ○名栗温泉大松閣 料金は¥1500!!! http://www.taishoukaku.com/ ○さわらびの湯 ¥800 水休 http://sawarabino-yu.jp/ |
写真
感想
いやー。またしても群馬県南牧村・・・ではありません。
地図を眺めておりますと、さわらびの湯を基点にして名栗湖の周辺の山を一周できるではないかということに気がついてしまった。
調べてみると、ヤマレコにもそのような記録が散見される。同じことを考える人はけっこういるもんなんですね。
でも、そのほとんどがなぜか棒ノ嶺から登る時計回り周回。ならば、自分は反時計回りに登るかと。
は! ここで気づく。私が周回するときは、いつも反時計回りだ。
なぜだろう。特に気にしたことなかったけど、いつもそうなっている。
なぜか、しらねど。ここは埼玉だから、ま、いっか。別に。単にヒネクレてるからでしょう。
といわけで、かねてからの計画をついに実行に移す時がきたようだぜ。
累積標高差と距離があるので少しの雪があると面倒なので、完全に雪が消え去るのを待ったというわけさ。
さて、このルートは。低山なのであたりまえですが、木々が激しく生い茂って、ほとんど何も見えません。
多少見えても、低山特有のどれも同じような形の山ばかり。
エスケープルートは多々あるものの、距離が長いし、累積標高差もあるし。
つまり、登ること自体に面白みを感じるようでないとただ苦痛なだけです。
さっそくですが。スタート直後から、道を間違える。
地図を確認して、さわらびの湯バス停から直ぐに登り始めるものと思っていたので、それらしい方向へ行ってみますと。
車が道を塞ぐようにして止まっている。あきらかに「これ以上入ってくるな」の意思表示だ。
どういうわけだ。その先には道らしきものが続いている。進むべきか引き返すべきか。
ノッケからこれか。面倒なので戻ることにした。車道まで戻って名栗湖畔へと続く車道を辿る。
この時点で、すでに間違っていた。お墓がある場所のすぐ手前から尾根に上がれる登山口があったということに気がついたのは、帰ってきてから。
で。車道を辿っていると、鹿防護柵の先に尾根に上がれそうな登山道が続いている。
防護柵の扉を音もなく開いて進み、お目当ての尾根に出る。あとは蕨山までというか、一部、仁田山を除いて同じような細かいアップダウンの繰り返しが棒ノ嶺まで続く。
たまに見える景色も似たようなものばかり。およそ、このルートの面白みは、歩くこと以外、何もありませんでした。
下山後の温泉は。
以前から気になっていた名栗温泉大松閣に。ここは名栗ラジウムとか言っていたような気がするが。
ラジウムはなくなってしまったのだろうか。まあいいやとばかりに行ってみると。
予想に反して、見事な作りの建物。鄙びた一軒宿を期待していた私は意表をつかれた。
そして、料金が「高い」というのは、よく分かっていた。確か1300円だったと思ったら、1500円だった。強烈。
入れるのは、5階にある展望風呂だそうで。見える景色は、まあ山に登らない人にとっては嬉しく思う感じなのでしょうか。
で、お湯は。まず、浴室の扉を開けると軽くプール臭。ああ。だよなぁ。1500円か・・・。
源泉の冷鉱泉と沸かした循環湯の内湯。あと循環の露天がありました。
源泉の冷鉱泉があったから、まあいいか。
実は。この日に向けて装備品も軽量なものをご用意していたりします。
そして、今回はサポートタイツデビューの日でもあるのです。
いやあ。このサポートタイツですが。結論から言えば、こんないいものもっと早く買えばよかったかと。
20キロ以上を歩き回って、足がほとんど痛くなっていないし。こんなにも効果のあるものとは。
何より、その効果を劇的に体現できたのは、温泉に入るときに脱いだ際。
脱いだ瞬間に足が急激に重くなった。タイツがどのような効果を発揮していたのかよくわかりました。
今回は、ヘッドランプ装着かなぁと思っていたんですけど、明るいうちに下山してしまいました。
お値段はお求めやすくなかったですけど、いい買い物だったなぁ。
コメント
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修行山行、お疲れ様でした
でもサポートタイツの効果を実感するにはちょうどいい行程だったと。。
っていうか、今まで結構な距離&時間の山行をされていたのに
サポートタイツ穿いていなかったんですね〜
結構なお値段しますけど、私もそれに見合う効果があると思います!
イチローがはいてるのとか見ると
「あ〜いいなぁ〜タダでたくさんもらえるんだろうなぁ」
と貧乏根性丸出しで思っちゃいます
高校野球見ながら、拝見してます(笑
お〜、今逆転でっす!!
凄い距離ですねぇ。
サポートタイツの威力は、特に次の日に現れませんか?
私は初めての日帰り富士山登山で、筋肉痛にならなかった事が驚きでした。
これでますます、moglessさんの歩行距離、伸びそうですねぇ。楽しみです
今回のコースは確かにほとんど修行みたいなものですね。
たまに見える景色は、どこから見ても同じような感じですし。
でも不思議といつまでも歩いていたくなるような気配だったりするのです。
徐々に中毒症状が出始めたのかもしれません。
そうなんですよねぇ。タイツは実は今まで使っていなかったのです。
サポートタイツを履いている人は良く見かけましたけど、たかがタイツを履くくらいで何が変わるものかとよく調べもせずにいました。
しかしながら、山の装備品と服装をもっと軽いものにできないかと思っていろいろ調べてみますと、ズボンがかなりの重量であることに気がついたわけでして。
一番軽いのは、海パン一丁なんでしょうけど、山で海パンはあんまりなので、せめて短パン。
あと日焼けしたくないので、タイツがあるではないかと。
どうも評判も良いらしいので半信半疑で買ってみたというわけでした。
結果は大正解で。もっと早くから使っていればなぁと大後悔しました。
ヘタったら、また買いたいですね。
ちなみに私のはイチローのではないです。
実は、けっこう次の日にも足が痛くなっていたりして。
でも、膝が痛くなっていないので、効果は大きいですね。
たいてい、これくらい歩いた後は、暫く膝が痛くなるような気配なんですけど。
サポートタイツを含めて装備品などを軽くした経緯は、もっと早く距離を歩けるようにするためですね。
限られた休日をいかに有効に最大限に使いきるかを考えた結果です。
行きたい! と思っても、日帰りでは無理だよなぁという山に日帰りで行けるようにするため。
というのが最大の理由ですかね。
今まで倦厭していたあんな山やこんな山に日帰りで登ってしまいたいというのが、今年のひそやかな楽しみでもあるのです。
仕事の都合で日帰りしなければならないだけで、別に無理に日帰りを志向してるわけではないのですけどね。
たまには、何も考えずに山小屋でのんびりしたいものです。
野球は勝ちましたね。
気になっていた小沢集落〜四つ又山も歩かれてしまいましたし、高原降下点の写真も撮られていました。
そして今回は名栗湖周回コース、きっちり歩かれてさすがです。
>歩くこと以外、何もありません
やはり、子供には渋すぎるコース選択だったようです。
私も膝痛くなっていましたが、歩き方を変えてみたら解消しました。筋力ついたことも関係していると思いますけれども。靴擦れ&蒸れ臭い対策に膝下丈の5本指アンダーソックスは愛用しています。
鹿岳の高原下降のところは、分かりづらかったですね。
妙に進んでしまったので、すでに通り過ぎてしまったのではないか。
ひょっとして、あの倒木のところが下降点だったのかとか。
その先にも人が歩いたような形跡があるので、そのまま突き進んでしまいそうでした。
名栗湖周回は渋すぎますけど、不思議と歩きつづけていると徐々にその渋さが快感に変わってきます。
子供さんには、厳しいですけど。
調べてみると、近頃はさまざまな山道具が出ていて。
より軽く高機能になっていると申しましょうか。
お値段も張りますけど、他に欲しいものなどありませんから、まとめて買いまくっている日が続いています。
靴擦れ! ここ棒ノ嶺では、慣らしを全くしていない真新しい靴で登ったのですけど、全く足に問題はなかったです。
最近の靴は凄いですね。
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