宮崎 諸塚山に登る

2013年05月02日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.9km
• 登り: 540m
• 下り: 540m

天候

晴れ

コース状況／危険箇所等

宮崎　諸塚山(1341.6)

2013年5月2日（木）　晴れ

コース：西登山口〜諸塚山〜本宮近道〜七ツ山神社（本宮）〜郷土の森〜西登山口

　　　　（所要約2時間10分）

　かねてより登ってみたかった山。しかし舗装された大規模林道が山頂近くまで走ってい

たので思ったほど大きな山という感じはしなかった。また山頂近くにある本宮（もとみや）

（七ツ山神社）は険しい崖の上にあるよほど大きな神社かと思っていたが、思いの外、小

さくわざわざ出かけて見るほどのものではなかった。諸塚山に登って良かったのは山頂か

らの展望（霧島連峰が見えた）と郷土の森と呼ばれる原生林だった。


　登山道はほぼ尾根伝いで道幅も広い。しかしアップダウンが何回も続き、木の階段がほ

ぼ山頂手前まで断続的に現れ、時には30度近い急な階段もあるが、それもわずかな距離。

標高1200m〜1342m間は天然樹林帯でスズタケの中にブナやミズナラそしてミズメが

入り交じる（案内板あり）。また8合目には樹木の大きな案内板もあるので、ぜひとも目を

通しておこう。登山口から約40分。ブナの大木群を見ながら丸太の階段を上りきると諸塚

山の山頂である。山頂はあまり広くはないがこんもりした丘と言った感じで、ベンチも置

いてあり思わず腰を降ろしたくなる。展望はまずますで東や南方面が開ける。



　山頂から南へ5分ほど下れば西登山口への分岐。ここからさらに1分足らず下ると本宮への近道分岐。スズタケの急斜をジグザグに下るが、ロープも現れる。道幅も狭く、所々

足元も不安定になるので慌てないこと。分岐より7分下ると、諸塚大白太子大明神（本宮）

に着いた。ところがこの手前でもう一つの道と合流し、下に降りていたが案内標識には

諸塚山とあったのでびっくりした。なんで下に降りる道が諸塚山なのか、間違いではない

のかと思ったが、山頂に達するもう一つの道であることが分かり、帰途はこれを使った。



本宮は崖の上に立つ小さな社でここから六峰街道へ抜ける道もあった。帰りに使った道

はしばらく下り気味で道が違うのではないかと不安もあったが、桧林の上部をトラバース

気味に登ると小さな尾根を乗り越し（古い小さな鳥居あり）、再びトラバース気味に登ると

諸塚山の山頂から南西に伸びる尾根に出くわした。すると山頂と南登山口（通行不可）と

の標識に出くわし、ここで右に折れて山頂に向かった。途中急登もあるがこの分岐から

17分ばかり登ると郷土の森を経て西登山口へ向かう分岐に達した。これをそのまま直登す

ると山頂だが、ここで左に折れて郷土の森に入る。



　ブナやミズナラなどに囲まれた感じの良い原生林の中の起伏のない巻き道を15分歩くと

西口登山口への分岐に達し、後は登ってきた道を引き返すだけだった。





　ところでこの山に取っ付く前、登山口を間違えて手前にあった未舗装の林道を下降して

いたのである。赤土岸山を登り終え、車で諸塚山へと向かっていると峠にさしかかった。

　手前には駐車場を思わせる広大な広場があり、その上には立派な神社があった。

おまけに神社の前から未舗装ながらも幅の広い林道が走っているではないか。諸塚山の登

山口はこの林道を少しばかり下った所にあるに違いないと思って下る。



　ところが下っても下っても登山口らしきものが見つからない。車を駐めて地図と磁石で

現在地を確認しようとするが、ウォ地図から引っ張り出したものだから縮尺が小さくて道

路の状況がよく分からない。あせればあせるほど今一体自分がどこにいるのかますます分

からなくなる。最後の手段でGPSで確認するとどうも別の道へ迷い込んでいるような気が

してUターン。もとの舗装路に戻り、あらためて前進。巨大な広場の上にあった神社より

先にはもうこれ以上（標高の）高いところはないと思っていたのだが、平坦路を前進する

と紛れもなく左手に駐車場のある登山口に達し、ほっとした。



　どこをどのように走ってきたのかその軌跡を掴むまでにはかなりの時間がかかった。

しかし、結局の所、地図の縮尺が小さく林道の記載がはっきりしていなかったり、おまけ

に地形が似通っていたりさらには林道があちこちに走っていたので迷い込んでしまったよ

うだ。

　　それにしても、もしこれが単独でやって来てGPSでもなかったら、山に登る前に

迷い込んでいたのではないかと思うとぞっとする。

ファイル

dc052003.jpg

（更新時刻：2013/06/06 23:31）

写真

5/20 16:27