谷川岳（巌剛新道→天神尾根）は今日も雨だった

2013年08月03日(土) [日帰り]

• GPS: 07:10
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,271m
• 下り: 688m

コースタイム

　9:40　谷川岳ロープウェイBS
10:05　マチガ沢
12:35　ラクダのコル
14:20　肩の小屋分岐
14:25　トマの耳
　　　　（行くつもりのなかったオキの耳方面に誤って進んで、戻る。）
14:45　肩の小屋（昼食）
15:10　肩の小屋出発
16:40　ロープウェイ天神平駅

17:10　ロープウェイ土合口駅
　　　　（この後、休憩してからキョロキョロ歩いて30分程でJR土合駅）

天候

曇り。標高1500m位から上はガス＆小雨。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

行き：上毛高原駅から谷川岳ロープウェイ駅行きバス（関越交通）終点下車
帰り：天神平よりロープウェイ。さらにJR土合駅まで徒歩。
　　　ロープウェイの運転時間には注意を払っていましたが、終バスが出た後とは夢想だにせず・・・。

コース状況／危険箇所等

巌剛新道は植物を一部刈り払うなど手入れがされています。
天候があまり良くなかったことも多少影響していると思いますが、
登山口（マチガ沢の広場付近）から西黒尾根まで地面が湿っています。
また、特に歩き始めは水位の低い沢を歩いているようなものなので、
転倒と増水には注意した方がよいと思いました。

ロープウェイの下り最終は17:00となっていますが、谷川岳ロープウェイBSを出る最終バスも17:00です。
路線バスを使って帰る予定の人は最終バスの時刻に注意しないと、水上からタクシーを呼び寄せるか、
18:21の最終電車が来るまで土合駅でぽつねんと待つかの選択をすることになります。
（土合にお泊りという手もあったね！）
（土合の最終電車は、水上で高崎行各停に接続します。水上−高崎間は約1時間です。）

写真

8/3 9:59

登山指導センターの前からマチガ沢までいい感じの林道（実は国道）を歩きます。

8/3 10:06

マチガ沢に出ました。あらま、ガスがかかっているよ・・・。

8/3 10:22

巌剛新道にて。沢を渡ったりします。

8/3 10:37

同じく。沢を歩いたりします。

8/4 15:34

マチガ沢、遡ってみたくもなります。

8/3 11:09

東尾根のシンセン岩峰らしい。格好イイではありませんか。

8/3 11:19

巌剛新道も後半に入るとブナとシャクナゲが応援してくれます。

8/3 11:19

ダケカンバ越しのマチガ沢

8/3 12:35

巌剛新道終わり。あ、クサリ場は2〜3ヶ所あったでしょうか。西黒尾根のクサリ場の方がよほどやっかいでした。

8/3 13:24

雨に濡れたオオバギボウシ。この後、お花畑に沢山咲いていました。

8/3 14:16

雨の中、雷を心配しながら歩きつつ、かろうじて撮ったイワカガミ。

8/3 14:22

お昼も食べず歩き続け、ようやく肩の小屋分岐。頂上はどうでも良かったけど、一応踏みに行く。

8/3 14:25

トマの耳。もう一組のパーティーと自分たちしかいないので気兼ねなく写真を撮ります。

8/3 14:25

ガスっているので景色も見えません。晴れていればマチガ沢が眼下に流れているはずですが・・・。

8/3 15:07

肩の小屋の軒先で立ったままお昼を食べました。雷はいなさそうなので、ガスと小雨の中、天神尾根を下ります。

8/3 15:34

尾根を下ったらガスが晴れました。というか、ガスの中から脱出できました。新潟から稜線を越えてくるガスの迫力に思わずパチリ。

8/3 15:35

赤城山の方面は積雲がすくすくと成長中。

8/3 15:41

モンスターのような雲がマナイタ山稜を飲み込む。

8/3 16:46

この山のアジサイはとてもきれいな青色をしています。

8/3 16:51

途中で動けなくなっている人がいたので、警察が救助活動を行っているものと思われます。

8/3 17:58

土合駅前にて。色々な雲が見えるのが楽しい。
近所の土合ハウスではバーベキュー中。土合山の家からはシチューの匂いが流れてきて胃袋をくすぐる。

8/3 18:46

水上から高崎に向かう各停の車窓から。
相変わらず、新潟県側からモンスター雲がはみ出ている。

撮影機器：

COOLPIX S610 ニコン

感想

rainbow

今回の目的は巌剛新道を登ること。
以前に西黒尾根を登っていますが、こちらのルートはマチガ沢の景色が良いとのこと。
実際には沢の中を歩いたりするなど滑りやすいことから、気が抜けません。
なお、ガイドブックも登山指導センター前のオジサマも
「滑らないように気を付けて！」とおっしゃています。

途中から雨がぱらぱらしてきましたが、ラクダのコルを過ぎてまもなく
しっとりと雨が降り、ガスで視界がきかなくなりました。
お花畑はいっぱいに咲いていますが、もしかして雷が鳴ったら困るなと思いつつノロノロ登ります。
雨が降っているので、尾根にいくつかある大岩を登るのも滑りやすく、手がかり足がかりに頭を使います。
困ったなと思って岩を登りますが、登ってしまえば楽しいかなというところ。
なお、この日は新品のグローブをはめていたのですが、今にして思えばこれのお蔭で
クサリをほとんど使わずとも、スムーズに岩を登れたかと思っています。

登り始めた時間が遅かったので、下りの人に沢山行き合います。
すごいなと思いつつ、正直言って「大丈夫かな」という足取りの方もいらっしゃいましたが・・・。
（生意気な言い様ですが、ストック仕舞われた方がよくありませんか？）

雨の中で昼食を食べるのも抵抗があり、アメ等お菓子を食べながら歩いていたら14時になってしまいました。
ガス切れになっても困るので、これは反省すべき点です。
さらに、トマの耳から肩の小屋に戻るつもりが、間違ってオキの耳方向に進んでしまい、途中から戻る羽目に。
これは大反省です。
ガスで視界が効かないので、地図とコンパスを慎重に使うべきでしたが、コンパスのみでいい加減に扱っていました。
結局は地形が変だなということで戻ってきたわけですが、ガスにはまたヤラレタって感じです。
（箱根駒ヶ岳でもちょっと怖い目にあったばかりなのでした。）

天神尾根を下っているときに、座り込んでいるパーティーがいました。
救助は多分要請しただろうなと思いつつ、ロープウェイの最終時間ぎりぎりだし、そのまま通過。
天神平付近で警察のヘリが飛んでいたり、ロープウェイの下にも警察らしき人が複数名いたので、
無事救助されたと思います。

救助要請？の原因は分からないものの、この日は雨とかガスとかが出ていたこともあり、
冷えとか疲労、準備運動不足等による足の痙攣を起こした人がいるのではないかと見ました。
それにしても、1人？の人を救助するために沢山の関係者が動いているところを見ると、頭が下がる思いです。
自分も一歩間違えればとんでもない事態になり得る行為をしているわけで、
ますます気を付けなければと思い帰途につきました。

コメント

kintac

ガス
刻々と変化するガスは魅力的ですね。晴天とはまた違ってスリリングです。

rainbow

Re:ガス
kintacさん、コメントありがとうございます。

ああいった光景は以前に何度も見ているはずなのですが、
初めて見たかのように興奮してしまいました。
時間があればしばらく眺めていたかったです。
それにしても、谷川岳周辺ではなかなか天気に恵まれません。