黒森 春限定の三角点を探しに
- GPS
- 03:59
- 距離
- 3.8km
- 登り
- 282m
- 下り
- 289m
コースタイム
登り1時間+α〜
下り40分+α〜
道路歩き20〜30分
と言った感じでしょうが
雪の残り具合などで激変すると思います。
ちなみに、これからの季節は激藪との戦いになるだけです(爆)
【個人的には今日がギリギリで、来週からは行けないような感じになると思います】
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 登山ポストはもちろん、登山道も無い山です。 ※ 残雪期だけは比較的楽に登れる事ができるかもしれませんが、 とにかく道も無ければ標識類も一切ありませんので、 軽はずみな入山はしない方が無難です。 ※ 入山の際は地形図とコンパス必須! それを使いこなすことも必須! 入山すると樹林で周りの景色も見えない上に、地形の変化も少ないため、 とても 『方角を見失いやすい』 と思います。 おそらく携帯電話も圏外です。 ※ これからのシーズンは残雪も無くなり、藪だらけの山になります。 特に山頂付近の灌木の藪は手ごわいと思います。 ※ 今回は雪が残っていた北斜面を下りで使いましたが、 かなり急な斜面ですので、アイゼン等の滑り止めが必須です。 ※ 道路に出てからも歩道はありません。 だいぶ飛ばす車もいますので、右側を一列で歩きましょう。 ※ 下山後の温泉 付近には近い順から「谷地温泉」「猿倉温泉」「蔦温泉」などがあります。 ・今回は蔦温泉(つたおんせん)を利用しました。 日帰り入浴 大人600円 ボディーソープの備付けはありますが、シャンプーはありません。 http://tsutaonsen.com/ |
写真
感想
この日は前日の雨も上がり、そこそこの登山日和の予感。
と言う事で、この季節限定の山に行ってみる事にしました。
その山は北八甲田の端っこにある「黒森」。
黒森は山頂を目指す登山道は無く(その他の地形図にある道もホボ廃道でしょう)、
藪も濃い山のようですので、雪がある時だけが登山シーズンの山となっているようです。
その山にも三角点があるので、今回はギリギリの残雪シーズンの今、三角点を探しに登ってみる事にしました。
出だしの道路脇のわずかな藪をかき分けて樹林に入り込むと、何とか雪が残っていました。
その雪の上でコンパスを合わせて進むと、カンバやブナの新緑が広がり、爽やかな気分で歩いていけました。
しかし、そんな雰囲気もそう長く続きません、傾斜が増すとともに視界に増えていく藪。。。。。
遂に残雪を縫って歩く事が不可能になり、藪漕ぎの開始です。
うーん、今日が今シーズンの藪漕ぎ始めか〜、ちょっと予想外 (;^。^A アセアセ…
でも、それほど濃くはない藪(個人的な感覚(笑))だったので、そのままムリムリと分け入ります。
後ろを人生初の藪漕ぎとなる人が一生懸命ついてきますが、
後ろにつきすぎると跳ね返りの藪が襲い掛かる、離れすぎると歩きにくくなる、
そんなこんなで結構苦労しているようでした(笑)。
そんな藪漕ぎをしながら山頂を目指して登って行くと、空が近く感じて山頂が近いと思ったあたりから、
根曲り竹+灌木の藪が濃くなってきて、これが厄介でした (;´▽`A``アセアセ
もうここまで来たら、強引でも進んで行くしかありません!
2m先が見えないような藪を突き進み、ポンと残雪の上に出て一休み。
少し雪渓の上を歩いて再度藪に突入し、もう一回出た雪渓で無事に山頂に届きました。
山頂は地形図にある通り少し細長く、ナカナカの展望もあり八甲田の山脈と新緑の絨毯を楽しむ事ができました。
景色を少し楽しんだ後で三角点探しです。
これまでの経験から、三角点の場所は地形図の通りで、そんなにピークにこだわっている訳ではないように感じていました。
地形図では細長い山頂部のホボ真ん中に印があったので、ピークを無視して探すと・・・・・藪の中に人工物の気配あり!
無事に二等三角点を発見する事ができ、今シーズン初の三角点タッチをする事ができました。
下山は藪を避け、雪が残る北斜面を下りて行く事にしました。
道路から見ると傾斜がよくわかりませんでしたが、実際に自分で下りると結構な急斜面です。
スキーなら楽しい斜面なんだけどな〜、などと二人で言っていると・・・・・ズル!
スパイク長靴のスパイクを食い込ませるため、ガツッと踵で蹴り込んでも気を抜くとヤバイです(~_~;)
二人とも何度か滑落しかけながら慎重にジグを切りつつ下りて行きました。
傾斜が落ち着いてきたあたりからは、遠くなるのは知りつつも、
歩きやすいのは断然雪の上なので残雪を縫いながら進みます。
地形図とコンパスであたりを付けて進んで行くと、目論見通り沢に出て、沢沿いに下りて行き道路に出ました。
そこからは無心で道路歩き(笑)。
車に戻ってからは私も行った事のないクダリ沼へ行ってみました。
それなりに綺麗な沼の話しは聞いていましたが、私の思惑は水芭蕉(笑)
水芭蕉慣れしていない家内に間近で見せたいな〜と思ったからです。
クダリ沼に付いてから少しウロウロすると、やっぱりありました!
沼に流れ込む小さな流れにニョキニョキと(笑)
その脇でノ〜ンビリと昼食を食べ、帰りは蔦温泉まで足を延ばし、まったりと汗を流して帰路につきました。
って事で、藪も経験してもらったって事は・・・・・沢の準備完了〜!って事ですね(笑)
でも少し時期的にまだ早いかな?
来月あたりからは行きますよ〜♪
※komadoriは少々多忙のため、まだ記録に着手できていません。
後程感想を書いてくれると思いますが、とりあえず記録を公開しておきます。
人生、初 でした
というか、青森に来て以来、いろいろな人生初ばかりですが…
登山道でないところも丹沢あたりでは歩いたりもしました、が、強烈なやぶの中を歩く経験はありませんでした
わさわさした藪は「行き止まり」として認識してきました
まだ八甲田の森の底には雪が残っている
今限定の山に行ってみる、それも楽しみ
北国は季節ひとつひとつが濃密です
驚きの種にあふれています
いっきに開くブナの黄緑の葉も
一斉に咲く花も
一気にすすむ雪解けと沢の目ざめも
やぶから受ける でこぴん は痛かった!
ずっこけてしがみついた根曲竹は強かった!
楽しい春の山でした
コメント
この記録に関連する登山ルート
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とうとう、やっちゃった!という感じですね。
これぞ青森の薮こぎ! を
これも経験と試練でありまして・・・
私はもう〜藪漕ぎはしたくありませんが
藪漕ぎで後ろを歩く距離って、微妙に測らないと「天国と地獄」の違いはありますね。確かに・・・
シト姉さん、コメントありがとうございます。
やっちゃいましたねぇ〜
でも、私が感じてる範囲だと、まだ短い部類だと思いま〜す
そのうち沢に連れ込んで・・・・・
立派な藪と戦ってもらう事に・・・・・
なっちゃうんでしょうね
赤沼〜松森〜蔦も良い季節かな?
本格ヤブはタケノコ採りで鍛えられますよ!
yamakakeさん、コメントありがとうございます。
あ〜、あの辺り!
確かにイイ感じの季節でしょうね
タケノコですね
いつどこにするか検討中です
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