風を呼ぶ3匹の龍(屏風岩-住塚山-国見山-龍鎮渓谷)
- GPS
- 06:22
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 861m
- 下り
- 1,376m
コースタイム
天候 | 晴-曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【大野寺】Google mapに無料駐車場が記載されていましたが、閉鎖されていたので、大野寺の前に停めました。お手洗いがあり、清潔です。 【屏風岩】2-30台停められそうな舗装駐車場です。キャパは充分に見えますが、春秋のシーズンはかなり訪問者が多いようです。お手洗いはあります。シーズンは500円要るようなのですが、係員がいなかったので払えませんでした。アプローチは1.5車線のそこそこ急な道です。通行量も少なくはないので、カーブに注意しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【屏風岩-クマタワ峠】取り付きは屏風岩の西の端。最初はつづら折りで結構急です。テープはありませんが、道ははっきりしていて、危険箇所はありません。屏風岩分岐から少し東に行くと屏風岩の上に出ます。ここの登りも急ですが、短いです。屏風岩は左右が狭いので、うっかり落ちないように注意。屏風岩分岐から住塚、国見山もわかりやすい道で、危険箇所もありませんが、部分的に階段などをしっかり登り、降ります。 【クマタワ峠-龍穴神社】ほとんどなだらかな下りです。しばしば石畳やガレ道、落ち葉や枝が登場し、あまり歩きやすい道ではありません。道は明瞭ですが、テープはほとんどありません。危険箇所はありません。南松の滝への寄り道は、そんなに迷い要素はないとは言え、本ルートに比べればわかりにくいです。 【龍穴神社-室生ダム分岐-龍鎮渓谷】室生ダム分岐までは舗装路歩きで、ずっと登ります。ダム分岐からはほとんど下りです。この部分は、YAMAPにもヤマレコにもルートは載っていません。最初遊歩道ですが、その後山道になったり沢沿いを歩いたり、渡渉したり、林道になったり。危険箇所はありませんし、基本的に明瞭な道なのですが、渡渉するところなどは注意が必要です。テープはあまりありませんが、迷いそうなところには多めにテープやリボンがあります。とは言え、初心者だけでは通らない方がいいかとは思いました。 |
写真
感想
前に屏風岩に行った時(この時は途中で別のパーティに吸収されるというアクシデントがありました)、「ここから室生寺まで歩けるんだ」と感じたものです。一度その道を歩いて、ついでに吉祥龍穴に寄りたいと思っていました。今回、その計画を立て、petit-princeさん(以下ppさん)をゲストでお呼びしていたのですが、もとの同行者の都合が悪くなり、結果的にppさんとふたりで行ってきました。
せっかく宇陀まで行くのだから、とスタート前に龍王ヶ淵に寄ることにして、ここで集合。到着時には雲が多かったのですが、予報通り日の出の頃にはほとんど雲がなくなりました。それは良かったのですが、風が比較的強かったため、どうしても水面が乱れてしまい、龍王ヶ淵の本領を見ることはできませんでした。
次に大野寺まで移動。この付近に無料駐車場があったはずですが、閉鎖されていたので、大野寺前の駐車場に私の車を停めました。ppさんの車で屏風岩公苑まで移動。8時過ぎにスタートしました。屏風岩の西端あたりが取り付きで、結構急な登りです。ただ、こつこつ登るとそのうち屏風岩の上に出ました。ただ、上に着いた頃には雲が増えていて、さらに霞もかかっていたため、さほど良い眺望は得られませんでした。屏風岩は下から見る方がいいですね。
その後、住塚山(関西百名山、近畿百名山、「奈良県の山」所収)、国見山へ。山頂前後はいずれも急な登りでした。そして、この部分を歩いている時に、とにかく風が強い。尾根が比較的狭いので、うかうかしていると東に落ちてしまいそうなくらい。クマタワ峠に到達し、ここからが懸案の室生寺に到る道です。石畳の箇所などがあり、古くから室生と曽爾を結ぶ道だったんでしょうね。
本来なら吉祥龍穴に立ち寄るつもりだったのですが、直前に通行止めになっているという情報を得ていました。さらに、ppさんが観光課に問い合わせて頂いて、確かに通行止めであると確認済み。これは駄目だろうと諦めて前まで来ると、入り口の付近でうろうろしている家族連れ。しかも、おやおや入っていくではないですか。まあ、自己責任なのかも知れないですが、大きく通行止めと書いてあるのにね。私たちは素通りして龍穴神社へ。前には何台も駐車車両が並んでおり、人気の高い神社でした。境内の看板に、吉祥龍穴への行き方が書いてあり、そこでは通行止めが触れられていません(社務所には掲示が出ています)。しっかり書いておいた方がいいように思いました。と言うより、「立ち入ると神罰がくだります」とでも書いておけば誰も入らないと思うのですが。
本来はここで終了のプランだったのですが、ppさんが「龍鎮の滝というのがある」と見つけてくださったので、延長戦に入ります。室生ダムへの分岐を辿り、龍鎮渓谷を降りていきます。この道、なかなかけったいな道で、遊歩道みたいな所があったり、急に山道になったり、それどころか沢沿いで渡渉を繰り返したり、また一転林道になったりという感じ。最初は、「小学生でも通れる」と思いましたが、通しで見ると難路扱いでもいいのかなと。そして、龍鎮の滝は、比較的小さな滝ながら、螺旋を描くように流れ落ちる美しい滝でした。行って良かった。滝から室生ダムまではすぐ。そこから大野寺まで歩いて私はゴール。ppさんは軌跡をつなぐために室生口大野駅まで。
結果的に、龍王ヶ淵、龍穴神社、龍鎮の滝と3つの龍を巡る一日でした。天気は快晴から曇や小雨、最後はまた晴と目まぐるしく移り変わりました。レイヤリングは、ドライナミックメッシュ+キャプリーンミドル+厚手山シャツ+フリースで暑いかと思ったら、風のこともあって最後までこのまま。全体に肌寒かったです。一方、水分は300mLほど消費。
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