奥州街道3（本宮〜瀬上）

2014年04月25日(金) [日帰り]

• GPS: 10:40
• 距離: 43.1km
• 登り: 227m
• 下り: 368m

コースタイム

6：30本宮駅-9：08二本松駅-9：55智恵子記念館-13：51南福島駅-15：14福島競馬場-17：11伊達駅近傍かっぱ王国

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車

コース状況／危険箇所等

奥州街道は大きな峠もなく、白河から郡山盆地、福島盆地と300m位の山を越えながら仙台平野に入る。
通過した宿場町は杉田、二本松、油井、二本柳、八丁の目、浅川新町、清水、福島、瀬上である。
二本松は有名だが、二本柳の宿場があるのは、今回初めて知りました。智恵子が愛した安達太良山や阿武隈川を見ながらの旅だが、亀ケ谷坂は疲れました。
かって、幸田露伴が北海道から上京する折、東北線が開通していた郡山までは徒歩で、その折亀ケ谷坂の反対側竹田坂を難渋し疲れ果て野宿したようだ。その時の経験を忘れまいと「露伴」のペンネームが生まれたそうだ。

写真

4/25 7:17

重機やトラックに「富士五湖建設」の表示があり、てっきり震災関係で出稼ぎに来ていると思いました。
ところが、車の登録も福島だし、事務所もしっかりと富士五湖建設と表示されていたので地元企業なのだろう。命名のいわれが気になった。

4/25 7:49

智恵子が愛した安達太良山はどれだろう？

4/25 8:08

浪江町の被災者が居住する仮設住宅。
小学校の跡地にあるが、車がなければ生活できないのだろう。駐車場が立派に整備されていた。

4/25 9:08

風雪に耐え忍ぶかのような凄みを感じさせる。建物にも意志があるかのようだ。

4/25 9:19

『志保閑満（しおがま）』と『玉嶋屋』の大看板が風格を漂わせる。
伊達藩の「しおがま」に優るものを作れという藩主の命令で誕生した銘菓だそうだ。

4/25 9:28

この坂で祭りとは羨ましい。

4/25 9:36

「里遠し　いざ露と寝ん　草まくら」
まさに初心忘るべからずのペンネームである。
父親から「くたばって、しめぇー」と言われ「二葉亭四迷」と名乗ったのを思い出す。

4/25 10:02

智恵子の生家と記念館を見学する。

4/25 11:04

二本柳宿

4/25 11:52

風変わりな神社名であるが、宿場名が「八丁の目」だから納得できる。

4/25 16:25

傷みはあるが、どっしりと風格を保つ旧家である。

4/25 17:06

道路元標を見つけるのも楽しみの一つである。

撮影機器：

EX-ZR400 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

4万K旅人

智恵子の生家から安達太良山は見えても阿武隈川は見えない。2Kmくらい離れているので、光雲は智恵子を連れて散歩にでたのだろう。
そして「これが阿武隈川、あれが安達太良山」と優しく語った情景が目に浮かぶ。
地方紙の「福島民報」（毎日系）と「福島民友」（読売系）のポスターが、福島を歩いていることを改めて知らせてくれる。