三津河落山
- GPS
- 06:25
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 636m
- 下り
- 638m
コースタイム
8:43-53 日出ケ岳
9:38-47 尾鷲辻
10:15-23 大台山上駐車場
10:53 川上辻
11:14 名古屋岳
11:46 如来月
11:55 三津河落山
12:17−46 大和岳
13:04 三津河落山
13:12 如来月
13:45 川上辻
14:01 大台山上駐車場
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
先日に「鉄山―弥山」をご一緒いただいたNANIWANさんから、その山域の魅力を聞いて
「三津河落山」→「さんづこうちやま」と読むらしい・・・に行ってみたくなった。
場所は平たく言えば、大台ケ原の北側の山域である。
ただし、ここは入山するのに微妙な場所で
今年の9月に行かれたキバラーさんによると・・・
「ビジターセンターによると、いちおう立ち入りはできるだけご遠慮いただきたいが、
踏み跡をなるべく増やさないようにすでにある踏跡を辿って植生保護に務めてくださいとのこと。」
(キバラーさんのブログ「ザ・金剛登山」より引用させていただきました。)
そんな感じの山域なので、いつかは入山禁止になってしまうかもしれないので、
そうなるまでには行ってみようと今回の山行となった。
昨年にこの紅葉の時期に来た時に「大台ケ原の駐車場」は6時半で満車だったので、
今回は早めに家を出て6時20分ごろには駐車場に到着した。
(それでも、昨年より10分早いだけ・・・)
が、晴れていた下界とは違い、「大台ケ原」はガスと強風の世界だった。
車から降りて外に出ると、水分をたっぷりと含んだ冷たい風が吹きつけてくる。
思わず寒さに体が震え、手の指がかじかんでくる。
久しぶりに感じる冬の感覚。もう、ここは真冬の季節になっていた。
強く吹き付ける風とガスに包まれて・・・
こんなコンディションで歩いても辛いだけで楽しくはない。
今日の天気予報は「晴れ」だったので、しばらく車内にて天気の回復を待つことにした・・・・
それから、1時間後・・・ 未だにガスは晴れず、強風はやみそうにない。
今日はこのまま天気は回復しそうにないので、諦めて家に戻ることにした。
そして、後ろ髪を引かれる思いで、霧に包まれる「大台ケ原の駐車場」をあとにした。
ドライブウェイを10分くらい下ったあたりであろうか?
車の外からふと眺めた山の向こう側ではガスが晴れてきて
そして、太陽の光が射しこんで来ていた。
「もしかしたら、天気が回復して晴れるかもしれない・・・・」
そんな思いが頭をよぎり、諦めきれぬままに、
また、Uターンして「大台ケ原の駐車場」に舞い戻った。
しかし、そこは変わらずのガスと風の吹き付ける世界。
まあ、それでも駄目元でもう少し、車内で待ってみることにした。
すると、それから30分後くらいであろうか、俄かに霧は消えて、太陽の光が射し、いつしか空は青色に・・・
(いやいや、山の天気はわからないものである・・・・)
「三津河落山」まではそんなにハードなルートではないらしく、
せっかく紅葉の時期に「大台ケ原」に来ているので
とりあえず先に半周ほど、「東大台」を探索してみることにした。
しかし、晴れにもかかわらず風は相変わらず強く吹き付けており、寒かった。
なので、上にはアウターでレインウェアーをはおり、
下は夏用のズボンだったので、その上からレインウェアーのパンツを履いた。
耳も冷たくて、ちぎれそう・・・ 今年初めての「耳当て」を使用した。
(念のために持ってきてよかった。)
肝心の紅葉と言えば、今年は色づきがよくないと言うか、時期が少し遅かったと言うか、
強風で葉が落ちてしまったと言うか、まあ、ちょっと残念な感じだった。
それでも、「大台ケ原」にしては珍しく、空は晴れ渡っていてゆっくりと探索しながら
カメラを片手に夢中になって写真を撮りながらの楽しい時間を過ごせた。
それから、「尾鷲辻」からショートカットコースで駐車場に戻り、
次は今回の核心である「三津河落山」を目指すことにした。
今日は「たたら亭」の「鴨うどん」が食べられるのであろうか?
淡い期待を抱きながら、その店の前を通るも今日も「お休み」とのこと。
(またもや、残念・・・)
そこから、「筏場」方面へと下っていく。そのうちに、「西大台」の入り口となり、
そこに立つ監視員の人が私を見て入口の門を開けようとした。
私は「西大台じゃないんです。とりあえず、川上辻へ行きます」と答えた。
それからは、左は「西大台」で右は「車道」と言う、
左側に紅葉の綺麗な樹林帯を眺め、右側は車の走るエンジン音を聞きながらのちょっと微妙な10数分の歩きとなった。
車道を越えてずんずんと進むと、ネット上でも見たシカ除けネットに挟まれた「三津河落山」の入り口が見えた。
ちょうど、そこから7−8人の登山者が下山してきたので
「こっちは大和岳方面ですね?」と念のために確認した。
(「三津河落山」は読み方がわからなかったので・・・・)
間違えはなかったようである。
そこからはシカ除けネットを左手に見ながらの軽い登りが始まった。
想像以上に踏み跡もしっかりしており、基本的には赤いテープを追いかければ大丈夫だった。
ただし、紅葉の季節に「赤色のテープ」はちょっと見つけにくかった。
実際にはシカ除けネットから離れて右側へ登る時と「名古屋岳」からの下りの2か所は
ルートロスしたが、それ以外は大丈夫だった。
踏み跡のある熊笹の道を歩き続けると、やがて稜線沿いに出た。
そこで、あまりの景色のよさに思わず立ち止まって周囲の景色を眺めた。
ここが「三津河落山」だった。
稜線の先はこれから行く「大和岳」へとつながっていて
何も遮るもののない開放感ある展望で、北側には広大な台高の山々が見渡せた。
ただし、何も遮るものはないと言うことは容赦なく強い風に晒される。
時々、強い風に吹きつけられて、よろめきながら見渡せる広大な景色を眺めながら、
カメラを片手にそこから先の「大和岳」へと歩きはじめた。
ここまでは、入り口から誰も他の登山者には遭うことはなかったが
稜線上の100Mほど先に黄色のアウターを着た単独の男性が歩いているのが見えた。
20分ほどで着いた小さなピークが「大和岳」。
ここからの展望も素晴らしく、山の斜面の紅葉が綺麗に見えた。
そろそろ、お昼の時間なので、ここで昼食をすることにした。
ただし、変わらずに強風が吹きつけてくるので「大和岳」の岩陰に隠れて腰を下ろした。
寒さにふるえながら箸を動かして、贅沢な展望を独り占めにして静かな時間は流れた・・・
そして、「また、違う季節にここに来たい」と強く思った。
そう思えるくらいに想像以上に素晴らしい場所だった。
それから、見渡せる稜線の向こう側へと目を凝らした・・・
先ほど見えた単独男性の姿はもう、どこにもなかった。
果たしてどこまで歩いて行ったのだろうか?
寒かったようですが 申し分ない天気で きれいですね。
私は orisさんが Uターンしたポイントの先 稜線が道路と重なる
道路番号標識 No47ポスト の少し先からスタートしました。
写真19ポイントで 道路横へ出ますが そこからも 尾根筋を進み
日出ケ岳山頂へと 歩きました。
一部 笹の深い場所もありますが 雰囲気は最高です。
三津河落山界隈の景色は 奈良の山とは思えない雰囲気があります。
四国の山が こんな感じで けっこう好きなんですよ。
その後も いろいろ調べたのですが 通行制限は奈良県側の意向のようで
三重県は 制限に反対なのかと考えられます。
国立公園ですが 足並みが揃ってないようです。
とは言え ビジターセンターの指導に従うのがベターのようですね。
諦めず天候回復を伺った甲斐あって、寒かったようですが好天になり良かったですね。
今更ですが、山の天気は激変します。何度笑ったり悔しい思いしたことか・・・。
三津河落山・・・
NANIWANさんお勧めの所だけあって、やはり素晴らしいですね。
広大な笹原の景色がgood!!
自信も今度計画して、訪れてみます。
しっかり踏み跡増やさないよう行動しますねぇ〜。
しかし「たたら亭」では、いつになったら『食』せるんでしょうか?
orisさんの宿題は、まだまだ終わりませんね。
すごい景色の良いところですね〜(^^)
稜線から見る景色が素晴らしいです!!
景色を眺めながらのんびりとしたくなる場所ですね♪
写真見てたら私も行きたくなりました。
今度計画したいと思います。
orisさんらしいたっぷり歩きですね。
駐車場のガスの模様は私の時と同じでした。
その後は雨が降ったり止んだり。
日本でいちばん年間降水量の多いところですが、大台ケ原は山登りやってない時もよく来ていたので数えきれないのですが雨に遭ったのは初めてでした。
たたら亭はやってませんでしたか。
名古屋岳からはやはり迷われましたか。
逆から行くとなんてことないのですけどね。
落葉していて明るいですね。
大和岳までは行けなかったのでorisさんの写真で堪能させていただきました。
大台ケ原は紅葉が終わるころの晩秋でいよいよ冬ですね。
またチャンスがあれば行ってみたいです。
それにしても駐車車両が多いですね。
想像以上によかったです。開放感のある展望で・・・
また、季節を変えて行きたいですね。今度は、「日出が岳」から歩いてみたいですね。
この山域はNANIWANさんやキバラーさんが
ビジターセンターに問い合わせをしていただいているので、
私も改めて問い合わせして、あんまり多数の人がすると
ビジターセンターを刺激して入山禁止の動きが加速すると困るので、
私はあえて今回は問い合わせはしておりません。
今度は晴れの日に「尾鷲辻」から「コブシ嶺」へのルートを歩きたいです。
駐車場の車の中で待ってよかったです。
当日は、そんな感じの天気だったので諦めて下山していく車も少なからずありました。
それにしても、この天気の変化には驚きでした。
ホント、いい山域でしたよ。全力でおすすめです。
ただし、展望狙いなので天気の日を選んでください。
「たたら亭」は難しいですね。大台に行くことがあったら
ぜひ、店が開店しているかチェックしていください。
そして、運よく開店していたら、ヤマレコに
「鴨うどん」の写真を掲載して私を悔しがらせてください。
大台の駐車場から「大和岳」へのピストンだけなら、たいしたルートでもないので
mikaさんなら「東大台」の周回もセットじゃないと物足らないでしょうね。
ただし、ここは「大台ケ原」の駐車場に行くまでが核心だと思います。
地元の私でさえ、そこまで自動車で片道2時間程度かかります。
特に最後の「大台ケ原ドライブウェイ」の約40分の運転は疲れます。
それでも、行く価値はあると思いますので、ぜひ、晴れの日を狙ってくださいね。
そして、帰りにはキバラーさんおすすめの「ラ・ペッシュ」でモンブランを・・・
ドライブウェイは確か11月末までです。
が、11月末には道路の凍結の恐れもありなので、気をつけてくださいね。
今回は「大台ケ原」には単独で初めて行きました。
「東大台」を半周くらい歩いたのですが。何人かでワイワイと歩く感じの場所なので
単独の自分には違和感がありありでした。まあ、後半の山域は単独でいいのですが・・・
「たたら亭」は残念でした。いつになったら「鴨うどん」が食べられるのやら・・・
「名古屋岳」からはピークから、そのまままっすぐに降りて行くのではなくて
登ってきた道を戻って、左へ(北へ)向かうのが正しいルートでしょうね。
とても、開放感のある展望でよかったですよ。キバラーさんも晴れの日にぜひです。
私は最近は初めて行く山にはできるだけ、晴れた日に行くように心掛けています。
晴れていないと本来のその山の魅力はわからないから・・・
やっぱりいいですね
私も計画してみようかな?
(来年春?)
こういう景色っぽいので、鈴鹿の御池岳はいかがでしょうか?
きっと気に入りはりますよ
とても、よかったですよ。
ただし、晴れの日を狙ってくださいね。
ここは「三津河落山―大和岳」の稜線歩きからの展望が核心です。
ガスっていたら、よさはわかりませんよ。さすが、NANIWANさんの秘伝のルートです。
「御池岳」はいつか行ってみたいのです。
が、今シーズンに完登を目指していた「鈴鹿セブンマウンテン」も思うように
行けていません。行きたい山がたくさんありすぎで・・・
まあ、ぼちぼち自分にとって楽しいペースで行きます。
三津河落山???
となったので、いったんPCから離れて山と高原地図で勉強してきました。
おかげさまで一つ賢くなりました。
笹原の稜線歩きが素敵ですね。
木々の中を歩くのも良いですが、晴天の日の見通しが良い場所の開放感が、写真と文章から伝わってきました。
そうですね。金剛や大峰や台高の山々は木々の中を歩くことが多いので、
こんな感じの開放感が感じられる山域は奈良県内では珍しいです。
笹原が美しい、展望もいい場所なので、機会があればぜひです。
けっこう、鈴鹿の山はこんな雰囲気のところはありますよ。
「藤原岳」の山頂付近は同じような雰囲気の笹原でした。
「何とか今シーズンに・・・」って宣言していた
「鈴鹿セブンマウンテン」はなかなか行けないですね。
なんせ、行きたい山が多すぎて・・・ぼちぼち、登るつもりです。
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