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記録ID: 2853885
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ハイキング
奥秩父

小鹿野町 白石山(毘沙門山)は大展望の秘峰

2021年01月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:10
距離
7.5km
登り
840m
下り
826m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:03
休憩
1:14
合計
6:17
8:41
137
スタート地点
10:58
11:04
17
11:21
12:16
37
12:53
13:06
112
14:58
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2021年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越自動車道 花園ICより国道140号、299号で小鹿野町へ。
県道71号、282号と走り合角ダムを渡り、要トンネルの前で左の旧道に入り、橋を渡ったところに廃校となっている旧倉尾中学校がある。
パーキングは旧倉尾中学校周辺に数台可能。

なお、国道299号から合角ダムの南側へ直接アクセスする道は現在(2021年1月)通行止めになっているので上記のルートで迂回することになる。
コース状況/
危険箇所等
このルートは一般登山道ではありません。   
入山に際しては読図や登攀技術など未整備のルート歩きの経験が必要であることを留意してください。
白石山:はくせきさん(別名:毘沙門山)
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白石山:はくせきさん(別名:毘沙門山)
スタートは要トンネル周辺から。
廃校脇に車を停めさせてもらいました。
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スタートは要トンネル周辺から。
廃校脇に車を停めさせてもらいました。
林道は凍てつく寒さ
林道は凍てつく寒さ
林道はいたるところで、崩壊や陥没があるので、車両の通行は不可能である。
2021年01月11日 01:02撮影
1/11 1:02
林道はいたるところで、崩壊や陥没があるので、車両の通行は不可能である。
沢を渡る木橋も朽ち果てていて危険! 下流から沢に降りて渡渉となる。
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沢を渡る木橋も朽ち果てていて危険! 下流から沢に降りて渡渉となる。
尾根に出て左へ行くと送電線鉄塔に着く。 
そうである、このトレイルの下部は送電線の巡視路を使うようになっているのだ。
尾根に出て左へ行くと送電線鉄塔に着く。 
そうである、このトレイルの下部は送電線の巡視路を使うようになっているのだ。
また、つぶれた作業小屋やかつてあったベルトコンベヤーの残骸が歴史を感じさせる路でもある。
また、つぶれた作業小屋やかつてあったベルトコンベヤーの残骸が歴史を感じさせる路でもある。
そして、稜線直下の急峻な尾根(約200m)となるが、ここは未整備の道の宿命とも言える、とても滑りやすく厄介なセクションである。
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そして、稜線直下の急峻な尾根(約200m)となるが、ここは未整備の道の宿命とも言える、とても滑りやすく厄介なセクションである。
岩場を登り上げたピークが、標高997mの 白石山(毘沙門山) の西峰(三角点)である。
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岩場を登り上げたピークが、標高997mの 白石山(毘沙門山) の西峰(三角点)である。
白石山は、四周が切れ落ち天空に突き出た岩峰で、両神山をはじめとした大パノラマが展開する。
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白石山は、四周が切れ落ち天空に突き出た岩峰で、両神山をはじめとした大パノラマが展開する。
南西方向には、両神山。
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南西方向には、両神山。
北西方向には、白石山と同じ石灰岩でできた岩山の 二子山 が2つの角を突き出している。 
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北西方向には、白石山と同じ石灰岩でできた岩山の 二子山 が2つの角を突き出している。 
北側に目をやれば、御荷鉾山などの西上州の山々が展開し、県境尾根の山腹には送電線がドミノ倒しのドミノのように連なっている。
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北側に目をやれば、御荷鉾山などの西上州の山々が展開し、県境尾根の山腹には送電線がドミノ倒しのドミノのように連なっている。
南東方向のスカイラインには、秩父のシンボルピーク、武甲山が浮かんでいる。
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南東方向のスカイラインには、秩父のシンボルピーク、武甲山が浮かんでいる。
360度の山岳展望を堪能した後は、東峰へ向かう。
東峰は、西峰のすぐ東の岩峰で、鞍部から右寄りに岩場をクライミングするが、わかりにくいので岩登りにおけるルートファインディングが必要だ。
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360度の山岳展望を堪能した後は、東峰へ向かう。
東峰は、西峰のすぐ東の岩峰で、鞍部から右寄りに岩場をクライミングするが、わかりにくいので岩登りにおけるルートファインディングが必要だ。
東峰から見た白石山(西峰)は見事な絶壁だ。 こんな岩塔の上なら眺めが良いわけだね。
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東峰から見た白石山(西峰)は見事な絶壁だ。 こんな岩塔の上なら眺めが良いわけだね。
下山は東峰から採掘跡を絡めながら東稜へ進み、北東尾根の734mピークを目指すバリエーションルートを取る。
東稜の南面は、1970年〜1980年代後半まで石灰岩の発掘が行われていた場所である。
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下山は東峰から採掘跡を絡めながら東稜へ進み、北東尾根の734mピークを目指すバリエーションルートを取る。
東稜の南面は、1970年〜1980年代後半まで石灰岩の発掘が行われていた場所である。
採掘跡のザレ場は崩れやすく危険な上に、ルートファインディングも難しいので(特に下降時)、上級者ハイカー以外は、往路を戻ることを強くお勧めする。
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採掘跡のザレ場は崩れやすく危険な上に、ルートファインディングも難しいので(特に下降時)、上級者ハイカー以外は、往路を戻ることを強くお勧めする。
帰りに毘沙門水で水を汲んで、家でお茶をいれて飲みました。
毘沙門水は軟らかくて飲みやすい水です。
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帰りに毘沙門水で水を汲んで、家でお茶をいれて飲みました。
毘沙門水は軟らかくて飲みやすい水です。

感想

写真の詳細とコースガイドはこちらから →  https://hikingbird.exblog.jp/32096734/


埼玉県秩父市に周りを囲まれるように位置する小鹿野町には、低山ながら個性的な山々が点在する。
石灰岩の岩峰である 白石山(はくせきさん) もそんな山のひとつだ。 
白石山は、山麓に毘沙門神社があることから、別名 毘沙門山 とも呼ばれている。

2021年早々、この冬最強の寒波の影響で北陸は大雪、関東平野も極寒の冷え込みとなった。
そんな寒〜い休日に白石山へ行ったのだが、このトレイルは山頂付近までずっと樹林帯の陽当たりの少なく尾根路を行くため、スタートから1時間くらいは指先が冷たくて仕方がなかった。

そして、たどり着いた山頂は大展望の絶景が見られ、寒いアプローチを頑張った甲斐あるがあった。

あまり馴染みのないエリアで、こんなところに、こんな秘めた岩峰があったとは知らなかった。

ザレた激登りと激下りにアドレナリン全開の
山行でしたが秩父オールスターズのお出迎えも
あり景色は素晴らしく苦労の甲斐がありました。
チェーンスパイクはとても有効でした❗

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コメント

先に行かれちゃった
もう寒いので、春になったら行こうとしてたとこです。
去年死亡遭難事故があったルート。
サクッと行くとこは相変わらずさすがですねえ。
2021/1/12 1:40
Re: 先に行かれちゃった
秩父エリアをテリトリーにしている mikututocooさん のことだから、もうとっくに登っていると思っていましたが。。

このルートは採掘地の進入禁止エリアに接近しているので、ルートファインディングが厄介ですね。
一部、南面の鉄格子を越えて通らなくてはならないので、北面側をトラバースできれば良いのですが、その場合は要ロープになりますね。
2021/1/12 2:50
色々と参考になりました♪
山頂から東峰?の方に向かわれていたので、あちらからのルートもあったのか〜と、後日あらためて調べてみたら、この記録に辿り着きました
が。。。、本来知りたかったルートの内容よりも、山歴の凄さというか怖さの方が目に留まって超驚きました
今後も陰ながらご活躍を見守らせていただきたいと思っています
2021/1/22 21:56
Re: 色々と参考になりました♪
コメントありがとうございます。
山頂でお会いした2人パーティーの方ですね? 寒い日でしたが、大展望が見れて良かったですよね。

私の山歴は過去の記録を羅列しただけのもので、現在はアルパインはやっていません。
青空山岳会のブログを拝見しました。 世界中の山に精力的に登られていて素晴らしいです。
これを機に時々、訪問させていただきます。 西上州の藪岩も楽しいですよね。 ♪ 
2021/1/23 13:03
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