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記録ID: 358160
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ハイキング
鳥海山

秋の終わり、千畳ヶ原と笙ヶ岳を巡って 〜鳥海山クラシカルtribute〜

2013年10月14日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:45
距離
12.7km
登り
1,100m
下り
1,395m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:55一ノ滝駐車場-6:10二ノ滝神社-7:10森ノ清水-8:20月山沢徒渉点-9:05T字分岐-9:35鳥海湖-10:00笙ヶ岳分岐付近(昼食)10:25-10:55笙ヶ岳11:00-12:00ガラ場12:10-12:40渡戸-13:25一ノ滝駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ滝駐車場利用
*仙台市内から山形道利用で約3時間
*駐車場にはキレイなトイレ、水場、登山ポストあり
*20台くらいは駐車可
コース状況/
危険箇所等
・登山口の一ノ滝駐車場は標高460m。歩きはじめの道には美しいブナ林が広がっています。
・二ノ滝コースはいくつかの滝を眺めつつ、沢沿いに進むコース。小さな徒渉を幾度となく繰り返すなど、滑りやすいところもあり。
・月山沢徒渉点は増水時には渡渉不可とのこと。迂回路もないので融雪時期や降雨があった時のコース取りには注意。
・基本的には危険箇所はないと思います。
・GPSログが途中からになっています。全行程は18km弱、累積標高約1,600mのルート。
・下山後の温泉はローカルの集う八森温泉ゆりんこ(\400)へ。広い浴槽と露天、産直たわわのソフトクリーム(\250)あり。

鳥居をくぐってのスタート
鳥居をくぐってのスタート
最初はハイキングコース的
最初はハイキングコース的
二ノ滝神社
二ノ滝。滝壺が蒼い。
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二ノ滝。滝壺が蒼い。
旧くからの道らしい雰囲気
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旧くからの道らしい雰囲気
突然広がる美しい林。ぶなの白さに遠くが霞むよう。
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突然広がる美しい林。ぶなの白さに遠くが霞むよう。
雰囲気のある美しさ。
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雰囲気のある美しさ。
小さな渡渉点
いくつかこんな渡渉を繰り返す。
いくつかこんな渡渉を繰り返す。
樹間から笙ヶ岳が。
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樹間から笙ヶ岳が。
灌木のトンネルを抜けると・・
灌木のトンネルを抜けると・・
山頂方面がチラリと。冠雪の鳥海。
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山頂方面がチラリと。冠雪の鳥海。
笙ヶ岳は大きく見えてきた。
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笙ヶ岳は大きく見えてきた。
不動滝?
月山沢徒渉点。水は少なめかな。
月山沢徒渉点。水は少なめかな。
下界の景色も広がり始める。
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下界の景色も広がり始める。
馬ノ背より。徐々に期待が膨らむ。
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馬ノ背より。徐々に期待が膨らむ。
笙ヶ岳P1・P2・P3・P4
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笙ヶ岳P1・P2・P3・P4
ようやく千畳ヶ原へ
ようやく千畳ヶ原へ
朝日に光る草紅葉♪
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朝日に光る草紅葉♪
初冠雪の外輪山を望む千畳ヶ原。心躍る足取りです♪♪
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初冠雪の外輪山を望む千畳ヶ原。心躍る足取りです♪♪
振り返るとこの景色
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振り返るとこの景色
黄金&ブルー
歩いてきた道が感慨深い
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歩いてきた道が感慨深い
そして誰もいないという贅沢
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そして誰もいないという贅沢
幾度も立ち止まる
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幾度も立ち止まる
たまには記念撮影
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たまには記念撮影
半袖だけど結構寒いのかも?
半袖だけど結構寒いのかも?
黄金色の静かな楽園へ
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黄金色の静かな楽園へ
やっぱり寒い
蛇石流分岐にて。こちらは万助道。
蛇石流分岐にて。こちらは万助道。
千畳ヶ原を抜け
お花もちょっと
山肌が畝っている
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山肌が畝っている
千畳ヶ原を振り返る。向こうには月山と朝日が浮かんでいた。
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千畳ヶ原を振り返る。向こうには月山と朝日が浮かんでいた。
鳥海湖の分岐にて新山がお目見え♪
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鳥海湖の分岐にて新山がお目見え♪
鳥海湖にて。定番ショット。
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鳥海湖にて。定番ショット。
鳥海湖畔もこちらは人も少ない
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鳥海湖畔もこちらは人も少ない
溶岩ドーム鍋森
笙ヶ岳へ、心が躍ります。
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笙ヶ岳へ、心が躍ります。
長坂道へ
同じようだけどちょっと違うアングルでw
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同じようだけどちょっと違うアングルでw
まずは三峰へ
秋田側の海岸線もくっきりと
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秋田側の海岸線もくっきりと
千畳ヶ原と鳥海の絶景
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千畳ヶ原と鳥海の絶景
あの先へ
足取りも軽く笙ヶ岳の稜線あるき
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足取りも軽く笙ヶ岳の稜線あるき
ボリューム感の山体
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ボリューム感の山体
笙ヶ岳P1にて。眼下の庄内平野と日本海を見渡す。
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笙ヶ岳P1にて。眼下の庄内平野と日本海を見渡す。
結構感動の風景・・・。
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結構感動の風景・・・。
振り返ればこの景色
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振り返ればこの景色
そして雲ひとつない笙ヶ岳のスカイライン
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そして雲ひとつない笙ヶ岳のスカイライン
まさに日本海へ降下していく道
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まさに日本海へ降下していく道
スピード感も結構ありつつ
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スピード感も結構ありつつ
本当に今日はよい天気
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本当に今日はよい天気
やっぱりこの景色には涙が出るね
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やっぱりこの景色には涙が出るね
遮るもののない下り
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遮るもののない下り
最後に振り返ると
最後に振り返ると
本日の見納めでした
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本日の見納めでした
森の中に佇む万助小屋の小さな赤い屋根
森の中に佇む万助小屋の小さな赤い屋根
ガラ場にて。こんな季節でもけっこう暑い。
ガラ場にて。こんな季節でもけっこう暑い。
再び美しいブナの樹林帯へ
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再び美しいブナの樹林帯へ
夏のような日差し
夏のような日差し
人の気配もなく静かな森
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人の気配もなく静かな森
再び沢を渡り
美しい沢にも癒され
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美しい沢にも癒され
最後まで美しい麓の森を抜け
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最後まで美しい麓の森を抜け
おしまい

感想

よい季節の三連休、今シーズン最後のお泊り山行を計画していましたが、山の天気が良さそうなのは14日だけ。ならばとちょっと足を伸ばして鳥海山へ行きました。やっぱり鳥海と言えば山頂よりも千畳ヶ原、あとはずっと行ってみたかった笙ヶ岳も外せないということで一ノ滝からの周回コースで。「おっ、これは良いコースだね」と思ったら、昨年kiyoshiさんとmokkedanoさんがお二人で歩いておられた。最近ではD-Metalさんも逆まわりコース+月山森で。

標高460mから登る鳥海の麓は美しいブナ林が広がり、幾筋もの沢や滝が流れ、改めて鳥海山の深さを感じる事が出来る、まさに「鳥海の至宝は裾野にもある」と言ったところ。
そして、森を抜けた先の千畳ヶ原はやっぱり静寂の楽園。ずっと歩いて来て辿り着いた秋の千畳ヶ原は、雲ひとつない青空の下、誰もいない黄金色の草原が広がる、静寂の空間。そして向こうには初冠雪の外輪山。下から歩いて来た思いもあったのか、再訪にも拘らずやっぱり言葉が見つからない、そんな場所でした。

鳥海湖からは人が多そうな御浜を避け、そのまま笙ヶ岳へ。ここも今回の目的地のひとつ。
三峰二峰と続くなだらかな稜線は、抱いていた鳥海山の印象とはまた違った雰囲気。そしてなんと言っても笙ヶ岳から望む眼下の日本海と庄内平野。遮るものもなく、ほとんど真下にあるような大展望が広がります。ちょうど居合わせた方々が景色を見て握手を交わしていた。本当にそんな気持ちになるのもうなずけるような景色です。

笙ヶ岳からの下りはまっすぐ日本海へ下っていくような降下が続いていきます。ちょっとザレてるのでスピードを押さえながら、足下にも気を使う下りですが、何回も足を止めて眼下の景色と山頂方向を振り返ってしまいます。最後は直射日光の灌木帯の下りとなり、ガラ場まではちょっと修行系。最後はいくつかの分岐で進行方向を確かめつつ、人気のない樹林帯をしばらく進んで行きます。

今回歩いたこのコース、ちょっと(かなり?)急げば外輪まで届きそうな行程ですが、ゆっくり歩いて静かな鳥海を満喫するというところがポイントかも。この日は晴天のおかげか10人くらいの人に会いましたが、その半分は鳥海湖周辺の短い区間にて。ほかの方の記録などを見ると山頂は結構な人出のようでしたが、こちらは静かな鳥海ハイクを楽しめるルート。意外と我が家は鳥海とは天気の相性もよさそうで、今回も快晴の鳥海を歩く事が出来ました。やっぱり鳥海山の山行は日帰りでも大きな満足感と充実感、幸福感がありますね。


(山行メモ)
この日の装備は前日に降雪が予想された事から、チェーンスパイク持参。そのほか厚めのフリース手袋やインサレーション(いつものnano-puff+α)、バラクラバも装備に加えた。でもベースは暑さに備えてメリノの半袖。ボトムはロングパンツでしたが、ショートパンツ+タイツのほうが良かった。靴は非防水のトレランシューズ(シールスキンズの防水ソックスは持参)。ちなみにこの日の鳥海山1500m付近の予想最高気温は10度以下。風も弱め。




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コメント

行きましたね
鳥海山クラシカル

ひっそりと静まり返った鳥海の秘境、高い青空と草もみじが秋の終わりを告げているようです
ガラ場まで暑かったでしょ
2013/10/16 13:14
大白森から鳥海山クラシカルまで
今年の夏は、kiyoshiさん、mokkedanoさんが歩かれた憧れルートに始まり、終わった感じがします。

昨年千畳ヶ原から麓へ続く木道を見た時、ここを歩いてこの風景に出合えたらどんな気持ちになるのだろう?と思いました。
大げさかもしれませんが、夢がまた一つかないました。
朝、白くけむったように見える若く美しいブナの林を歩く時間、千畳ヶ原に入った途端に全くの無音になった瞬間、どこまでも青い空と黄金色にうねる草原、冠雪の山頂、日本海へ向かって下る笙ヶ岳からの道…数え上げればきりがない程多くの素晴らしい時間を味わいました。

ガラ場まで、日差し強かったです 季節外れの日焼けをしてしまいました
(その後の下りもなかなか…旦那に「蜘蛛の巣ばらい」してもらいました
また美白から遠のく私です…
2013/10/16 16:42
こんばんは☆
病人の私は、八幡平から鳥海の雄大な姿を眺めておりました
とはいっても、お二人の歩かれたところは八幡平とは逆方向なんですね

千畳ヶ原、いつか行こうと思ったポイントです。
どこから行くのが一番お手軽かを悩むところが、へなちょこの私ならでは
いつになることやら
2013/10/16 18:24
行って来ました、クラシカル
いろいろな千畳ヶ原アプローチがあるかも知れませんが、自分的にはこのアプローチがベストな選択かも。やっぱり下からですね

鳥海の秘境、今回はまさに無音。
贅沢な時間でしたね 〜
今度は花の季節かな。
2013/10/16 21:28
こんばんはSpringさん
この日はみんな鳥海山を眺めてますね〜
結構同じ時間を共有しているのかも。
ちなみに私たちは珍しく海ばかり見てました

千畳ヶ原のアプローチ↑のとおりですが、他にも万助道というクラシカルな選択も
ま、でもほかにも山頂に拘らなければ結構選択肢はあると思いますので、是非今度
2013/10/16 21:36
本当に魅力的な場所なのです
この日はどこもお天気良かったですね!
八幡平の「ナウシカ草原」と麗しい岩手山、Springさんも風邪なのに…行ってしまう気持ちよくわかります。
(山に行けば治るよって思っちゃうんですよね その後微熱続いているようですが週末には完治するといいですね。)

鳥海山、昨年訪れた千畳ヶ原のすばらしさにノックアウト。
我が家では鳥海山を訪れる目的は山頂にあらず!となっています
静かで、のびやかでおおらかな風景。絶対Springさんお気に召すと思います。

鳥海山、千畳ヶ原に至る道は多々ありますので、地図を見て夢想するのもなかなか楽しいかもしれません。
(でも今回のコース、人が非常に少なかったため、女性一人は不安と思いました。)

ぜひぜひ来年の計画にいれてください!もちろん快晴の日に〜
2013/10/17 15:14
冠雪を頂く鳥海山
大草原からのびやかに続く稜線の高み
そして澄み渡る空と海へ

人の気配もない草原に、風の渡る音が聞こえるようです

ありがとう
2013/10/17 22:41
yonejiyさん、こんにちは。
このルート、本当に静かな道です。
かつて小屋があった跡やたくさんの美しい滝をみながら、千畳ヶ原を目指して歩く時間は昔の旅人になったような気がしました。

日常生活していると体験できない音の世界、風景です。
多くの人にこのすばらしい世界を知ってほしいような、自分たちだけの宝物にしたいような、そんな場所です。

腰、多少は回復しましたか?
私も年末台所掃除で「ぎっくり・・・」。
山のハイシーズンではなかった為、多少の諦めはついたのですが、なかなか回復しない事に業を煮やし、「鍼治療」をしました。
体質によると思いますが、私にはぴったりだったらしく

ありがとうってコメントいただいて、なんだか嬉しくなってしまいました
2013/10/18 17:18
yonejiyさん、こんばんは
賑やかな鳥海山にあって、千畳ヶ原は秘境の佇まいがあります。
そして、耳に手を当て聞こえて来る風の音もなんとも印象的。

今回は冠雪の鳥海という背景も贅沢なシチュエーションでした。
我が家はまた来年訪れる予定です
2013/10/18 22:12
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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