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Yamareco

記録ID: 382502
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

母公堂から稲村小屋まで新雪と樹氷を楽しむ

2013年12月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
kamigata その他4人
GPS
04:56
距離
9.9km
登り
862m
下り
862m

コースタイム

9:25 母公堂下登山口〜10:20 法カ峠〜11:50 稲村小屋 (12:25〜12:42 やや上の場所で雪遊び)〜13:43 法カ峠 13:45〜14:21 母公堂下登山口
天候 曇一時雪 天川川合付近−1℃。稲村小屋−6℃
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
下市口から国道309号線。新川合トンネルを潜り、天川村の川合交差点を過ぎてすぐ、左側の奈良県道21号大峯山公園線に分岐。洞川温泉街を通り過ぎる。
母公堂のやや上に5台ほど駐車スペースあり。9時20分には満車。
母公堂を過ぎ、洞川温泉側に少し下った所が稲村ヶ岳登山口。
やや下、五大松鍾乳洞にごろごろ水を採取できる場所に駐車スペースあり。1時間まで300円、以降1000円

<公共交通機関使用>
近鉄下市口駅から奈良交通バス洞川温泉行。約2時間に1本。
下市口発平日9時20分、土休日8時20分始発。1時間強で洞川温泉。ここから20分ほど徒歩で神泉窟の登山口。さらに10分ほどで母公堂手前の登山口
下市口:http://jikoku.narakotsu.co.jp/Jikoku_pdf/gene1/pdf/01854_01854_00003.ps.pdf
洞川温泉側は12月〜4月が15時55分、5月〜11月が17時55分が最終。
洞川温泉:http://jikoku.narakotsu.co.jp/Jikoku_pdf/gene1/pdf/02008_02008_00000.ps.pdf

途中の稲村小屋は冬季閉鎖(この日小屋の主人の方が小屋閉めに来ていました)のため、雪山シーズンは健脚者でないと稲村ヶ岳山頂往復は厳しいです。
コース状況/
危険箇所等
全部足元は雪コースでした。この道は似たような景色のトラバース道がほとんどで、雪の場合、踏み跡があるのとないのとでは難易度が恐ろしく変わってきます(GPSも含めて)
なお、靴は夏山用の靴で問題なし。アイゼンは用意はしましたが、使いませんでした。

<母公堂下登山口〜法カ峠>
最初登って神泉窟からの登山口と合流。後はトラバース道が基本。鉄の橋を何箇所か越えていきます。中間で開けた所あり。特に危険な所はありません

<法カ峠〜稲村小屋>
最初尾根道。以降トラバース道。道が一気に狭くなります。斜面にロープが張られている場所が数カ所あり。鉄の橋が増えます。
稲村小屋の手前10分の所に1ヶ所橋が崩落。ここが最大の難関。足元が狭い飛び石状態。急な下りあり、張られたトラロープを絶対に離さないように

<稲村小屋から上>
稲村ヶ岳への登山道は最初緩い斜面を登ります。雪が積もっていると特に迷いやすいです。特に踏み跡が無かったり、風雪が強く、視界が効かない時は引き上げるのが冬場は望ましいです

<温泉>
洞川温泉センター日帰り温泉入湯料600円。タオル(小)200円。
天川村には日帰り温泉が3ヶ所あり、車利用なら天河神社近くにある天の川温泉もオススメ!
両温泉とも温泉利用の場合、駐車場は1時間無料。以降100円/時間(1日最大1,000円)
http://www.vill.tenkawa.nara.jp/sightseeing/data/spa.html
母公堂にお参りして出発しました
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母公堂にお参りして出発しました
母公堂から洞川温泉側に少し戻った所に登山道入口があります
母公堂から洞川温泉側に少し戻った所に登山道入口があります
「熊出没注意」の標識
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「熊出没注意」の標識
所々で鉄の橋を渡ります
所々で鉄の橋を渡ります
法カ峠に着きました
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法カ峠に着きました
法カ峠には標柱があります
法カ峠には標柱があります
分岐を右へ行くと観音峰への尾根道です。今回はまっすぐ
分岐を右へ行くと観音峰への尾根道です。今回はまっすぐ
すぐに倉庫みたいな建物に。一時的な避難場所に使えそうです
すぐに倉庫みたいな建物に。一時的な避難場所に使えそうです
木がかなり雪に埋まってます
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木がかなり雪に埋まってます
風紋が雪のキャンバスに絵を描きます
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風紋が雪のキャンバスに絵を描きます
進むごとに積雪が深くなっていきます
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進むごとに積雪が深くなっていきます
ここも難所。急な斜面を鎖をたどって蟹歩きします
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ここも難所。急な斜面を鎖をたどって蟹歩きします
岩の脇の狭いトラバース道です
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岩の脇の狭いトラバース道です
ここが最大の難所。飛び石みたいに(というより本当に崖の中に1ヶ所ある浮き岩を使って)滑りやすい足場を伝いながらロープを離さずに進みました
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ここが最大の難所。飛び石みたいに(というより本当に崖の中に1ヶ所ある浮き岩を使って)滑りやすい足場を伝いながらロープを離さずに進みました
倒壊した橋の横を登ります
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倒壊した橋の横を登ります
少し歩くと山上辻。
少し歩くと山上辻。
山上辻ではレンゲ辻、山上ヶ岳からの道と合流します
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山上辻ではレンゲ辻、山上ヶ岳からの道と合流します
山上辻の先に稲村小屋が見えました
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山上辻の先に稲村小屋が見えました
上を向くと雪がついた木が
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上を向くと雪がついた木が
樹氷の世界です
「稲村岳山小屋」。小屋の主人が小屋閉じのため来られていました。バッチ(500円)を買えたのは幸運でした
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「稲村岳山小屋」。小屋の主人が小屋閉じのため来られていました。バッチ(500円)を買えたのは幸運でした
お約束の…
第二弾。
しだれ樹氷
森の四季を感じました
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森の四季を感じました
晴れていれば…。惜しいかな
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晴れていれば…。惜しいかな
先へ進むと、大日岳を経て稲村ヶ岳ですが、ここで引き上げ
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先へ進むと、大日岳を経て稲村ヶ岳ですが、ここで引き上げ
稲村小屋の上は緩やかな森の道です
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稲村小屋の上は緩やかな森の道です
雪の木の枝が入り組んでいます
雪の木の枝が入り組んでいます
一足早いクリスマスツリー!?
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一足早いクリスマスツリー!?
シラビソの緑と白のコントラスト
シラビソの緑と白のコントラスト
小屋の前の高い木です
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小屋の前の高い木です
小屋の横の木陰にはベンチとテーブルが有ります。春夏はまたここへ来る人達で賑わうでしょう
小屋の横の木陰にはベンチとテーブルが有ります。春夏はまたここへ来る人達で賑わうでしょう
氷漬けになった木の枝
氷漬けになった木の枝
難所の帰り。慎重に歩を進めます
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難所の帰り。慎重に歩を進めます
法カ峠まで戻ってきました。後は比較的楽な道です
法カ峠まで戻ってきました。後は比較的楽な道です
来た道を下りきり、母公堂へ戻ってきました
来た道を下りきり、母公堂へ戻ってきました
雪の道を車まで
えぐれた轍
洞川温泉の湯船へ。冷えた体が温まります。というより少し熱いくらいだったかも(女性陣は逆にゆるい湯温だとおっしゃってました)
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洞川温泉の湯船へ。冷えた体が温まります。というより少し熱いくらいだったかも(女性陣は逆にゆるい湯温だとおっしゃってました)
洞川温泉入口の添水(そうず)
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洞川温泉入口の添水(そうず)
ごろごろ水のペットボトルが中で売ってました。
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ごろごろ水のペットボトルが中で売ってました。
帰途に着きます。水滴の向こうに沈む寸前の太陽が
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帰途に着きます。水滴の向こうに沈む寸前の太陽が
稲村小屋で手に入れた稲村ヶ岳/大日岳のバッチです
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稲村小屋で手に入れた稲村ヶ岳/大日岳のバッチです

感想

樹氷の動画(稲村小屋上にて)



夏山の記録:レンゲ辻経由で稲村ヶ岳へ(2011/06/26)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-118604.html

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コメント

ゲスト
うぉぉーっ。
雪の世界が。。
素晴らしい。
美しい。

−6℃かぁ。さらに風が吹けば。。
うぅ。ブルブル。

寒さに耐えて、感動を得る。ですね。

<< 追記 >>
グルメ情報ありがとう!
お腹一杯になりそー♪
2013/12/15 21:19
tengu-さん
法カ峠を過ぎると、西側の斜面を歩くので、風が出てきました。稲村小屋に駆け込んだ時、ホッとしました。
雪だと荷物とか、脱ぎ着やアイゼン脱着がおっくうで止めようかな、と思うのですが、この日のような景色見てると、やっぱり面白いです。仰るとおり、感動でした。

帰りは、富田林西駅にあるポパイというラーメン屋さん寄りました。
ここはチャーハンのボリュームが凄くて、半ちゃんで普通の一人前、1人前頼むと、パーティサイズです。
帰りのグルメも楽しみの一つですよね。
2013/12/15 23:23
お疲れ様でした^^
kamigataさんが行かれた翌日の日曜日に行ってきましたが、土曜日の方がさらに雪が深そうですね!!

橋崩落の難所や、鎖がはられた崖横はホントに怖かったです。。
今回は小屋の手前で引き返してきたので、また改めてチャレンジしてみたいと思っています^^
2013/12/16 16:39
yoyuさんへ
コメントいただき、ありがとうございます。

確かに後から考えるとタフな山歩きでした。
雪の深さは似たような感じだったですね。
鎖場や崩落した所は夏の場合、東海自然歩道というトレイル道(山梨県にここと似たような何度のコースが有ります)で体験したのですが、雪での体験は初めてでしたので、少し緊張しました。新雪でバーンになってないのが救いでした。
今回のグループの皆さん、前向きで明るい方で、勇気で盛り立てていただき、歩ききることができました。

yoyuさんの記録も見させていただきました。
特に大人数の場合だと、脱落したり、止まったりする人も出る可能性高いですし、止まると体が冷えますからね。道が悪い場合、撤退して正解ですね。

次のチャレンジでは、登頂&展望に恵まれること願っております。

私も装備全然ですが、行ける所から雪山頑張りたいと思います。
2013/12/16 23:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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