白神山地指定ルート 22・23 暗門〜赤石川
しゅん
kana50
hassy
yakaci
体力度について
- GPS
- 33:45
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,196m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
07：42 暗門駐車場 出発
07：48 登山口
08：17 横倉沢出合い
08：57 暗門第一の滝
高巻く道を見失い、少々時間ロス
10：12 西股沢
11：47 484 西股沢二股
昼食・休憩
12：27 モックリノアゲに登り始める
14：03 目標の鞍部とは異なるが郡界尾根に登り詰める
15：33 ヤナダキ沢（目標地点よりは上流部）
15：45 マタギ小屋跡
17：32 赤石川
17：36 テン場
6月30日（日）
09：47 テン場
09：48 ヤナダキ沢出合い
10：29 ブナ林長期変動調査用のピンクテープに引っ張られる
11：17 偶然神秘的な沼を発見し、間違いを確信する（笑）
11：36 ヤナダキ沢に戻る
11：40 マタギ小屋跡
12：40 郡界尾根
昼食・休憩
12：50 郡界尾根最低鞍部
13：21 モックリノアゲに入る
13：34 途中で道を見失い、本来ルートに向かう
13：41 マタギ道に復活
13：53 484 西股沢二股
15：38 西股沢から乗越開始
16：15 暗門第一の滝
16：37 横倉沢出合い
17：03 登山口
17：10 登山口駐車場 到着
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
※今回のルートは白神自然遺産の核心地域に入り込んだルートです。 入山には届出が必須となります。 その他、入山についての諸注意を厳守する必要があります。 詳細は下記のリンクなどを参照して下さい。 http://www.shirakami.go.jp/shirakami/shirakami.html http://www.shirakami-visitor.jp/nyuuzan.html ※白神山地の自然観察路以外は、入山の届け出を出したとしても指定ルートしか歩くことはできません。 下記のリンクの通り指定ルートであっても、一般の登山とは違って様々な危険が潜んでいます。 それなりの装備や技術が必要とされますので、安易に入り込まないようにしてください。 http://www.shirakami-visitor.jp/images/pdf/root.pdf ※登山口には登山ポストはありませんので、事前の入山届けの他、 各自それなりの対処が必要となります。 ※登山口にトイレと水場があります。 ※現在は残雪や崩落により、暗門の滝は全て一般解放されていません。 第三の滝手前までは復旧作業中でしたが、その先はまだ未着手でした。 ※今回の全ルートについて、ルートを示すような標識類は一切ありません。 道筋も全くはっきりしませんので、読図によるルートファインディングは必須です。 ※しっかりとした水場はなく、枝沢などの沢水で水分を補給するしかありません。 ※とにかく一般のハイキングや登山とはかけ離れた登山となります。 ※下山後の温泉 滞在型温泉宿泊施設 グリーンパーク もりのいずみ かけ流しの温泉 「村いちの湯」 大人350円 シャンプー・ボディーソープ類の備付けはありません。 http://www.kumagera.net/facillties/mori.html |
写真
本来の水場は改築工事中につき
こちらに移動されてました
前回ヒエヒエ体験をしてもらった残雪です
ちょっとは小さくなりましたね
橋に板が取り付けられた！
これで渡渉しなくても大丈夫
この後でザバザバ歩くんですけどね（笑）
なぜかボーっとしていると
通過したのを気が付かない場所なんです
工事用の足場で作られた観光用の遊歩道です
雪が多いので
相当頑丈にコンクリートで作らない限り
毎年崩れ落ちるみたいで
これは苦肉の策かもしれません
観光用の遊歩道です
雪が多いので
相当頑丈にコンクリートで作らない限り
毎年崩れ落ちるみたいで
これは苦肉の策かもしれません
今回は何とか残雪を乗り越えて行けました
ん？
行きたいの？
行ってもいいけど
私はパス（笑）
ここで残雪により歩道工事はストップ
崩落や堆積物などで
とてもスリリングな状態でした
今考えると
この区間が一番緊張したかも（笑）
カモシカさんの足跡
カモシカさんも
随分と過激な所を
散歩してるみたいです
ようやくここまで来た〜
結構時間が掛かっちゃった(^^ゞ
そして・・・・・巻き道を見失い(^^ゞ
右往左往しながら対岸を見ると
ニッコウキスゲらしき花を発見！
こんな急斜面にも咲いているんですね
巻き道を見失い(^^ゞ
右往左往しながら対岸を見ると
ニッコウキスゲらしき花を発見！
こんな急斜面にも咲いているんですね
第一の滝を巻くマタギ道を見下ろしてる画像です
マタギさんはジグを切るのは嫌いなんでしょうね
どんな急斜面もホボ直登です
(~_~;)
1
見下ろしてる画像です
マタギさんはジグを切るのは嫌いなんでしょうね
どんな急斜面もホボ直登です
(~_~;)
気持ちの良い沢歩きの始まり〜
q(^-^q)(p^-^)p
結構滑るのよね
(;´▽`A``アセアセ
ひえひえ〜
だけど
中に入る勇気はナシ（笑）
自身は慎重に空身で上がっていきました。
書いている内容までは読み取れませんでした。
実はチョット間違ったルートです
(^^ゞ
ちょっと外れちゃったので
このブナを我々の「べっぴんブナ」とします（笑）
このあたりがマタギ小屋跡かな？と、スッカリ勘違いしていた
本来の場所より上にある台地です
この場では四人の意見がまとまらなかった〜
だって、だいぶ予定より上に出ましたからね
柔軟な地形を読む思考と
落ち着いた気持ちが必要ですね
と、スッカリ勘違いしていた
本来の場所より上にある台地です
この場では四人の意見がまとまらなかった〜
だって、だいぶ予定より上に出ましたからね
柔軟な地形を読む思考と
落ち着いた気持ちが必要ですね
ここからはフェルト足袋に履き替えて下ります
実は、時間オーバーでコースを短縮しました
(^^ゞ
たぶんココがクマゲラの森への分岐でしょう
ホッとしましたよ（笑）
またまたピンクテープ発見！さっきのテープのこともあり
これが本来の郡界尾根に詰める入口かと
全員スッカリ思い込んでしまったのです
実は違ってました（爆）
さっきのテープのこともあり
これが本来の郡界尾根に詰める入口かと
全員スッカリ思い込んでしまったのです
実は違ってました（爆）
と言うか
本来の目的地まで行く気力が萎えたので
今回は出合いで終わる事にしちゃったのよね
(^^ゞ
「沢に覆い被っている木の下にスズメバチの巣あり！」
奥のソレです
ありがたや〜
全く深く考えないで入って行くと
・・・・・
・・・・・
こんな感じでピンクテープがぶら下っていて
方向は違うけど、そのうち変わるのだろう
なんて都合よく考えてしまい
・・・・・
どんどん歩いて行ったらこんな立派な看板が出てきて
超神秘的な沼まで見えた
・・・・・
間違ってる(;^。^A アセアセ…
やっと気が付きました（爆）
こんな立派な看板が出てきて
超神秘的な沼まで見えた
・・・・・
間違ってる(;^。^A アセアセ…
やっと気が付きました（爆）
戻ってジックリ地形を見ながら歩きマタギ小屋跡地と思える場所を
なんとか発見！
ここから郡界尾根に詰め上がります。
これでも道らしきものがあるんですよ（笑）
マタギ小屋跡地と思える場所を
なんとか発見！
ここから郡界尾根に詰め上がります。
これでも道らしきものがあるんですよ（笑）
なんとか郡界尾根に登り詰めました
今度は地形判断がついたので
最低鞍部に向かってみます
この独特の地形が郡界尾根の最低鞍部でした
昨日と全く違うね（爆）
途中に一つ枝沢の出合いがありました
ココで〜すココから郡界尾根の最低鞍部に詰めるのが正解！
手前にマタギ道があるみたいですが
とってもわかりにくいので
ココから行けば間違いありません
1
ココから郡界尾根の最低鞍部に詰めるのが正解！
手前にマタギ道があるみたいですが
とってもわかりにくいので
ココから行けば間違いありません
マタギ道があるんですが
わかりませんよね（笑）
途中で道を見失い見当違いの方向に向かうも
ほどなく間違いに気が付き
戻って微妙な踏み跡を何とか見つけ
ホッとしながら歩いていた時にあった
鳥さん加工済みの穴（笑）
1
見当違いの方向に向かうも
ほどなく間違いに気が付き
戻って微妙な踏み跡を何とか見つけ
ホッとしながら歩いていた時にあった
鳥さん加工済みの穴（笑）
帰りは疲労もあるので懸垂で下りました
しゅるしゅる〜
早くて楽〜♪
白神の歩道以外はこんなもんよ（笑）
第二の滝に戻る途中ですが実はこの画像の中に
遊歩道が隠れているんです！
崩落の土砂で隠れてますが
頭の少し上を遊歩道が通っています。
ですから、整備されるまでは
興味本位の立ち入りはやめましょうね。
実はこの画像の中に
遊歩道が隠れているんです！
崩落の土砂で隠れてますが
頭の少し上を遊歩道が通っています。
ですから、整備されるまでは
興味本位の立ち入りはやめましょうね。
この先にも過激な崩落がありました
やっぱり一番スリリングなのは
滝の間でしたねぇ
遊歩道が整備されてきているので
安心して歩けます
汚い姿と異様な臭いを発していたためか
水飲み場で一般観光客が引いちゃってましたよ（爆）
装備
| 個人装備 |
雨具 １ レインウエア
防寒着 １
ヘルメット １
タオル・手拭い 各１
軍手・登攀グローブ 各１
ヘッドランプ １
まな板 １
サバイバルブランケット １
笛 １
カットバン・包帯・テーピング １式
トイレットペーパー・ティッシュ 各１
身分証明書・保険証 １式 コピー
予備電池 １式
地図・コンパス １式
筆記用具 １
時計 １ 高度計測付
デジカメ １
携帯電話 １ ドコモ
コッヘル １
シェラカップ １
ナイフ １
ガスカートリッジ １
おやつ（非常食） １式 ソイジョイ・飴等
食事（朝１・昼２） 各
アルコール・お茶等 各
ＧＰＳ １ 持っている人
虫よけ、蚊取り線香 各1
スリング（長短4〜5本） 一式
カラビナ（3〜5枚、環付2枚） 一式
ハーネス １
エイトカン １
ハンマー １ 持っている人
ハーケン ２〜３個
シュラフ １
シュラフカバー １
シュラフマット １
ブルー（レジャー）シート １
透明ゴミ袋（大） １
新聞紙等 １
日焼け止めクリーム 1
お助け紐 １ 持っている人
替え衣類 １
スパイク地下足袋 １
フェルト足袋（シューズ） 1
キャンプサンダル 1
大型防水袋 1
スパッツ・靴下 各１
|
|---|---|
| 共同装備 |
タープ １
クッカー 1 4人用
8mmロープ４０ｍ 1
ガスコンロ 2
夕食 1 ｋ；購入担当
ラジオ 1
|
感想
いつもはベテランさん達と一緒の山行が多いので、勉強にはなりますがやはり色々と頼ってしまう事が多くなっていました。
そこで、どこまで自分達で出来るのかを実際の山行で検証するのが今回の山行の目的でした。
この事はベテランさんからも「そろそろ自分達だけで行ってみろ！」との指示もありましたので、意を決してと言えば大袈裟ですが、私達としてはそれなりに覚悟を決めての山行となりました。
とは言っても、さすがにベテランさん達から言わせれば、まだまだ素人の私達ですから、コースを決めるだけでも四苦八苦です (;^。^A アセアセ…。
そこは素直にベテランさんに相談に乗ってもらい、何とか今回のコースにすることにしました。
その決まった今回のコースは世界遺産の白神山地！しかも核心地域に入り込んでしまいます。
こうなると山行中にはホボ間違いなく人に会う事はないので、真面目に自分達の力量が試されるコースです。
入り込む地域が核心地域なので、きちんと入山前に関係部署に入林届けを出し、準備万端で当日を迎えました。
期待と緊張が入り混じった心境で出発地点の駐車場に着くと、なんと巡視員の方も入山準備をしているではないですか。
たまたま数回会ったことがある巡視員さんでしたので、和気藹々と会話をしつつ、もろもろの諸注意を再確認してからの入山となりました。
暗門の第三の滝の手前までは先日来ていて、前回はそこに大量の残雪が有ったため脇の沢を高巻いて行きましたが、今回は何とか進める程度まで残雪は少なくなっていました。
しかし、歩道の状態はとても悪く、上部から崩れ落ちた土石類が殆んど歩道を覆い隠している所もあり、いきなり緊張しながら進んで行きます。
言っておきますが、整備復旧作業が終わるまでは、一般の方は興味本位で立ち入る事は絶対にやめた方がいいと思います！
ズルッといったら・・・・・間違いなく。。。。。の場所も多々ありました。
そんな緊張をしながら慎重に第一の滝まで進んでいき、いよいよ観光地域から離れて白神の山中に入り込みます。
しかーし、ここでいきなりのチョンボ（笑）第一の滝を巻く道を見失ってしまいました (^^ゞ
今回のメンバー四人中、今回のコース体験者はたったの一人。しかも前回はやはり頼ってしまっていたらしく、ほぼコースの記憶はないらしいのです。
四人で急斜面の藪の中をアチコチうろつき、最後はザックを置いて空身で巻き道の捜索をし、やっとのことで巻き道を発見する事ができました。
マタギさんが付けてくれた有難い巻き道なんですが、どんな急斜面もマタギ道はホボ直登！（爆）
ここの巻き道も例外ではなく、草木をつかみながらやっとのことで登って行き、何とか第一の滝を高巻いて無事に西股沢に出る事ができました。
しかし、この時点で時間と体力を想像以上に浪費してしまいました (--;A ...アセアセ
少し休んでから爽やかな雰囲気の西股沢を先に進み、二股のモックリノアゲ入口にスムーズに到着。
西股沢をそのまま進むと、もろく崩れやすい滝があるそうなので、それを巻くためのマタギ道がモックリノアゲと言う事らしいです。
ここも最初は急斜面を直登し、その次は痩せ尾根をハラハラしながら歩き抜け、緩い山腹をトラバースする途中で一瞬道を見失いかけましたが、なんとか道筋を見つけて沢に戻る事ができました。
ここが帰りの間違いポイントの一つになるとは、この時は誰も考えが及ばなかったと思います（笑）。
西股沢に戻り、次に出てくるポイントの二股まできました。この二股は直進方向の沢と左に90度曲がっている沢の出合いです。
コンパスで進路を確認し、左に90度曲がっている方に入り込んでいきます。
ここの判断はよかったのですが、問題は次のポイントである郡界尾根最低鞍部への進入ポイントです。
最初に言ってしまいますが、このポイントを間違えた張本人は私です（爆）
皆さん大変申し訳ありませんでした。m（＿ ＿）m
事前に調べて行った資料によると、一つ目の細い水流の沢を詰め上がるとあったので、まともに地形を確認しないまま、最初に出てきた雪融けで水流ができた沢をそのポイントだと判断してしまいました。
今落ち着いて地形図を見ると、沢地形が本来予定の場所の前にもあるんですよね。思い込みは冷静な判断をさせてくれないものですね、ただただ反省です (^^ゞ
その間違った判断により、ちょっと険しく、登りにくい沢を詰め上がって行きましたが、尾根に出てみるとマンマと最低鞍部とは違った場所に登り詰めてしまいました。
疲労と失敗した気持ちの落ち込みからか、この時点で冷静な判断をし、的確な提案を口に出す人は誰もいません。
とにかく鞍部らしき方向に下りてみようとして先に進みましたが、いきなり90度ずれた方向に進んだりし、スムーズに鞍部に向かうことはできませんでした。
なんとか鞍部に下りましたが、実はこの鞍部は目的の鞍部とは違う鞍部です。
この時点でそれに気が付いている人は誰もいなく、小休止後にそのままヤナダキ沢に下りて行く事にしました。
この下りて行く角度はコンパスを合わせて下りて行ったので、ログを見てもナカナカのものですが、スタート地点が違っているので、目的のヤナダキ沢に出る手前で妙な地形に出くわすことは当たり前ですよね（爆）。
この想像していなかった台地のような平坦な場所に出た時には若干焦りました (~_~;)。
出てくるはずの沢の手前で、平坦な地形がドバーっと広がっていて、冷静さを全員が失いかけていました。
皆で相談した結果、ちょっと散らばって先を確認しに行くことにし、それぞれ藪の中に入り込んでいきました。
そこで私がガクンと落ち込んだ沢地形を前方に発見！
まあ、今考えると地形に惑わされる事無く、そのまま直進していけば沢に出るだけなんですが、四人もいれば意見が色々出て、どの意見が正解なのかの判断ができなくなっちゃうんですよねー、難しいもんです。
とにかく沢を発見した私は、ピィ〜っと笛を吹いて全員を一か所に呼び寄せ、沢がある事を伝えて沢方向に向かう事にしました。
少し急な斜面を下りて行き、無事にヤナダキ沢と思われる沢に出たところで、ようやく周りの地形を確認する余裕が出てきて、薄々感じてはいた事でしたが、やっぱり予定の場所より上流に出てしまったと私は確信しました。
その時点で予定の時間を思いっきりオーバーしていたので、リーダーの提案でクマゲラの森経由の予定コースを省略し、ヤナダキ沢を下りて行く案が出され、素直に全員その意見に従う事になりました。
ヤナダキ沢はスパイク足袋ではとても滑るらしく、フェルト足袋に履き替えて沢を下って行きます。
少し下ったところで右手に一本のピンクテープを発見しました。たぶんココがクマゲラの森への進入口でしょう。
全員そう感じていたようで、こんな白神の山の中にもピンクテープが有るのかと、少々驚きながら進んで行きました。
そのまま更に少し下がって行くと、今度は左手にピンクテープが二本まとまって下がっていました。
さっきのピンクテープの事もあるので、これが最低鞍部への進入口だと素直に全員思ってしまいました。
これは実は大間違いで、この事が次の日の大きなミスとなるなど誰一人考えも付かなかった事だと思います（爆）。
その間違ったポイントを、更に信じさせるピンクテープが先に進むと出てきました。
そのピンクテープには文字が書かれていて「この先の木の下にスズメバチの巣があるので、脇を巻いて進むように！」みたいな事が書かれてありました。
なるほど、やはり白神山地の核心地域とはいえ、要所にはそれなりの印があるものなのか、と全員で勝手な想像が生まれてしまい、先程のピンクテープを間違った方に解釈してしまったのでした。
その後は気を抜くと滑りまくる岩肌に緊張したものの、それなりに順調に下りて行き、赤石川との合流地点手前の滝まで下りて行きました。
この時全員の疲労は結構なものでしたし、それぞれ背負っている荷物の重さもあり、高さはありますがそれなりに足場となる段差があるため、普段はフリーで下りる滝らしいのですが、私達は安全策として懸垂下降で下りる事にしました。
その滝を下りてしまえば赤石川との出合いです。本来はさらに下流の二股まで行って泊まる予定でしたが、それはやめて今回はこの付近にタープを張って泊まる事にしました。
タープを張るのも普段はベテランさんの激が飛びまくるんですが、何とかそれは無事に張り終る事ができました。
今回は余ったロープで濡れた装備品をぶら下げる場所まで作り、素人ながら満足のテン場の仕上がりです（笑）
薄暗くなる前に何とかタープも張り終え、夕食の準備に取り掛かります。
ここでY君の意外な特技が披露され、他の三人はひたすら指示に従うだけとなりました。
Y君は普段から自分で自炊しているらしく、手際の良さや調理方法など、四人の中で群を抜いていたんです！
メニューを考えて食材まで準備してくれたリーダー様と、それを見事に調理してくれたY君のおかげで、素晴らしい夕食となったのは感動ものでした！
腹も満たされ、苦労して担ぎ込んだアルコールも進み、ひっそりと静まり返った白神の山中に、私達の笑い声が響き渡っていった頃、Y君持参のGPSで本日の軌跡をチェックする事にしました。
これまた笑えましたね〜、見事に郡界尾根の最低鞍部の北側を越えてました（爆）
やはり想像通りの結果で、それなりにこの場まで来ることができたので、今の私達としてはマズマズの結果でしょうと、これまた勝手に都合よく判断し、アルコールがスッカラカンになる深夜まで、能天気な笑い声を自然あふれる白神山地に響かせていきました。
一夜明け、おもむろに動き出したのが朝の7時（大笑い）
全員前日の疲労（心身ともに？）とアルコールの影響か、とにかく行動が鈍い！
それでもシッカリと朝食を作り、ペロンと食べきり、ガサゴソと出発準備をして、それじゃあ帰りますかー、とテン場を出たのが10時前でした（爆）。
なんとなくですが、郡界尾根への入口を昨日見当をつけていたので、それからくる気持ちの余裕があったのも影響していたんでしょう。
しかし、チョンボはこの日もシッカリと ソ コ でやらかしてしまったのでした。
昨日下ってきたヤナダキ沢を登って行き、問題のピンクテープがピロピロとぶら下がっている所から、全員何の躊躇もなく入り込んでいきます。
一応コンパスを合わせていましたが、ホボ10m間隔で見えてくるピンクテープは南に進んでいます。
ありゃ・・・・・ちょっとおかしくない？と全員感じ、口には出しますが、そのうち曲がって東に向かうんじゃないかなー、で済まされちゃいました。
途中で立派なクマさんの落とし物を見たり、ちょっとした小沢を渡ったり、ちょっとした斜面ではシッカリと準備されていたお助け紐まであったりして、いい調子でピンクテープに導かれて結構歩いていきました。
さすがにそろそろ曲がらないと郡界尾根とは見当違いの方向に進み過ぎるぞ！と思った頃、微妙に進路が東方向に向かい、少しは安心したのも束の間・・・・・
視界に入った人工物は「ブナの長期観察林」の立て看板。。。。。
観察するための職員さんが迷わないようにつけたピンクテープだったんですねぇ（爆）
でも、私達はタダでは帰らなかった！その先にちょっと進んでみたところ、超神秘的な大き目の沼を発見したのです。
その沼をしっかり目に焼き付け、すごすごとヤナダキ沢まで戻っていきました。
戻ってからは地図と地形を真剣に読み、プラスで調べていった予備知識をフルに出し、郡界尾根への入口発見に全力を尽くしました（笑）
なんとか無事にマタギ小屋跡らしき場所を発見し、その横にあるはずのマタギ道を見つけ、今度は無事に郡界尾根最低鞍部に向かう事ができました。
しかし、なんとも微妙なマタギ道なので、まんまと途中で見失ってしまい、そこからはコンパスで進路を決めて尾根に登りつめました。
さすがに最低鞍部にジャスト！とはいきませんでしたが、尾根上からは最低鞍部が目視でも確認できる範囲内でしたので、とりあえず最低鞍部まで下がり、そこからつながっている沢を下りていきました。
下りてみると、なんとも特徴バッチリの入口で、昨日登りだした沢とは大違い（笑）
こんな事をやったので、今度はバッチリ間違わない事でしょう(^^ゞ
次なるチョンボはモックリノアゲで起きました。
入口は前日に見失わないようにピンクテープを下げておいたので、なんの問題もなく入り込むことができたのですが、問題は昨日も見失いかけたトラバース部分です。
やっぱり下りでも見失い、先頭の方でアレコレ迷いが出ているようです。
少しウロウロして、直進方向に踏み跡らしきものを見つけたようだったので、そのまま後ろをついて行ってみました。
私は昨日と同じ様な場所だと思っていたので、少し直進して左方向に下がる道もあるのだろうと思っていましたが、しばらく歩くとやはり踏み跡らしき気配は消えてしまったようです（爆）
先に進んで行ってる人達は一生懸命先に進んで踏み跡を見つけようとしていましたが、私は一人途中で立ち止まり地形図と周りの景色の確認！
（やっと落ち着いてできるようになってきた模様・・・・・正しいかは別問題として（笑））
まわりの地形から独自に考えると、東に行き過ぎてる気配大！
これはマズイと思い、全員にこの事実を大声で伝えると、すかさずY君がGPSで確認。結果は見事に想像通り〜。
さてどうする？来た道なんかわかるわけもないので、とにかく本来あるはずのマタギ道に直角にぶち当たるようにコンパスを合わせ、藪の中を突き進むしかないでしょう。
問題は、見失うほど微妙なマタギ道を横切る時に、これが目的の道だと判断できるのか？
でも、行くしかないでしょう。だめだったら、次はやせ尾根方向にコンパスを合わせるしかないでしょう！そう私は考えていたので、先頭を歩いて藪の中を進んでいきました。
少し下り斜面になってきたあたりで、そろそろじゃないかと注意を払っていると、微妙〜な道の気配をなんとかかぎつけた！
「でたー」と言っても他のメンバーはピンときていない様子（笑）
ちょっと進むと道筋がハッキリしだし、ようやく安心して帰路につくことができました。
その後はドンドンと消耗していく体力との戦いとなり、なんとか暗くなる前には駐車場に着くことができました。
今回の山行の感想は、今のレベルの私たちとしては、マズマズの結果だったと思います。
間違いはしたものの、それなりに復活してますし、それなりの場所まで行って一泊もできたので、これ以上は今のところ欲張ってはいけないんじゃないでしょうかね（笑）
ピンクテープをあてにしすぎたのは大きな反省点だと思いますし、落ち着いて地形図と地形を見比べる事が少しできていなかったなど、そのあたりの反省点は自分達が一番身に染みてわかっているはずです。
これからはその反省点に気を付け、素人を脱し、ちゃんとした初心者に向けて努力していきたいと思います。
今回一緒にとてもいい経験をしてくれた同行者と、色々と助言を下さったOさんに感謝します。
どうもありがとうございました。
遅ればせながら反省、感想、感謝その他・・・
今回は本当はメンバーではなかったのだけど、
Oさんの計らいで参加させて頂きました。
斡旋してくれたOさんありがとうございます。
急遽参加をさせてくれた、メンバーの皆さんありがとうございました。
お陰で貴重な機会を得られるとともに、
白神核心地域に足を延ばすことができました。
さて、反省点。
何と言っても初日は、郡界尾根への取り付きの勘違い。
二日目はピンクテープの印をずるずる辿ってしまったことでしょう。
�〕十�不足
急遽参加を決めたので、ルートを良く分ってませんでした。
ゆえに、ネットで勉強していたしゅんさんの話についてゆけないことも。
まぁ読図が基本でしょうが、
私のレベルではヒントが必要なのが実情。
��暗門第一の滝のまき道
私は昨年登っていたにもかかわらずロスト！ (>_<)
入り口の踏み跡は明瞭ですが、
一段上がったところで左（川下方向）にまくべきところを直進しゲームオーバー。
結局リーダーが空荷で偵察、道なき道を登り、下山時に踏み跡を発見。
猪突猛進では駄目ですね。
1時間無駄にしました。
�７干θ�根の取り付き
尾根への直登。
何か踏み跡のように見えたところ、
「ここじゃない？」との声に同調してしまいました。
実際はもう一つ先でした。
初日はこのミスがこの後の行動をずっと混乱させることに。
郡界尾根を越えてヤナダキ沢の大分上流（北）に出ていることに気付かず、
623mピークからの尾根を探し彷徨うことに。
�ぅ團鵐�テープの誘惑
クマゲラの森へのルートを見つけられず彷徨った挙句、
当初ルートはパスしてヤナダキ沢を下ることに。
そこにいかにもクマゲラの森への入り口を示すかのようにピンクテープ。
その後もいかにも郡界尾根への入り口を示すかのようなピンクテープ。
すっかりその気になってしまいました。
二日目は迷うことなくそこへ突入。
しかし、ルートは東へ向かうべきなので、どんどん南下。
バリエーションルートではテープは当てにしてはならないとは知ってましたが、
なかなか一度進み始めると戻る勇気がなく・・・
少々不安に思っていたところルートは東に向い始めほっとしたのも束の間。
ブナ林の調査の看板発見！
やけに手間をかけてテープが付けてあると思ったら、
そういことでした。
�ゥ皀奪�リの上げへの下り
郡界尾根を登り、
さぁモックリの上げを下れば後は西股沢を下るだけ！
と思ったら行き過ぎてまた彷徨う。
優柔不断の私は何かよく分らなくなりつつも、
前について行ってしまい、
しゅんさんに止められて引き返しました。
しゅんさんが見事踏み跡を発見して、
無事西股沢へ。
読図の難しさを思い知らされた二日間でした。
計画をまとめ核心地域へ入山の届け出、
食材の買い出し等して頂いたKさん、
ありがとうございました。
ルートを外しても的確な判断をしていたしゅんさんが居なければ、
どこを歩いていたことやら・・・お世話になりました。
事前にちゃんと調べておくことも見習わないと。
料理、ロープワークが巧みなYさん、感謝。
では
感想他詳細はSさんがこれ以上無いくらい挙げていらっしゃいますので
僕のは省略＾＾；一部写真に書かせて頂きました。
そして我らが師匠より頂きました言葉を会の掲示板より転載させて頂きます。
「・・道を間違えた・・そんなことないですよ。・・
沢登りは、最初から道なんか無いと思いますよ、自分達でル-ト判断し遡行して
目的地に辿り着く、それが沢登りの楽しいところだと思います。
・・道を当てにして歩く沢登り・・それは登山道を歩くのと同じだと私は思います。」
とても深い言葉を頂きました。
この言葉を胸に今後もあっちゃこっちゃでやらかしたいと思いますw
こっそり拍手
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