笠取山
- GPS
- 05:25
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 696m
- 下り
- 695m
コースタイム
天候 | 曇り無風、気温2°天気予報では遅くなって雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
作場平:無料駐車場無料、バイオトイレあり 登山道:ヤブ沢峠へ向かう道は、腐葉土の体積したふかふか道 尾根から山頂への尾根道も整備されていて歩きやす 一休坂尾根も昔植林などで歩いた道なのか整備されている ベンチは、随所にあり。 水干にテーブル付きべんちあり。 山頂は、狭くお弁当を食べるには不向き 鎖場・ハシゴなし 笠取小屋:トイレあり、宿泊可能(素泊まり4000円)、食事可能 危険箇所:特になし |
写真
感想
やっと登山を始める切っ掛けになった山に辿りついた。
50歳を過ぎて始めたカヌー。
毎週 多摩川の急流である御岳の川で自由に漕げるように練習を重ねた。
そして昨年『この上流はどうなっているんだろう?』との思いが頭に浮かんだ。
それから旅行会社主催の『多摩川源流ツアー』に参加して青梅駅から源流を目指して歩き始めた。
ハイキングのような内容であるが、息は上がるし、足は疲れるし標高1900mもある山に登れるのだろうか?という思いと不安を毎回抱きながら歩きつ続けた。
そして次回笠取山という最後のツアーを残念にも逃してしまった。
このハイキング程度のツアーでも息が上がったり・足が疲れたりしていては、とても笠取山には登れないと思い、様々な登山ツアーに参加して登山技術や知識を学んだ。
そしてヤマレコや地形図に書かれている情報を読み、自分で登れる山か?登れない山か?を見分けられる基準が自分の中に出来た。
そして標高差637m・歩行時間4時間30分の笠取山が、単独でも『必ず帰宅できる山』として僕の前に現れた。
天気予報は、冬に逆戻りのお天気で“午後遅くから雨”と伝えていた。
朝早く出発し早く下山しようと計画し、計画書を家族に残し家を出た。
8時30分作場平駐車場に到着。
曇り空であるが、雨が降りそうな気配はまだ無い。
いつもの手順通り準備体操・身支度を整えて9時に出発する。
登山道入口は、駐車場から50m位先に標識があり直ぐに分かった。
登山口を入ると直ぐに“熊がいるので注意”の看板が目に入る。
『もう冬眠から目覚めるころだろうか? でも餌無いじゃん、目覚めてももう少し南の奥多摩辺りだろう』と思いつつも、マイ・フェイバリット・ソングなどを歌いながら登山開始。
広葉樹の葉が枯れ落ち堆積したと思われる登山道は、ふかふかして歩きやすい。
この辺りの木々には、まだ蕾も若葉も無く全く春の気配が無い。
幾つかの小さな小川を渡り、気温も低い性か特に汗をかくことも無くヤブ沢峠に到着した。
ここから車が走れる尾根道を歩いて行くと笠取小屋が現れる。 何となくホットする。
“雁峠分岐”、“小さな分水嶺”を通り過ぎると笠取山頂が姿を現した。
ここに立つまでは、水干を観てから頂上を目指す予定にしていたが、目の前にそびえるその姿を見たら正面からアタックしたくなった。
そして12時笠取山山頂に到着。 到着するや否や、ガスが立ち込め周りの山々を消し去った。 同時に強烈な風も吹き、カメラを操作する手があっ!という間に凍えた。
『これが標高1900mの山か!』と思いながら直ぐに防寒着を着込んだ。体は寒くないが指先が痛い。
ヤマレコの情報では、ピークが三つあり真ん中のピークが三角点のある山頂と書かれていたので次のピークへ移動する。 岩の尾根道を数分歩くと三角点のある山頂に到着した。 岩陰になった性か風が弱まったのを見計らい記念写真を撮る。
『ヨシ 下山しよう!』
少し下山すると穏やかな空気に一変した。 多分標高差にして100mも無いだろうに・・・。
先程いたピークの下に“水干”はあった。
『あの多摩川の水はここから流れてくるのか・・・・』
水干の沢を少し下った所に『最初の一滴』がある。
水道道と書かれた標識を下るとそこに『最初の一滴』があった。
『君はここに居たのか! やっと逢えたね』
ここまで来る日々を思い返しながらお弁当を食べた。
15分位であったが幸いにして誰も来ず、ゆっくりすることができた。
12時30分 思い残すことはもう無いと下山開始。
笠取小屋まで同じ道を戻り、一休坂尾根を下る。
緩やかな下りなのに大腿四頭筋が痛み、歩きずらい。
『下りの歩き方が悪いのかな?』
そんなことを考えながら歩いている内に、14時30分作場平駐車場に下山した。
すると雨がポツリポツリと降り始めた。 予報より早く降り始めたので『うっそ〜!』と思いながらも、さっさと下山して良かった。
昨年思ってからかなり長い時間がかかったが、やっと『多摩川の最初の一滴』に辿り着いた。
これから多摩川の水面にカヌーを浮かべて遊ぶ度に、『多摩川の最初の一滴』を僕は知っているということを喜ぶだろう。
そしてこの一滴を生み・育て・守るために多くの人々の悲しみと苦労や努力があったことを知る旅でもあった。
標高差があり多摩川の源流とゆう事で私も一度は登って見たい山です。
kiyofuji様
是非登ってみてくださ〜い!
標高差も600mちょっとですし、登山道もしっかりしていますので不安なく登れました。
奥多摩探検隊も来月最終回で“雲取山”へ登って来ます。
昨年笠取山にのぼりました。
沢沿いに登るかんじがとても気に入りました。
分水嶺あたりの風景も大好きです。 また行きたいなぁと思う山です。
プロフィール拝見し、わたしもおととしティーンに混じり○歳でバイクの免許をとったので、おぉ〜っと共感してしまいました。
バイクで登り口まで…は実現していませんが、山とバイクはきっと相性良いですよね。
わたしも、もう少し体力つけて、雲取山挑戦したいな!
yumyuuichi様
僕もバイクで登り口チャレンジまだです。
バイクを買いたいと思いながらも、山に行くならオフロード車、いやいや高速が大変だからヂュアルパーパス等と迷っている日々です。
笠取山の沢沿いの道は、水音や水の綺麗さが良かったですね!
雲取山のような1泊2日の登山は、単独では難しそうなので旅行会社のツアーで行きます。
5月の末に登る予定なので、登ったらヤマレコにUPしますのでまた読んでください
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