菌界の探索2013 梅雨の奥秩父の支尾根でヒラタケ、黄スッポンタケ

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 294m
- 下り
- 287m
コースタイム
午後15時、森を出る。
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
終始、獣道とヤブ。 資源涵養のため、行動範囲の詳細は公表していません。 |
写真
初めて見た。たぶんこれも菌類。
スッポンタケのように、プルプル透明粘液の白い球体があり、そこからクラゲのような足の束が出ている。2体が地面から姿を現す。
球体が裂けて三本の赤い指が生え出すと、サンコタケとわかる。
菌界の生き物は底知れない。
感想
今年初めての菌界の探索は、6月梅雨時に出るウスヒラタケに目星をつけて、奥秩父の支尾根の森に出かけました。
ヒグラシや春ゼミのなき声、キツツキのドラミングの音などが、沢の水音とともに響いてくる、静かな森。
時間がたつのを気にせずに、やぶをこぎ、はいつくばって、きのこを眺め、撮影しました。
ブナの倒木の場所では、りっぱなウスヒラタケが見つかりました。
普通はひらひらの肉薄だけど、ここのは私の指くらいの太さの柄がついて、しっかりしていました。
近くでは、ヒラタケがついたブナの立ち木もあり、1株だけおすそ分けさせてもらいました。
朽ちかけても、キノコを育み、おいしい体験をさせてくれるブナの木に感謝です。
尾根のてっぺんに出て、ぐるりと迂回し、次の尾根を下降。
針葉樹主体の緩斜面で、キイロスッポンタケに出合いました。
首がかなり湾曲していて、見る角度によって、大分いろんな姿に変わる。
ここで大休止し、昼ごはんを食べました。
森はレンゲショウマの花にはまだ早く、イグチなどの夏のきのこも、まだ姿が見えず、これからの賑やかな時期にくらべて、まだまだ落ち着いています。
それだけに、出合うきのこにも、1つ1つ時間をかけて、ゆっくり眺めて遊べます。
ズボンは膝も足元もどろどろ。
家に帰って、ウスヒラタケと、ヒラタケは、洋風に仕込みました。2つを食べ合わせると、ヒラタケは出汁がしっかりしていて、うまみが強く、ウスヒラタケがかすんでしまいます。
少しねかせて、熱が冷めてからいただくと、ワイン蒸し風で出汁がよく馴染み、ウスヒラタケも、ヒラタケも、おいしゅうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する