◆無理!奥会津の名峰・七ヶ岳〜黒森沢コース・雪渓に阻まれ登頂断念
- GPS
- 00:58
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 248m
- 下り
- 240m
コースタイム
09:35 林道分岐
09:53 引き返し地点
10:17 黒森沢コース登山口
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道の駅たじま〜黒森沢コース登山口 32キロ 国道400→国道121→国道国道289 国道から「七ヶ岳登山口」の案内に従って、七ヶ岳林道へ。 黒森沢川に沿って8キロくらいのハードダート。 概ね走りやすいが、ところどころ雨に穿たれてボッコンボッコン。四駆なら問題なし。乗用車は覚悟のうえ。 ※ツーリングマップル2012関東版で地図を確認すると、少し手前を曲がると舗装路のように表示されているが、 実際には最初は舗装路だが、すぐに未舗装路となる。特に鴨沼の先は荒れ放題の地獄道。 轍が深すぎて、いつ走行不能になるかわからないので、片側崖の極細林道を後退することになった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・トイレ ○黒森沢コース登山口 見た目15台程度、無料、未舗装、ポスト以外何もなし ◆トイレ ○駒止湿原入口にチップ制トイレ(¥100)あり。まさかの水洗。 ○鴨沼のほとりに廃屋のようなトイレあり。使用できるかは掲載の写真にてご判断 ◆コース状況・危険箇所等 ○黒森沢コース登山口〜引き返し地点 登り始めは荒れた林道。林道から分岐すると、ぐしょぐしょの登山道。まるで湿原。 沢の音が大きくなると、標高1200mにも関わらず沢筋にけっこうな雪渓が残っている。 そのあたりから沢沿いを行くことになり、最初の雪渓を渡る箇所で登頂断念。引き返す。 ◆バッチ 通年、販売している店舗はわかりませんが、例年開山祭でバッチを配布しているそうです。 今年の開山祭は6月17日(日)だとか。 |
写真
感想
七ヶ岳。奥会津の名峰。一番岳から七番岳まで峰があるギザギザの鋸刃のような山容。
もうそろそろ雪は融けただろうかと、前回、二岐山に登って気をよくした私は、またしても会津を訪れるのであった。
荒海山では、痛い目に遭っているけども、二岐山での残雪の状況からして、もう行けるだろうと判断したのが甘かった。
まだ、あんなにも沢筋に雪が残っているとは。まだ、1200m地点だったのに。
このところの気温上昇で、もう融けたと思っていたけど。しぶとい残雪だぜ。そんなことじゃあ、嫌われるよ。
まずは、アクセスの七ヶ岳林道からして、つまずいた。
この七ヶ岳林道が未舗装だというのは、ツーリングマップルにて確認していた。
しかしながら、このツーリングマップルを眺めていると、七ヶ岳林道の手前を曲がれば、舗装されているような道がありそうで。
それは、鴨沼の前を通る道だったが、地図の表記は舗装されているようだが、実際には、荒れ放題な林道で。
最初はまだよかったものの、鴨沼の手前あたりから、やばそうな気配が漂いだし。
轍が徐々に深くなっていくのが見て取れる。
左右は、伸び放題の枝が派手に突き出していて、幅は軽自動車一台が何とか通れるくらい。
轍の深さからして、もうこれ以上は進めないと判断したのはいいが、戻るにも展開できる場所までバックしないと。
これがまた道は細いうえに、片側は崖。前に進むならまだしも、バックなもんだから、車の底をボッコンボッコン擦りまくり。
何とか展開して引き返す。いやあ、地獄の苦しみを味わった。
そもそもこれが、本日の登頂断念の暗示だったのかもしれない。
登山口へとなんとか着きますと。思った通り、一台もとまっていない。
天気もすっきりしないから、仕方ないかとお構いなしに準備して出発。
最初は、荒れた林道を進み、途中から登山道へ。
この登山道は、まるで湿原かのごとく、ぐちゃぐちゃです。スパッツ必須。
標高1200mほどのところから、沢筋に雪渓が現れだす。
うーむ。七ヶ岳には、名物護摩滝登りなんてのがあるらしい。
巻き道もあるらしいけど、基本的には沢沿いをいくらしい。
どうも嫌な予感がしつつも、少し進んだところで、雪渓横断箇所。
下が空洞で水が流れているのが、はっきりとわかる。こりゃあ、無理だ。
いつ崩落するかわからん。この先も、沢沿いを進む以上は、同様の箇所が出てくるだろうし。
山頂部には、ガスがかかっていたし。危ないからやめちゃお。
道理で、この時期に七ヶ岳に黒森沢コースから登った記録が見つからなかったわけだ。
また、無理レコができてしまった。また、課題ができてしまった。
というふうにマイナスに考えるのは、とりあえずやめておいて。
また大好きな奥会津に行く理由ができてよかったなあ。あはは。
まだ入りたい温泉ちゃんもたくさんあるしよぉ。
コメント
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無理シリーズ、大変面白いです
次回は、まだ登山適期前の田代山〜帝釈山辺りはどうでしょう? 荒涼とした田代湿原を見てみたい気がします
新しいジャンルですね>無理!
話題でない山、無理シリーズか、はたまた会津シリーズになるのか・・・
それにしても、田島や只見のあたり、ホントに良いところですよね(但し無雪期)
「無理」のタイトルにつられて来ました。
地元会津人です。
会津では、踏み抜きそうな雪渓を渡るときは
ほふく前進で登るんですよ!!
次の「無理レコ」も期待してます。
な、なんで? 登頂断念です。登れていないのです。面白いとは面妖な。
今回は、特にスタートから2キロ地点で引き返してしまっているし、ほとんど林の中の写真しかないし。
自分では、さして面白い写真がないから、見る人もいないだろうなあと思っていたのですけど。
しかも、前半の写真はアクセスする林道の写真だし。
意外でしたね。ヤマレコには妙なニーズもあるようですね。
田代山〜帝釈山辺り
おお。そこは既に昨年、断念しています。紅葉時期ですけど。
アクセスするための林道が工事で通行止めになっていたので。
断念して太郎山に登ったというわけでした。
今年こそは行ってみたいですけど、まだ雪があるでしょうから、もっと融けてからで。
まあ、それでは無理レコにはならないのですけど。
私としては、できれば無理レコにならないほうが好みです。
新ジャンル? いやあ、そこまで考えていなかったと申しましょうか。
私としては、できれば無理レコは避けたいところ。誰だってそうかもしれませんけど。
結果として登頂できなくても、この時期にこのルートからだと、
こうなっていますよというのが、多少なりとも参考になればと思って作ってみたわけでして。
参考になるのであれば、そういうレコもありではないかなと思うわけです。
現に、この時期に七ヶ岳に同じルートから登ったレコがあれば、私は行かなかったわけですし。
奥会津三部作として、荒海山、二岐山、七ヶ岳と登ってしまうという計画だったのですが。
荒海山と七ヶ岳は登頂できず、唯一登頂できた二岐山は、厳密には奥会津ではないかも
という微妙な結果となってしまいました。
ま、奥会津は蕎麦の名産地ですし、また、蕎麦を食べて温泉にでも浸かりながら、のんびりと訪れてみようと考えています。
この辺りのヴィレッジ郷は最高ですね。
またしても「無理」に引き寄せられてしまいましたか。
レコ自体は、面白みもないのに、何故か訪問者が多数いらっしゃるようで驚いています。
yumechanさんのレコは、ときおり拝見させていただいておりました。
確か、イエローフォールでしたっけか。面白いモノがあるものだと思ったものです。
ほふく前進で雪渓を渡る? すげぇ。そういう荒業があったのですね。
でも、私にはできませんけど。
つ、つ、つ…次の無理レコ。それは勘弁してください。
できれば、私も登頂したいものですから。
今回は、たまたま期せずしてそうなったというだけのことですから。
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