岡山県津山市 三十人ヶ仙東北東尾根より周回 三密なし＆沢＆動植物
Machapuchare
その他1人 
体力度について
- GPS
- 04:25
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 596m
- 下り
- 583m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:25
歩行距離8km、歩行時間4時間、歩行数16,800歩、消費カロリー2,030Kcal
| 天候 | 晴れ後曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
スタート＆ゴール地点の「倉見演習林入口」から根知川沿いは舗装道路です。三十人ヶ仙頂上＜写真16〜19＞から三十人ヶ仙登山道＆稜線合流点＜写真20＞を経てスタート＆ゴール地点の「倉見演習林入口」までは登山道や砂利の林道で、一部、根曲がり竹の間道になっていますが、気にせず歩けます。 勝間田（かつまだ）高校演習林入口（林道入口）の西の取り付き点から標高790m辺りの尾根で切り開き道に出合い左折するまでは、道はなく崩れやすい急斜面なのでお勧めしません。そこから三十人ヶ仙頂上＜写真16〜19＞までは切り開き道ですが、途中から根曲がり竹のトンネルになります。腰をかがめるか片手で軽く払う程度で歩けますし、足元も前方も見えます。 勝間田（かつまだ）高校演習林入口（林道入口）の西の取り付き点から標高790m辺りの尾根で切り開き道に出合い左折するまでは、道はなく崩れやすい急斜面です。 勝間田（かつまだ）高校演習林入口にはロープが張られ、山菜などの植物採集禁止の表示がありました。あまり立ち入らないほうがよさそうでしたが、周辺は崖で登れそうにありません。とりあえず林道を少し進み、急ですが登れそうな所から取り付きました。 木の幹に白いテープがあり、ステップが切ってあったのは最初だけ、先日の雨の影響で足元は濡れて崩れやすく、ササや木を掴んでよじ登りました。標高770m辺りでピンクテープが張られた下を通りましたが、これは危険につき立ち入り禁止の印だったのかもしれません。確かに、転倒しようものなら転がり落ちて振り出しに戻されそうでした(+_+) さすがにこの取り付き点はお勧めできません。もう少し南下して植林帯から取り付いたほうがよかったようです。 標高780mを過ぎると崩れやすさはなくなり、歩きやすくなりました。標高790m辺りまで登ってくると、やっと切り開き道に出合い左折しました。 標高790m辺りの切り開き道出合いから三十人ヶ仙頂上＜写真16〜19＞までは、正規の登山道ではありませんが、ヤブコギはありません。 標高800m小ピークの進路方向が変わる地点で少し迷いましたが、すぐにヤブコギになるので道外れに気づきやすいです。足元には次第に切られた木の枝や根曲がり竹が増えてきますが、気を付ければ踏んで滑らずにすみます。 標高1,050mを過ぎると根曲がり竹の間道になり、標高1,085m辺りからは三十人ヶ仙頂上＜写真16〜19＞まで根曲がり竹のトンネルが続きます。腰をかがめるか片手で軽く払う程度で歩けますし、足元も前方も見えます。 途中、標高1,060m、1,140mをそれぞれ超えた辺りで、地形図上の道に合流することになっていましたが、完全にヤブと化しているようでした。 |
| その他周辺情報 | 黒木ダム湖の北に黒木キャンプ場があります。この日は駐車場にかなりの数の車があり、密になっているようでした。 |
写真
01ヒガラ第1獣人です(^^)/似た野鳥にシジュウカラやコガラがいますが、ヒガラはくちばしの下の黒い部分が頬の下まで伸び、お腹は白いので区別がつきます。
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第1獣人です(^^)/似た野鳥にシジュウカラやコガラがいますが、ヒガラはくちばしの下の黒い部分が頬の下まで伸び、お腹は白いので区別がつきます。
02ヒトツメカギバ開張は4cm程で、白地に黄土色の目玉模様を持ち、灰色の帯状の斑紋があるのが特徴です。木の葉に止まっていましたが、こちらに驚いて飛び立ち、アスファルト道に止まりました。
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開張は4cm程で、白地に黄土色の目玉模様を持ち、灰色の帯状の斑紋があるのが特徴です。木の葉に止まっていましたが、こちらに驚いて飛び立ち、アスファルト道に止まりました。
03キマワリポケモンのキャラクターではありません(+o+)ニホンキマワリともいいます。長い脚でくるくると木の幹を回っているところから連想されて木廻（きまわり）と名付けられたようですが、舗装道路の上を素早く行き来していました。
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ポケモンのキャラクターではありません(+o+)ニホンキマワリともいいます。長い脚でくるくると木の幹を回っているところから連想されて木廻（きまわり）と名付けられたようですが、舗装道路の上を素早く行き来していました。
04メマツヨイグサこの時期に咲く貴重な花です。花は夕方から咲き始め、朝にはしぼみますが、天気があまりよくなかったためか、辛うじて咲き残っているものがありました。花の直径は4cm程、しぼんでも赤くなりません。
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この時期に咲く貴重な花です。花は夕方から咲き始め、朝にはしぼみますが、天気があまりよくなかったためか、辛うじて咲き残っているものがありました。花の直径は4cm程、しぼんでも赤くなりません。
春の白い花もきれいでしたが、赤い実も見応えがあります。実は楕円形で1cm程、熟すと黒くなります。
06ツマグロヒョウモン♀メスの前翅の端に黒い帯模様があるのが名前の由来です。南方系のチョウですが次第に生息域が北に拡大しており、黒地にオレンジ色のトゲのある幼虫はパンジーなどのスミレ科の葉を食べるため市街地でもよく見られます。
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メスの前翅の端に黒い帯模様があるのが名前の由来です。南方系のチョウですが次第に生息域が北に拡大しており、黒地にオレンジ色のトゲのある幼虫はパンジーなどのスミレ科の葉を食べるため市街地でもよく見られます。
07リョウブ＆ヨツスジハナカミキリ
リョウブは花が少ないこの時期に咲く貴重な花なので、昆虫たちのレストランになっています。左上のハエはセンチニクバエの仲間のようです。動画も撮りました。
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＆ヨツスジハナカミキリ
リョウブは花が少ないこの時期に咲く貴重な花なので、昆虫たちのレストランになっています。左上のハエはセンチニクバエの仲間のようです。動画も撮りました。
二筋小滝
根知川は北から流れており、ここで支流が西から合流してきます。見下ろして動画を撮りました。
根知川本流
根知川は倉見川の支流ですが、先日の雨のせいか、水量が多く、迫力がありました。
根知山6号橋より東を望みました。やさしい流れです。登る前の癒しのひとときです(*^^*)動画も撮りました。
11コチャバネセセリ＆ヤマキマダラヒカゲ
なぜか道路に獣糞が落ちており、この2種のチョウが仲良く栄養補給？していました。右の大きなヤマキマダラヒカゲは、サトキマダラヒカゲとは違い、後翅裏側の付け根近くの3つの小さな紋が1つだけ少し離れています。ここからすぐに林道に入り取り付き点を探しました。
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＆ヤマキマダラヒカゲ
なぜか道路に獣糞が落ちており、この2種のチョウが仲良く栄養補給？していました。右の大きなヤマキマダラヒカゲは、サトキマダラヒカゲとは違い、後翅裏側の付け根近くの3つの小さな紋が1つだけ少し離れています。ここからすぐに林道に入り取り付き点を探しました。
12キンモンガ昼間に花の蜜を吸う蛾です。幼虫がリョウブの葉を食べるので、リョウブが生育しているところでよく見られます。翅をパタパタしながら歩いていたので動画を撮りました。
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昼間に花の蜜を吸う蛾です。幼虫がリョウブの葉を食べるので、リョウブが生育しているところでよく見られます。翅をパタパタしながら歩いていたので動画を撮りました。
縦半分に割れて内部が丸見えでした(-"-)うねるような木目が芸術的です。周辺は杉の枯葉とヒノキの緑色の葉が散乱していました。
14ウスバカゲロウナミウスバカゲロウともいいます。翅に白い縁紋以外には模様がなく、脚の付け根周辺が黄色いのが特徴です。彼らの仲間は幼虫時期はアリジゴクと呼ばれ、アリの体液だけを吸って、他の部分を捨ててしまいます。
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ナミウスバカゲロウともいいます。翅に白い縁紋以外には模様がなく、脚の付け根周辺が黄色いのが特徴です。彼らの仲間は幼虫時期はアリジゴクと呼ばれ、アリの体液だけを吸って、他の部分を捨ててしまいます。
15コエゾゼミ♂北海道や東北地方では平地から低山地に見られますが、関東地方以西では標高1,000m前後の山地に見られます。岡山県では絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙后４瓦鬚Δ蹐Δ輅發�ながら鳴いているシーンを動画に撮りました。
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北海道や東北地方では平地から低山地に見られますが、関東地方以西では標高1,000m前後の山地に見られます。岡山県では絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙后４瓦鬚Δ蹐Δ輅發�ながら鳴いているシーンを動画に撮りました。
16三十人ヶ仙頂上三角点「三十人ヶ仙」
標高1,171.5mの頂上三角点です。この日は曇天のため、遠くの山は見えませんでした。山頂標識越しにマッコウ＜写真17＞が見えています。
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「三十人ヶ仙」
標高1,171.5mの頂上三角点です。この日は曇天のため、遠くの山は見えませんでした。山頂標識越しにマッコウ＜写真17＞が見えています。
17三十人ヶ仙頂上よりマッコウ（三原山）
鳥取＆岡山の県境、物見峠から辰巳峠の間に、玄武岩に覆われた平坦な山頂の山が連なり、その中で最高点（1,115.1m）がマッコウ（三原山）と呼ばれています。後で動画も撮りましたが、そのときにはもうガスってマッコウはシルエットでした。
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マッコウ（三原山）
鳥取＆岡山の県境、物見峠から辰巳峠の間に、玄武岩に覆われた平坦な山頂の山が連なり、その中で最高点（1,115.1m）がマッコウ（三原山）と呼ばれています。後で動画も撮りましたが、そのときにはもうガスってマッコウはシルエットでした。
18三十人ヶ仙頂上よりギラガ仙＆三国山北嶺
鳥取・岡山の県境にあるフタコブの山のうち、左側が標高1247.6mのギラガ仙、右側が標高1251.8mの三国山北嶺です。
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ギラガ仙＆三国山北嶺
鳥取・岡山の県境にあるフタコブの山のうち、左側が標高1247.6mのギラガ仙、右側が標高1251.8mの三国山北嶺です。
左奥に少しだけ頂上が突き出た山が標高1,203mの高鉢山（たかはちやま）です。
20三十人ヶ仙登山道＆稜線合流点
鏡野町と津山市の境界尾根沿いに南下し、標高1,150m地点の分岐より東へ下りました。この道が一番歩きやすく安全に下れます。
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＆稜線合流点
鏡野町と津山市の境界尾根沿いに南下し、標高1,150m地点の分岐より東へ下りました。この道が一番歩きやすく安全に下れます。
21タゴガエル岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。ヤマアカガエルと同様に背中線が内側に曲がりますが、体色や後ろ足の模様が薄く、脇腹やあごの下に黒斑がありません。鼻先からお尻の先まで3cm程でした。
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岡山県では準絶滅危惧種に指定されています。ヤマアカガエルと同様に背中線が内側に曲がりますが、体色や後ろ足の模様が薄く、脇腹やあごの下に黒斑がありません。鼻先からお尻の先まで3cm程でした。
岡山県では北部でよく見られるジャノメチョウの仲間です。こちらを見つめるつぶらな瞳がキュート(*^^*)
花の直径は3mm程です。春の花のイメージですが、まだ咲いていました。花が少ない時季なので小さくてもうれしくなります。
少し下りて見に行きました。先日の雨の影響でいつもよりも水量が増えていました。動画も撮りました。
25倉見川支流段々小滝少し道から逸れると見えます。苔むした石もみずみずしくきれいです。落差数十cmの連続小滝で滝とは呼べないかもしれませんが、癒されました。動画に撮るとなかなか見応えがあります。
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少し道から逸れると見えます。苔むした石もみずみずしくきれいです。落差数十cmの連続小滝で滝とは呼べないかもしれませんが、癒されました。動画に撮るとなかなか見応えがあります。
26蛇行する倉見川支流道から見えます。苔むす岩に蛇行する水の流れ、自然が造り出したアートです。動画も撮りましたが、もう少し引きのほうがよかったかもしれません。
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道から見えます。苔むす岩に蛇行する水の流れ、自然が造り出したアートです。動画も撮りましたが、もう少し引きのほうがよかったかもしれません。
27天狗岩＆三十人ヶ仙登山道分岐
いつもはこの分岐を左に進み、先に天狗岩に登ります。急斜面で滑りやすいので、連れは天狗岩登山道を上り専用と考えています。
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登山道分岐
いつもはこの分岐を左に進み、先に天狗岩に登ります。急斜面で滑りやすいので、連れは天狗岩登山道を上り専用と考えています。
28倉見川支流二段小滝コンクリート橋の下です。連れはここまでは下りてきませんでした。下に行けば行くほど水量が増え、水の音も大きくなります。動画も撮りました。
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コンクリート橋の下です。連れはここまでは下りてきませんでした。下に行けば行くほど水量が増え、水の音も大きくなります。動画も撮りました。
29ニワハンミョウ上翅にある白斑がなぜか黒斑になっています。斑紋には個体差があり、消失することもあるようです。また、体全体が黒くなる黒化型もいますが、斑紋は白です。調べてもよくわかりませんでしたが、黒斑は珍しいと思います。飛んでは走りを繰り返していました。
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上翅にある白斑がなぜか黒斑になっています。斑紋には個体差があり、消失することもあるようです。また、体全体が黒くなる黒化型もいますが、斑紋は白です。調べてもよくわかりませんでしたが、黒斑は珍しいと思います。飛んでは走りを繰り返していました。
30ウバユリ花びらは付け根まで大きく6つに裂けていますが大きくは開かず、先端がやや反ったラッパ型になります。ゴール直前に出てきました(*^^*)
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花びらは付け根まで大きく6つに裂けていますが大きくは開かず、先端がやや反ったラッパ型になります。ゴール直前に出てきました(*^^*)
岡山県で農地防災ダムとして最初に築造された重力式コンクリートダムです。ダム管理事務所にてダムカードが配付されます。
32ミヤコグサ花の形からエボシグサ（烏帽子草）の名もあります。上方にある1枚の花弁には蜜標の細い赤い筋が見られます。セイヨウミヤコグサとは違い、萼などに毛がありません。
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花の形からエボシグサ（烏帽子草）の名もあります。上方にある1枚の花弁には蜜標の細い赤い筋が見られます。セイヨウミヤコグサとは違い、萼などに毛がありません。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
手袋（防水加工）
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子（フード付き）
雨用帽子
登山靴（防水加工）
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー（防水用）
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（地図アプリ使用）
eTrex22x（GPSナビゲーター）
虫よけスプレー
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感想
【登山者がいない鏡野町＆津山市境の山Part4】
7月18日の桝形山（ますがたやま）をはじめ、妹山（いもやま）、角ヶ仙（つのがせん）、そして、今回の三十人ヶ仙（さんじゅうにんがせん）と、鏡野町や鏡野町と津山市の境にある山を訪問しました。いずれの山も他に登山者はいませんでした。今回はその直前に通った黒木キャンプ場は人が密になっていましたが(*_*)
【初めて試みる三十人ヶ仙反時計回りコース】
出発点はいつもの「倉見演習林入口」です。通常は、三十人ヶ仙に登る人は倉見川支流沿いの林道から先に天狗岩に登り、そこから北上して三十人ヶ仙に登頂した後に、少し天狗岩方面に戻り、天狗岩と三十人ヶ仙の分岐より下ります。いわゆる時計回りコースです。
今回は出発点より倉見川の支流、根知川沿いの舗装道路を進みました。途中、勝間田（かつまだ）高校演習林入口があり、地形図上では三十人ヶ仙頂上北まで道が続いています。しかし、この破線の道は消滅しており、代わりに三十人ヶ仙の北から東北東尾根沿いに切り開きが続いているようです。特に今年は三十人ヶ仙頂上からの切り開きの写真などが複数ネット公開されていたので、歩いてみることにしました。今回はこのコースを上ることにより、初めて反時計回りに三十人ヶ仙を周回しました。
【尾根道のほとんどが地形図上にない道】
勝間田（かつまだ）高校演習林入口にはロープが張られ、山菜などの植物採集禁止の表示がありました。あまり立ち入らないほうがよさそうでしたが、周辺は崖で登れそうにありません。とりあえず林道を少し進み、急ですが登れそうな所から取り付きました。
先日の雨の影響で足元は濡れて崩れやすく、ササや木を掴んでよじ登りました。転倒しようものなら転がり落ちて振り出しに戻されそうでした(+_+)さすがにこの取り付き点はお勧めできません。もう少し南下して植林帯から取り付いたほうがよかったようです。標高790m辺りまで登ってくると、やっと切り開き道に出合い左折しました。
切り開き道は歩きやすく、足元には次第に切られた木の枝や根曲がり竹が増えてきますが、気を付ければ踏んで滑らずにすみます。標高1,085m辺りからは三十人ヶ仙頂上まで根曲がり竹のトンネルが続き、腰をかがめるか片手で軽く払う程度で歩けますし、足元も前方も見えました。
途中、標高1,060m、1,140mをそれぞれ超えた辺りで、地形図上の道に合流することになっていましたが、完全にヤブと化しているようでした。唯一、歩けるのが今回辿ったコースのような気がします。
取り付きから2時間でやっと三十人ヶ仙頂上に到着すると、次第にガスってきて周辺の山々はシルエット状態になりました。
とりあえず写真や動画を撮り、一息ついていると、連れが首や顔についた枯葉を払ってくれました。帽子をかぶっていなかったので、頭を払ってみると、枯葉が出るわ出るわ、動画に撮りたいと連れが爆笑。叩けば埃、いや、叩けば枯葉が出る奴に成り下がってしまいました(+_+)
天気もあまりよくなかったので、天狗岩ピストンの予定は取りやめ、このまま下山することにし、帽子をかぶりました。下りで利用したコースも地形図上には記載されていませんが、登山道として整備され下りはここが一番安全です。しばらくは根曲がり竹の間道ですが、かぶさってくることはほとんどなく、クモの巣に引っかかるくらいですみました。
ここは登山道以外を歩くには、GPSシステムを利用した地図アプリがないと、読図（現在地読み）が非常に困難な山だと思いました。
【沢の流れと水音に癒される】
本来は、この時期は避暑も兼ねて、標高2,500m以上が連なる中部山岳地帯に行くのが常でした。県内の山は標高1,344mの後山を筆頭に中国山地でも標高1,000m前後の山しかありません。1,000m前後の山だと、この時期においては熱中症など、まだ夏の洗礼を浴びることになります。今回は初めてのコースでどんな苦難が待ち受けているかわからないので、スポーツドリンクも二人合わせて4リットル持っていきました。結局、ハードに感じたのは最初の登りだけで、気温も昨日までよりも数度下がり、想定していたよりはマシでした。
出発してしばらくは根知川沿いの舗装道路は日陰で涼しく気持ちよかったです。そして、下りでは林道が近づくにつれ、沢の音が聞こえてくるようになりました。やがて林道と沢が並行して続いていきます。時折、水の音がより強く聞こえてくると、沢辺まで下りて小滝の連続するシーンに癒されました。
意図してコースに沢を組み込んだわけではありませんが、ここ3回の山行はいずれも沢に癒されることになりました。山行後は黒木ダムを見学、最後は可憐な花に癒されました(*^^*)
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