【紅葉】黒部峡谷 下の廊下【絶景】

2012年10月26日(金) 〜 2012年10月27日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 25.0km
• 登り: 1,378m
• 下り: 2,217m

コースタイム

10/26（金）
07:50 黒部ダム
09:25 内蔵助谷分岐
10:19 鳴沢小沢
10:46 新越沢合流点
11:36 黒部別山沢
12:17 白竜峡
13:34 十字峡
14:08 作廊谷合流点
15:13 仙人谷ダム
16:18 阿曽原温泉小屋

10/27（土）
05:30 阿曽原温泉小屋
07:30 折尾谷砂防堤内トンネル
08:19 大太鼓
08:34 志合谷
9:53 水平歩道起点終点
10:48 欅平

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前泊なし。
立山黒部アルペンロード トローリーバス扇沢始発 7:30（始発じゃないと厳しいです）


【扇沢から宇奈月への車の回送】
（株）日星
http://www.kk-nissei.com
JAF会員証とHPの割引券の併用で20000円。
別途、宇奈月での駐車料金900円もかかります。
大町温泉郷に営業所があって、営業所から扇沢までは無料で送迎してもらえます。
準備を済ませるとコーヒーと飴玉をいただけました。
翌日、下山予定時間に携帯電話に「ご無事でしたか？」と連絡あり。とても感じのいいスタッフさんでした。

コース状況／危険箇所等

滑落の危険箇所は多いですが、普段から山を歩いている方なら特に問題はないと思われます。
息をつける安全な場所もたくさんあるので、落ち着いてゆっくり歩いていけば大丈夫です。


下山後はトロッコ列車で宇奈月温泉に。温泉はたくさんあります。お湯は熱めで気持ちいいです。

写真

10/24 21:55

06:38 大町温泉郷から宇奈月まで車回送をお願いした日星さん。

10/24 21:55

07:01 送迎にて扇沢に到着。平日だとこんなに閑散としているんですね。

10/24 21:55

07:50 黒部ダム。人の流れとは違う方向（バスの先頭）に歩いて行くと登山道の表記があります。

10/24 21:55

07:51 トイレあります。水場もあります。先の扉を開けて外に出ます。

10/25 20:42

07:56 目の前に三段紅葉の立山がどん。

10/24 21:55

07:52 大タテガビン？あの山の右側を巻いて行きます。

10/24 21:55

08:01 まずは川辺まで下ります。「旧日電歩道」の標識に嬉しくも緊張も不安も隠せない。

10/24 21:55

08:17 これ渡るの！？

10/24 21:55

08:18 これに怖がってるようじゃこの先はムリだろ！！自分に言い聞かす。

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08:18 いつもの相方です。この上流で黒部ダムからまさかの放水。

10/24 21:55

08:19 観光放水は終了したはずなんですが、この日は工事の関係で放水していたようです。この放水があったため黒部川の透明度は少し濁ってました。

10/24 21:55

8:23 川を渡ったら出発！！

10/24 21:56

08:28 大タテガビンが悪魔の要塞のように見えなくもない。

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08:40 紅葉はMAX。

10/24 21:56

08:49 廊下っぽくなってきた。

10/24 21:56

08:54 何人か休んでます。平日だったので渋滞もすれ違いもほとんどなく快適な紅葉ハイクです。ここまでは。

10/24 21:56

08:59 滝の名称はあるんかな？

10/24 21:56

09:04 本当に紅葉が奇麗。

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09:25 内蔵助谷分岐。奥の岩壁が黒部三大岩壁の丸山東壁。黒部の巨人。

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09:32 踏み外したら川にどぼん。なんて場所ばかりではなく安全に休憩できる場所はたくさんあります。

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10:33 鳴沢小沢を過ぎたら晴れてきた。快晴。

10/24 21:56

10:39 左側にワイヤーが張ってあります。滑落の危険があるところにはずっと張ってあります。心の支え程度に大事に使いましょう。

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10:47 新越沢合流点から対岸に新越の滝。

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11:00 少しづつ核心部にきたような。。。

10/24 21:56

11:06 スノーブリッジ。きっともう溶けないんでしょう。

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11:10 この辺りから高さにビビります。

10/24 21:56

11:12 崩れてます。

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11:13 足下の状況と対岸の絶景。見るところがたくさんあって忙しい。

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11:24 崩落箇所の高巻きです。捕まりづらく、滑りやすそうな丸太で組んでるのでここが一番怖かった。

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11:27 高い。すれ違いは危険。確認して通過を。

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11:39 黒沢別山沢を過ぎたところで川をジャンプ。

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11:39 よじ登る。

10/24 21:56

11:42 歩いてきた道をここで初めて振り返った。

10/24 21:56

11:47 渓谷の中だけに光線のコントラストはキツい。デジタル画像編集は必至かも。

10/24 21:56

11:49 白竜峡へ。

10/24 21:56

12:12 白竜峡。大迫力の黒部川の流れを感じることができます。

10/24 21:57

12:53 2011年の地震にて崩壊したところ。今はちゃんと整備されています。

10/24 21:57

12:55 上から流れ落ちる水の量によってはかなりの難所。ある程度の水を被るのは覚悟の上で。

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13:06 十字峡の手前に広めの休憩場所があったのでここでお昼休憩。13:34 吊り橋を渡って再出発。

10/24 21:57

13:34 十字峡。吊り橋の上から。

10/24 21:57

13:38 十字峡を過ぎた辺りから高度はグンと上がったような気がします。

10/24 21:57

13:41 落ち着いて行きましょう。

10/24 21:57

13:57 黒部峡谷。降りることが許されないようなV字峡です。

10/24 21:57

14:04 この辺り、紅葉が奇麗で眺めながら歩きたいのですがそれは不可能です。

10/24 21:57

14:05 前半の核心部。

10/24 21:57

14:13 作廊谷合流点を過ぎた辺り。

10/24 21:57

14:14 絶景に絶叫です。

10/24 21:57

14:19 けっこう入り組んでます。

10/24 21:57

14:20 岩の庇。

10/24 21:57

14:22 S字峡。

10/24 21:57

14:26 覗き込みたいけど。。。

10/24 21:57

14:27 黒四発電所が見えてきた。ここまでくればもう今日の終盤です。

10/28 8:30

14:37 黒四発電所。

10/24 21:57

14:55 長い吊り橋。渡るのは一人ずつです。

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14:47 揺れるけど奇麗だし楽しい。

10/24 21:57

15:01 ここからはこれまでとはちょっと様子が違う冒険。

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15:02 トンネル内。この先に軽自動車あり。

10/24 21:57

15:13 仙人谷ダム。水の色がグリーンだし。

10/24 21:57

15:15 ダムの上を歩いて行きます。ちゃんと案内は出ています。

10/24 21:57

15:16 遠くに滝が見えた。雲切谷かな。

10/24 21:58

15:17 中に入って行きますよ。

10/26 10:01

15:18 中はこんな感じです。人気はまったくありませんでした。

10/24 21:58

15:20 関電の従業員用のトロッコの駅です。

10/24 21:58

15:21 高熱隧道の熱気と湿気でレンズが曇ります。岩盤最高温度165度だったそうです。

10/24 21:58

15:23 お邪魔しました。

10/24 21:58

15:24 宿舎の横。食用油の匂いが微かにしました。

10/24 21:58

16:18 宿舎の後は山を1時間ほど激登りして急降下です。阿曽原温泉小屋に到着しました！！

10/24 21:58

16:26 少し降りたところにテント場。さらに降りたところに露天風呂があります。

10/31 22:32

露天風呂。男女1時間ごとの交代制です。お湯は熱め。

10/24 22:38

06:45 2日目は5時半スタート。真っ暗な中、ヘッドライトの明かりで歩きます。

10/24 22:38

06:47 朝っぱらから「落ちたら危険」です。眠気も吹っ飛びます。

10/24 22:38

07:08 切り立った岩肌の中に水平に道が拓かれてます。

10/24 22:38

07:13 だいぶん標高は降りてきてますが紅葉が始まってます。

10/24 22:38

07:19 ここまで押して持ってきたのかな。この道が現在も通行できるのは毎年整備されている方のおかげです。

10/24 22:38

07:29 折尾谷砂防堤内トンネル。

10/24 22:38

07:38 太陽の光が差し込んできて黄色が輝く。

10/24 22:38

07:48 高度感はないですけど、右側はしっかり切れ落ちてます。

10/24 22:39

07:59 水墨画みたいです。

10/24 22:39

08:14 水平歩道は旧日電歩道と比べてとても歩きやすいです。

10/24 22:39

08:16 遠くまで見渡せるようになってきた。

10/24 22:39

08:19 この辺りが一番高低差がありました。

10/24 22:39

08:19 大太鼓。

10/24 22:39

08:20 昔の人はどうしてここを刳り貫こうと思ったのか。

10/24 22:39

08:27 志合谷。1938年12月27日富山県下新川郡宇奈月町志合谷（現在の黒部市）で発生した泡雪崩では、黒部川第三発電所建設に伴うトンネル工事の作業員が宿泊していた鉄筋コンクリート造宿舎の3階および4階部分が川の対岸600mまで吹き飛び84人の死者（うち47人は遺体の確認ができなかった）を出している。

10/24 22:39

08:34 ヘッドライト必携です。

10/24 22:39

08:35 トンネル内部。

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08:40 歩いてきた水平歩道。

10/24 22:39

08:44 下の廊下最後の絶景ポイントです。

10/20 17:19

08:44 右端にツアーの団体。

10/24 22:39

08:47 あとは欅平までのんびり歩くだけです。

10/24 22:39

08:55 黒部三大岩壁の奥鐘山西壁。黒部の怪人？

10/24 22:39

09:04 おっと。まだまだ危険箇所は続くみたい。

10/24 22:39

09:11 くぐります。

10/24 22:39

09:48 送電線が見えた。終わりは近い。

10/24 22:39

09:53 水平歩道の始点・終点です。終わったー！！

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10:19 欅平まで一気に下る。

10/24 22:39

10:45 トロッコ列車の駅舎が見えてきた。

10/24 22:39

2012年の運行ダイヤです。往復でトロッコ列車を使う観光客は欅平に到着後すぐに帰りの切符を予約して観光に行きます。だから12時から夕方までの列車の切符はすぐに売り切れてしまうので、11時台の電車に間に合うことが重要です。

10/24 22:39

10:50 人、多し。

10/24 22:39

混雑しているとトロッコ列車は狭く、一般は背もたれもないので大きなザックは扱いに困りそうです。この日の11時台は空いていて、前の座席にザックを置いて突っ伏して寝ました。車窓の景色はこれまでに見てきた景色に比べると退屈です。防寒着があったほうがいいですよ。＜おわり＞

撮影機器：

EOS 5D Mark II CANON

感想

Ca2G

たまたま10月26日の金曜日に休みが取れたので、相方に仕事を休ませ（笑）、憧れだった黒部峡谷の下の廊下に行くことができました。

年間を通じて通行が可能な期間が1ヶ月程度。その中で、紅葉が見頃で晴れているという条件はそうなかなかないと思われので、今回ばかりは幸運でした。

「黒部に怪我人なし」と云われるように日常ではありえない光景の連続ですが、左側には滑落防止用のワイヤーが張られているし登山道はフラットなので、噂以上に危険なところはなかったです。ですけど絶対に落ちないよう落ち着いてゆっくり歩きました。

行くなら紅葉の時期に。山の紅葉とはまたひと味違う絶景があります。

＜2013・10 再加筆＞