ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 354276
全員に公開
沢登り
近畿

湖東・瀬戸山谷支流矢谷〜大長谷

2013年10月06日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:25
距離
10.3km
登り
876m
下り
871m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

駐車地6:30-矢谷の橋6:35-入渓6:55-大長谷登山道12:25-ブンゲン山頂12:40-大長谷源頭のコル13:05-支流導水管の橋15:20-スキー場建物15:35-駐車地15:55
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス 奥伊吹スキー場への道を入る。周辺道路脇に幾つか大きな駐車地あり。
コース状況/
危険箇所等
滝を攻めると時間がかかる(今回はそのコースタイム)が、なかなか面白い。ただし完全なシャワークライミング。ロープは30mがあるとよい。
標高1100m付近から左手の尾根に上がると登山道に出られる(今回のコース)。
下山に登山道を利用する場合、標高750mの支流に導水管の橋がかかるので見過ごさないようにしたい。
逆コースも考えられるが、矢谷を溯行した方が断然面白い。
ヒルがいると聞いていたが、今回は被害なし。
入渓地点、矢谷沿いの林道入口。
入渓地点、矢谷沿いの林道入口。
(Y)
輝いてます。
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
輝いてます。
林道はまだ続くが、沢に降りる。林道は矢谷に橋をかけて奥へと延びている。
林道はまだ続くが、沢に降りる。林道は矢谷に橋をかけて奥へと延びている。
(Y)
入口からヤブっぽい…
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
入口からヤブっぽい…
谷はところどころ藪っぽいが、滝は豪快そのもの。
谷はところどころ藪っぽいが、滝は豪快そのもの。
かこう岩のナメ床が続く渓相。
かこう岩のナメ床が続く渓相。
ナメ床が長く続きます(ザキ)
2013年10月06日 07:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 7:10
ナメ床が長く続きます(ザキ)
(Y)
ナメだと藪が無くて快適
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
ナメだと藪が無くて快適
思い思いに楽しむことができる。
思い思いに楽しむことができる。
なんか楽しそうです(^^)(ザキ)
2013年10月06日 08:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/6 8:16
なんか楽しそうです(^^)(ザキ)
みんな笑顔です!(ザキ)
2013年10月06日 08:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/6 8:17
みんな笑顔です!(ザキ)
容姿のいい滝が多い。見どころいっぱい。
容姿のいい滝が多い。見どころいっぱい。
(Y)
登れる小滝が多くて楽しい
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
登れる小滝が多くて楽しい
こんな場面も。
(Y)
これは別の木
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
これは別の木
おっとっと(ザキ)
2013年10月06日 07:30撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/6 7:30
おっとっと(ザキ)
(Y)
たまに現われるデカイ木が良い雰囲気を醸し出してた
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
たまに現われるデカイ木が良い雰囲気を醸し出してた
沢幅いっぱいにかかる滝。しかし実際はヌル滝(汗)
1
沢幅いっぱいにかかる滝。しかし実際はヌル滝(汗)
(Y)
水はナメで広がり、トイで狭まり コロコロ形を変える。
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
水はナメで広がり、トイで狭まり コロコロ形を変える。
滝が出るたびに歓声がが沸き上がる。
滝が出るたびに歓声がが沸き上がる。
(Y)
水量というか水流が結構あってシャワー浴びまくり
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
水量というか水流が結構あってシャワー浴びまくり
ヌル滝は慎重に・・・。
ヌル滝は慎重に・・・。
北陸の谷とはまた違った渓相に目を白黒。
北陸の谷とはまた違った渓相に目を白黒。
こんな淵も。
沢が右に曲がると現れる連瀑。ここが矢谷の核心部。
1
沢が右に曲がると現れる連瀑。ここが矢谷の核心部。
(Y)
巻かずに突破が基本です
そしてヌメリで肝を冷やす(笑)
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
巻かずに突破が基本です
そしてヌメリで肝を冷やす(笑)
(Y)
滝で高度を稼ぎます
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
滝で高度を稼ぎます
大きなナメ状斜瀑も恐る恐る登ってクリア。
1
大きなナメ状斜瀑も恐る恐る登ってクリア。
大きな一枚岩(ザキ)
2013年10月06日 08:44撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
1
10/6 8:44
大きな一枚岩(ザキ)
滝の上で。
ここが難関。今回はロープを延ばすことに。
1
ここが難関。今回はロープを延ばすことに。
ザッキーが瀑流の中を突き進む。
ザッキーが瀑流の中を突き進む。
(Y)
あまりにも正面突破過ぎて、水流に押し戻される。
水中左に弱点(ステップ)ありと見た
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
あまりにも正面突破過ぎて、水流に押し戻される。
水中左に弱点(ステップ)ありと見た
ヌめるし、足がかりがないしで、完全オポジション状態での登攀。
2
ヌめるし、足がかりがないしで、完全オポジション状態での登攀。
後続も苦戦。
上段の二段滝も、ヌメって手強い。
上段の二段滝も、ヌメって手強い。
ロープがあってもなかなか厳しい。
2
ロープがあってもなかなか厳しい。
(Y)
左のブロック状の下部クラックをアンダーで持てば行けます。
(足元はたわし連打)
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
1
10/7 23:20
(Y)
左のブロック状の下部クラックをアンダーで持てば行けます。
(足元はたわし連打)
その上段滝は、左岸から取り付いて右岸に渡り、水際を巻くように登る。
その上段滝は、左岸から取り付いて右岸に渡り、水際を巻くように登る。
上から後続を見る。
上から後続を見る。
滝はまだ続く。
(Y)
おまた余裕?
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
1
10/7 23:20
(Y)
おまた余裕?
沢はみんなで助け合います(ザキ)
2013年10月06日 08:54撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 8:54
沢はみんなで助け合います(ザキ)
支流の滝。
谷はだんだんと源流的に。
谷はだんだんと源流的に。
(Y)
(注 廃道化しつつある登山道)
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
(注 廃道化しつつある登山道)
山頂。周囲の展望がいい。
山頂。周囲の展望がいい。
(Y)
3等三角点「大岩谷」だそうです。
ではブンゲンとは…
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
1
10/7 23:20
(Y)
3等三角点「大岩谷」だそうです。
ではブンゲンとは…
(Y)
池田山方面 かなぁ
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
1
10/7 23:20
(Y)
池田山方面 かなぁ
(Y)
山頂を辞して藪に突っ込み谷に出る。
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
山頂を辞して藪に突っ込み谷に出る。
大長谷。
(Y)
こちらも雰囲気良い木がある。
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
1
10/7 23:20
(Y)
こちらも雰囲気良い木がある。
大長谷下流部支流の滝。なかなか大きい。
1
大長谷下流部支流の滝。なかなか大きい。
もう一枚(ザキ)
2013年10月06日 14:35撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
10/6 14:35
もう一枚(ザキ)
(Y)
みんな同じ写真 撮っちゃいますよね(笑)
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
みんな同じ写真 撮っちゃいますよね(笑)
この谷も矢谷と似ているが、藪がうるさい。
この谷も矢谷と似ているが、藪がうるさい。
藪を利用してクライムダウン。
藪を利用してクライムダウン。
ようやく大長谷登山道の交差点に出る。
ようやく大長谷登山道の交差点に出る。
(Y)
取水パイプの作業道?に沿って進む。
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
取水パイプの作業道?に沿って進む。
登山道を登ると、一気に視界が広がる。
登山道を登ると、一気に視界が広がる。
(Y)
突然 圧倒的な 解放感(笑)
2013年10月07日 23:20撮影 by  DSC-TX20, SONY
10/7 23:20
(Y)
突然 圧倒的な 解放感(笑)
スキー場に出て終了。ここから舗装された林道を歩いて駐車地へ。モーターパークのドリフト音がもの凄い。山が悲鳴を上げているようにも聞こえる。
スキー場に出て終了。ここから舗装された林道を歩いて駐車地へ。モーターパークのドリフト音がもの凄い。山が悲鳴を上げているようにも聞こえる。

感想

今回は珍しく奥美濃のローカル沢 矢谷に行くことに。

この矢谷、ネットで検索するとヤブっぽいけどなかなかの評判で遡行前から期待が高まる。

前夜発で集合場所の道の駅にて車中泊。

早朝、約4.5時間睡眠でちょっと眠い。
早速準備しがてら カップ麺に湯を注ぎ麺を食しその残り汁に冷や飯をぶっこみ朝食とする。
朝はしっかり食べて道中は行動食で済ますのが基本スタイルだ。

全員集合し出発します。

矢谷の入渓地点は奥伊吹スキー場近くであり、このスキー場には3〜4回ほど訪れた事がある。
自宅から距離が近く そこそこ遊べるスキー場だが、いかんせん人が多いのが難点と記憶している。

準備→出発→林道歩き→入渓。

最初が何となくヤブっぽかったので「評判通りだなぁ…」と感じが、先に進みなかなかよさげなナメが現われ「評判通りだな」と調子出てきました。

小滝やナメそしてヤブ(笑)をフリーでサクサク。
水温&10月の割には高い気温であまり寒くなかったからシャワーで突っ込んでみた→さすがに寒くなった(笑)

地図ではかなりややこしい部類のRFと言える。
かなりマメに地図を読むかGPSのお世話になったほうが安心できるだろう。

割と大きな分岐の先から今回の核心(楽しい場所)のナメ滝が連続します。
全体的にヌメリがある。
ナメ+ヌメリと聞くだけでアクアステルス使いは震えあがってしまいます(笑)
そんなときには はい タワシ→フリクション復活で難場を切り抜けます。


ツメに入って少々のヤブコギ後、登山道に合流。
下草はないものの半藪化した笹の廻廊を抜けると山頂 ブンゲン(射能山)に到着。

それまでの藪が嘘のようにナイスな展望地で近くの伊吹山も大きく見える。


下山は北の鞍部から激藪にツッコんでわりとすぐに大長谷に出る。

ロープを出すことはなかったが、悪いところもあるので注意が必要。
取水用のパイプ類が出だしたらそれに沿って作業道が付けられており、それを利用すると早い。

パイプを辿ってスキー場に出て、駐車場を借り切ってドリフトに興じる人たちの「何者だ?」という視線を浴びながら道路を下って駐車地に到着すれば今回の遡行も終了となる。


矢谷、なかなか良い谷であった。

今週はちょっと趣向を変えて、琵琶湖湖東の谷をチョイス。

以前から気になっていた谷ではあるが、標高や山域がローカル谷の趣きいっぱいで、ちょっとばかり私の食指も鈍っていた。

周辺の谷は明らかに"ローカル谷"ばかりである。ただ、北陸のそれとは違って上空の明るさはこちらの方が格段に上である。しかしローカル谷はローカル谷。どこか藪っぽくて、ともすると溯行はある意味熾烈を極めることにもなる。そんな理由から、周辺の谷へはなかなか足が向かなかった。

しかい谷はやはり溯行して、実体験してみないとわからないもの。この矢谷はその典型とも言える谷で、渓相は予想を遥かに凌ぐ。たしかにローカル谷の趣きは拭えないが、現れる滝群は先人の言葉通り豪快秀美だった。

溯行をどうすすめるかは、パーティーの趣向やメンバーの力量によってまちまちである。なので攻めに徹すると溯行は思いの外時間がかかる。今回も標高800m付近から始まる核心部分にロープを延ばしたためにすっかり時間を食ってしまった。

10月にしては気温は高かったが、水流を浴びてすっかり冷え切ってしまった。また上空には青空が見えるものの、とうとう日差しは谷には降りてこなかった。

標高1100mから進路を左に取り、周辺山域では特有の低い笹藪を漕ぐと大長谷からの登山道に飛び出した。そこから山頂までは一足投の距離だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:789人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら