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記録ID: 425612
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

【巨摩山地】櫛形山/平林・氷室神社〜桃の木温泉/山スキーで

2014年04月07日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:10
距離
14.9km
登り
1,408m
下り
1,307m

コースタイム

市川大門6:50青柳車庫7:40バスで平林8:00氷室神社8:30-45
標高1800mほこら小屋11:15 櫛形山頂12:15 裸山13:00 唐松岳14:00
標高1600m窪地14:30 桃ノ木温泉16:20




天候 ハレ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
自宅→甲府駅 バイク
甲府駅6:24→市川大門6:40 国鉄身延線 320圓+特急320圓
市川大門→富士川町の青柳車庫 徒歩40分
青柳車庫→平林終点 コミュニティーバス200圓
ーーーーー
桃ノ木温泉→自宅 妻の車でお迎え
コース状況/
危険箇所等
登りは標高1400mで登山靴にする(積雪1センチ)
ほこら小屋から上はスキーで登る。道は積雪で不明瞭
カラマツ岳北西ルートは、芦安への古い道らしい。始めテープなどもあるが1740のポコあたりから怪しくなる。
今回そこから更に桃ノ木温泉へ下る未確認ルートを下ったが、下へ行くほど傾斜が急で、尾根も沢も、ザイルが無ければ下降できないほどの壁が何度も出る。危険なので行かない方が良い。今回は10m補助ロープで降りたが、下降するなら40mザイルが必要。
身延線車窓から櫛形山
2014年04月07日 06:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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身延線車窓から櫛形山
市川大門あたりから櫛形山
女子中学生通学自転車
2014年04月07日 07:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 7:12
市川大門あたりから櫛形山
女子中学生通学自転車
富士川大橋渡河。中学生通学自転車
2014年04月07日 07:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 7:18
富士川大橋渡河。中学生通学自転車
橋より八ヶ岳
2014年04月07日 07:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 7:18
橋より八ヶ岳
橋より七面山
2014年04月07日 07:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 7:21
橋より七面山
増穂のメインストリートの閉店ショウウインドウで、昔流行ったオールドの瓶で作る黒人人形
2014年04月07日 19:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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増穂のメインストリートの閉店ショウウインドウで、昔流行ったオールドの瓶で作る黒人人形
青柳のバスターミナル
2014年04月07日 07:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 7:42
青柳のバスターミナル
コミュバスより櫛形山と櫻
2014年04月07日 07:49撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 7:49
コミュバスより櫛形山と櫻
平林の集落俯瞰
2014年04月07日 08:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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平林の集落俯瞰
平林から富士山
2014年04月07日 08:11撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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平林から富士山
氷室神社看板
2014年04月07日 08:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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氷室神社看板
氷室神社鳥居
2014年04月07日 08:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 8:26
氷室神社鳥居
長い杉林1200本
2014年04月07日 19:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:32
長い杉林1200本
拝殿
2014年04月07日 08:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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拝殿
拝殿
2014年04月07日 08:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 8:38
拝殿
水を補給
2014年04月07日 08:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 8:42
水を補給
ご神木
2014年04月07日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:33
ご神木
ご神木
2014年04月07日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:33
ご神木
伐採地
2014年04月07日 09:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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伐採地
伐採地は眺めよく富士山と平林
2014年04月07日 09:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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伐採地は眺めよく富士山と平林
昨日の雪
2014年04月07日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:33
昨日の雪
タビ靴で行けるうっすら雪
2014年04月07日 09:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 9:21
タビ靴で行けるうっすら雪
スマメシ大盛りメガサイズ
ゆかり、岩のり、塩
2014年04月07日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 19:33
スマメシ大盛りメガサイズ
ゆかり、岩のり、塩
スマメシ
2014年04月07日 19:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 19:33
スマメシ
ほこら小屋標高1800m
2014年04月07日 11:12撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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ほこら小屋標高1800m
ほこら小屋標高1800m
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:34
ほこら小屋標高1800m
本格積雪 道は不明瞭で、地図読みして
2014年04月07日 11:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 11:26
本格積雪 道は不明瞭で、地図読みして
巨木
2014年04月07日 11:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 11:47
巨木
最高点山頂
2014年04月07日 12:18撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 12:18
最高点山頂
最高点山頂
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:34
最高点山頂
かろうじて富士山
2014年04月07日 12:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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かろうじて富士山
裸山の基部
2014年04月07日 13:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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裸山の基部
裸山から白峰三山
2014年04月07日 13:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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裸山から白峰三山
裸山から白峰三山
2014年04月07日 13:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 13:05
裸山から白峰三山
裸山から富士山
2014年04月07日 13:05撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 13:05
裸山から富士山
裸山から白峰三山
2014年04月07日 13:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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裸山から白峰三山
ジルブレッタ300と昨日買ったシール
2014年04月07日 13:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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4/7 13:17
ジルブレッタ300と昨日買ったシール
カラマツ林越しに白峰三山
2014年04月07日 13:30撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 13:30
カラマツ林越しに白峰三山
うまって入れないアヤメ湿原の扉
2014年04月07日 13:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 13:38
うまって入れないアヤメ湿原の扉
柵沿い反時計回り
2014年04月07日 13:42撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 13:42
柵沿い反時計回り
巨木
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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巨木
巨木
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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巨木
唐松岳の標識
芦安行きの表示がある
2014年04月07日 14:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 14:00
唐松岳の標識
芦安行きの表示がある
唐松岳山頂
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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唐松岳山頂
唐松岳北西斜面のカラマツ林を滑降
2014年04月07日 14:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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唐松岳北西斜面のカラマツ林を滑降
1600mの窪地
2014年04月07日 14:28撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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1600mの窪地
細く切れた尾根から谷をのぞく。左上に谷底が見える。傾斜が強い。
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:34
細く切れた尾根から谷をのぞく。左上に谷底が見える。傾斜が強い。
急斜面の雪渓、その先が急傾斜で見えない
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:34
急斜面の雪渓、その先が急傾斜で見えない
尾根末端は崖で木からブラ下がり沢に降りる。
2014年04月07日 16:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 16:03
尾根末端は崖で木からブラ下がり沢に降りる。
雪渓急
2014年04月07日 19:34撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:34
雪渓急
桃ノ木温泉
2014年04月07日 16:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 16:19
桃ノ木温泉
最後までアイゼン脱げなかった
2014年04月07日 16:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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最後までアイゼン脱げなかった
シートラ
2014年04月07日 19:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
4/7 19:35
シートラ

装備

個人装備
スキー アイゼン
共同装備
ノコ ツエルト 焚きつけ 補助ロープ10m

感想

甲府から眺める南アルプスの展望を塞ぐ鯨のような櫛形山。由緒ある平林の集落から氷室神社経由で登って長い稜線をなるべく長く歩こうと、それから秘湯の桃ノ木温泉に直下するルートをと計画した。
下降のルートは危険なので、もう行く事はないだろう。
甲府から増穂青柳への公共交通機関が無い。電車で市川へ、徒歩40分、その後コミュバスで繋いだ。市川から増穂の青柳にかけては1903年中央線開通以前は甲斐と外界を繋ぐ大動脈の富士川下りの主力港として栄え其の後滅びた。今は殺風景な河川工事と高速道路の建設銀座だ。橋からは遠くに八ヶ岳、金峰山、七面山も見える。中学生が長い橋を自転車こいで渡る。
増穂町(現富士川町)の役場近くにバス停があり、平林行きのコミュバスに載る。客は一人なので運転手と大雪のときの話などする。櫻満開。平林は、意外に大規模な山間集落だった。小学校もあって坂道の村。足腰丈夫になりそうだ。30分ほど登って行くと最奥に氷室神社、凄く長い階段、うさぎ跳びしたら星飛雄馬になれそうだ。拝殿は結構新しかったが、それは今もなお拠り所にしている人が多いという事だろう。
神社左後ろから登り始め、皆伐の斜面を行くと、富士山と平林を見下ろすところがある。ここ以外はこの山に展望はなかった。ここ数日気温が低かったので、うっすら1センチ積雪で、シートラ(スキーを担ぐ事)、タビ靴でかなり上まで行く。雪で靴が濡れて来た頃(1400m)登山靴に替える。杉林は完璧に手入れされている。神社の北側でもかなり大規模に切っていたけど、うまく林業が回っているということだろう。林はカラマツに移行する。甲府の町が葉を落としたカラマツ越しにちらほら。1450mで林道をまたぎ、1800mに地図に無い小屋、ほこら小屋が出て来て驚く。南尾根ルートや中尾根ルートとの分岐点のようだ。2000年に建て直したきれいな小屋で、裏には水場もあった。こんな天気のよい残雪期山行は喉が渇くから、ここで補給できると助かる。ここから上は積雪も多くなるので、せっかく持って来たスキーをはく。気温が高くてずぼずぼになるならと持って来たが、きょうは雪は硬くてツボ足でも大丈夫そうだ。しかし山スキーをはくと、スピードが上がる。
櫛形山の上部は傾斜の少ない広い台地状だから、道も雪でわからずトレースも無い樹林を彷徨い歩くのが楽しい。株立ちの巨木が凄く多くて、サルオガセが下がり、良い雰囲気だ。材として価値が無いから残されたのだろうか。遠くの展望は無いけど、森が立派な山だ。山頂は展望なく、かろうじて樹間から富士山。きょうは下山ルートが未知で、時間がかかるかもしれないのでろくに休まず先に進む。スキーを使うとやはり稜線の移動が速い。とはいえ快適な斜面はほとんど無く、樹林やブッシュをくねくねとよけながらのパチンコスキーだ。甲府に来てから、こういうの初めてだ。
裸山は唯一展望を期待したが、ここもブッシュ越しだ。白峰三山が至近距離で対面しているのになあ。
アヤメ平に降りる100m足らずの斜面は比較的樹間が開いていて快適に滑った。アヤメ平は柵で囲まれ、中に入れない。アヤメ小屋のあたりに人が数人いた。入ると出るのもひと苦労なので、鹿みたいに柵の外側を反時計回りに回って通過。唐松岳までまた一滑り。
唐松岳から北西の斜面を下る。1740ピークまではカラマツの手入れされた森で、スキーも快適、ここから芦安方面に真北に下る古い登山道も以前はあったようだ。今回は桃ノ木温泉を目指すので北西、北岳方向を目指して、未知の斜面を滑り込む。標高1600mで、地図に無い林道を横切る。その先の窪状地形から北西の谷に入る。ここは地形図で見ても線が密で急なのだが、温泉の放つ引力にひかれた。
始め急な雪面だが、傾斜がどんどん急になる。蟻地獄みたいだ。やがて滑落したらヤバそうな高度感になり、スキーを脱ぐ。右手の日当りよく雪の無い尾根に逃げ、シートラしてしばらく下るが、その尾根も急になり崖に。立木を伝って再び半氷の急斜面にアイゼン付けて降りる。谷はやがて函滝状になり、また尾根に逃げる、尾根が絶壁になり、また谷へを繰り返し、立木が絶えたら、補助ロープで数mぶら下がって下るのを繰り返す。一歩、ひとツカミを間違えると、転落、滑落、大けがになる。これで死んだ人いっぱい知っている。一つ一つの判断を慎重に丁寧に、抜かりないようにして下る。その緊張を2時間。下に温泉の建物が見えてからも、全然安心できない。こんなところ来るんじゃなかった。もう地形図で見てやばそうなら、少なくとも日数が無いならやめよう、と思った。覗き込まないとルートが見えない不安感、単独行だと普段以上に気が重い。念のため持ってきた6mmシュリンゲ10mを何度も利用して立ち木の無い数mをぶら下がって降りる。最後に雪渓の急斜面をようやくアイゼンで普通に下れるところに降りて安堵。
温泉にウチの車があって、カメとマーが先に温泉に入っていた。お迎えに呼んでおいた。お湯はよく、源泉かけ流しのすいてる山奥温泉。帰り道にうどん食べた。きょうは小学校春休み最後の日だって。

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