唐櫃越
- GPS
- 04:01
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 608m
- 下り
- 549m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2007年02月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
終点:馬堀駅(JR西日本) |
写真
感想
昔のものですが、唐櫃越の走行記録です。以下、当時の記録です。
天気も良いので唐櫃越(からとごえ)に行って来た。唐櫃越は、亀岡と京都の間道。古くは太平記などにも登場する。近年では明智光秀が本能寺攻めのための移動に使ったのではないかといわれている。
歴史的には京都へ隠密裡に攻め入るために用いられたことから亀岡から京都に行くのが正しいのかもしれないが、時間の都合で京都から、しかも常道である上桂からではなく、京都バスの終点である苔寺・すず虫寺からスタートする。
○京都バス「苔寺・すず虫寺」バス停(12:00)〜桂坂野鳥観察園(13:00)
バスを降り、東海自然歩道に沿って竹の寺の前を通り過ぎてすぐの十字路を右の山の方向へ。ちなみに左に行くと「山田岐れ」を経て上桂の駅へ、真っ直ぐ行くと東海自然歩道に沿って進むことになる。
住宅地がとぎれ、竹林の中を少し進むと、墓地に行き当たる。墓地の一番上の部分では京都の街が見渡せる。これは、やはり逆向きに来るのがよいのだろうなあ。
そこからは山中の道となる。といっても北山のように鬱蒼たる杉林ということではなく、竹林や落葉樹主体で、気持ちのよい道である。GPSも感度良好。
テープで脇にそれる道があったので少しそちらへ進んでみると、桂坂の住宅地の裏側に出て、桂から大原野が一望に見渡せる。霞んでいるのが非常に残念である。
さらに進んで、スタートから1時間ぐらいで、桂坂の野鳥園にでる。整備されており、ベンチなどがあったり、大原野方面への眺望がひらける場所がある。食事をとるなら、この周辺がよいと思われる。
○桂坂野鳥観察園(13:00)〜沓掛山三角点(13:25)〜林道出合(14:10)
しばらく進むと、沓掛山の三角点近傍を通る。少し脇にそれるが三角点に立ち寄っておく。三角点周辺は狭いが開かれている。ここで食事をとる。
そこからさらに進むと、京都・亀岡市境、古くは山城・丹波国境の天蓋峠にでる。天蓋峠に境界を示すっぽいものを探したが、これというものはみつからず。峠の脇のピークに境界石があったが、単なる敷地境界にすぎないかも。
そこから少し下ると、舗装道路に出る。ここでちょうど出発から2時間。この舗装道路を左に進むと西山団地を経て、老ノ坂のバス停に出るようだ。この舗装道路を右に進む。舗装道路を淡々と歩く。
○林道出合(14:10)〜みすぎ山三角点(15:05)
ただ舗装道路を歩くのだが、しばらくすると北東方向への眺望が右手にひらけ、愛宕山が見えるようになる。今度はあれに登ろうと思いながら道を進む。
コンクリート舗装の林道が下からつながり、アスファルト舗装が切れた所で広場があらわれる。ここから砂利舗装の道を進む。
しばらく進んだところ、最初の送電鉄塔が真正面になる地点に、林道から外れて正式なルートはこちらということが書かれた私設の案内があるが、迷いやすいともあり、林道を進むことにする。
北側を巻いていくルートを進むと、大きな送電線の下をくぐる。送電線は保津川を越えて水尾のほうから伸びている。保津川に電車が通りかかったようで電車の轟音がこだまして届いてくる。
1本目の送電線を越え、2本目の送電線にさしかかるところで林道が終わり、再び歩道に変わる。少し歩くと視界が開け、みすぎ山のピークに出る。
○みすぎ山三角点(15:05)〜宝泉寺(15:40)〜馬堀駅(16:00)
みすぎ山のピーク周辺は、近傍に送電鉄塔がありその管理のためか、木が切りひらかれており、亀岡(馬堀)への見下ろしの眺望がよい。山頂には二等三角点がある。
そこから降りる道へ進路を取る。これまでの緩やかな傾斜の道とは違って、かなりの急傾斜を進む。石垣が組まれた場所を通り、イノシシよけの扉を過ぎると、程なく宝泉寺にでる。
そこから鵜の川を渡って、住宅地を通り過ぎて、馬堀駅に着く。
ちょうど16時。ということはちょうど4時間の行程であった。
○感想と総括
霞んで眺望があまり利かなかった。残念。
歴史的な雰囲気を感じるなら、亀岡側から来るのがよいかな、と思った。京都側から入ると、きつい登りがないのでらくちんではある。
現在のハイキングコースとしての唐櫃越に沿って進んだが、昔は王子村に降りたとか、篠村でももう少し王子側に降りたとかという情報もある。
足利先生は、光秀は愛宕山方面に進み、途中で進路を変え、保津川を渡渉して唐櫃越に合流したのではという推測をしている。現在、そのルートを取ることはできないが、なかなか興味のそそられる推測である。
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