ラウンド・ザ・燧ケ岳


- GPS
- 08:58
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 422m
- 下り
- 619m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
沼山峠バス停〜沼山峠、尾瀬沼南岸には雪がまだ結構ありました。 沼尻〜見晴、燧裏林道のところどころにも雪がありました。 アイゼンは不要ですが、尾瀬沼南岸だけはストックがあったほうが安心です。 雪道から木道になるところも要注意! かかとから木道に着地するとツルっといきます。 |
写真
感想
○プロローグ
また来てしまいました、尾瀬。燧ケ岳や至仏山に登ることもありますが、断然多いのが沼山峠イン、御池アウトの燧ケ岳1周コースです。いつものとおり、尾瀬沼と尾瀬ヶ原の両方を1日で楽しんでしまおうという欲張りな日程。
1週間違いでも様子が大きく変わる尾瀬です。今回は水芭蕉狙いで行きましたが、運よくトガクシショウマにもめぐり合えました。
○アプローチ
今回は車でのアプローチ。御池の駐車場に午前1時半ごろに到着。寝袋に入って仮眠です。まだ駐車場の脇は雪の壁です。
○コース雑感
今回は水芭蕉のいい時期。おまけに天気予報もばっちり。事前のチェックでは東武鉄道の尾瀬夜行2355も満席でした。
尾瀬ヶ原の木道の混雑は行程上折り込み済みですが、沼山峠〜尾瀬沼〜見晴は早出をすれば静かに歩けます。尾瀬夜行2355の連絡バスが沼山峠バス停に到着する前に出発できるよう、御池5:00のバスに乗りました。
仮眠3時間でしたが、思いのほか深く眠れたのと、晴天・早朝の凛とした空気に包まれて体調は万全です。
沼山峠のバス停から雪道を登っていきます。ステップはしっかりしていて安心です。峠を過ぎての雪道では慎重に下ります。
やがて大江湿原の入口に到着。一気に景色が広がります。この時期の湿原はまだまだ枯草のベージュ色がメイントーン。その中に、水芭蕉やショウジョウバカマが咲いています。
今日は天気が良いので尾瀬沼に映る「逆さ燧」を眺めるために、南岸経由で行くことにしました。長蔵小屋の前で水を補給。小屋に泊まった方々が出発前の体操をしていましたが、このお天気です。皆さんの顔が嬉しそうです。
尾瀬沼南岸は、北岸経由よりも距離も長く、沼の際を歩く場所もあり、特にこの時期は人が少ないコースです。ストックを出し慎重に行きますが、危険というほどではありません。
やがて沼尻に到着。ここから見晴に向かいます。白砂湿原を過ぎるとちょっと急な雪道の登りになります。下ってくる人は少し大変そうです。
そこを過ぎれば、あとは見晴に下ります。だんだん花が増え、青空に透けるぶなの新緑も最高です。
見晴から尾瀬ヶ原のメインルートへ。広い空の下、後ろに燧ケ岳、前には至仏山。贅沢な景色です。
竜宮まで来ると(9:22)そろそろ人が増え始めました。鳩待峠を朝早めに出た方々がそろそろ到着する時間です。
水芭蕉の時期の尾瀬を代表する景色といえば、至仏山をバックに下ノ大堀川付近に咲く水芭蕉。尾瀬のポスターなどでお馴染み。お約束の構図ですが自分も写真を撮ります。多くの方が同じように撮影をしていました。
牛首分岐に来るとさらに人が増えました。ここで鋭角に折れ、ヨッピ橋方向へ転ずると人は少々少なくなります。
前方に燧ケ岳を見ながら、人のペースに合わせて進みます。現在はようやく架け替えが終わった東電橋ですがまだこの時期は通行止め。竜宮経由で見晴に戻ります。
ボッカのお兄さんに会いましたが、すごい量の荷物です。ちょっとやそっとの訓練で担げるとは思えません。おかげで、山小屋で美味しい食事が出来ます。感謝です。
見晴から燧ケ岳を正面に見て左へと折れ、三条の滝方面へ向かいます。このあたりはリュウキンカが咲き乱れていますが、所々鹿?だか猪?だかが泥浴びをしたような跡があり、湿原が傷んでいました。初めて見ました。彼らには彼らの都合があるのでしょうが、この後すぐには元に戻らないだろうなぁとちょっ心が痛みました。
温泉小屋を過ぎて三条の滝方面と段吉新道との分岐に到着。ここまで結構歩いているので、滝経由で行くのはちょっとキツそう。近道の段吉新道を行くことにしました。
結果的にこれが大ラッキー。絶滅危惧種のトガクシショウマが咲いているのを見ることができました。写真をとっていると女性の単独ハイカーが「トガクシショウマですよね。」と声をかけてきます。ニコニコです。その気持ちよ〜く分かります。
いつまでも残って欲しいと思い先に向かいました。
段吉新道の良さは林が綺麗なことだと思います。今回もぶなの新緑が綺麗でした。やがて三条の滝からの道を合わせ、いくつかの湿原を通り過ぎていくと、一番大きい上田代の湿原に出ます。
ベンチで少々休憩してから御池に向かいます。御池手前の湿原の木道がデッキ状の立派なものに変わっていました。
14:18御池着。今回も大満足のハイキングになりました。
湯の花温泉まで車で1時間ちょっと。いつもの温泉と蕎麦が待っています。
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