武尊山〜宝台樹尾根-名倉沢〜


- GPS
- 08:05
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 744m
- 下り
- 1,623m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇りのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
さるガイドブックや「ベルクシーロイファー」で読んだことがあった宝台樹スキー場から武尊山へのルート。
先日、山で話題に上ったので調べたら、バスの便があったので行ってみた。宝川入口で送迎バスに乗り換えてスキー場へ。
リフト・トップからピークを巻くようにして尾根に上がる。既に10時近い。天気は好い。白毛門〜朝日岳や谷川岳の東面がよく見える。
くるぶし程度のラッセルは、ラッセルとは呼べない程。
今年に入って、山へ行っても登頂できないことが多かったので、今日は絶対に沖武尊まで行くのだという思いが強い。
尾根の右には張り出さない程度の雪庇ができ、尾根上は風で波打って歩きにくい。しかし雪が少なくてブッシュが出ているため、それ以外のルートはとりにくい。
まずまずのペースのつもりなのだが、尾根が緩く、アップダウンもあるので、あまり高度を稼げない。
須原尾根と合わさるジャンクションまで来ると、笠ヶ岳を中心に、平ヶ岳、燧ヶ岳も見えるようになる。至仏岳は、笠ヶ岳の陰に隠れて見えないようだ。
さらにアップダウンが多くなり、尾根の左の急な斜面をトラバースしてピークを巻いたりしながら進む。
手小屋沢避難小屋があるはずのあたりまで来るが、どこに小屋があるかは全くわからない。
前夜ほとんど寝ていないこともあり、かなりバテてくる。当初、登頂時刻を14時と考えていたが、とても無理。引き返し時刻を15時に設定する。
ここからもしばらく、ところどころトレースの残る尾根上をたどるが、これはツボ足のトレース。急なので、左の沢に入る。
歩きやすいとは言えないので、さらに、適当なところから、沖武尊の北尾根に上がる左の斜面へ。トラバース気味に斜めに登っていく。
樹林が開けたオープンな斜面も現れ、帰路は滑りが快適そう。
ペースは上がらず、沖武尊から北に延びる尾根上の頂上基部に着いたときは既に14時40分。
まだ標高差200mほどもあり、15時には頂上へたどり着けそうもないが、どうしても頂上まで行きたいので、突っ込む。
斜面はかなり急になり、雪もクラストしており、一カ所スキーを脱ぐ。
最後は傾斜も落ち、15時30分にようやく沖武尊に登頂できた。28年ぶりの登頂。
そのときは、前武尊の方から武尊牧場へ縦走したので、もしかしたら中の岳までしか行かなかったかも。すると沖武尊は初めて。
下からガスが湧いてきて、剣ヶ峰や川場剣ヶ峰はよく見えない。
下りは、頂上基部までは雪面が堅く、あまり楽しくないが、そこから下の斜面は実に快適で、沢筋をたどってあっという間に手小屋沢避難小屋付近に。
シールを貼って尾根に上がり、しばらく、そのままアップダウン。
スキー場への尾根が分かれるところから、名倉沢へ滑り込む。できればそのまま「ベルクシーロイファー」に載っていた須原尾根をたどろうと思っていたが、
既に17時なのであきらめ、通常ルートの名倉沢へ。
かなり暗く、起伏は見えないが、夏道もある滑りやすいルートで特に問題もなく、
途中からヘッドランプを出して、18時近くにスキー場の下にたどり着く。
スキー場は既にクローズしており、もちろんシャトルバスもない。
スキーを担いで路線バスのあるところまで30分ほど歩き、ギリギリで誰も乗っていない終バスをつかまえることができた。
しかしバスが着いた水上駅は、駅前に数軒ずつある食堂も土産物店も19時にして既にすべてシャッターが閉まっており、
酒と食べ物にありつくには、それからまだ数時間を要したのだった。
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