南八甲田 睡蓮沼〜御鼻部山 “幻の県道”をスキーで往復

2022年05月05日(木) [日帰り]

• GPS: 12:05
• 距離: 37.0km
• 登り: 1,361m
• 下り: 1,349m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:37
• 休憩: 0:28
• 合計: 12:05

4:16 スタート地点
4:58 4:58 石塚ポール
5:33 5:33 駒ヶ峯
5:50 5:50 黄瀬萢
6:39 6:40 柿沼
7:07 7:07 大谷地
7:20 7:20 前萢
7:43 7:43 ソデカ萢
8:12 8:19 ヂネカ森
9:40 9:59 御鼻部山
11:21 11:21 ヂネカ森
12:26 12:26 前萢
12:44 12:44 大谷地
13:21 13:21 柿沼
14:40 14:40 黄瀬萢
15:18 15:18 駒ヶ峯
15:56 15:57 石塚ポール
16:06 16:06 櫛ヶ峯コース ２８５番 指導標
16:21 16:21 睡蓮沼
16:21 ゴール地点

天候

快晴　南風が強く午後から気温が上がりました

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

5/5 4:17

夜明け（4時30分）前に睡蓮沼を出発

5/5 4:46

太陽が出てきた

5/5 4:52

黎明の北八甲田

5/5 5:14

出発して1時間　駒ヶ峰が見えてきた　

5/5 5:23

大きな亀裂

5/5 5:31

これからたどる御鼻部山方面

5/5 5:41

駒ヶ峰を下り右に櫛ヶ峰

5/5 5:43

あの斜面を滑り降りた

5/5 5:49

櫛ヶ峰分岐の標識が見えていた

5/5 6:25

スキー跡があり驚く　ここを歩くのは3回目だが初めてのこと

5/5 6:33

松森山を下り白樺　GPSで“県道ルート”と確認

5/5 6:47

まっすぐ伸びる大谷地の“県道ルート”

5/5 6:48

大谷地　雪が消えた所も多い

5/5 6:54

大谷地　櫛ヶ峰と左が先日滑った下岳

5/5 7:15

迷いやすい場所　3年前はこの沢・樹木帯の中に入ってしまいました

5/5 7:24

前萢に入っただろう

5/5 7:25

ここから　左：櫛ケ峰　中：駒ケ峰　右：乗鞍岳　がきれいに望める

5/5 7:26

櫛ケ峰をズーム

5/5 7:26

雪融けで出現　道というか道路といってもいい感じ　

5/5 7:49

25分ほどでソデカ萢

5/5 7:55

“県道”だろう

5/5 7:58

しばらくぶりの人工物　鉄杭

5/5 7:59

ルート中見かけるただ一つのプレート

5/5 8:02

前日の強風だと思いますが落ちた枝が進路を塞ぎます

5/5 8:06

ヂネカ森手前の顕著な950mピークの下をトラバース

5/5 8:11

ヂネカ森954m（のはず）

5/5 8:13

確認します

5/5 8:29

鉄杭が続いてます　左の大幌内牧場との境界と思われます

5/5 8:56

初めて大幌内牧場に寄ります　こんなに美しい景観だとは知りませんでした

5/5 9:14

風倒木が行く手を遮ります

5/5 9:14

真っ直ぐで白樺もある　“県道”で間違いない

5/5 9:18

国道に出ました　3年前は飛び上るほど嬉しかったなぁ

5/5 9:32

降雪計だと思います

5/5 9:36

駐車場に着いたっ！　5時間20分　まあまあの時間か

5/5 9:38

ありがとうマイギアたち　後半戦も頼むよ

5/5 9:43

1年ぶり　展望台からの十和田湖

5/5 9:43

向こうに岩手山が　写真に写らないかも

5/5 9:43

今日はゆうちょ銀行のタオル　ほっかむりおじさん出没！

5/5 10:32

休憩後、覚悟を決めて後半戦スタート

5/5 10:33

コーヒー缶　道路だろう

5/5 11:30

また　ルートが間違っていないことがわかり安心します

5/5 11:38

ソデカ萢

5/5 12:03

また25分ほどで前萢　3山の展望が素晴らしい

5/5 12:03

また櫛と下岳を撮ってしまう

5/5 12:03

駒ケ峰の頭が見える

5/5 12:04

乗鞍岳と右：赤倉岳

5/5 12:44

さらに40分進んで大谷地

5/5 12:53

霞んでいるが向こうに岩木山が

5/5 12:55

またまた櫛と下岳

5/5 12:55

そろそろスキーヤーも見える位置に

5/5 12:56

右の松森山まで高差200mを登ります

5/5 13:03

県道をはずれ広い湿原を歩いてみます

5/5 13:07

大谷地の道はまっすぐで白樺も明瞭なのでわかりやすい

5/5 13:38

松森山を登る途中から御鼻部山からのルートを振り返ります

5/5 14:21

櫛ケ峰の斜面も見えてきた　遅い時間なので人はもういない

5/5 14:26

駒ケ峰も近くなってきた

5/5 14:35

あの斜面を登る

5/5 14:57

これを登り切れば95％終了だ

5/5 15:10

櫛ケ峰ルートに合流　雄叫びを上げました

5/5 15:10

駒ケ峰頂上から今日のルートを振り返ります

5/5 15:10

御鼻部山、大幌内牧場、十和田湖

5/5 15:11

右側がヂネカ森か？　真ん中が前萢、手前が大谷地

5/5 15:11

湿原向こうのなだらかなのが松森山1162m

5/5 15:11

そしてこの斜面を斜登高してきた

5/5 15:21

ニセ駒と右は猿倉　さあ、睡蓮沼に戻るぞ！

5/5 15:34

ハードに使ったからか　バックルを留めるリベットがぶっ飛んでました　まあいいさ　満足感いっぱいです

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

感想

mametan3

　前回の下岳・櫛ケ峰でも書いたのですが、子ノ口〜御鼻部山の国道が残雪でいまだ閉鎖中、昨年乗車した睡蓮沼発子ノ口方面15:00のJRバス廃止など、今年はこのルートを歩くには厳しい状況。なんとかならないか。片道18キロ6時間程なので往復できないか。しかし、そんなことを考える人間はいるのだろうか？　エスケープルートはない。いったん歩みを進めて体調不良にでもなれば、せいぜい御鼻部山でヒッチハイクをお願いするくらいしかできない。特に復路は覚悟を決めるしかない…。いろいろ考えた末、天気が安定する予報を頼みに、スタートしました。

　睡蓮沼にはもちろん一番乗りで着き出発。クマ除けホイッスルと100円ショップの防犯ブザーを鳴らしながら進みます。昭和初期に造られたという“幻の県道”。今回は前2回よりさらに当時道路端に植えられたという白樺を意識しながら進みます。松森山までスキー跡があり驚きました。（つい先ほど知ったのですが、4/28Malmaさん？　5/4yanmerさん？）　大谷地からソデカ萢までが迷いやすいと確信しました。前日の強風で落ちたと思われるブナの枝で道をふさがれ難儀。御鼻部山駐車場を見て一安心。十和田湖を見ながら休憩後、自問自答。「気力、体力は大丈夫か？　復路を間違いなく歩き通せるか？」　結果、後半戦をスタート。下・櫛・駒・乗鞍を見ながら、終始充実した気持ちで歩き通すことができました。水は4リットル持参の3.2リットル消費。クマ足跡はなかったと思います。

　山中では誰にも会わず。ルートファインディング、クマ除け、気力体力の維持で常に気を張っていました。高低差は少ないものの、満腹中の満腹です。今度は夏道シーズンに歩くか？　今は何とも言えないなぁ、って感じです。

コメント

syakunage7

mametanさん、今回は命がけの行程でしたね。でも、羨ましいです。私も今日は初めて睡蓮沼から櫛ヶ峯に行くつもりでしたが、体調がいまいちで諦めました。どうぞ、ゆっくり休んでください。お疲れさまでした。

mametan3

syakunage7さん　コメントありがとうございます。

　往復を思いついたときは、「おバカな私。ホントにできるの？」と思いましたが、お天気に恵まれ歩き通すことができました。時間がかかり夕刻にかかれば「syakunageさんのように夕日の写真を撮るのもいいな。」と考えたりもしました。
　体調がすぐれないようですが、長い目で整えてください。横岳や櫛でお会いすることは叶いませんでしたが、また来シーズン、どこかでお会いしましょう。私もsyakunageさんに倣って夕方にポイントを置いて歩くこともやってみたいと思います。私の写真はイマイチになると思うけどね。

やんまぁ

はじめましてこんにちは。5/4に御鼻部山（石ヶ戸休憩所）〜睡蓮沼をやりました。実行にあたってはmametan3さんの過去の記録が大変参考になりました。ありがとうございます。

往復とは流石、すごいですね。また記録を参考にさせてください。

mametan3

yanmer009さん　コメントありがとうございます。

　スキー跡はyanmerさんだったんでしょうね。松森山までの数か所とルート中盤でそれらしき跡を見ただけなので、まさか他の方も歩いたとは思いませんでした。
　レコを拝見しましたが、記述のポイントが押さえられていてとてもわかりやすいですね。感想を羅列するだけの私のおじさんレコと異なり、大いに他の方の参考になると思います。昨年より道路やバス事情が悪くなってしまいましたが、石ケ戸から荷物を背負って御鼻部山まで行くというのは考えつきませんでした。風で落ちた枝に遮られて、スキーのグライド性能を生かし切れなかったですよね。最後の睡蓮への滑走は私も同様で、雪が悪くシールを剥いでも進みませんでした。
　来春の残雪、もしくは夏道でまた歩いてみてください。yanmerさんのレコ、楽しみにしております。

ぽんた

mametan3さん
流石です！以前御鼻部山から睡蓮沼まで歩いただけで自分はヘトヘトだったのですが往復とは･･
mametan3さんは誰もやらない驚くような山行をアップされるので楽しみにしています
次回はどこでしょうか

mametan3

ponta-104さん　コメントありがとうございます。

　今年も行ってしまいました。　往復とは自分でも「ちょっとおかしいんじゃないの？」　と思うんですが、行きと帰りのルート状況と景観をしっかりと脳裏に焼き付けるぞ…という意味もありました。それに車回収の時間と労力も結構かかるので、その分を歩行に組み入れてしまえ…という計算もありました。今は一応これで満腹です。
　pontaさんの足の具合はどうですか？　この時期を思う存分歩けなくて、気分も晴れなかったのではないでしょうか。あせらずにしっかりと治してください。またどこかでお会いしたいものです。
　

fa1625

３回目の快挙おめでとうございます
・・・３回目の睡蓮沼ー御鼻部山、今回はなんと往復をやり遂げてくれました。驚異の日帰りに唖然です。
見たことのない、行ったことのない場所からの南八甲田群の素晴らしい景色を堪能しました。まずはお疲れ様でした。

mametan3

fa1625さん　コメントありがとうございます。

　過去2回である程度のルート状況はわかったのですが、高いピーク等、特徴のある地形はあまりないので「どれがどの湿原だったっけ？」とぼんやりとした記憶が多く、しっかりと把握できていなかったんです。往復すれば地形や地名を今度こそは把握できるのでは…という思いもありました。おかげさまで、かなりわかるようになりました。
　faさんも同日、駒ケ峰に行かれたんですね。睡蓮沼で駐車の車が道路からあふれていたとのことですが、私は3時過ぎに悠々一番乗りでした。全国から人が集まるんでしょうね。faさんには昨秋の高田大岳でお会いしましたね。体の状況は万全ではないようですが、山に対する情熱はすごいですね。八甲田のどこかでまたお会いしましょう。