南ア展望の石丸峠から牛ノ寝通りへ(玉蝶・牛ノ寝・狩場山も踏む)



- GPS
- 06:25
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 593m
- 下り
- 1,517m
コースタイム
石丸峠 9:42(〜9:47)
天狗棚山 9:51(〜10:01)
牛ノ寝分岐 10:02(〜10:12)
玉蝶山 10:37(〜10:49)
榧ノ尾山 11:13(〜11:54)
牛ノ寝 12:17(〜12:26)
狩場山 12:48
大ダワ 13:08(〜13:12)
大マテイ山 13:21(〜13:29)
大ダワ 13:37(〜13:39)
モロクボ平 14:12(〜14:23)
牛ノ寝登山口 14:54(〜15:12)
役場前BS 15:16
(計6時間28分、休憩含む)
天候 | 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
中央線甲斐大和駅からバスで小屋平BS(約35分、950円) 帰り 役場前BSからバスで奥多摩駅(約50分、950円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
小屋平〜石丸峠、天狗棚山 バス停からまずは両側を笹が囲うやや急な道を登ります。少しで林道に出て右折し、再び同じような道へ。 水平道になると眺めが開けて右手、小金沢山の隣に富士山が見えてきます。一ヶ所足元が崩壊しているところがありますがあまり問題ありません。 低い笹の道で前方が開けると笹原の石丸峠に到着です。 峠から南へ直ぐが牛ノ寝分岐、天狗棚山は小金沢山方面に緩く登った先です。 牛ノ寝分岐〜榧ノ尾山 分岐からはどんどん標高を下げ、米代で長峰への道を分けてなお下って行きます。玉蝶山はまいて過ぎ(踏み跡あり)、さらに下りが続いて気付くと伐採で明るい榧ノ尾山です。道はしっかりしているので心配なし。 榧ノ尾山〜大ダワ 山頂を後にし、暫く緑のきれいな下りになります。広く緩やかな尾根道に牛ノ寝通りの名標を見て進み、左になだらかなピークをまくとこれが狩場山。 大抵名前のあるピークには踏み跡くらいは有りますが、この山頂への道はありません。よほど登られる事の無いピークなのでしょう。登る時は適当に。 まききってショナメ、少し先の開けた所が大ダワ(棚倉)です。 大ダワ〜大マテイ山 大ダワから松姫峠方面の道へ入り、直ぐの分岐は右へ行きます(左は多分まき道)。少し進んだ所で団体の方に近道を教えていただき、指導標のある少し手前、左に斜上する踏み跡をたどりました(目印なし)。 踏み跡と言えどしっかりしていて、急登僅かで大マテイ山山頂です。 大ダワ〜役場前BS 大ダワから大マテイ山西面をまいて左後方に作業道を見送り、その先で右に小菅の湯への道(看板あり)を分けて尾根を外します。 崩壊跡のある山腹をまいて、右に小菅の湯への道を分けるモロクボ平に着きます。 この先、今の季節にしては落ち葉が多い道です。植林の中ジグザグを切って下りワサビ田の上を通過、さらに下ると民家の玄関脇に出て登山口に降ります。村役場へは右折して道なりです。 トイレ:甲斐大和駅、小菅村役場 小屋平にはトイレが無いので注意。駅の次は役場で借りるまでなし。 |
写真
感想
今日は大人数で牛ノ寝通りを歩いてきた。
おそらく今日の機会無しには、当分ここへ出向くことは無かったと思う。
朝8時過ぎ、甲斐大和駅から上日川峠行きのバスに乗り込む。バスは2台体制だったがまあまあ混んでいて、小屋平まで左右に振られながら手すりにすがった。
歩き始めは高い笹の中を行く少し急な登り、とはいえ登り始めて間もなく林道に出る。
樹間には残雪の南アルプス、富士山が驚く程くっきり見えてすでに感動。実際今日の富士山はこれがベストな状態だった。靴ひもを結んだら石丸峠へ一気に登って行く。
笹の中の登りが続き、水平になると峠は近い。前が開けてくると気ばかり焦るが足元も見逃せない。シロバナヘビイチゴがたくさん咲いていた。
右に小金沢山、雲に呑まれて行く富士山が、正面に峠の笹原が見えてくる。峠に着いた。早くも今日最後となる富士山を眺める。
ここにはちょうど一月前にも来たが、この周辺、雰囲気が良くて僕のお気に入りの場所のひとつだ。牛ノ寝通りへの分岐は少し進んだ所にあるが、この先展望が無いのでこちらも前回気に入った天狗棚山にちょっと寄り道。
予想通り大菩薩湖の上にずらりと南アルプス、狼平の向こうにどっしり小金沢山と素晴らしい展望だった。
これで後悔は無いな。
牛ノ寝通りに入り、ひたすら下って行く。あれ、今日はもう下山か。長い下りだ。
米代で笹ヤブに埋もれた長峰への道を見送り、ここかな、と思う所で道を外れて登ると玉蝶山。かすかな踏み跡があるだけの山頂には場違いな程立派な山名標があった。
ただ山頂の周りは獣臭が濃く、ヌタ場やらシカ糞やら、クマの爪痕やらとすごい。
玉蝶山からもひたすら下り。きれいな緑を見上げて歩くと眩しい空間に出た。榧ノ尾山だ。
葉が茂って眺めは殆ど無く、日差しが強いだけ。日陰で昼食にする。
三等三角点はあるものの、山名標が無ければ通過してしまいそうな所だった。
道は下りが続く。尾根がなだらかになる辺りからがこの尾根のハイライトだろうか。登山道を離れて牛ノ寝を踏み、幅広の平らな尾根になった。
狩場山へは全く踏み跡が無かったが登ってみる。割とすぐこれまた場違いな山名標がある山頂に着いたが、このピークは獣臭が特に強かった。クマ糞、足跡が点々としている。
道がないから(ないのも)当然かもしれない。ひじょうに自然が豊かな、というか動物の多い登山道のようだ。
またしても上方向に開けた大ダワ(棚倉小屋跡)からは飛龍山と先週登った雲取山が見えた。ここから希望者のみ大マテイ山を往復する。
団体とすれ違った。向こうは今日初めて人に会ったそうだ。奈良倉山方面は人が少ないのだろうか。
教えてもらった近道を使って大マテイ山山頂に到着。葉が茂って今の時期展望は無いが、緑に囲まれ雰囲気は悪くなかった。秋なんかは紅葉がいいかもしれない。
少し立ち休みして大ダワへ戻る。
大ダワからはとにかく下り、高指山は面倒なのでまたこんど。モロクボ平を過ぎてジグザグ下ると民家のすぐ脇に出た。こんな所に出るのかよ。
養魚場のニジマスを見下ろし、少し歩いて村役場のバス停に着いた。ジュースでも飲んで休憩だ。
バスに乗るとうとうと。途中団体を乗せたりしながら、すし詰め状態で奥多摩駅に到着。
今日もうまい具合にホリデー快速に乗る事が出来、6時台には家に着けた。
有名所はもちろん楽しい、でも地味な所もやっぱり捨てがたい。交通費は高いけど、いいとこだった。
<本日踏んだピーク>
天狗棚山 (2)
玉蝶山 (初)
榧ノ尾山 (初)
狩場山 (初)
大マテイ山(初)
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