旧篠ノ井線廃線跡（明科→西条）

2013年04月04日(木) [日帰り]

• GPS: 03:59
• 距離: 14.5km
• 登り: 588m
• 下り: 452m

コースタイム

自宅9:00（車）10:10明科駅10:20--12:08旧白坂第二トンネル入口（ウォーキングコース終点）--国道403号線（矢越トンネル経由）--旧白坂第二トンネル出口--13:50西条駅14:49（篠ノ井線電車）14:56明科駅15:00

出発時刻／高度： 10:12 / 526m
到着時刻／高度： 14:11 / 646m
合計時間： 3時間59分
合計距離： 14.48km
最高点の標高： 785m
最低点の標高： 525m
累積標高（上り）： 337m
累積標高（下り）： 201m

天候

天候：快晴　気温15〜20度

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

JR篠ノ井線明科駅に車を駐車。ウォーキング後、隣の西条駅から電車で戻る。

コース状況／危険箇所等

サクラ、新緑の季節にはまだ早かったが、図書館で借りてきた鉄道廃線跡の本「新鉄道配線跡を歩く3　北陸・信州・東海編）に篠ノ井線が載っていたので思い切って決行しました。

明科駅構内には無料の駐車場が用意されていて助かりました。（ただし駐車時間は1時間程度に・・との但し書きがあります）駅に停められないことを想定して、駅前の国道19号線反対側にあるアップルランド（生鮮食料品スーパー）で買い物をして駐車場に停めるつもりでいました。

駅からしばらくの区間は地元の年配の人が散歩する姿がちらほら見受けられます。

駅から最初のトンネル（三五山：さごやま）は最近、日中のみ通過できるように整備されたようで、出入り口に管理のための扉がついています。

北アルプスの展望地点でもある無料休息所（東平）でお茶のサービスをいただきました。話好きのおじさんからいろいろと情報を得ました。第2白坂トンネルの反対側の廃線跡の様子とか、山越えの旧善光寺街道？とか・・・。今度来るときには紅葉の季節に来たい旨、話したりしました。近隣の施設の4人グループが引率されて、休憩していました。

潮沢信号所跡は、スイッチバックの遺構がはっきりとわかりましたが、側線はかなり埋められて整地されていたのが残念でした。ただ架線柱はほとんど立ったままなので、側線の水平高度が良くわかりました。

第2白坂トンネルの明科側で遊歩道は終点となります。その先は国道403号線に沿って、矢越（やごせ）トンネルを抜けますが、歩道が無いので多少おっかなびっくり早足で通り抜けました。

矢越トンネルはWEB検索の結果、1956年に開通したそうです。それまではこの峠を越える車道の存在はWEBでは確かめられませんでした。現地でもその痕跡は見受けられなかったです。

筑北村（旧本城村）に入り下り坂となり、途中から旧道に入ります。がけ崩れで車両通行止めになっています。しばらく行くと谷底に旧線の跡を発見！　第2白坂トンネルの西条駅側の出口を探ると、かなり戻った地点にありました。そちらのトンネルは塞がれておらず、中に入れるようになっていました。ただ、廃線跡は一切整備されておらず、やぶ化しかけています。
こんなところに電化後の381系振り子電車が疾走していたなんて信じられない思いです。

廃線跡からは少し外れて集落の中を抜け、西条駅に着きました。
明科方面に行く電車はちょうど1時間後なので、駅周辺を少し歩いて、後は駅の待合室で荷物の整理などして時間をつぶしました。

明科駅付近からは北アルプスの常念岳が美く眺められました。大天井岳、有明山、燕岳もはっきり見えました。

写真

4/4 10:13

明科駅の駐車場

4/4 10:13

「旧国鉄篠ノ井線廃線敷遊歩道」の案内板

4/4 10:17

明科駅の駅舎

4/4 10:20

遊歩道のコース案内板

4/4 10:21

明科駅ホームと跨線橋、北アルプス

4/4 10:24

篠ノ井線下り（西条駅）方面の現在線を望む。左手のやぶの中あたりを旧線が通っていた。

4/4 10:30

残雪の北アルプス常念岳

4/4 10:33

旧線跡。地元の人々の散策コースにもなっている

4/4 10:34

最初の駅？「潮神明宮」

4/4 10:39

常念岳（左）と大天井岳（右）

4/4 10:41

最初の三五山（さごやま）トンネル

4/4 10:41

解説板

4/4 10:42

トンネル内部

4/4 10:43

4/4 10:43

4/4 10:44

トンネル出口

4/4 10:44

キロポスト（篠ノ井線の起点、塩尻から）

4/4 10:44

4/4 10:45

架線柱のみ残る廃線跡

4/4 10:46

25パーミル上り勾配の標識

4/4 10:56

取り残された設備

4/4 10:57

2番目の駅？「東平」

4/4 10:59

東平展望所からの北アルプス

4/4 11:11

休息所の案内板

4/4 11:11

おじさんがいろいろな解説をしてくれる

4/4 11:18

同じく架線柱が残る廃線跡

4/4 11:22

踏切跡

4/4 11:24

解説板

4/4 11:24

解説板

4/4 11:24

3番目の駅？「けやきの森自然園」

4/4 11:27

信号灯

4/4 11:33

4番目の駅？「漆久保トンネル前」

4/4 11:35

漆久保トンネル

4/4 11:35

漆久保トンネル

4/4 11:35

解説板

4/4 11:38

近くを流れる小川の水路トンネル

4/4 11:38

4/4 11:39

4/4 11:40

漆久保トンネル

4/4 11:40

トンネル内部

4/4 11:41

壁面のレンガ模様

4/4 11:42

漆久保トンネル出口（反対側）

4/4 11:44

33キロ地点のキロポスト

4/4 11:47

山側斜面の擁壁（明治時代の石積みの壁の上に昭和時代のコンクリート製が被さる）

4/4 11:47

5番目の駅？「潮沢信号所跡」

4/4 11:49

解説板

4/4 11:49

潮沢信号所のスイッチバックの跡

4/4 11:54

速度？制限標識

4/4 12:05

遊歩道も終わり、正面に旧第2白坂トンネルが見える

4/4 12:05

6番目の駅？「旧第2白坂トンネル」

4/4 12:06

トンネル入口は扉で塞がれている

4/4 12:33

国道403号線の矢越（やごせ）トンネル

4/4 12:34

1956年開通だそうだ

4/4 12:52

筑北村側の旧国道（がけ崩れのため通行止）

4/4 12:53

旧国道の滝上トンネル

4/4 12:53

4/4 12:53

4/4 13:03

解説板

4/4 13:03

大滝の様子

4/4 13:04

西条駅側の旧線路盤跡

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4/4 13:09

西条駅側の短いトンネル（名称未確認）

4/4 13:09

4/4 13:09

4/4 13:10

旧第2白坂トンネルの西条駅側入口

4/4 13:11

4/4 13:12

4/4 13:12

トンネル内部

4/4 13:14

4/4 13:16

4/4 13:16

4/4 13:17

4/4 13:33

4/4 13:34

西条駅寄りのトンネルは扉で塞がれている。手前のコンクリート筐体は国道の高架構造

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西条駅手前の廃線跡

4/4 13:39

築堤上の廃線跡

4/4 13:50

終点、西条駅

撮影機器：

Canon IXY 430F Canon

感想

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快晴だったので歩き続けていると多少汗ばみそうになりましたが、暑くも寒くもなく、おおむね快適な気候でした。4時間半、約14Km歩いた割には足や体の疲れも無くてよかったです。

反省点：デジカメのバッテリー電池がほとんど空になっていました。すぐ取り替えた予備のバッテリーも最後には電池切れで写真が撮れなくなってしまいました。出かける前に2つのバッテリーとも充電を良く確認することです。